――カップリング曲「Game Changer」は第7回ガルパ杯個人戦決勝の課題曲としてサプライズで発表された楽曲。「どきどきデエト」のかわいい感じとは一転して、かっこいいポピパが前面に出ています。
愛美 この曲はガルパ杯のために作られた曲で、リアルライブでの再現性というよりは「ガルパ」での難易度重視で制作しているらしくて。
大橋 そうだったんだ!
大塚 でも『バンドリ!』はわからないですよ。そう言いながら「弾いて」と言われることがありますから。
愛美 私はやりたいと思っているんですよ!
大橋 でも、ライブでこの曲をやったら確実に盛り上がるよね。めっちゃかっこいいもん。ポピパの新境地って感じ。
愛美 そう、希望のような楽曲。でも、演奏する側としては希望と絶望を兼ね備えた曲かもしれません(笑)。
大橋 「TARINAI」でぐったりした後にこの曲が来たから「うわーっ!」ってなった。「Drive Your Heart」でも「うわーっ!」ってなってたのに。
愛美 でも「Drive Your Heart」も乗り越えられたからね。あの曲も実際に演奏してみると「あれ?結構きついな……?」ってなるんですよ。速いし言葉も詰まっているので、歌いながら演奏しているとパニックになりそうで。多分「Game Changer」はそれよりさらにヤバいと思います。
大橋 でも本当にかっこいいし、聴く分にはすごく楽しい。神曲だと思う。
大塚 コーラスもみんな地声で歌っていて、最後の“We Are The Changers!”のところは音域がハイG(ソ)まで出ているんです。それを全員がミックスで張り上げて歌っているのを聴いて、やっぱりみんなタダモノじゃないなと思いました。この曲を超えることで、いつか本当に5人でスーパー戦隊みたいになれるんじゃないかなって。
愛美 ライブで披露するかはともかく、練習はし続けておかない?リハで毎回、少しずつ触る感じで、「今日はイントロだけ習得しましょう」って少しずつ進めていくみたいな。
大橋 なるほど!
大塚 それいいですね。
――この楽曲は「ガルパ」で最高難易度の楽曲レベル30に設定されていますが、それくらい難易度の高い楽曲であると。
愛美 歌う時も口が回らなかったので。
大塚 特にサビ頭がヤバすぎ。早口言葉かと思った。
大橋 Eメロの“昔々あるところに”の3連みたいなリズムのところもめっちゃムズくない? 「これ、小節どうなっているんだ?」ってなった。
愛美 あと、とにかく(音が)高いので、声がヘナヘナにならないように、芯を持たせることを意識して歌いました。高い声はどうしても薄くなってしまうので。そういえばこの曲は過去最高に区切って録ったかも。「ちょっと休ませてください」ってめっちゃ休憩しながら録った記憶がある(笑)。ライブでは通して歌えるように練習したいです!
――歌詞に込められたメッセージについてはどう感じましたか?
愛美 「Game Changer」っていい言葉だなと思いました。「盤面を変える」とか「今の常識を打ち破る」というチャレンジ精神や希望の光みたいな意味合いに私は感じていて。それとおらついてるところもいいなと思いました(笑)。おらつきってポピパにあまりなかった要素だから、すごくいいなと思って。
――みんなを牽引するような力強さがあって、『バンドリ!』10周年を超えたその先でポピパがこの曲を歌ってくれることにエモさを感じたんですよね。やっぱり『バンドリ!』の大黒柱はポピパなんだなって。
大塚 ここ数年の傾向として、歌詞の対象が自分たちや仲間から、聴いてくれるみんなへ視野が広がった感じがするんですよね。10年を経てガンガン始まりを歌っていく姿勢も好きですし、私は2番の“前にあるものだけ信じ すべてを愛で塗り潰せ!”という歌詞にすごくグッときて。大人になっていくごとに「信じる」のは難しくなっていくと思うんですけど、その中で「信じることは愛だよ」ということをこの2行で簡潔に伝えてくれていて。精神力を感じる、めちゃくちゃいい歌詞だと思います。
大橋 この曲をポピパのみんなが作ったのかと思うと、これまでの「ガルパ」のストーリーで重ねてきたみんなの人生経験の分厚さがしっかり出ているんだろうなって思いますよね。難しい言葉も使ったりしていて。こういう挑発的な楽曲をポピパがやるのは、新鮮ですごくいいなって思います。CDにはインストも収録されるので、ぜひ隅々まで聴いてほしいです。
大塚 えー!どんなフレーズを弾いてるのかバレるじゃん(笑)。でも、ライブで演奏できるように頑張ります。
愛美 いつかやりたいです!
――本SingleのBlu-ray付生産限定盤には、今年1月に開催されたポピパのワンマンライブ“Poppin’Party New Year LIVE「Happy BanG Year!!」”の映像を収録。ライブを振り返っての感想と見どころについてお聞かせください。
愛美 演出がすごく面白いライブになりました。お正月らしくすごろくの要素を盛り込んで、キャラクターの柄の凧が飾られていたり、ステージに鳥居のセットがあってお参りができたりと、目で見ても楽しいライブになったんじゃないかと……そう!目で見てもと言えばですね、あの日の愛美、すごく盛れてたんですよ(笑)。CMとかで映像が流れるのを観るたびに「今までで一番かも!」と思うくらい、この日のビジュが好きなので、ぜひ、注目してください!
