――そんな充実の3曲を収めた3rd Singleに続いて、9月7日開催の4th LIVE「アンロック・ザ・フューチャー」で初披露された新曲「チューニング」が、早くも配信リリースされました。この楽曲は作詞が仲町さん・千石さん・堀江さん、作曲・編曲が千石さん・堀江さんという座組みですが。
千石 実は1st LIVEの前から制作を進めていた曲になります。別に依頼も何もされていなくて、あられの楽曲制作のやり取りをしている時に、あたしが「実は私も1曲作ったんですけど」ってDiscordで送りつけたメロディがベースになっていて。まさか4th LIVEのタイミングで解禁される楽曲になるとは思わず、「大変なことになってしまった」と思いました(笑)。
――千石さんは当初、どんなイメージで楽曲を作ったのですか?
千石 あたしの中では“世界を変える音”というテーマが根本にあって。当時は1st LIVE前だったので、ファンの方とはネットを介してしか触れあったことのない状態だったんですけど、これから色んな活動が始まってゆめみたの形が変わっていくなかで、あたしはその時点でゆめみたのことが大好きだったので、その気持ちを忘れたくない想いから、原点回帰をするためのチューニングとして作った曲なんです。この先、あたしたちの世界は大きく変わっていく中で、色んな音楽を奏でていくだろうけど、この曲を聴けばいつでもその頃の気持ちを思い出せる、周りの誰にも干渉しない、ゆめみたに向けた曲を書きたくて。最初はあられが歌詞を全部書く予定だったんですけど、そこにあたしが首を突っ込ませてもらったのは、思想の強い曲だったからです(笑)。
仲町 流れとしては、最初にメロディが出来上がっていて、そこから堀江さんが編曲に手を入れてくださって全体の雰囲気がまとまっていくなかで、2人で歌詞を書くという話になったんです。最初はお互いに干渉せず、それぞれのインスピレーションで歌詞を書いたので、今ユノちゃんが話した楽曲に込めた気持ちは特に聞いていなかったんですけど、「ゆめみたの曲にしたい」という話は何となく聞いていたので、じゃあぼくもゆめみたに対して思うことを歌詞に書こうと。で、歌詞会議で堀江さんに歌詞のテクニックを教わりながら、お互いの書いた歌詞をがっちゃんこしました。
――仲町さんがその時に感じていた、ゆめみたに対する想いは、どんなものだったのでしょうか。
仲町 ぼくが感じたゆめみたに対しての一番の気持ちは、やっぱり「でっけえ感謝」です。歌詞の最初に“ねぇ ありがとうは どう言えばいい?”とありますけど、この漠然とした感謝はどこから来てるんだろう?とか、色んなことに対する感謝の気持ちが上手くまとまらないなあと思ったので、まとまらないまま素直に書きました(笑)。でも、この曲を奏でるたびに、お互いの気持ちや感謝を確かめられる曲になればいいなとは思っていて。なので「チューニング」という曲名を聞いた時はぴったりだなと思いました。
千石 最初は、気持ちの面で原点を忘れないのが大事だと思って「チューニング」というタイトルになったんですけど、改めて考えると、今現在が一番成長しているなかで、その時点でのゆめみた全員がチューニングする気持ちになれたらいいなとも感じていて。これまでもこれからも、変化はしていくと思うんですけど、どの時点でもこれが「ゆめみたのための曲」であることは変わらないので、奏でる度に何かを新しく思い出して、大事にしていけたらいいなと思います。
仲町 きっと世界と比べた時のゆめみたの正しさとかは特になくて。チューニングする時はヘルツ数が決まっていると思うんですけど、その時々で自分たち自身がいいと思える気持ちを重ね合わせてチューニングができたらいいなと思ってます。
――曲調としては、バンドサウンドとデジタルビートが融合したゆめみたならではのアッパーな楽曲になっていて、途中でハーモニーを軸にしたホーリーな展開になるのも素敵です。
