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INTERVIEW

2026.08.20

夢限大みゅーたいぷ、新しい挑戦と波乱尽くしのTVアニメ『バンドリ! ゆめ∞みた』のここまでのストーリー&名曲ばかりの音楽を振り返る!

夢限大みゅーたいぷ、新しい挑戦と波乱尽くしのTVアニメ『バンドリ! ゆめ∞みた』のここまでのストーリー&名曲ばかりの音楽を振り返る!

“夢(バーチャル)と現実(リアル)を飛び越える運命共同体(バンド)”と銘打ち活動する次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」発の5人組バンド、夢限大みゅーたいぷ(通称:ゆめみた)が、ついにアニメの世界へと飛び出した。現在放送中のTVアニメ『バンドリ! ゆめ∞みた』では、これまで2DCGアバターを用いた配信活動やリアルでのライブ活動を行ってきたゆめみたの面々が、アニメのキャラクターとして活躍。声優はもちろんモーションアクターも自ら行い、ゆめみたにしか成し得ないバーチャルとリアルのクロスオーバーが実現している。

今回は新しい挑戦と波乱尽くしのストーリーで話題を呼んでいる本作について、ゆめみたメンバーの仲町あられ(Vo.)、宮永ののか(Gt.)、峰月 律(Gt.)、藤 都子(Key.)、千石ユノ(DJ&Mp.)に直撃。これまでの物語の振り返りやアフレコのエピソード、主題歌や挿入歌といった音楽面の魅力やこだわりまでたっぷり語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創

バーチャルとリアルを飛び越えるゆめみたならではのアニメ

――TVアニメ『バンドリ! ゆめ∞みた』、初回の3話一挙放送ではXの世界トレンド1位になるなど、放送開始からネットやSNSを中心に話題になっていますね。

藤都子 3話一挙放送の時は、スタッフの皆さんもいるなかみんなで一緒に観ていたんですけど、正直、最初は現実味がなくて。でも、たくさんの人たちがXでコメントしてくれているのをリアルタイムで見て「あ、本当に放送されてるんだ!」って実感しました。世界トレンド1位も何かの間違いだと思ったら、本当にたくさんの人たちが観てくださっていてありがたいです。今も、毎回放送の度にトレンド入りさせていただいていて。

宮永ののか アニメ用の「#アニメゆめみた」っていうタグがあるんですけど、この前もそれとは別に「みゅーたいぷ」というワードがトレンド入りして。みんないろいろポストしてくれていて嬉しいです。

峰月律 毎回トレンドをチェックしているんですけど、「ビオラ」はいつも上の方にいて……。

一同 (笑)。

――ビオラ人気がゆめみたを引っ張ってくれていると。

峰月 引っ張ってくれているのかなあ(笑)。(バンドリ!の)公式アカウントが乗っ取られてアイコンがビオラになったりしたので。

千石ユノ でも、一挙放送以降も観てくれている人が徐々に増えてくれているのを感じていて。普段、あたしたちがやっている配信に来てくださる方の中にも、知らない名前を見る機会が増えていて、嬉しいなと思います。

仲町あられ それで言うと、アニメからぼくたちのことを知ってくれた方も、元々ライブや配信でリアルのぼくたちの活動を知っていた方も、どちらもぼくたちの存在自体に「困惑」みたいなものを抱いているように感じていて。でも逆に、その困惑を楽しんでもらいたいなと個人的に思っています。ちょっと特殊なぼくたちの存在とか在り方自体を新しいジャンルとして楽しんでもらえたらすごく嬉しいです!

――今はアニメのキャラクターとしての軸と現実の皆さんの活動が併走しているわけですが、従来のファンはアニメを観てどんな反応なのでしょうか。

仲町 それはみゃーちゃんが一番感じてるんじゃない?

 でも、私のファンは、あんまり言ってくれないんですよ。割と切り分けてアニメを観ている感じの人が多い気がする。

千石 あたしも完全に切り分けて観てくださる方が多くて。「アニメのユノちゃんはこうだったね」みたいな感想を言われたりはします。結構きっぱり分かれているかも。

峰月 私は結構一緒かもしれないです。私、すごく食いしん坊なので、アニメで食べ物ネタが出るようになってから「こっちが本当のりっちゃんだよなあ」って喜んでました(笑)。逆に優等生キャラだった時は「これは別人だろ」みたいな感じで。

仲町 ぼくのところは逆に、アニメではビオラからの攻撃を一番食らっているので、「あられちゃんが攻撃されているみたいで悲しい」みたいな感じで感情移入してくださる方が多くて。「観るのが辛い」とも言われるんですけど「いや、楽しんで!」って(笑)。だから、ぼくは、みんなからの反応を「困惑」って感じちゃうのかもしれない。

