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2025.08.30

KOTOKOの“喜怒哀楽”を四季と共に表現!第1弾となる“KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Joyful Summer~”神奈川公演のステージをレポート!

KOTOKOの“喜怒哀楽”を四季と共に表現!第1弾となる“KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Joyful Summer~”神奈川公演のステージをレポート!

KOTOKOもみんなも、笑顔で汗をかいて喜びの夏を満喫

ここでひと息ついたかと思えば、軽快なビートが鳴るなかこの日のセットが折り返しを過ぎたとKOTOKOから告げられる。しかしそれは単なる後半戦突入などというものではない、長い長いクライマックスの幕開けでしたかなかった――。「ここからはみんなの心の翼を大きく広げて、大空高く飛んじゃいませんか?」というKOTOKOの号令と共に始まったのは「WING OF ZERO」だ。八木の硬質なビートが刻まれ、わっちがステージ前方で攻撃的なベースラインを刻むなか、KOTOKOのアグレッシブな歌唱が響き渡る。屈指のアンセムに会場のボルテージもさらなる上昇を見せた……かと思えば、そこから間を置かずにロッキンな「U」へと続く。今年5月に行われたワンマン“KOTOKO ASIA TOUR 2025”でもそうだったが、近年のKOTOKOのライブは曲間が実にタイトで、まさに息つく間もなく次々と曲が展開されていくのが特徴的だ。さながらシャトルランのように強度を増していくセットは、「Fastest!」へと到達。観客も熱狂するなか、ここでのKOTOKOのパフォーマンスは鬼気迫るものがあり、圧巻のボーカルはエンディングの超ロングトーンで締め括られた。

ここで小休止かと思ったら、「まだまだいっちゃうよ」とまさかの言葉。「ここからはみんなの笑顔と声をぎゅっとまとめて幸せ大空間つくっちゃうぞ!」と叫んで「Special Life!」へ。ここではタフなステージにさらにタオルを振り回すというエクササイズ付きだ。それによって熱気がフロア上空に昇っていくような感覚を覚えながらアッパーなサウンドに身を委ねていると、そのまま「青いジープで」へとロックンロールに加速。そこから乗り物繋がりで再び序盤のノスタルジーを思わせる「夏草の線路」を聴かせた後は、またしてもロッキンな「Flower!!」へ。この緩急が本編最後まで続くのだが、ステージ上のKOTOKOやバンドもさることながら、それに呼応する観客もタフネスを保ったまま歓声を送っている。そんな夏の炎天下と木陰を代わる代わる味わうような長いブロックのクライマックスで鳴り出したのは、「being」の清涼感溢れるイントロダクションだ。近年はセットの序盤に持ってくることが多いこの名曲だが、本編の最終盤でもKOTOKOの声は変わらず美しく真っ直ぐに客席へと伸びていく。心が浄化された後は、最後にもう一度ロックなエンディングを迎える。中沢伴行のペンによる「Thank you Birthday!!」だ。しかも“Joy!! Happy Birthday!!”というサビの歌詞を“Joy!! Happy Summer Day!!”と替えた“”Joyful Summer”バージョンだ。汗いっぱい、だけどみんなの笑顔もいっぱいな、まさにKOTOKOが唱える“Joyful Summer”がここに完成したのだった。

本編の熱が冷めないまま、観客も息を整えることなく叫ばれたアンコールは「daily-daily Dream」からスタート。その後「どう?楽しめてるかい? 夏してるかい!?」と引き続きアンコールでも熱量の高いMCでは、「本当に今日はみんなのすごく楽しそうな笑顔が見られて、私はめちゃくちゃ幸せです」と改めて感謝を述べる。「この喜びは言葉で表せないぐらいです。私には歌って返すことしかできないので、私からのこの気持ち、お礼の思いを込めて歌わせていただきます」と言って始まったのは「同じ空の下で」の穏やかなメロディだ。KOTOKOからの喜びと幸せ、そして大きな愛が優しいボーカルに乗せて響く。最後には八木の力強いキックに合わせて「みんなのおかげで最っ高の夏の思い出ができました!」と叫び「bumpy-Jumpy!」を披露。最後もロックに、そして観客と共に“Call our name, say bumpy-Jumpy! Yeah!”と合唱して、どこよりも熱い夏の日のステージを終えた。