――愛美さん好みの愛美さんが観られると(笑)。お二人はいかがですか?
大橋 個人的にはこの日にライブ初披露した「Drive Your Heart」が演奏の山場でした。ツーバスでドコドコし続ける曲はポピパで初めてで、シンプルといえばシンプルなリズムなんですけど、BPMが早くてずっとドドタンドドタンっていうリズムをキープするのは初めての課題だったので、ドキドキしました。それとファンの皆さんが一緒にコーラスを歌ってくれた光景もすごく印象に残っているので、映像で観るのが楽しみです。
大塚 私はこの「どきどきデエト」のSingleに世界観がぴったりなライブだったと思います。最近は周年だったこともあって、ポピパのバンドとしてのテーマ性に沿ったライブが多かったなかで、このライブではちょっとオフっぽい日常のかわいらしいポピパを表現できたんじゃないかなと思っていて。衣装も和風でかわいいし、セットリストも一緒にウキウキできるような内容になっているので、「どきどきデエト」が好きな方にはきっと気に入ってもらえるんじゃないかなと思っています。
――セトリのトピックで言うと、「切ないSandglass」も発表から約7年の時を経てようやくライブ初披露となりました。
大塚 セトリ会議では毎回候補に挙がっていた曲だったんですけど、季節感のある曲でもあるので、なかなかタイミングが合わなくて……いつの間にか7年も温めていました(笑)。
愛美 温めに温めたよね。そしてようやく「時が来た」っていう。今回は何でもできちゃうようなバラエティに富んだコンセプトのライブだったので、いいタイミングだったのかなって。衣装的にも雰囲気に合いますし。
大橋 うん、和な感じで。披露する直前、映像でめっちゃ煽ってたもんね。「待望のあの曲が!」みたいな(笑)。映像が流れるのは知ってたんですけど、「こういう映像流れるんだ」と思って。
愛美 あの映像は私と彩沙がプロデューサーさんに「盛大に煽ってほしい」とお願いして作ってもらいました。
大塚 そうだったんだ!とにかくいろいろなことをやってバラエティに富んでるので、見どころはたくさんあると思います。
大橋 「Yes! BanG_Dream!」も2回やってるし。
――ライブ本編の1曲目とアンコールの1曲目に演奏して、すごろくの“ふりだしに戻る”を上手く表現していましたよね。皆さんの動きや装いも1回目と2回目で微妙に違っていて。
大橋 そうなんです。みんなそれぞれちょっとずつビジュアルが違ってて違和感を演出するっていう。
大塚 私は見た目で変えるところがなかったからギターのフレーズをちょっとだけ変えました。プロデューサーの方がいろいろアイデアを出してくれて。はっしー(大橋)は「サングラス似合うんじゃない?」みたいな感じだったよね。
大橋 うん。ドラムを叩きながらできる変化を考えた結果、一番はそれかな、みたいな。
大塚 確かに。似合ってたね。
大橋 イェイ。
大塚 派手なサングラスかけてたからパリピ風になった(笑)。
――アンコールでRoselia「FIRE BIRD」のカバーを披露したのにも驚かされました。
愛美 「DREAMS GO ON」の開催が決まっていたので、それへの繋ぎとして、バンドリーマー(『バンドリ!』ファンの総称)の皆さんに喜んでもらいたくてセトリに入れました。
大塚 私が提案したのですが、最初は「新年だし燃えてたらいい感じかな?」くらいの軽い気持ちでした(笑)。でも実際に演奏してみたら、生音の演奏が露わになりすぎてビビりました。私たちがやるとこんな感じになるんだと思って。
――ばっちりかっこよかったと思います。ちなみにライブの冒頭でおひとりずつ書き初めを披露していましたが、その2026年の目標は現時点では達成できていますか?
愛美 私は「モグモグウマウマ」だったので、毎日モグモグしてますね。絶好調に実現しています。ちょっと目標のハードルが低すぎたかも(笑)。
大塚 私も「命」って書いたからハードルが低い。命を無くさなければそれでOKなので。
大橋 私は「パン制限」って書いたんですけど、昨日パン食べましたね。
愛美 あれ?(笑)。
大橋 あの書き初めは、私が毎年好きなものを制限して運気を上げるゲン担ぎをやっているのと、沙綾がパン屋さんというのを掛けて「パン制限」って書いただけだから、別に私がパンを制限するわけじゃないし、沙綾がパン制限するわけでもなくて。私がやってることと沙綾のキャラ性を絡めたギャグ、みたいな(笑)。
大塚 そんな深い理由があったんだ
大橋 そう。私が実際に今年制限しているのは塩ラーメンなので。塩ラーメンはちゃんと食べてないです。
愛美 それは味噌ラーメンなら食べていいってこと?
大橋 うん。些細な我慢です。塩つけ麺もOK。塩うどんもOK。
愛美 えー!つけ麺は最早ラーメンやん(笑)。
大塚 みんなちゃんと考えてたんだ。私ももうちょっと考えとけばよかったなあ。
愛美 しかも漢字を間違ってたらしいよね?
――「命」の横棒が一本足りていませんでした。
大塚 ということは「命」も足りてない(笑)。もう30歳なのに小学校で習う漢字を間違うなんて。皆さんはそんな大人にならないように気をつけてください!
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