 確かに。私も今のところビオラに騙されているような描かれ方をしているので、そういう反応は多いかも。

宮永 アニメがわたしたちの配信の要素や性格を拾ってくださっているので、元からのファンの人がアニメを観たら「あ、これ配信で見たやつだ!」ってなるし、アニメから入った人が配信を観て「アニメでもギター配信やってたけどそのままだ!」ってなるのが面白くて。「アニメでしゃべってた子たちが本当にしゃべってる!」みたいな感じで、どっちから入ってもそれぞれに面白さを感じてくれているなーと思います。

仲町 そうそう、多重構造みたいになっているよね。

千石 配信していて「初見です!」とか言われると、拾ってコメントを返したりするので、そこで「通じる」のが多分、不思議な感覚なんだと思います。観ている人からしても、新鮮に思ってもらえてるんじゃないかなって。

――そうか、普通はアニメの中にいるキャラクターと対話することはないですものね。

峰月 でも、私の場合、アニメから入った人から困惑されることが多くて。私自身がアニメとは真逆すぎるので、「もうちょっと優等生かと思ってた」とか「初見ですが、間違えました」って言われて。

一同 (爆笑)。

峰月 それで思い出したかのように優等生キャラに戻ったりするっていう、ネタになってしまいました(笑)。

――この間、律さんの「壺おじ」配信(【Getting Over It 】優等生なので、壺おじをします【峰月律/ゆめみた】)をたまたま観ましたけど、優等生キャラは完全に崩壊していましたからね(笑)。

峰月 あれはちょっと……。

仲町 いやー面白かった。めっちゃりっちゃんのいいとこ出てたし、ぜひ観てほしい。

宮永 うちのお父さんがずっと見てるみたい。

一同 (笑)。

宮永 なんか車の中とかでずっと流しているらしくて、「りっちゃんの壺おじ動画がすごい伸びてる。今、再生数が3万回に到達してるよ」とか言って。

峰月 めっちゃ見てるじゃん!「動画を観ながらお酒を8缶飲み終えました」ってコメントしている人もいて。「私、おつまみの代わりにされてるやん!」って思いました。私は記憶がないんですけど。

ビオラへのお気持ち表明!? メンバーが振り返る個人的ベストカット

――ここまでのアニメの放送を振り返って印象に残っているシーン、個人的ベストカットをぜひお聞かせください。

仲町 ベストカットかあ……たくさんあるから迷っちゃうよね。

 ベストかはわからないですけど、私の場合は第7話のあられちゃんと言い争う場面と、第8話のののちゃんと喧嘩するところですね。そもそも視聴者の方は、ビオラという存在がいるから、みゅーたいぷ内では揉めないという意識だったと思うんですよ。そんな中で、まずあられちゃんを傷つけ、翌週にはののちゃんに「嫌い」と言ってしまって(笑)。

千石 それで言うと、そんな中、第8話のラストで突然バンドを辞めるユノも。「お前もかい!」っていう(笑)。

一同 (笑)。

千石 7話放送時点では、ののかがみゅーたいぷをまとめてくれているし、ユノも安定してるから、観ている人たちは「ののちゃんとユノちは大丈夫そうだね」と言っていたにも関わらず、第8話で傷つけられてしまったののかと辞めちゃったユノ。みんな本当にびっくりしたと思う。

仲町 せっかく7話でみゅーたいぷの初ライブをやったのにね。

千石 ね。そこから何にもいい方向にいかなくて。

宮永 でも、わたしは第9話の「ののちゃんは大丈夫ですよ」はすごくお気に入りのシーンです。第9話のののかは自分が明らかに大丈夫じゃない状態になっているのに気づいてなくて、とにかく目の前にあるものをそのまま読んだり、言われたことをそのままオウム返ししたりすることが多くて。「ののちゃん大丈夫?」と訊かれたのに対して「大丈夫ですよ」ってそのまま返すのが、すごくののからしいなって思いました。

――確かに。オウム返しするところにもののかの素直なキャラクター性が表れていますよね。あられさんはいかがですか?

仲町 ぼくはあられ自身の心情表現が身体表現というか、全然人間じゃない形になって出てくるところが好きです。

千石 バレーボールになったりね(笑)。

仲町 そうそう。卵も好きなシーンだし、猫も、タコも、天ぷらも。「こんなに人間じゃなくなることあるの?」っていうくらい変な動きをするので、ちょっと好きなシーンがいっぱいあり過ぎです(笑)。

――あれ、なんで天ぷらなんですか?

仲町 いや、わからないです!みゅーたいぷの誰もわからない(笑)。

峰月 私は第5話であられちゃんが手を引っ張ってくれるシーンが大好きで。それまで優等生に徹していた律ちゃんだったけど、あられちゃんが引っ張ってくれたことによって、手を握り返したりするのが本当に良くて、泣きました。

仲町 いいよね。ぼくも大好き。

峰月 友情が再びっていう感じもすごくいいよね。あと、突然2人で『マジるる(マジカルフィジカル☆くるる)』のコスプレ姿になるところも好きです(笑)。

 あそこすごいよね。作画も手描きのアニメーションになって、めっちゃ気合いが入っていて。

千石 誰も触れてないけど、ビオラの顔芸もみんな好きなんじゃないかな。

一同 確かに!

