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2022.06.13

【ライブレポート】「聴きたかった」が次々現実になった夢のお祭り! “バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 2nd”DAY2レポート

【ライブレポート】「聴きたかった」が次々現実になった夢のお祭り! “バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 2nd”DAY2レポート

5月14日・15日、ZOZOマリンスタジアムにて“バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 2nd”が開催。バンダイナムコグループから生まれたアイドルやタイトルのテーマソング・主題歌を担当する豪華アーティストたちが出演するエンターテインメントライブの第2弾として開催された今回のライブ。DAY2でも個性溢れるアイドルたちや、次々に演奏される往年の名曲など胸を熱くするポイント満載。サプライズによるスペシャルコラボも飛び出した、満足度激高なライブステージが繰り広げられていった。

前半戦は“アイドル”中心!個性豊かに魅せ・楽しませるステージに

トップバッターを務めたのは「アイドルマスター シャイニーカラーズ」。まずは7ユニット・24人全員による「シャイノグラフィ」で、ユニットごとにパートをリレーしながら振付や歌声を通じて各アイドルの個性をしっかり滲ませると、各ユニットをイメージした映像を背負いながらのメドレーでユニット曲の披露へ。

ノクチル(和久井 優、土屋李央、田嶌紗蘭、岡咲美保)の「いつだって僕らは」が、1曲目で生まれた爽やかさを引き継いでその幕開けを飾れば、続くシーズ(紫月杏朱彩、山根 綺)はクールかつダンサブルなナンバー「OH MY GOD」をスタイリッシュに魅せて圧倒的な強者感を発揮。さらに放課後クライマックスガールズ(河野ひより、白石晴香、丸岡和佳奈、涼本あきほ)はハチャメチャ楽しい「太陽キッス」で少し早い夏の到来を思わせるハッピーなステージングを展開すると、ストレイライト(田中有紀、幸村恵理、北原沙弥香)はその盛り上がりを受けつつ力強さとかっこ良さの併存するパフォーマンスを「Hide & Attack」でみせる。

そして雨音とピアノの音色をバックにステージに歩み入ってきたイルミネーションスターズ(関根 瞳、近藤玲奈、峯田茉優)は、「スマイルシンフォニア」の冒頭を生アカペラで美しくハーモニーを響かせてぐっと観客を改めて惹き込み、直後晴れやかな世界を表現していく。すると今度はアルストロメリア(黒木ほの香、前川涼子、芝崎典子)が「ハピリリ」でキュートさ全開のステージを展開し、ここまでのどの楽曲とも違うアングルから観客とプロデューサー(※「アイドルマスター」ファンの総称)を魅了していく。ラストはアンティーカ(礒部花凜、菅沼千紗、八巻アンナ、希水しお、結名美月)が「Black Reverie」でダークかつゴシックな世界を構築。そこに熱や力強さを込めた歌声を乗せて、冒頭から怒涛の8曲連続メドレーを締め括った。

最後に改めて全員揃っての「Dye the sky.」を披露。ユニット曲や直前のMCで笑顔をみせていたアイドルたちもクールで凛としたパフォーマンスを展開し、会場の熱気とボルテージを高めて最高の形でトップバッターの役割を果たした。

ここでDAY1に続きMCを務めるヒャダインと宇垣美里が登壇。簡単なイベントの説明や諸注意も交えたショートMCを挟み、二番手「アイドルマスター SideM」のステージに。まずは出演アイドル16人全員による、昨年誕生した新しい全体曲「Growing Smiles!」。

ダンサブルでポップなナンバーに乗せて、315プロダクションのアイドルたちがキラキラのステージをスタートさせると、続いては作品内の各属性に分かれて3曲続けての披露。まずメンタルチーム(狩野翔・児玉卓也・三瓶由布子・汐谷文康・宮﨑雅也)は、ポップなシャッフル調の「リトルハピネス」にキュート寄りの魅力をのせて観客を巻き込んでいくと、インテリチーム(神原大地・渡辺紘・深町寿成・比留間俊哉・笠間淳・伊瀬結陸)はラテンの雰囲気ももつ「ANYWHERE」を情熱的に、間奏のダンスタイムも含めセクシーさを感じる振付とともに披露し観客を虜にすると、サンバのようなリズム感をもった明るいナンバー「RED HOT BEAT!!」でフィジカルチーム(小林大紀・小松昌平・濱野大輝・浦尾岳大・大塚剛央)が、クラップで場内を1つにまとめ上げながら会場を熱く盛り上げてくれた。

属性曲の次はユニット曲を2曲披露。まず硬質なビート響くなかのダンスなどを通じてC.FIRST(伊瀬結陸、宮﨑雅也、大塚剛央)が「We’re the one」をスタイリッシュさ全開でみせれば、F-LAGS(三瓶由布子、比留間俊哉、浦尾岳大)はエモーショナルさと青春感を併せ持つ「夢色VOYAGER」を爽やかに届けて、こちらもそれぞれの個性際立つステージを魅せてくれた。

