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2026.05.24

DIALOGUE+主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”開催記念 短期連載![最終回 “DIALOGUE+Festa!!”ライブレポート]

DIALOGUE+主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”開催記念 短期連載![最終回 “DIALOGUE+Festa!!”ライブレポート]

DIALOGUE+初となる主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!!”。昼の部「DAY stage」は“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”と題し、リスアニ!が全面協力し、KOTOKO、青木陽菜をゲストに迎えての開催となった。
そんな記念すべきDIALOGUE+の初主催音楽フェスの開催に合わせた短期連載、最終回はいよいよ“DIALOGUE+Festa!!”当日の模様をレポート!鼎談企画にも登場した2人も出演したDAY stageはもちろん、DIALOGUE+の総合プロデューサー・田淵智也や、楽曲提供を通してDIALOGUE+との縁も深いパスピエと多次元制御機構よだかが出演したNIGHT stageの模様も合わせてお届け。熱くて楽しい、音楽の醍醐味に溢れた1日の模様をお伝えする。

PHOTOGRAPHY BY 金子弘
TEXT BY 須永兼次

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【連載】DIALOGUE+主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”開催記念 短期連載!

キュートに!そして、パワフルに!互いの魅力をぶつけ合ったDAY stage

DAY stageでは、まずは前説としてDIALOGUE+から稗田寧々・鷹村彩花・村上まなつの3人が登場。観客へ諸注意を伝えながらライブへの空気を高めていき、ライブの幕開けを飾るべく青木陽菜がステージに立つ。

青木はタンバリンを手にしてステージに登場し、「メグリメグル」からライブをスタート。そのタンバリンを用いた振付も交えながらまずはポップに盛り上げ、フロアはもちろん2階も含めて会場全体と視線を交わして自身のステージへと引き込んでいくと、「踊れ!」のシャウトと共に「カラフルエモーション」に突入。自らも跳ねてオーディエンスを煽ったりと心底楽しそうにしながら、みずみずしい歌声を会場中に響かせていく。それに続いたハードかつシリアスな様相呈する「ワールズエンドトリガー」ではうってかわって歌声にも表情にもシャープさが。更にDメロではお立ち台に足を掛けて刺々しくもスタイリッシュなラップも披露。冒頭2曲とは違う、攻撃的な側面でも心を捉えていく。

そしてMC中にギターを持つと、「本日はトップバッターなので、会場を温めないといけませんから!」と意気を上げ「ODD」へ。ギターをかき鳴らしながら凛とした表情で、涼やかさと強さを持たせた歌声で歌い出しガラリと空気を変えていく青木。ハイトーンな部分も地声で力強く突き抜けながら、1曲を通して切実さも表現していくと、更にロッキンな「ロック御中」へ。サビではとりわけ荒々しくパワフルなボーカルを響かせれば、間奏明けには頭上クラップも通じて場内に更なる一体感を巻き起こす。そして響き始めたギターリフとリズムをバックに、お立ち台から「何も気にせず、すべて忘れて、全力で叫べー!」とシャウトし「マズルフラッシュ!」がスタート。実に楽しそうにギターをかき鳴らしながら、セリフ調の部分をはじめ、ちょっと勝気で跳ね馬なボーカルや表情でオーディエンスを翻弄し虜にすれば、1-Bメロでは大きなコールを巻き起こしてさらに場内に熱い空気をもたらす。またDメロでは一転して凄みのあるがなりを効かせるなど、変幻自在なボーカルパフォーマンスを展開。そのうえでコーレス部ではクラップとともにコールを巻き起こし、アツくて楽しい1曲を作り上げた。

ソロの出番のラストナンバーとして披露したのは、「wantの感情」。青木は間奏やイントロではギターをプレイしながら場内を見回し、2サビではオーディエンスを指差したりしながら会場全体に“音楽の楽しさ”を充満させていく。そして最後には、なんと「ってことでよろしく!」とDIALOGUE+の「大冒険をよろしく」ラストのセリフを引用。非常に粋な締めくくりで最後まで沸かせてくれた。

