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REPORT

2025.05.08

世界を駆け巡りアニソンを歌うロックバンド・FLOWが日本で見せた新たな景色!<FLOW WORLD TOUR “ANIME SHIBARI 2024-2025”>日本凱旋公演ツアー最終日の様子をレポート

世界を駆け巡りアニソンを歌うロックバンド・FLOWが日本で見せた新たな景色!<FLOW WORLD TOUR “ANIME SHIBARI 2024-2025”>日本凱旋公演ツアー最終日の様子をレポート

2024年7月のオーストラリア・シドニー公演を皮切りに北米、ヨーロッパ、中南米、アジア、そして日本と東南アジアへ。アニメソングを携えたワールドツアー<FLOW WORLD TOUR “ANIME SHIBARI 2024-2025”>を敢行中のFLOWが日本凱旋公演ツアーを開催。最後のシリーズとなる東南アジアツアーへと出向く直前となる最終日、東京DAY2の様子をレポートする。世界を巡ってきた熱気が、日本で新たな景色を見せる!

PHOTOGRAPHY BY “SUGI” Yuya Sugiura
TEXT BY えびさわなち

世界中でシンガロング!歌声が止むことのないFLOWの“ANIME SHIBARI”

FLOWのライブやアルバムのタイトルに使用されてきた造語“アニメ縛り”は“ANIME SHIBARI”として世界を席捲するツアー<FLOW WORLD TOUR “ANIME SHIBARI 2024-2025”>となった。そんな本ツアーの終盤に開催された日本凱旋公演ツアーの最終日である東京DAY2。開演を心待ちにするオーディエンスのざわめきは照明が落ちたところで拍手へと変わる。会場であるZepp DiverCity(TOKYO)に鐘の音が響き、TVアニメ『NARUTO -ナルト-』のうずまきナルトたちが姿を現すと、TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージとC.C、TVアニメ『サムライフラメンコ』の羽佐間正義、TVアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』のスレイとミクリオ、TVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のエウレカとレントン・サーストンが次々に会場に召喚され、ライブへの期待感を語る。そして最後は再びナルトが「頼むぜ!FLOW!」とライブの幕開けを告げる。

大きな拍手と大歓声に包まれたステージにFLOWの5人が悠然と歩を進めると、かちどきの声となったのはTVアニメ『NARUTO -ナルト-』のOPテーマ「Re:member」。「行くぞ!東京!」と叫ぶKEIGO、そしてKOHSHIが歌声を響かせれば観客の歌声もそこに重なる。この日まで世界の熱を存分に吸収してきたロックンロールは会場を壊すような轟音を響かせ、フロアは一気にクライマックスのテンションへ。そんなパワフルチューンに続いたのはTVアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』のOP主題歌「風ノ唄」だ。バグパイプとストリングスの優美な旋律でフォークロワ調に響きだすイントロにフロアではクラップが響き、ステージと観客が1つになる。ファンタジックかつ劇的なサウンドがシンガロングを巻き起こし、序盤から会場を揺らした。

「今日は大変お日柄も良く。26日。FLOWの日!そして<WORLD TOUR“ANIME SHIBARI”>日本凱旋ライブ!ファイナルだー!」とKEIGOが叫ぶと会場から怒号にも似た大きな歓声が響く。「皆さん、アニメは好きですか?皆さん、ライブは好きですか?世界各地回ってきましたけど、今日のライブは俺たちで作るんだぞー!」の声に「イェー!」と声があがる。続いてイントロから畳みかけるIWASAKIのドラムにKOHSHIのシャウトが乗り、TAKEのリズミックなギターが響く「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」。TVアニメ『サムライフラメンコ』の第2クールOPテーマである軽快かつ重厚なロックサウンドでステップを踏みながら体を揺らすKEIGO、KOHSHI、TAKE。そのステップにあわせてオーディエンスの影が大きな波のように揺れ、「Oi!Oi!」とチャントがあがる。

この日のフロアには外国人のファンも見え、国籍や性別関係なく、アニメが、FLOWが好きという気持ちで繋がったすべての人たちが拳を掲げていた。そんな世界中の人々を繋ぐワールドクラスの人気TVアニメ『ドラゴンボールZ』主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」が続く。映画『ドラゴンボールZ 神と神』の際にFLOWがカバーした時代を超える神曲に歓声がステージへと押し寄せると、続いたのはGOT’Sの躍るようなベースで始まる「HERO~希望の歌~」だ。イントロで観客のあまりの熱い反応にお立ち台から転げ落ちたKOHSHI。マイクの音が出なくなると、KOHSHIのパートをオーディエンスが歌い上げ、KEIGOのボーカルと交差して強大なハーモニーとなっていく。マイクが復活すればKOHSHIが“HERO”と歌い上げ、ステージの5人の演奏は熱を増していった。

次のページ:世界を熱狂させるアニメソングを畳みかける!

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