続くi☆Risは「アルティメット☆MAGIC」からのステージ。まずはキラーチューンで観客の心を掴みにかかる。2サビではメインステージから全員が外側を向きながらのパフォーマンスで、会場中の観客へ向かって直接的に発信。サビ明けの間奏でも円を作って周回し、場内をぶち上げまくっていく。そして「i☆Ris、よろしくお願いしまーす!(若井友希)」の挨拶で曲を締めると、そのまま初披露となる新曲「Welcome to あざとさワールド」へ。ハードなダンスチューンに乗せて、次々にフォーメーションを入れ替えながらパフォーマンス。1サビ途中のソロで久保田未夢が、いわゆる一般的な意味合いでの“あざとさ”で惹きつけるなどアクセントになる表現も多数盛り込みつつ、ベースとしては力強さを発揮。円形のフォーメーションで外側を向いた、初披露にしておそらくこのステージのためであろう見せ方をもって引き続き会場を盛り上げていく。また落ちサビ前には茜屋日海夏から山北早紀へと続くラップのリレーではスタイリッシュさも醸し出すなど、ラストまで“強い女性”像というこの曲の主軸に沿ったステージを繰り広げていった。
歌唱後のMCでは茜屋により、3月に開催された“AIKATSU! × PRIPARA THE LIVE -Miraculous Stage!-”での披露楽曲によるメドレーを宣言。まずは「lucky train!」に乗せて、i☆Risもトロッコに“乗車”。トロッコ上から観客へ手を振りながら歌唱し、随所で要求したクラップにより場内の一体感を高めると、今度は「ドリームパレード」へ。i☆Ris自身の持ち歌でもあるこの曲、Bメロや落ちサビなどの要所では持ち歌ならではのハモも美しく響かせて、トロッコ上でも隙なく魅せていってくれた。
そしてメインステージのバンドメンバーの中心に、リフトUPでReoNaが登場。新たな一歩を踏み出すアニサマに向けてか、初出演のアニサマで最初に歌った「forget-me-not」を会場中様々な方向を向きながら、大事に歌って届けていく。それに心を揺さぶられたオーディエンスによるコールも相まって、まずはこの1曲でReoNaの音楽の世界が構築される。歌唱後も、名乗りの後に三方向に丁寧に一礼すると、ここからは今夏のアニメ主題歌に起用された楽曲の披露へと移る。まず最初に歌われた「Lv.1 職業:人間」は、会場でリアルタイムに歌うReoNaと映像の中のReoNaが歌での掛け合いを繰り広げるようにして始まると、サビ直前にはMV通りランドセルを背負ったキッズダンサーも登場。さらにはステージにも“もう1人のReoNa”を表すダンサーが登場し、ReoNaもメインステージへと降りてダンサーたちと並んで振付も交えながら歌唱していき、この曲ならではの独特な空気を醸成してみせた。
そして「最後にもう1曲、あなたにお届けしたいお歌」との紹介に続いて、DAY3前半のラストナンバー「Amore」がスタート。再びゆっくりせり上がったステージ中央部から、会場を包み込むように優しい歌声を響かせていくReoNa。サビではスケール感も出しながら、どこか切なさもはらんだようなエモーショナルさも込められた、まさに彼女だからこそ最大限に魅力を引き出し切れる1曲として歌唱。大サビでは一段とぐっと力を込めて会場中へと想いを響かせ歌い切り、いつも通りの「じゃあな!」の一言と一礼を共にステージを降り、DAY3の前半戦を締め括った。
休憩時間を挟み、場内が暗転するとオープニングSEが流れ始め、それに合わせてクラップ響くなか、DOESがステージに登場。氏原ワタル(Vo.)の「ハロー!アニサマ!」の言葉を導入に、「紅蓮」でアニサマに見参だ。ざらつきを伴ったラフな歌声と体に響く骨太の演奏が会場中のオーディエンスを興奮させて心に火をつけ、いきなり大歓声を呼び起こす。挨拶代わりの1曲を披露すると、「我々DOESといえば……(氏原)」の言葉に上がる期待の歓声を受けて「『銀魂』の曲聴きたいですか!?」と投げかけ、肯定を示す歓声を受けて「バクチ・ダンサー」から『銀魂』楽曲メドレーがスタート。歌と演奏でオーディエンスを踊らせにかかり、受けて客席では赤とオレンジのペンライトが灯り、心が“燃えさかる”様を表現される。続く「修羅」でも熱くパワフルなDOESの音楽が凄まじいコールを呼び起こし、氏原も1-A’メロの歌詞を“アニサマの夜には”と変えてそれに応えれば、サビの“一、二、三、四”のコールは一段と大きく響き渡る。最後に「KNOW KNOW KNOW」でもステージの上下関係なく彼らのロックを楽しみ尽くして、特別なメドレーを届けていった。
そんなDOESのステージも、早くも次がラスト。惜しむ声を受けながら始めた「曇天」で再び会場中の心を熱く燃やしていくと、1サビ明けにはさらに“特別な夜”らしく仲村宗悟を呼び込みスペシャルコラボへと展開。荒っぽさを伴わせ氏原にやや接近した仲村の歌声が氏原のそれとぶつかり合い、この日だけの響きを生み出していく。最後まで2人とも力一杯の歌声をオーディエンスへと届けて、そしてラストは氏原の先導で声を上げながらオーディエンスが幾度も拳を突き上げ、DOESのステージは幕。そのまま仲村へとバトンタッチする。
