「生まれてきてくれてありがとう!」楠田亜衣奈”さんくっすん BIRTHDAY ~27年前の今日 楠田亜衣奈が生まれるってよ~”レポート!

int-1602202100-2

2月1日に、楠田亜衣奈がバースデーイベント”さんくっすん BIRTHDAY ~27年前の今日 楠田亜衣奈が生まれるってよ~”をZEPP TOKYOにて開催した。その様子をレポートする。

このイベントはその名の通り楠田亜衣奈の27歳の誕生日を祝ったもの。また昨年5月にソロ・デビューを発表、10月にはミニ・アルバム『First Sweet Wave』をリリースし、それに伴った東京大阪の6公演を経て……という激動の1年間を集大成し、次の1年に向けて大きな一歩を踏み出すイベントにもなっていたと感じた。

ステージ中央には大きなプレゼントボックス、イベント開演と共に、プレゼントボックスの中から楠田亜衣奈が登場!ミニアルバム収録の「HO♡HOLIDAY」を披露した。

軽快な四つ打ちと共にかわいらしく晴れやかなメロディは祝福すべきイベントの頭にピッタリ。Dメロで歌詞を”くすサポ同士―”と変えて、この日集まったくすサポことファンのみんなへの感謝の気持ちを込めたライブを客席に届け、客席もそれに応えて全力でコールするという、双方心通わせ合うようなステージでイベントをスタートした。

曲が終わるとMCとして同じ声優事務所、JTBエンタテインメント所属の楠 浩子が登場。同事務所ならではの和気藹々とした空気のなか、「亜衣奈ちゃん、誕生日当日0時は何してましたか?」という質問に「テレビ見てた」「気が付いたらすごい携帯がブルブル鳴ってるなと思って、見たら同じようなメールがいっぱい来てた!」といった肩の力の抜けた独特なノリでトークしていく。

誕生から今までの楠田亜衣奈の成長を追うコーナーでは、デビュー後のパートについて楠田は「ここからの情報はみんなもう知ってるから話さなくてもよくない?検索すれば出てくるよ」と面倒くさがったかと思いきや「そこからは皆さんそれぞれとの出会いも含まれてるわけで、それぞれが自分とくっすんの歴史を持ってると思うので言う必要はない」と心憎いフォローを入れてくる。

続いては”誕生日だからこれをやってほしい無茶振りコーナー”。くすサポから募集したお題をやっていく。前々日に行なわれた大阪でのイベントではお題を吟味していたという楠田だが、この日は次々とお題に応えていく。面白かったのは「パーティーといえば一発芸、くっすんがかわいくおねだりすれば……え?ちょっと待って……」と楠が読み上げながら気づき、楠田が読み上げを引き継いで「MCの方もきっと素敵な一発芸を披露してくれます、だって!」とMCをいじりに行くお題。「私~ひろりんのすごーく面白い一発芸があるって聞いたんだけど~見たいなー?」というくっすんのかわいいおねだりに、楠はふなっしーの真似で応え、「こういうのもうほんとやめよう?」と客席に釘を刺す。

int-1602202100-3

お題はやはりイケボ、ツンデレ風、甘々ボイス、りっちゃんこと同事務所所属の山口立花子の物真似といった声に関するお題が多く、一方で舞台経験を活かしてのパントマイムや、即興のバースデーソングを頼まれてラップ風に歌うなど、意外なところでお題をきっちり成立させるところは流石のクオリティだった。

そんな中、スクリーンに声優ユニットμ’sのメンバーで仲の良い飯田里穂からの、お祝いのビデオレターが映し出される。「おめでとうございますー!何歳になったの?(聴くポーズ)うんうん、私より年上だね。おめでたいね」「うるさいよー!知ってるよ!」とビデオレターなのに掛け合いをしつつ、μ’sでの想い出を語り、「本当におめでとう!大好きですよ。くっすんのことが大好きなみんなにもたくさんお祝いしてもらってください。そして2月には」と最後に2月10日発売の写真集『Los! Los! くっすん! in LA』『りっぴーtrippi! in LA』、そしてDVD『飯田里穂と楠田亜衣奈のメモリアルジャーニー 〜りぴくす散歩 in LA〜 vol.1、vol.2』の告知を入れ、会場の笑いを誘った。

続いては誕生日イベントとしては恒例のサプライズケーキの登場。運ばれてきたケーキに「絶対美味しそう~」と喜びを見せる楠田、運び込んだ女性スタッフ2人がしれっと退場し……というところで楠が「違う違う!スタッフさんちょっと戻ってもらえますか?」と呼び止める。くっすんはケーキに夢中で気づかなかったが、スタッフは同じ声優事務所所属、同年代で仲の良い2人、山口立花子と渡部優衣だったのだ!