キャリアを重ねるなかでKOTOKOのライブは強度を増すと同時に様々なコンセプトを用いてそのセットのさらなる奥行きをもたらしてきた。そして今回の喜怒哀楽と四季を組み合わせた新たなコンセプトは、これまでとはまた異なる新鮮な感動があった。今回は“喜”と夏を組み合わせることで逆にセットの自由度が増した印象で、これまでの名曲たちが新しい輝きと放っている、そう感じさせるステージだった。今年5月の豊洲PIT公演でまた自身のキャリアを更新したと感じたが、今回でKOTOKOのキャリア、そして数々の楽曲たちにまたあらたなアップデイトがなされたように思える。そんな喜怒哀楽ツアーもまだ第1クォーターを終えたばかり。9月からは怒れる秋と称した“Anger Autumn”が幕を開ける。怒りと秋という組み合わせで、どんなセットが生まれるのか今から楽しみであるし、その後12月からは哀しみの冬“Sad Winter”がすでに発表されている。そして2026年に待っているであろう“楽”と“春”の最終クォーターを終えた後、果たしてKOTOKOは、我々はどんな感情を胸に抱いているのだろうか――。

<セットリスト>
M01.アオナツライン
M02.夏恋
M03.Leaf ticket
M04.Shooting star
M05.INFINITE SKY
M06.らずべりー(京都・大分・茨城・山形)/あちちな夏の物語り(兵庫・佐賀・神奈川・福島)(日替わり)
M07.Floating up(京都・大分・茨城・山形)/Art as ♡(兵庫・佐賀・神奈川・福島) (日替わり)
M08.rush
M09.ミュゲの花束を、君へ
M10.faith~信じる力~
M11.WING OF ZERO
M12.U
M13.Fastest!
M14.Special Life!
M15.青いジープで
M16.夏草の線路
M17.Flower!!
M18.being
M19.Thank you Birthday!!

(アンコール)
EN01.daily-daily Dream
EN02.同じ空の下で
EN03.bumpy-jumpy!


●ライブ情報
KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Anger Autumn~
9月27日(土)長野・LIVEHOUSE J
9月28日(日)新潟・NEXS
10月4日(土)岐阜・Club-G
10月5日(日)石川・AZ
10月11日(土)香川・高松 Olive Hall
10月12日(日)岡山・CRAZYMAMA KINGDOM
10月25日(土)埼玉・HEAVEN’S ROCK Kumagaya VJ-1
10月26日(日)山梨・甲府 KAZOO HALL

[開場・開演時間]16:00/16:30
[前売りチケット代]¥6,900(税込・別途ドリンク代必要)
[席種]オールスタンディング(整理番号付き)

KOTOKO LIVE TOUR 喜怒哀楽 ~Sad Winter~
12月6日(土)滋賀・U★STONE
12月7日(日)和歌山・SHELTER
12月20日(土)静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
12月21日(日)三重・四日市 CLUB ROOTS
1月10日(土)栃木・HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2
1月11日(日)千葉・柏 PALOOZA
1月17日(土)鹿児島・CAPARVO HALL
1月18日(日)宮崎・FLOOR

[開場・開演時間]16:00/16:30
[前売りチケット代]¥6,900(税込・別途ドリンク代必要)
[席種]オールスタンディング(整理番号付き)

関連リンク

KOTOKOオフィシャルサイト
https://www.kotoko.asia/

KOTOKO オフィシャルX
https://x.com/KOTOKO_Dwarf

KOTOKO オフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@KOTOKO_Official_Channel

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