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REPORT

2025.12.03

充実の内容とチケット完売でリベンジ成功!まだまだ勢い止まらぬ姿を示した“i☆Ris 13th Anniversary Live -TITLE MATCH-”レポート

充実の内容とチケット完売でリベンジ成功!まだまだ勢い止まらぬ姿を示した“i☆Ris 13th Anniversary Live -TITLE MATCH-”レポート

かっこ良くて、かわいい、唯一無二の輝きを放つステージ――それは、13年間全力で走り続けてきた5人だからこそ形にできるものだった。それを目撃できたのが11月15日にぴあアリーナMMにて開催された“i☆Ris 13th Anniversary Live -TITLE MATCH-”。今回のライブは「ファンとi☆Risとの戦い」をコンセプトに据え、昨年開催された12周年ライブ“i☆Ris 12th Anniversary Live–初☆アリーナMM(マジみて)–”で達成できなかったチケット完売を目指した“リベンジマッチ”だ。そんな大目標に再び立ち向かったi☆Risは、見事チケット完売を達成。その期待に違わぬ、いや、それを上回る素晴らしいパフォーマンスをもって、2つの意味で“勝利”を成し遂げた。本稿ではその大興奮のライブの模様をたっぷりお届けする。

PHOTOGRAPHY BY 上飯坂一 さいちょー
TEXT BY 須永兼次

意表をついた“先制攻撃”から始まる、全力の戦い(=ライブ)

まずは開演前から、i☆Risからの“先制攻撃”。ぴあアリーナMMの客席の大部分がセンターステージと、そこから伸びる花道によって四角く囲われており、さながら“リング”のような形となっていた。さらに開演前影ナレーションでも、真っ先に「何があってもステージにタオルは投げないでください」と明言されるなど、細部までコンセプトを大事にしていることが伝わる。ハードなロックが中心の客入れBGMがそのムードを高めれば、ファンも楽曲に合わせてコール。アップが万全に整ったところで、いよいよ“開戦”の時を迎える。

リングアナ・MOTSUのナレーションと共に、メンバーがイメージカラーの“コーナー”から1人ずつ登場。ガウン風の衣装をなびかせながら観客のすぐそばを練り歩いて“リングイン”しセンターステージに集まると、最初に披露したのはなんと「Platonic」! 選曲の面でも意表をつき、360°ぐるり囲んだファンへと高いパフォーマンス能力をお見舞いする。スタイリッシュなダンスに加え、2コーラス目のラップ部分で茜屋日海夏がスタイリッシュさを、久保田未夢がキュートさと小悪魔さをみせれば、2 -Bメロでは若井友希のなるようなボーカルワークも心に爪痕を残すなど、随所で各々の個性を発揮していく。そこにもう1曲、魅せるナンバー「Spending」を畳み掛けるi☆Ris。イントロでの「ぴあアリーナー!戦う準備はできてるかー!?(若井)」「i☆Risちゃん本気ぶつけるからついてこい!対戦よろしくお願いします!(芹澤優)」との宣戦布告から幕を開けたこの曲は、引き続きクールなボーカルとパフォーマンスをみせながらも、花道を移動しながらのファンとのコミュニケーションでは一様に笑顔を咲かせる。メインステージに揃ってからは再びスタイリッシュなステージングで魅了。その堂々たるパフォーマンスを通じて早くもこの大会場をモノにした5人の姿には、昨年からのさらなる成長を感じた。

そしてここでガウン風の上着を脱ぐと、2019年の全国ツアー“i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~”のロゴとともに、そのテーマ曲「ありえんほどフィーバー」から“最高の瞬間”を作るためのぶち上げゾーンがスタート。冒頭2曲で圧倒した観客を今度は巻き込んで熱く高まっていくと、続く「ドリームパレード」でもパワフルかつきらめくダンスを展開。2-Bメロ、茜屋がソロパートを担う部分の歌詞は、やはりぴあアリーナが似合いすぎるもの。これもまたファンの胸を熱くさせたのではないだろうか。その茜屋が2サビ後の間奏、ダンスの冒頭で軽々と高く跳ねた姿も、そこからの流れも相まってとりわけ印象的なものだった。