千石 この曲はゆめみたの曲で初めて5声のハモリが入っていて、そこはあたしが作ったパートがほぼそのまま、メロディの改変も無しで使われています。ゆめみたの他の楽曲は基本、みんなをノらせることを意識していますけど、この部分だけはゆめみただけのことを考えて、完全に内側に向けて歌ったので、多分、ライブでもファンの人に新しいゆめみたの楽しみ方をしてもらえたんじゃないかなと思っていて。今から楽しみだし、そうであるといいなと思っています。
――過去のライブで披露していた「Georgette Me, Georgette You」(Ave Mujica)のカバーのハモリも、千石さんが作ったというお話ですね。
千石 はい。メンバーの声質や歌の鳴りの良い部分は理解しているつもりなので、メンバーの声を使う系のアレンジだったら、絶対にあたしが世界で一番上手だと思います(笑)。
仲町 でも、チューニングが高いんですよ(笑)。きっと未来のぼくを見てくれて、「ここまで出せるだろう、来い!」っていう気持ちで作ってくれるんだろうなって思うんですけど。
千石 Dメロの“ほら 夢みたいだね?”のところは、5人で顔を合わせて話しているイメージで書いたんですけど、「あられはこういう表情で話すだろうな」「声はこういうトーンだろうな」っていうのを想像したうえでキーを設定しました。そういう時は、いつもあられが中心にいる絵が浮かぶんですよね……なんか、急に恥ずかしくなってあられのことを見れないんですけど(笑)。
――エモいですね(笑)。「チューニング」のアニメーションMVは、自分たちでモーションキャプチャーして撮影したというお話ですが、いかがでしたか?
峰月 それぞれソロのシーンがあるんですけど、ちゃんと普段のみんなの動きそのままだったので、バーチャルとリアルが完全にここでリンクしてるのを感じて感動しました。
千石 ということは、バーチャルとリアルのチューニングということ?(笑)。あたしはラスサビのみんなでステージに立っているシーンで、リズムとは全然関係ないタイミングでずっとぴょこぴょこジャンプしているののかが大好きで。
峰月 普段のライブでのののちゃんそのままだよね(笑)。
宮永 Dメロのところで、最初に足を広げて弾いていたら、監督さんに「もうちょっとかわいい感じで」と言われたんですけど、「やりたい!」と思って一度やってみたら、結果「いいと思います!」っていうことで採用されて。一応、あれはギャグシーンということになっています。私は真剣にやっていたんですけど(笑)。
仲町 私たちの動きがそのまま映像に出るから、どう動けば映えるのか、ライブでの体の使い方の勉強になる面白い機会でした。自分をこんなに客観視できることはないし、動きだけにフォーカスされたものを見つめる機会もないので勉強になりました。リアルとバーチャルを飛び越えるバンドならではだと思うので、本当にでっけえ感謝ですね。
――いわば皆さんの3Dモデルができたということでもあるので、この先の活動の可能性がさらに広がりますね。
仲町 おおっ!?
峰月 ということは、バーチャルライブもできるってことですか?
宮永 そのためには稼ぐしかない。稼ぐぞー!(笑)。
――4th LIVEでは今後のゆめみたに関する発表もたくさんありました。その中でもTVアニメ化はとても大きなトピックになりますが、皆さんとしてはどんなお気持ちですか?
仲町 一番はやっぱり、でっけえ感謝です!最初に聞いた時は、不安も恐怖も楽しさも喜びも、色んな感情が入り混じりました。でも何よりも一番大きかったのは、こんなに期待をしてくださるのであれば、全力で応えねばならないなと。グッと力が入ったのを覚えています。
宮永 私は声優になりたい思いが強くてゆめみたのオーディションを受けたので、「え、アニメやれるの?」っていうワクワク感があって。すごく夢見ていたことなので本当に夢見心地というか、全然実感が湧かなかったんですけど、「チューニング」のMVとかアニメ制作が進んでいくのを見ているとドキドキして……とにかく超嬉しいです!