ということで遊びに来た2人がサプライズで壇上に上がり、ステージは一気に華やか&カオスに。山口が「さっき私ディスられてなかった?」と先ほどの無茶振りコーナーでの物真似にも言及しつつ、渡部も「ケーキの上のやつ私のバースデーイベントのやつの使い回しだ!」とばらしてほしくないことをカミングアウトするなど、MCの楠が「三倍大変だ!」と嘆く様子が面白い。

ケーキが来たということで、ハッピーバースデーの歌と共に全員がオレンジ色のライトを灯し、息を吹きかけると会場中のライトを消していくという仕掛けもやり、なかなか味わうことのできないバースデーイベントならではの壮観に「ありがとうー!」と感謝を述べる。そして会場のみんなとの記念撮影では、曲の振り付けでやる横向きピースを目の横に持って行くポーズ、「『プリパラ』の「かしこま!」のポーズなんだけど、亜衣奈ポーズって名付けて、もらっちゃおうと思って」と自由すぎるスタイルで”亜衣奈ポーズ”での記念撮影など、曲の振り付けにちなんだ様々なポーズで撮影した。

今度は祝ってもらった楠田亜衣奈からみんなにお返しということで、お渡し抽選会がスタート。サイン入りTシャツ、サイン入りバースデーブレード、サイン入りフォトブックを、くっすん自ら客席を歩いてお渡ししにいくということで、会場のテンションが沸騰。

渡部優衣の「亜衣奈ちゃんの背中を近距離で見れるってこと?」の言葉通り、この日の衣装は肩の出たプレゼント包装風ワンピドレスで、きれいな肩や背中がよく見える格好。左肩後ろにはAINAとシールが入っており、普通ステージ上にいると見えない背面を近くから見れるということで抽選に当たったファンはもちろん、通り過ぎる近くの席からも「近っ」「めちゃ近っ」と喜びの声が漏れ聞こえてくるのが新鮮だった。2階席の当選者こそ引けなかったものの、一階席は左右から後方までほぼ練り歩く形に上手い具合に抽選を引き当ててファンサービスとしてはこれ以上ないものだっただろう。

最後に遊びに来た2人からのプレゼント。渡部優衣からは楠田と2人でパーソナリティを務める超A&G+のラジオ番組『楠田亜衣奈・渡部優衣の気分上等↑↑』にちなんで矢印のピアス、山口立花子からは台本が入るサイズのコンパクトなリュックが贈られた。

int-1602202100-4

MVで一息入れたあとは、いよいよお待ちかねのライブパートがスタート!

一曲目はシリアスなギターサウンドが印象的な「Heart’s cry」。曲調に合わせた固めの声色で歌いあげ、間奏ギターソロではハイ!ハイ!と自ら客席を煽ってノリのいい楽曲を楽しんでいく。

直後のMCでは「かむばっくっすん!ここからはライブパートです」と挨拶。「ここからはイベントも後半戦。(えー!と残念がる声)だってさー、曲数考えてみてよ。2曲歌っちゃったから残り4曲しかない!」と持ち曲数の少なさを嘆きつつ、「でもその4曲ですごく濃厚な時間を過ごせたらいいなと思います。今までにないくらい盛り上がってくれますか?」と、くっすんにおねだりされたら聴くしかない。そして最後の発表を思うと、この場面も伏線になっていたと感慨深く感じる。

int-1602202100-5

続いてタイトルコールから演奏が始まったのは、デビューミニアルバムのリードナンバー「トドケミライ」。楠田亜衣奈自らが作詞に挑戦したこの曲を振付と甘い声で会場に届け、また最初に発表・披露された曲だけにコールも完成されて会場一体となって楽しいひと時を過ごす。

あっという間の本編最後の曲は「First Sweet Wave」。情熱的なギターストロークが主体の爽やかな楽曲、くっすんの甘く伸びやかなロングトーンを存分に堪能できるこの曲で、余韻を残しながら本編を締めた。