仲村自身もコラボを終えた高揚感を率直に表しつつ、ソロの出番を最新曲「ハンドメイド」からスタート。クラップで観客とも繋がりながら、共にステージを彩るダンサーと視線などの掛け合いも交えつつ、彼持ち前のポップな魅力を届けることで“仲村宗悟”にも心を惹きつける1曲に。そして「次はロックに行こうぜ!」と呼びかけ、ファンキーなナンバー「Oh No!!」へ。サウンドに合わせてボーカルに再び熱を帯びさせると、1サビ前には「手上げろアニサマ!」と掲げて前後に振らせてさらに巻き込みにかかる。またサビ明けにはサブステージへと移動し、ここまで近づけなかった側の観客もフォローしながら最後まで力と熱を込めて歌いきった。
そしてラストナンバーを「WINNER」であることを告げると、イントロと共に場内はクラップが響き渡る。また、冒頭では青一色の景色への感謝を伝えつつ、「一緒に歌おう、覚えてね!」と呼びかけてからコール部分を歌うと、幾度も楽曲中に登場するそのフレーズでのシンガロングは曲が進むにつれてどんどん大きなものに。それが仲村のフェイクと絡み合い、ここでも彼は“この場だけの音楽”を生み出してみせる。こうして3曲ともカラーの違う楽曲を披露したうえで、「アッパーチューンでなくとも会場を1つにできる」という形までも提示する、意義深いステージを仲村は終えたのだった。
そんな空気を、ハードなユーロビートと共に切り裂くかのようにステージに登場したのは、芹澤優 feat. MOTSU。まずは最新曲「TIMELESS POWER」を通じてスリリングな世界へといざなっていく。芹澤の歌声は、この日コラボやi☆Risで聴かせたものとはまた違う、この曲ならではの太ささえ感じる力強いものに。そこにMOTSUがソリッドにラップを炸裂させ、サビでのパラパラ風のダンスなども含め、この2人ならではの抜群に相性良好なパフォーマンスを繰り広げていく。また、後半でロングトーンを尻下がりに歌い上げる、今ならではの色気も漂わせた芹澤の歌声も、楽曲ともマッチして魅力的に響いていった。さらにこの2人、息の合った掛け合いをMCでも展開。「ここにいる全員の気分を、上々にしたいんですよ!(芹澤)」と切り出したのをきっかけに「気分上々↑↑」のカバーへ突入。ダンスフロアやDJブースをイメージした映像をバックに、“セリモツ”は引き続き息ピッタリのパフォーマンスを展開。後奏では客席を半々に分けてのコール合戦も交えて、観客のバイブスを見事に上げてみせると、最後に2人はそれぞれトロッコに乗り込み「JUNGLE FIRE」へ。サビでは客席で振付通りの赤いペンライトが上下するなか、互いに追いかけ合うかのように通路を疾走しながらの披露。にも関わらず、芹澤の歌声には変わらぬ迫力があり、さらに2サビ後のMOTSUのラップに合わせて“小籠包ポーズ”までこなすなど、最後まで充実のパフォーマンスをやり抜いていった。
そのクラブチューンの要素を引き継ぐ「UMA IN AMERICA」で登場したのが、『ウマ娘 プリティーダービー』から亜咲花(エスポワールシチー役)、石原夏織(アーモンドアイ役)、久保田未夢(ラヴズオンリーユー役)、関根 瞳(レッドディザイア役)、星希成奏(キセキ役)、海弓シュリ(フォーエバーヤング役)の6人。緑の輝きに染まった客席が現出させたターフに向かって歌唱していき、大サビ前に「DOKI!」のフレーズに合わせて1人ずつカメラに映される瞬間には、各ウマ娘らしいポーズでしっかり魅せていった。
曲明けには本日の“出走者”6名がそれぞれ挨拶。亜咲花が「てめぇらへばってんじゃねぇぞー!」と活を入れれば、久保田はセリフと共に愛らしいポージングで歓声を起こすなど、各々の演じるウマ娘の個性を存分に発揮してみせる。そして関根が「次の楽曲は、タオルを使って盛り上がっていきたいんです!」と呼びかけると、2曲目はまさにこの季節に似合うサンバ調の「UMA Summer」。星希の先導でイントロの観客のコールが揃い一体感を生み出せば、サビでは客席にタオルが回りまくって場内のボルテージはさらに高まり、ステージ上の6人もサビで海弓が高々と跳ねて高まりを表すなど、それを受け止め楽しみながら歌っていく。
すると「Ready!! Steady!! Derby!!」のイントロと共に、サブステージにこの曲の作詞・作曲を手掛けたオーイシマサヨシが登場。その現実に観客、そしてトレーナー(※『ウマ娘』におけるファンネーム)は凄まじい歓喜の声を上げていく。オーイシは曲中メインステージに合流すると、キーを一切落とさずにハイトーンボイスを突き抜けさせ、ウマ娘たちと共に場内一杯のアニソンファンのボルテージをさらにアップ。場内には、物理的に空調の冷房が追いつかないほどの熱気が渦巻いていた。それに続いたウマ娘としてのラストナンバーは、作品のアンセム的存在「うまぴょい伝説」。ウマ娘たちは早口フレーズ続きのこの曲を表情豊かに歌っていき、2コーラス目でのソロリレーでは、アーモンドアイにドンピシャなヒロイン感をもつ石原の歌声を筆頭にまたも個性を発揮。最後まで観客の心を惹き続けて、この日も無事“ゴール”を果たした。
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