最後に改めて全員揃って、「アイドルマスター SideM」始まりの曲「DRIVE A LIVE」を披露。重なる声ではチーム感を感じさせつつ、個々のパフォーマンスでは多彩な個性を発揮するアイドルたちのステージを目にしたプロデューサーたちの腕振りが、また素晴らしい一体感を生んでいた。

2連続で登場した「アイドルマスター」シリーズのアイドルに続いて登場したのは、「テイルズ オブ アライズ」の主題歌を担当する感覚ピエロ。熱量ある歌声と演奏をもって、まずは同作のOPテーマ「HIBANA」を観客へと熱く叩きつける。さらに、同作のオンライ配信舞台の主題歌に起用された「モノクロセンチメンタルビリーバー」もその映像を背負いながら大観衆へとぶつけ、その心を捉えていく。

彼らの「テイルズ オブ」シリーズの楽曲は現状この2曲のみだが、「みんなと一緒に楽しめる曲を必死で用意してきた」と横山直弘(vo)が語ると、歌い始めたのは「アイドルマスター SideM」の全体曲の1つ「Beyond The Dream」。そこに315プロダクションのアイドルたちもステージに飛び出してきてサプライズでのスペシャルコラボに!その瞬間響き渡った大きなクラップは、コラボを喜び歓迎している声の代わりだったに違いない。両者がコミュニケーションをとりながら楽しそうにこの曲を披露していき、最後にはステージ上の全員で“アイドルマスター SideMポーズ”。こうして感覚ピエロは1万人近くの大観衆と、ステージ上でのアイドルたちと一緒に遊びきって、出番を終えたのだった。

DAY1から2日連続で登場の『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』は、DAY1とは異なる2ユニットが出演。まずはDiverDiva(久保田未夢(朝香果林役)、村上奈津実(宮下 愛役))のクールなダンスナンバー「THE SECRET NiGHT」、セクシーさとスタイリッシュさを歌声とダンスの両面に乗せてしっかりとパフォーマンス。もう1曲「SUPER NOVA」も含め、対称の振付や視線を交わす瞬間などで息のピッタリさも随所に散りばめられ、“凄み”感じる練度の高いステージとなった。

そこから一転、ポップでアイドルチックなナンバー「Swinging!」のイントロに乗せて、QU4RTZ(相良茉優(中須かすみ役)、鬼頭明里(近江彼方役)、指出毬亜(エマ・ヴェルデ役)、田中ちえ美(天王寺璃奈役))が担当アイドルの佇まいそのままに登場。ブランコに腰掛けてゆらゆら揺れながら歌ってみたり、サビの最後にはハートを形作ったりととにかくラブリー。さらに「Sing & Smile!!」ではそこに麗しさもプラスしつつ、サビでは追っかけのコーラスやハーモニーも交えて美しく聴かせるというテクニカルな面もみせてくれた。

そして最後に、2ユニット・6人揃ってDAY1でも披露された“ニジガク”始まりの曲「TOKIMEKI Runners」を、ゲームサイズで披露。2DAYS合わせてほぼ全員が歌唱するというところも、この曲の大事さを表していたのではないだろうか。ステージ上ではメンバー同士が笑顔で目線を合わせつつ、大観衆へその大事なナンバーをしっかりと届けて出番を締め括った。

続いて登場したのは、「アイドルマスター」シリーズの5ブランドから選出されたアイドルによる「THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!」。この日は各ブランド2名ずつ・計10名(中村繪里子、平田宏美、大橋彩香、髙野麻美、山崎はるか、南 早紀、神原大地、深町寿成、関根 瞳、芝崎典子)が出演し、昨年発表されたシリーズ全体のイメージソング「VOY@GER」の歌唱からスタート。この曲のCDジャケットで描かれた衣装を身にまとい、シャープなEDMをスタイリッシュに魅せていくと、2曲目には「アイドルマスター ポップリンクス」のテーマ曲「POPLINKS TUNE!!!!!」で底抜けに楽しんでいく。

こうして楽しさでアイドルと観客・プロデューサーの心がリンクしたところで、最後に歌ったのはシリーズ15周年記念曲「なんどでも笑おう」。アイドルや各ブランドを連想させるセリフのリレーから幕を開けたこの曲では、優しい笑顔に乗せて温かな歌声を響かせていく。だからこそ、前向きだけれどもなぜだか泣けてしまう曲として、会場中はもちろん配信で観ているすべての人の心にも、必ずや響いたことだろう。それを証明するかのように、曲明けに登場したヒャダインも、思わずステージ上で涙をみせていた。

次ページ:往年の名曲続々!陽は落ちてもさらにボルテージ上がる後半戦

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