アンコールではパーカーを羽織って登場。再びの”カムバッくっすん”だ。

MCでは「ひとりでのイベントでこの規模、人多いなーと思って。すごいうれしいです。平日なのにさ、来るの大変だったでしょ?来てくれてありがとう!今日は素敵な誕生日になりました」と改めて感謝を述べつつ、「27って言われてもあんまり実感がない感じ。27年前の今日、生まれてこなければ皆さんと出会うこともなかったし、ここに立つこともなかったし、今日このZEPP TOKYOでは違うイベントが開催されてたかもしれない。壮大な話?でも私だけじゃなくて、皆さんも生まれて来てなかったら私がここでライブをすることもなかったかもしれない。奇跡だね。みんなのお母さんありがとう!みんな生まれて来てくれてありがとう!」と言う。いわゆる”同じ星に生まれたことが奇跡”な感想を演者側から聴くのは実に意義深い。

また「イベントが始まるとあっという間で、アンコールまで来ると寂しいと同時に次はいつだろうってワクワク感があります。26歳はライブから始まって大阪のさんくっすんイベントで終わるっていうイベント尽くしの1年だったので、今年も皆さんと一緒にたくさん遊んでハッピーな年にできたらいいなと思います」と27歳の夢を語る。

そんな流れから「一緒に歌える方は歌ってください」と歌い始めたのは「夢のつぼみ」。ドラマチックなバラードに甘々の声質が背伸びしたような印象でたまらない。客席もライトを振りながらじっくりと聞き、ラスサビでは客席に向けられたマイクに向かって合唱する。

曲が終わって拍手が鳴りやまぬ中、ギターリフのイントロと「最後盛り上がって行きましょー!」という言葉と共にアンコールラストの曲「オーマイダーリン」を歌い始める。アップテンポな曲調と、ところどころで「君との?」「ハイ!」と客席のレスポンスを待って歌うところは、まさに全員みんなで作り上げるライブ仕様な楽曲。叫び、飛び、会場全体でひと時を分かち合ってライブパートを終えた。

最後に「ありがとうばっかり何回も言ってる。それでもちょっと言い足りないくらいありがとうだよ。さんくっすんって言葉作ったのにありがとうばっかり言ってさんくっすんって言ってないんだよね。皆さんに…さんくっすん!」と改めて感謝の気持ちを述べながら、「ここで皆さんにお知らせがあります!」と”楠田亜衣奈重大発表”を宣言!

5月にセカンドのフルアルバム、そして5月から6月にかけて、福岡・大阪・札幌・東京・台北でのライブツアーを発表され、場内は歓喜の渦に包まれた。

楠田亜衣奈は「やっと言えたよー!福岡のみんなも台北のみんなも何で来てくれないんだよーて思ってたでしょ?今回は全国ツアー、しかもイベントじゃなくてライブです!だってセカンドアルバム出しちゃうもーん!」とはしゃぎながら喜びの報告を語る。

「2枚目を出せるということは1枚目を皆さんが手に取ってくださったからで、だから2ndアルバムは本当に皆さんと作るアルバムです!また次は5月かな、一緒に遊んでくれる人!(はーい!)ありがとう!さんくっすん!またねー!」と再会を約束してイベントを終えた。

終わってみれば誕生日の祝福から重大発表まで、名前通り感謝に満ちたファンイベントとなった”さんくっすんバースデー”。27歳となって新たな一歩を踏み出した楠田亜衣奈の今年の活動は、こうしたファンイベントはもちろん、十分な曲を携えてのライブワークや、全国のファンに会いに行くツアーにも意欲を見せるくっすんに期待が高まる。特にライブは、ファンとの濃密な関係性を築くファンイベントよりも新たなファンが参入しやすそうだ。気になった人は2ndアルバムやライブツアーをチェックしてみてほしい。

Text By 大用尚宏(クリエンタ)

“さんくっすん BIRTHDAY ~27年前の今日 楠田亜衣奈が生まれるってよ~”
2016年2月1日 ZEPP TOKYO

【セットリスト】
1.HO♡HOLIDAY
2.Heart’s cry
3.トドケ ミライ!
4.First Sweet Wave
アンコール
EN1.夢のつぼみ
EN2.オーマイダーリン


●ライブ情報
楠田亜衣奈 1stライブツアー
5月14日(土)【福岡】DRUM- Be1
5月15日(日)【大阪】ZeppNamba
5月22日(日)【札幌】cube garden
5月28日(土)【東京】ZeppTokyo
6月11日(土)【台北】花漾Hana展演空間

●リリース情報
楠田亜衣奈 2ndアルバム
2016年5月発売決定

関連リンク

 

この記事を書いた人