千石 特に第3話の「みゅーたいぷ、とか」と第7話の「たまんなーい!」の二つは、やっぱり一番反響が大きかったんじゃないのかなって。みゅーたいぷも負けてられないなと思いました(笑)。

仲町 本当にすべてが見どころしかないので、「好きなシーンは?」って訊かれると本当に全部だなって感じちゃう。

宮永 かたっぱしから挙げていきたくなっちゃうよね。

――ちなみに皆さん、ビオラに対してはどんな感情を抱いていますか?この機会にお気持ちを表明してもらえればと思います。

 私は信じてるからな。

一同 (笑)。

――都子さんの立場だとそうなりますよね(笑)。

 もちろん。りっちゃんやあられちゃんはいろいろ言ってますけど、私は「好き」って言われたんで。「やっぱり俺のことが好きなんだな、特別なんだな」って、信じてます。ビオラさんと私は対等な存在だから。

峰月 怖い!(笑)。

宮永 最近の都子ちゃん本当に無双だよね。Xとかもすごくて、最高。

――ビオラとの夢小説みたいな二次創作を発信してますものね(笑)。

千石 本人がいる以上、どこまでアニメのことについて言っていいのかわからない、っていうファンの方もいるんですけど、藤都子さん本人がこの調子なので「あ、ここまでやっていいんだ……」って逆に引いている状況が面白いです(笑)。

 やっぱり圧倒されてるんだね、みんな。

千石 圧倒なのかな。あの都子ワールドには、まだ誰も踏み込めてないんじゃない?みんな蚊帳の外にいて、見るしかないから(笑)。

峰月 アニメのりっちゃんはビオラさんに対して「私はおもちゃじゃない」と言いましたけど、私は逆にビオラさんをおもちゃにしてやろうと思っていて。リアル律さんはビオラのことを大きな唐揚げ棒で殴っていきたいし、食いしん坊大会に一緒に出場して負けさせたいなと思っています。

仲町 それは自分のフィールドに持っていきすぎじゃない?(笑)。

峰月 でも、リアル律さんはアニメのりっちゃんとは違って、ビオラさんのことがすごく好きなんですよね。「この人、どういう動きするんだろうな」って、見てて面白いので。「おもしれー女」だなって思います。

――「おもしれー女」は別のバンドリ!アニメですけどね(笑)。あられさんはどうですか?ビオラにはかなり苦しめられていますけど。

仲町 アニメのあられとしては「負けないぞ!」だと思います。でも、ぼくもリアルあられとしては結構ビオラちゃんが好きで。あそこまで用意周到な行動は、かなりの感情やバイタリティがないとできないことだと思うんですよ。そういう熱があるのはすごくいいところだなと思っていて。それが悪意に向いちゃうと、まあ勘弁してくださいって感じなんですけど(笑)、熱い気持ちを持っている子は好きなので、「頑張れ、負けるな!」って応援しています。

千石 あたしの場合、今のところビオラとユノは全く関わりがないんですけど、おそらくビジネスパートナーになればすごく相性のいい二人だと思っていて。引きこもって作業を淡々とやるタイプのユノと、それを計画するタイプのビオラ。そこのシナジーがうまくいくコンビなんじゃないかなって。

――おもしろい見解ですね(笑)。

千石 みゅーたいぷ側の人間としては「もうやめてよ」という気持ちでいっぱいなんですけど、フェアリィブゥケにユノがいた世界線とかを想像してみると、案外うまくいってたんじゃないかなって。まあ、そのうち何かしら問題は起きていたでしょうけど(笑)。心の隙に付け込まれたらユノも弱いタイプだとは思うので。

宮永 わたしも接点がないので、ののちゃんとしては「ビオラちゃん?誰だろう?」って感じだと思います(笑)。わたしとしては魅力を感じる好きなキャラクターなんですけど、やり方がちょっとえげつないですよね。人の弱みに付け込んだり、人を揺さぶって思い通りに動かすみたいなのが、良くない!りっちゃんやあられちゃんたちがビオラちゃんに対してキャー!ってなってる時に、ののちゃんが割り込んでいけたらなーって思ってました。そうしたらまた違う展開だったのかなって妄想してます。

峰月 ののちゃんもビオラさんに利用されちゃいそうだけど。

仲町 でも、奇想天外で上回りそうじゃない?

 コントロールできないと思う、多分。

仲町 「この子は放っておこう」って思われそうだよね。

千石 その意味では、ののかはビオラ特攻かもしれない。悪意が無効になる、みたいな。

次ページ:「アニメ版ゆめみた」の演じ方と「リアルゆめみた」との距離感

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