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2026.08.17

幕張の地で、アニソンファンを次々沸かせたアニソンアーティストたち!“Animelo Summer Live 2026 -Messenger-”DAY1 レポート

幕張の地で、アニソンファンを次々沸かせたアニソンアーティストたち!“Animelo Summer Live 2026 -Messenger-”DAY1 レポート

7月10日、幕張メッセにて“Animelo Summer Live 2026 -Messenger-”(以下、アニサマ2026)のDAY1が開催。毎年夏の恒例となった世界最大級のアニソンフェスは、昨年まで17回連続で使用してきた“さいたまスーパーアリーナ(現:GMOアリーナさいたま)”の改修工事の影響もあってか今回は時期と場所を変更しての開催となったが、今回もデビュー1年未満のフレッシュなユニットからベテランまで、多彩なアーティストがそれぞれのアプローチでアニソンファンを沸かせていった。

TEXT BY 須永兼次

恒例のOPコラボは健在!熱狂のコラボから“アニサマ2026”は幕開け

今年も本編前に、オープニングアクトに選出されたアーティストがステージを飾り、会場中のアニソンファンの心をまずは温めていく形に。DAY1は、昨年に続いての出演となる二者が担当。まずは、こまいぬが元気いっぱいの挨拶と共に登場。昨年のステージでの感激を熱量いっぱいに語り、「春夏秋冬にお願い♡」をパフォーマンス。愛らしいダンスに乗せてキュートさ溢れる歌声を聴かせていき、披露直前にレクチャーした合いの手を通じて確実にオーディエンスのテンションを上げていく。また、続く水瀬ななも声出しを先導してから、オリジナル曲「ナナイロミライ」を歌唱。未来を向いたポップなナンバーに瑞々しくも強い意志を感じる歌声を乗せて、オーディエンスに“ワクワク”を抱かせることで、本編への期待も高めてみせた。

そして開演時間を迎え場内が暗転すると、リズムに合わせてライトが明滅し、OP映像が上映。サイダーを思わせる爽やかな映像演出に乗せて、DAY3の出演者でもあるMOTSUのナビゲートボイスとともにこの日の出演者が紹介され期待感がピークに達したところで、OP映像明けに「GATE〜それは暁のように〜」が演奏スタート。それが鳴り響くなかゆっくりリフトUPで登場したのは、岸田教団&THE明星ロケッツのボーカル・ichigo、そして東山奈央。この曲がオープニングを飾るTVアニメ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』のメインキャラであるレレイ・ラ・レレーナを演じる彼女が、スペシャルコラボで登場だ。
猛々しい演奏と鋭く刺すようなichigoの歌声、そして柔らかさもありつつ芯には確固たる強さが存在する東山の歌声とが、1曲目から観客のボルテージを爆上げ。やがてボーカル2人はステージ外縁を動きながら歌唱して、360°使えるメインステージの形状を早速生かしていきなり場内に熱気を渦巻かせてみせた。

そして東山の降壇後、岸田教団&THE明星ロケッツ単体としての出番は「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」からスタート。自身の初アニソンを力強く叩きつけて場内を真っ赤に染め上げれば、2コーラス目にはichigoがサブステージ側にも赴くなどしてこの大会場をもれなく掌握し、疾走感そのままに「nameless story」も引き続きパワフルに演奏。そんなこの3曲を通じて、なるほど確かに幕開けでスタートダッシュを決めるためには、このバンドはあまりにも適任すぎる――と自然と感じるようなアクトだったように思う。
曲明けには、リーダー・岸田(Ba.)が昨年15周年を迎えたバンドについて「幾度も危機に見舞われたことがある」と語ると「4人でもこれなのに、アニサマが大変じゃないわけがない」と感謝と敬意を表し、その“新しいアニサマ”に向けて「自分たちの中で『より新しいものを作ろう』という気持ちを込めた曲を」と想いを語って最新曲「レベルを上げて物理で殴る」の披露へ。メタル調のハードさをもったこの曲、イントロでichigoがリズムに合わせてその場で回ると、高ぶらせた感情を再びボーカルへと装填。歌声でも演奏でもたまらないパワフルさを炸裂させ、強度の高いサウンドでハートを殴りつけるかのような迫力をもって、またもオーディエンスに衝撃を与えてくれた。