仲町 みんな声優を夢見ていたもんね。
峰月 私もみんなと一緒で、声優になりたい、アニメに関われたらいいなという目標があったんですけど、まさかゆめみたがメインでアニメ化されるとは想像していなかったので、お話を聞いた時は「夢かな?」って1回手をつねりました。
宮永 それは嘘だよ絶対。面白すぎるんだけど(笑)。
峰月 いやいや、リハスタジオの部屋でアニメ化のことを伝えられた時に、キュッとつねったよ。結構真顔でいたけど、ちゃんと痛かった(笑)。
千石 あたしも声優をやりたくて今ここにいるので、もちろん嬉しい気持ちもありましたけど、アニメ化の話を聞いた時、その先にすごく色んなものが見えたんです。「アニメ化するのであれば、こういうこともあるかも?」とか、夢の先を見る感覚を初めてもらって。それまでは目の前のことを一番に考えて活動していたけど、アニメ化を聞かされて以降は、その仕事の先を見るようになりました。それこそアニメ化は2026年なのでまだ先ですけど、その先をずっと考えられるのはすごく幸せなことだし、たくさん夢を広げていけるのがすごく嬉しいです。ゆめみたの夢は無限大なので。
藤 でも、ゆめみたがアニメ化されるのは、『バンドリ!』の先輩方が築き上げてきたもの、応援しているファンの方たちがあって実現できたことなので、正直に言うと、私たちの実力で獲ったものではないんですよね。私も漫画家として活動しているので、自分の力で何かを掴むのはすごく大変なことは知っていますし、今の環境は本当に当たり前のことではないので、皆さんに「任せて良かった」と思ってもらえるように頑張れたらと思っています。
――他にも様々な予定が発表されましたが、最後に皆さんが今後の活動で楽しみにしていること、ファンの方たちに期待していてほしいことを教えてください。
千石 あたしは1st Album『プログレス サイン』のリリースが嬉しくて。1st LIVE以降の活動内容がより濃く反映された楽曲がギュッと集まって一枚になること、アルバムが出せるくらい曲が増えたことへの感慨深さもあるし、1曲1曲に対する思い出も付属して、ファンの方も一緒に振り返ってもらいながら聴いてもらえるアルバムになると思うので、リリースが楽しみです。
宮永 私も1st Albumが楽しみです。『プログレス サイン』のタイトルには“過去の軌跡から未来を予測する”という意味があるらしいんですけど、過去の振り返りにしないで、そこからさらに広がる未来を予測していくのが、すごくゆめみたに合っていて素敵な名前だなと思っていて。ゆめみたの現場は何でもやらせてくれて、「これやりたい!」って言ったら「やれやれ!」と言ってくれるし、すごく成長を促してくれるんです。1年前はまさかこんな風になっているとは思っていなかったので、また1年後も「こんなに自分が成長できると思ってなかったな」と感じるところまで、色んなことに挑戦して成長していきたいです。
峰月 私はBlu-ray『ゆめみたのあゆみ』が楽しみです。きっと1st LIVEの映像では初々しい姿が観られると思いますし、「エイリアンエイリアン」で私がお立ち台に乗るのを失敗する映像もちゃんと収録されるらしくて(笑)。あと「エンプティパペット」の私のヘドバンがちょっと変わってるみたいで、「本人は一生懸命やっているので、それを個性にしていこう」というアドバイスを周りからいただいたんですけど、その個性的なヘドバンも収録されているので、見どころ満載です(笑)。今までのライブが記憶の中だけでなく、残るものとして手に入るのがめちゃくちゃ楽しみです。
藤 “47都道府県制覇の旅「スーパーポジション」”では、アニメ化に向けて色んな場所に行かせていただくことになっていて、きっとライブも増えていくなかで、たくさんの方たちに見つけていただける機会があると思うんです。私たちは今まで“ノリが良くて楽しいライブ”を重点的にやってきましたけど、それをより強固にしていくためには、己たちの演奏力のさらなる切磋琢磨が必要で、私たち楽器隊の技術も、もっとバンドとして評価されるくらいにはなりたいですし、2年目を迎えたバンドとして期待していてほしいです。これは自分たちに向けた誓いです!(笑)。
仲町 ぼくが特に楽しみにしていることは、全部です!(笑)。TVアニメ化決定、47都道府県ツアー、1st Albumリリース、Blu-ray発売、そしてゆめみたがバーチャルからリアル(完全体)に顕現という……この物量だけでも期待していただけていることへの感謝がありますし、きっとこれからのぼくたちはアップアップになるだろうし、目まぐるしい今を全力で走ることになると思うのですが、それでも常に前を、そして上を見続けていきたい。きっとゆめみたの色んな顔や側面が見えてくると思うのですが、これまでの活動で核となる部分は築き上げてきたので、きっと大丈夫だと思うし、常に先を見続けられるバンドになりたい。いや、バンドだけでなく、もう全部に期待していてほしいです!きっとぼくたちは、バンドという言葉の意味も変えることでしょう!