そしてここでステージに稗田が登場し、リスアニ!で田淵を交えた鼎談を行なった2人が揃ってトークを繰り広げると、そのままコラボへと展開。その楽曲はなんと、UNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」!ユニゾン愛を公言する青木が、田淵本人も観ているはずの会場でカバーするというレアすぎる機会に、青木も歌唱前に「本当にすごいことだから!」と口にするほど。しかしいざ曲が始まれば、2人とも実に楽しそうに跳ねながら、各々の個性を発揮しつつ確かな芯と清涼感を兼ね備えた歌声を披露。1-Aメロでは稗田がソロを歌う横で青木がエアギターをしながらステップを踏むなどこの場でしか見られない光景をみせながら、終盤のフェイクによる掛け合いなども含めて非常に充実した、「ただ一緒に歌う」だけではないコラボで楽しませてくれた。

それに続いて登場したKOTOKOは、まずはリスアニ!での鼎談で田淵が“(ゲームソング界の)象徴的な1曲”として挙げた「さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~[2022mix]」を披露し、いきなりフロアから大歓声と大きなコールを沸き起こす。そんな最高の反応をみせるオーディエンスへ向けてKOTOKOは、リリースから20年以上を経ても色褪せない魅力的な歌声をもってキュートさを振りまく。そうして一気に会場中の心を捉えて投げキッスと共に楽曲を締めると、続く「Princess Bride!」でも振付も交えつつキュートさを前面に立てて届けていく。すさまじいコール巻き起こるなか、引き続き往年の名曲を通じて“今”の彼女のすごさや力も提示する形だ。

そしてMCを挟んでもう1曲キュートに、更にそこに爽やかさも加わった「Princess Brave!」を歌唱。今度はステージの両サイドまで赴いて、観客の更に近くで歌声とパフォーマンスを届けていき、最後はファルセットも用いて美しく聴かせてみせると、次曲のイントロのピアノとともに観客からは喜びのどよめきと歓声が。それは、続く1曲が往年の名曲「Face of Fact」だったから。ここからはサウンドにややハードさも加わり、徐々にかっこ良さや強さが前面に出るステージへとシフト。KOTOKO自身の表情や歌声も自然と凛としたものへと変化し、涼やかさもあるサウンドにマッチする力強い歌声で魅了しながら、ここまでと異なるアングルから場内を呑んでいく。

だが、これはまだまだピークではない。続く「Re-sublimity」のイントロが流れた瞬間、フロアはさらに沸く。その歓声とサウンドに包まれながら、ライトに照らされたKOTOKOは上方を見やってじっくり楽曲に没入し、「ここからはアニソンだー!」と高らかに宣言。更に力強さを増した歌声を轟かせていき、大サビではラストのロングトーンを空へと高く高く伸びていくように突き抜けさせるという、圧巻のボーカルパフォーマンスをみせてくれた。そして、ラストナンバーももちろんアニソン。歌うは「Light My Fire」だ。場内のアニソンファンはペンライトの光をすかさず赤へとチェンジすると、そんな光景を前にKOTOKOは、これまで以上に刺々しさや荒々しさを感じる歌声で更に圧倒。サビではそれに呼応したオーディエンスから大きなコールも送られると、大サビではお立ち台に登って歌声を場内へと力強く轟かせ、ジャンプエンドととともにソロの出番は終了。6曲を通じて自身の多彩な表情をシームレスに、しかもそれぞれを実に魅力的に提示する、実に無駄のない流れ。鼎談で語った“「1位になりたい」欲”に偽りなし!と感じさせる、充実のステージだった。

そしてここで、「七転八起☆至上主義!」のイントロに乗せて鷹村と村上が登場し、コラボへと突入。イントロ中にはステージ上の3人がヘドバンを行ない、オーディエンスを巻き込んでいく。この曲では特に村上の歌声のサウンドとのマッチングが良好で、パワフルに楽曲を彩っていたのが印象的。そしてステージ上のKOTOKOと鷹村・村上は、時折視線も交わしたりとコミュニケーションも取りながら、2サビ明けの間奏では3人がステージ上3つのお立ち台に分かれて笑顔で煽るなどしてラストまでコールも巻き起こしながら見事に盛り上げてみせた。