それに続いたのは、3年ぶりの出演となるharmoe。岩田陽葵と小泉萌香がトロッコに乗り登場すると、「旅しよ!don’t you?」を甘くも瑞々しいボーカルで歌いながら、笑顔を振りまきつつ手を振りながらそのトロッコで幕張メッセを“旅”する形に。そして終着点となったメインステージに到着してからは、磨き上げたダンスパフォーマンスでも魅せていくと、さらにもう1曲「トゥインクル・デイズ」も披露。自身の5周年を飾るアルバムにも収録されるこの曲では、ダンサーと共に全方位へとパフォーマンスを発信。サビでは鏡合わせのようなダンスも息ピッタリにみせれば、歌声の面でもハーモニーも交えて、美しさや華麗さを感じるパフォーマンスを展開。終盤はサブステージへと移動して会場全体に正対し、改めてダンスで魅せて出番を終えたのだった。

そして「ワールズエンドトリガー」のイントロが流れるなか、ソロとしては初アニサマとなる青木陽菜がメインステージに登場。瑞々しくも広がりをもった歌声に、ラップ部分など欲しいポイントにソリッドさや攻撃性も伴わせてシリアスな雰囲気の楽曲を彩り、オーディエンスをノセていく。歌唱後には、「今日ここで鳴らす歌声が、誰かの心を撃ち抜く銃声のように、あなたの元へ届きますように」の言葉に続けて最新曲「Ephemeral」の披露へと移る。一段高くせり上がったメインステージから、普段自身のワンマンでは見られない青の光の海を見渡しながら歌っていく青木。楽曲にマッチする涼やかな歌声を響かせながら、ハードさもあるナンバーを力一杯歌い上げる。間奏ではオーディエンスのコールを煽り高めていくと、大サビ冒頭ではドラムに合わせて前蹴りも決めたりと強さも伴わせてこの曲を届け切り、「またね!」の言葉と共に締め括った。

続く岡咲美保はトロッコ上に登場し、ダンサブルなナンバー「JOY!!」で出番をスタート。笑顔で観客へ手を振りつつ歌唱しながら、トロッコ上にもかかわらず、サビではダンスの身振り部分もしっかり盛り込んでいく。またメインステージに到着してからは、この曲ならではの跳ね感あるパフォーマンスを披露し、黄色に輝くペンライトの海を惹きつけてみせる。曲明けには、MC中にダンサーから扇子を受け取り、それを振付に用いた「アンビリバボーアンセム」へ。メインスクリーンに表示されるフレーズに合わせて、幕張メッセには楽曲冒頭からコールが大きく響き渡っていく。そのなかにおいて岡咲自身は、上手側・下手側の両サイドを向いてパフォーマンス。そのベースとして引き続きキュートさやハッピーさをもたせ、MCで語った「ワンマンにも来てもらえるように」の言葉に違わぬ“取りこぼさない”ステージを展開してみせると、「最後の曲」と予告して始めた「ペタルズ」で場内の熱狂は一段と加速。冒頭から軽快なダンスを交えたかと思えば、ステージ縁を歩いてオーディエンスと楽しくコミュニケーションを取りながらの歌唱に。その一方でDメロでは広がりある歌声を場内に響かせ、ここまでとは違う魅力も覗かせると、最後には再びキュートなパフォーマンスで盛り上げ切っていった。

……と、曲が終わってもステージにはまだ岡咲が。「ペタルズ」が「“ソロは”最後の曲」だったことを明かすと、コラボ相手としてRAISE A SUILENのボーカル・Raychell(レイヤ役)を呼び込み、往年の人気ボカロ曲「ブリキノダンス」でコラボ!岡咲は自身のミニアルバムで、RASもスマートフォン向けゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』でそれぞれカバーしている曲でのカバーと相成った。イントロ中には2人とも凛とした表情で花道からメインステージへと歩んでいくと、Raychellに加えてこの曲では岡咲も歌声で鋭さや力強さを感じさせる場面も。またサビでは2人が向き合ってボーカルをぶつけ合う場面もあり、その光景も含めて実にアツい1曲を作り上げていた。

次ページ:歌や言葉で表現される、アニサマへの、アニソンシーンへの想い

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