「このセトリを完遂できたら、すごいライブになる」――“大橋彩香ワンマンライブ2021~Our WINGS~”開催直前インタビュー

5月1日に約1年半ぶりとなるワンマンライブ“大橋彩香ワンマンライブ2021~Our WINGS~”を開催する、声優アーティスト・大橋彩香。今回のライブは自身初のアリーナライブということもあり、パフォーマンス・演出の両面からさらなるスケールアップが期待されるもの。そこで今回は、ライブを目前に控えた大橋へのインタビューを敢行。ライブに込めた想いや意欲、そして取り組みについて存分に語ってもらった。

初めて通った歌のボイトレで発覚した衝撃の事実と、変化の実感

――いよいよ“Our WINGS”の開催が近づいてきました。最新アルバム『WINGS』にもなぞらえたこのタイトルには、どんな想いを込められましたか?

大橋彩香 「私も皆さんのことを翼だと思っているし、皆さんも私のこと翼だと思ってくれたらいいなぁ……」みたいな気持ちも込めました。昔からよくファンの方には「ギブ・アンド・テイクの関係で」と言っているんですけど(笑)、それを『WINGS』というアルバムにもなぞらえつつ……「私の歌が皆さんの支えになったらいいな」ということで、この名前になりました。

――逆に、会場に来てくれたり配信を観てくれるファンの皆さんが、大橋さんの翼であり支え。

大橋 はい。やっぱり観て聴いてくれる人がいないとライブを開催したり、曲をリリースする意味がわからなくなってしまうように思います。私は自分のアーティスト活動を通じて皆さんに元気になってほしくて歌をうたっているので、それが顕著に出たタイトルになっています。

――ロゴも、まさに翼をイメージしたもので。

大橋 そうですね。メインカラーも『WINGS』にちなんでいまして。デビュー曲「YES!!」や『アイドルマスター シンデレラガールズ』を通じてピンクのイメージを持たれている方も多いかもしれないんですけど、今回は青をベースにしていただいています。

――グッズの中で言うと、たとえばブレスレットライトも青と白ですね。

大橋 今はやっぱり拍手やクラップが想いを伝える手段になっているように感じているので、ブレスレットにしてよかったなと思っています。あと、ライブ中、ブレスレットをつけているとより際立つ演出もあるので、ぜひつけていただけたら嬉しいです。

――しかも手にペンライトを持つ必要もなければ色の切り替えもないので、お客さんとしてもアップテンポな曲でも今まで以上にステージをより見やすいかもしれません。

大橋 そうですね。今までって、コールとか「これやらなきゃ!」みたいなものが皆さんの中にきっと色々あったと思うんですけど、そういう部分が割と薄くなってくる気がするので、もしかしたら今まででいちばん大橋彩香のライブをじっくり観られるのかも?という気もしていて……そのぶん、緊張しますけど(笑)。

――さらに今回は、会場に来られない方も配信でライブを楽しむことができます。

大橋 そうなんです。今回ソロ活動のライブとしては初めて生配信を行います。現地じゃないと特別楽しめないような演出ばかりということではないので、配信でも充分楽しんでいただけるものになるはずです。有観客ライブをそのまま配信するという形なので、配信ライブにしてはちょっと時間が長めかもしれないですけど、お好きなスタイルで楽しんでいただけたらと思います。

――しかもアーカイブ視聴ができるチケットもあるので、現地で観て「もう1回観たい!」と思った方はGW中にまた観られるわけですよね。

大橋 たしかに。セットリストを知ったうえで、改めて気持ちを落ち着けて観ていただけたら、それもまた嬉しいですね。

――その“配信”という部分に加えて、披露する楽曲自体にも今回ならではの挑戦もあるのでは?

大橋 はい。今回は結構挑戦的だと思います。たとえば、踊る曲も少なめでダンサーさんの出番が今までよりは減っていたり……ということは、逆にひとりで頑張らなきゃいけない曲が多いということなので、ダンサーさんに助けられなくても皆さんを圧倒できるようなものをお見せできるよう、頑張りたいです。あとよくお話しているかもしれないんですけど、歌でも「CDじゃ物足りない!」とみんなに思ってもらいたいので、そうなる何かを今回もお見せできるようにしたいですね。

――リハーサルも、すでに始まったとお聞きしたのですが。

大橋 はい。つい最近バンドリハが2日間ありまして。ダンスリハはその少し前からコツコツ始まっていたので、あとはゲネプロを残すのみです。

――リハーサルが始まると、久々のワンマンが近づいてきた実感も湧いてくるのでは?

大橋 湧きますね。むしろ、いつもバンドリハでちゃんと歌ってようやく実感が湧いてくるので、ようやくムチを打ち始めたような感じです。

――実感が湧くと、生活のなかで何か変わったりするんですか?

大橋 何か変わるかな……?あ、体のケアのために整体に行き始めます(笑)。それと、声を出しやすくするのもすごく大事だなと思っていまして。今回のライブを機に、初めて歌のボイストレーニングにも通い始めたんですよ。本当に最近で、4月からなんですけど……。

――歌のボイトレは、初めてなんですね。

大橋 はい。今回歌う新曲やその他の曲もハードルの高い曲がありますし、前回のワンマンライブ“大橋彩香 5th Anniversary Live ~Give Me Five!!!!!~”のときに、歌うのがちょっとつらいなと感じたというのもありまして。それで、今回のワンマンライブをしっかり乗り切るために、体や喉のケアとか発声といった原点に改めて立ち返って頑張ってみたいと思ったんです。

――実際、見直したことはありましたか?

大橋 それがもう……結構間違ってると言われて(笑)。

――えー!?

大橋 今までの自分の歌い方って、実は喉に負担をかけるようなものだったみたいなんですよ。そりゃ、自分を苦しめるような歌い方をしていたら「ちょっとつらいな」ってなるわけですよね(笑)。今はそこを見直し始めて調子を整えようとしています。

――ご自分でも、何か変化は感じられましたか?

大橋 はい。自分的にはまずバンドリハで変化を感じまして。初日は結構へろへろになっちゃったんですけど(笑)、そのボイトレで勉強した発声の仕方を少し取り入れてみて2日目に実践してみたら、そのおかげか2日目はそんなにへろへろにならなかったんです。立ち会ってくれていたマネージャーさんも「全然違うね」と言ってくれたので、この2日だけでも少し変化はあったと感じています。またゲネまでに色々試して調整してみようと思います。

――それは、曲数を多く歌ううえでは非常に大きいですね。

大橋 はい。後半に難しかったり体力を使う曲が盛りだくさんだったりもするので、後半までへたらずに歌いきれたらいいなと思っています。

――その一方で、ライブが近づくにつれてプレッシャーを感じることも?

大橋 ありますね。今回も、4月頭ぐらいから胃がキリキリと……(笑)。実感は湧いていないのに、近づいてくるXデーに対する「あ゛ー!迫ってきてるー!」みたいな気持ちがずっとあるんですよ。でも逆に、実際リハーサルをすると、形が見えてくるから平気になってくるんです。

――なるほど。漠然とした不安を感じるほうが強い。

大橋 そうなんですよ。リハ前って「セットリストは組んだけど、実際やってみたらどうなるんだろう?」という感触もわからないですし、そういう部分も含めて何をするかを自分の中に落とし込めていない空白の時間なので……でも今はもうバンドリハで「通してみるとこんな感じなんだ」と感じられたので、そこまでキリキリしていません。あとはゲネプロで「絶対に『大丈夫だな』と思えるようになってから帰るぞ!」と決めてます。逆に、「それまでは絶対帰らない!」という気持ちです(笑)。

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