東山奈央の新たな伝説の幕開け!“中川かのん 2nd Concert”レポート

 int-140306-001-c001

2014年2月22日(土)、TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』に登場する国民的アイドル「中川かのん」のコンサートイベント、“中川かのん starring東山奈央 2nd Concert 2014 Ribbon Illusion”が、舞浜アンフィシアターにて開催された。2013年10月に発売された2ndアルバム『Colors』をひっさげてのイベントとなった本公演は、全25曲を東山がソロで歌い切り、まさに「中川かのん」の集大成と言うべき大充実の内容となった。

オープニングでは、巨大スクリーンに中川かのんのこれまでの歩みを紹介する映像が流れ、同時にかのん曲のメドレーが音楽としてそのヒストリーを彩る。そして日付が本イベント当日に達し、「2ndコンサート開幕!」と表示された瞬間に大歓声が! 会場のボルテージが高まりきったところで、アンフィシアター名物・ステージ中央の巨大奈落がせり上がり、チアガール風のボンボンを携えた東山が登場! いきなり鉄板の盛り上げ曲「青春パラダイス」「かのん100%」を続け、客席のファンも大きなコールと、ピンクのペンライトを全力で振って応える。

本公演の会場、舞浜アンフィシアターはとにかくステージと客席の距離感が近い劇場だ。MCでそのことに触れ「みんなの顔がどこにいてもよく見える」と微笑みかける東山。そして「ここからは『Colors』の収録順と違うセットリストなので何がでるかわかりません!」と、ファンの期待を煽りながら次の曲へ! ささやくような声で大人の恋愛を色っぽく歌う「ろまんてぃっく愛情」、海にはしゃぐ少女を表現した爽やかなサマーチューン「サマーボーイ」、とびきりキュートなバレンタインソング「バレバレ・バレンタイン」、切ない恋心を木枯らしが揺らすバラード「秋色片想い」と、4曲をメドレーのようにノンストップで披露。最後はペンライトを振る手を止めて聴き入る人も多く、歌い終わったあとには盛大な拍手が送られた。

続けて披露したのは「キズナノユクエ」「アイノヨカン」「コイノシルシ」とアニメ第1期~3期のED曲のソロバージョン。ピアノやストリングスの美しい音色がそれぞれの曲でおのずとアニメのストーリーを思い起こさせ、そこに中川かのんの歌声が寄り添ってくるのは、『神のみ』ファンにはたまらない趣向だ。「コイノシルシ」最後のサビではラララのフレーズに合わせて東山が大きく手を振り、それに応じてペンライトの光も大きく左右に揺れる。曲が終わった後には、まるでアニメの最終話を見た時のような余韻が残された。

ここで東山がお色直しのために一旦退場。そしてスクリーンには、かのんに宿る女神「アポロ」が登場! そのどこか気の抜けたトークで場内の空気が弛緩したのもつかの間、なんとここで、「中川かのん starring 東山奈央」のデビューイベント“ゆーでぃーえっくす制圧! いっくよー!”のダイジェスト映像を振り返り上映することに。2010年12月に秋葉原UDXで行われた、入場無料のお披露目イベント。そこに集まった約1300人のファンを前に、当時まだ18歳の東山は驚きと緊張を隠せない様子。しかしファンは今と負けず劣らず熱狂的で、「ハッピークレセント」ではアニメの名場面を完全再現! そのときの初々しい気持ちや感慨を、アポロのナレーション、つまり現在の東山の演技に乗せて振り返る。これをコンサートの中盤に挟んでくる演出の、なんと心憎いことだろう。

そして先ほどまでのアイドルらしい衣装から一転、黒のセクシーなミニスカワンピ風衣装に、ベージュのジャケットをお洒落に羽織り、ヒールの靴とリボン柄の傘でバッチリきめた東山が再登場。かのんが傘を持てばもちろんこの曲、「想いはRain Rain」。巧みにリフレインが織り込まれた美しいメロディに乗せて、相合傘で歩く男女の機微を歌ったミディアムナンバー。再び客席は中川かのんの世界へと一気に引き込まれていく。そして次の曲は、ジャジーなピアノが恋する乙女の弾む気持ちを彩る「君色ラブソング」。渡辺翔作曲の鉄板ナンバーが2曲続き、その存在感の大きさを改めて感じさせられた。続く「恋に落ちたサンタ」は、1年に1度の日を喜ぶ気持ちが溢れるクリスマスソング。間奏ではタップダンス風の振り付けを交える一コマも見せ、会場を幸福感で満たしていった。

int-140306-001-c002

気づいた人も多かったことと思うが、10曲目の「想いはRain Rain」でようやく1stアルバム『Birth』からの楽曲が登場した。それを皮切りにと言わんばかりに、ここからは『Birth』メドレー! アニメでも挿入歌として何度も流れた鉄板の盛り上げ曲「YES-TODAY」「ALL 4 YOU」、素直になれない女の子の心情をミュージカル風に歌い上げる「ウラハラブ」が続き、再び客席が温まっていく。

ここでいきなりステージが暗転し東山も退場。そしてスクリーンにはTVアニメ第1期の第5話~7話を編集した映像が流れ始めた。かのんの迷い、大舞台を前にしての怖れ、桂木桂馬との出会いと彼への想い、そして今一度ステージへ向かうかのん……と、彼女の原点となるストーリーがプレイバックされる。

この記事を書いた人