そしてトリを飾るDIALOGUE+は、ハードな楽曲「Super Sonic Loguenizer」から出番を始める。歌声はそれぞれに力強さを発揮した迫力あるものとなり、そのうえでラップ部分や2-Bメロなどでは緒方佑奈が巧みなボーカルワークで惹きつける。またダンスもスピーディかつ美しいフォーメーションも交えつつ魅せていき、4対3の構図になってのダンスパートでは、1人ずつフィーチャーされる瞬間の生かし方など細部に至るまで詰められたパフォーマンスをみせた。それに続く「ロックンロール!」からはハイスピードな楽曲に乗せて、時にはわちゃわちゃ感も持たせて明るく盛り上げにかかる。この曲で特に印象深かったのは、内山悠里菜のソロ。柔らかな声質というイメージの強い方も多いかもしれないが、1サビでの歌声には確固たる力強さがあり、この日はその他の曲でも歌声に厚みが増していた。更に「ユートピア学概論」でも前述のわちゃわちゃ感は保ちつつ、大サビで鷹村が両手ピースを入れ込むなどキュートさもプラス。ここでは飯塚麻結が1サビで切れ味抜群のダンスをみせたかと思えば、直後のソロでも鮮烈にボーカルを突き抜けさせ、彼女もまた充実ぶりを感じさせてくれた。

MCを挟んで披露した「人生イージー?2023」でも、大サビで村上がひときわ高く跳ね上がったりと高まりを感じさせながら場内をポジティブに盛り上げていく……と、その雰囲気をガラリとハードに変えたのが「僕らが愚かだなんて誰が言った」。楽曲序盤における悲しみを伴わせたソロのボーカルリレーでの表現も巧みに聴かせつつ、ダンス面でも再び硬質な力強いパフォーマンスを披露すれば、それに続けたのは「奇跡は起きない」。TVアニメ『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』1期・2期のED主題歌を連続で畳み掛ける。序盤では歌声に繊細な優しさを込めて、ダンスもチームワークを生かしてしなやかに魅せゆく。だがサビは一転して、冒頭で感情を爆発させるような猛々しい蹴りから始まり、高音の多いメロディをファルセットも用いて美しさも感じさせつつ、心の叫びのような力強さと両立させ的確に楽曲を表現していった。

曲明けのMCは村上が進行。青木とKOTOKOのパフォーマンスを称賛し、「人数が多いからこそのダンスと生のハモリ、これをDIALOGUE+の魅力としてこの後もたくさんお届けできたら!」と後半への意気込みを語って「おもいでしりとり」からラストスパートへ。狭い範囲で斜めにすれ違うなどといったメンバーの連動した緻密なフォーメーションワークやハーモニーの美しさなど、言葉どおりのまさに“DIALOGUE+の真骨頂”を存分に発揮してみせると、続く「ガガピーガガ」ではときにファニーさもにじませながら、コロコロ表情を変えてポップに盛り上げていく。さらに「イージー?ハード?しかして進めっ!」では、ハイトーンボイスの魅力を存分に発揮しキュートさでも聴かせる守屋を筆頭に、自然と各々の個性をあふれさせてポジティブに盛り上げると、ラストナンバー「じょいふるしあんてっ!」で場内はもう一段上の盛り上がりへ。冒頭気持ちよく巻き舌を決めた稗田は、ダンスの面でも1サビ「やっぴー!」に合わせた横蹴りの角度が1人90度をゆうゆう超えており、自然と視線を引き付けさせる。そんなこの曲でも的確にフォーメーションを変えながら、引き続き賑やかなステージングでフロアを沸かせ、DAY stageを締めた。

次のページ:三者三様の魅力が、“縁”で繋がったNIGHT stage

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