そしてドラムのリズムをバックに山北早紀がMCを先導。「今日しかないこの日を、最後まで楽しんでいきましょー!」と呼びかけて自己紹介曲「5STAR☆(仮)」へ。ここで、MC中に花道に散らばっていた5人の足場がゆっくりリフトアップ! 3階席ほどの高さまで上昇し、会場中を埋め尽くす観客へ戦う前の“名乗り”を行う。また、メンバー紹介部分をこの日は普段MC中に行われる口上とコーレスを絡めた一言挨拶にアレンジ。序盤のライブの流れを止めない面白い試みだ。近くでファンと視線を交わしながら楽しそうに歌声を響かせていく5人は、最後に中央を向いて指差しを交わし、そのラインで大きな「☆」を描いて楽曲を締めた。続く「Make it!」では、リフターから降りた山北と久保田がメインステージに、芹澤・茜屋・若井がセンターステージに移動し、分かれてのパフォーマンス。落ちサビでセンターステージの3人がかがんだり中腰になることで、正面から観ると立体的で奥行きのある1つのステージに感じさせるものに。様々な場所でパフォーマンスを行い、彼女たちが脚光を浴びるきっかけの1つになったアニメ『プリパラ』最初のOPを通じて新たな見せ方を提示してみせた。

曲が終わるとメインスクリーンにはライブロゴを用いたレトロな格闘ゲーム風の画面が。続いてキャラセレクトにより山北と久保田が選ばれると、ソロ曲での“対戦”がスタート。まずは先攻・山北が「#さきさまかわいい」を、歴代の周年ライブの衣装を身にまとった“山北ダンサー”をバックに披露。1サビ明けにはおなじみの「ぷい!」のポーズを入れ込むなどかわいさ全開のアイドルらしいステージを通じて場内の空気を完全に掌握。“みどりの王国”と化した場内には「かわいい!」コールが幾度もこだまする。また、スクリーンにカラオケ風に歌詞を表示する演出も。単なる面白さのみならず、初見のオーディエンスや、他メンバーを単推ししているオーディエンスへの配慮としても良好なものだった。

曲明けには対戦相手・久保田がイヌ耳をつけて登場して山北とトークでやり合うと、その間に山北ダンサーが犬の衣装にチェンジ。彼女たち“わんわんおーこく民”を従えた久保田による「Lovely Time」が始まる。うって変わってオレンジ一色に染まった客席を前に、キュートさとエネルギーをあふれさせ躍動する久保田。楽曲中盤では、彼女らを従えてステージを行進するなど、こちらもこの日ならではの見せ方で対抗する。2サビ明けの間奏では「騒ぎまくれー!」の力強い煽りに合わせてまたも場内にコールが響き渡り、盛り上がりに盛り上がった結果バトルの判定はDRAWに。

さて、ここからは一旦“ハーフタイムショー”として撮影OKのパートがスタート。久保田以外の4人もそれぞれ異なる動物の耳をつけて再登場し、キュートな楽曲を立て続けに披露していく。その幕開けを飾った「Cheer up」では、ポンポンを手にしながら弾むリズムに乗せて軽快にパフォーマンス。そのポンポンの動きを連動させるDメロなど、チームワークも絡めてしっかり見せていけば、「Heart Poppin’」でも引き続き軽快に、楽曲に沿った細かいダンスを交えつつ披露。甘めに振りながらも透明感がある、良い塩梅の歌声もこの曲の持ち味をさらに引き立てる。ここでは特に若井のパフォーマンスが印象深いものに。腰の振りの大きさが一際映えていたり、落ちサビでカメラに抜かれた際にキメたウインクなども自然と目を引くものだった。

その甘さがさらに増したのが、ライブ定番曲の1つ「ハートビート急上昇」。二手に分かれて花道を歩きながら、1サビ前にソロでカメラを独占して心を撃ち抜きに来た久保田をはじめ、どのメンバーも時折しゃがんだりしつつファンとのコミュニケーションを楽しんでいく。センターステージに到着してからの2サビ以降は、リングの内へ外へと自在に向きを変えていき、間奏中などでもファンにバッチリアピール。大充実のハーフタイムショーが締めくくられると、再びメンバー間のバトルへと戻る。

大切な思い出を胸に披露された、14年目の「Color」

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