●応募期間
2025年9月10日(水)~2025年9月17日(水)23:59
●応募方法
1:リスアニ!編集部の公式アカウント(@Lis_Ani)をフォローする
2:該当ポストをリポストする
【応募に関する注意事項】
・厳正なる抽選の結果当選された方には、リスアニ!編集部公式アカウントのダイレクトメールにて後日連絡させていただきます。リスアニ!編集部公式アカウント(@Lis_Ani)のフォローをお願いします。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Xアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることはできません。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者への譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。
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【個人情報の取り扱いについて】
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。
●リリース情報
夢限大みゅーたいぷ 3rd Single
「真夜中遊園地」
2025年9月3日(水)リリース
<CD>
1.真夜中遊園地
2.グラディエント
3.LET’Sあちあちトレーニング!
4.真夜中遊園地 -instrumental-
5.グラディエント -instrumental-
6.LET’Sあちあちトレーニング! -instrumental-
■初回生産分限定封入特典
・2025年秋以降開催予定 夢限大みゅーたいぷ 単独ライブイベント 最速先行抽選申込券
・ミニブロマイド1枚(全10種)
・カードファイト!! ヴァンガード PRカード1枚(全1種)
夢限大みゅーたいぷ Blu-ray「ゆめみたのあゆみ」
2025年11月19日(水) 発売
夢限大みゅーたいぷ初のBlu-rayが発売決定。
1st LIVEから3rd LIVEまでの映像を収録。
定価 : 11,000円(税込)
商品詳細:https://bang-dream.com/discographies/4130
夢限大みゅーたいぷ 1st Album「プログレス サイン」
2025年12月24日(水) リリース
新曲4曲を含む15曲を収録。
Blu-ray付生産限定盤には、4th LIVEの映像を収録している。
価格 :Blu-ray付生産限定盤:9,900円(税込)
通常盤:3,850円(税込)
商品詳細: https://bang-dream.com/discographies/4131
●ライブ情報
夢限大みゅーたいぷ 47都道府県制覇の旅
「スーパーポジション ~スピンアップ編~」
<日程・会場>
2026年1月24日(土) 神奈川 1000 CLUB
2026年2月7日(土) 愛知 THE BOTTOM LINE
2026年2月22日(日) 京都 KYOTO MUSE
2026年3月14日(土) 新潟 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2026年3月21日(土) 広島 LIVE VANQUISH
2026年5月5日(火) 大阪 BIGCAT
2026年5月9日(土) 仙台 仙台darwin
2026年5月31日(日) 福岡 BEAT STATION
FINAL Coming Soon…
◆神奈川公演 チケット最速先行抽選申込
受付期間 :~9月29日(月) 23:59まで
※9月3日(水)リリース 夢限大みゅーたいぷ 3rd Single「真夜中遊園地」の初回生産分に申込券が封入
詳しくはこちら:https://bang-dream.com/yumemita_superposition
夢限大みゅーたいぷ
アニメオフィシャルサイト
https://anime.bang-dream.com/yumemita/
オフィシャルサイト
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オフィシャルYouTube
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