REPORT
2026.08.07
バーチャルスクールアイドルプロジェクト・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(以下、蓮ノ空)のライブイベント“ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 6th Live Dream ~Bloom Garden Party~”。そのファイナルとなる“Bloom Garden Party Stage/埼玉公演”はメンバーと“あなた”の想いが花咲く、最高に素敵なものとなった。埼玉・ベルーナドームで行われた千秋楽公演、そのDay.2の模様をお伝えする。
PHOTOGRAPHY BY KANG JONGHOON/河上 良/VIOLA KAM/松本いづみ/加藤千絵/深野輝美/キセキ ミチコ
TEXT BY 千葉研一
★DAY1レポートはこちら
https://www.lisani.jp/0000314760/
“6th Live Dream”の千秋楽となる“Bloom Garden Party Stage/埼玉公演Day.2”も出演キャストは前日と同じく、楡井希実(日野下花帆役)、野中ここな(村野さやか役)、菅 叶和(大沢瑠璃乃役)、櫻井陽菜(百生吟子役)、葉山風花(徒町小鈴役)、来栖りん(安養寺姫芽役)、三宅美羽(セラス 柳田 リリエンフェルト役)、進藤あまね(桂城 泉役)、花宮初奈(乙宗 梢役)、佐々木琴子(夕霧綴理役)、月音こな(藤島 慈役)の11名。花帆の「先輩たちともう一度ライブをしたい」「誰もが花咲けるステージを作りたい」との願いから生まれた“Bloom Garden Party”(以下、“B. G. P.”)は、大ヒット公開中の「映画 ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ Bloom Garden Party」で“B. G. P.”当日の模様やメンバーの想いが素敵に描かれ、感動を生んだ。
Day.2では日替わり曲としてユニットごとにDay.1にはなかった楽曲も披露。なにより、福岡、兵庫、神奈川と巡ってきたツアーの千秋楽ということで、より一層の想いがパフォーマンスにも最後の挨拶にも溢れていた。
そんなDay.2公演も、小鈴による開演前アナウンス&「ちぇすとー!」の掛け声で気合いを入れると、11人全員によるオープニングナンバー「ハナ咲けばユメ駆ける」で幕を開ける。“蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん”(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのファンの呼称)のテンションも一気にアップだ。映画での同曲披露シーンでの華々しい映像を再現した演出で、センターステージ、左右のサブステージからスリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく!の3組が登場し、歌いながらメインステージへ。さらにEdel Noteの2人もステージ上段に登場し素敵なパフォーマンスをみせ、11人が集結するとやはり壮観。「Bloom the smile, Bloom the dream!」の衣装も相まって、冒頭から笑顔満開の幕開けとなった。
曲後は、楡井の合図で全員が元気に挨拶。「蓮ノ空」が遂にドームに来たことを感慨深げに口にするキャストは、今回もアリーナの各ブロックやスタンド、配信にそれぞれ花の名前がついていることを紹介(名称はDay.1と同じ)。さらに、自己紹介の段になると、Day.1でバタバタしちゃったと笑う菅が、この日はゆっくりとステージの端から端までみんなで移動しながら盛り上げていく。103期生の卒業を思うと、こうした1つ1つが噛み締めたくなる瞬間であり、102期生キャストの挨拶でのいつものやり取りも嬉しくなるものだった。
そして、センターに立つ楡井が左右を見てキャストたちが頷き、彼女の掛け声で“Bloom Garden Party Stage/埼玉公演”Day.2の本編がスタート。スクリーンには103期、104期、105期のカードイラストが流れ、各ユニットの個性溢れるステージで会場を楽しませていった。
ユニットのトップバッターはEdel Note。「シアター生き様」でスクリーンの「Link!Like!ラブライブ!」(以下、「リンクラ」)の「Fes×LIVE」映像とリンクするように、優雅なダンスや力強い歌声でオーディエンスを魅了していくと、Edel Noteの2曲目として披露したのは日替わり曲の「フュージョンクラスト」。Day.1とは違う楽曲のイントロに大きな歓声が沸き起こる。スクリーンの星空をバックにして、思いのこもった歌声を高らかに突き上げていく2人。進藤の格好良さと三宅のかわいさのバランスも抜群で、進藤が三宅の手を取るやり取りでも華麗に魅せていた。そこから楽しさ全開の「A出るノート」へと移行すると、さらなる歓声やコールが大ボリュームで響き渡る。サビでは会場みんなの動きが揃い、楽しそうな笑顔を浮かべた2人ははしゃぐように躍動。手をつなぐ場面でもいつも以上にギュッと握り締めると、最後は想いが溢れたのか、進藤が三宅の側頭部にキスをすれば、お返しに三宅が進藤の頬にキスをして大歓声が起こっていた。やはり2人の想いが通じていることは2人の所作や目線の1つ1つからも伝わってくるものだった。
続いてステージを彩ったのは、105期体制のスリーズブーケ。左右のサブステージに登場した楡井と櫻井が、透き通る歌声で「水彩世界(105期Ver.)」を披露。スキップしながらメインステージへと移動し、にこやかに手を合わせるシーンも素敵だった。スリーズブーケの日替わり曲は「Holiday∞Holiday(105期Ver.)」。腕を横に振りながらキャッチーなフレーズを軽やかに歌う2人。仲良く手を繋いでいた楡井と櫻井が、途中で恋人繋ぎをしてポッと顔を赤らめるように微笑んだり、ハートを作ったり、ウインクを決めたりと、かわいさをいっぱい振りまきつつ、会場も一緒になって盛り上がる。「Special Thanks(105期Ver.)」では、1日の移り変わりを感じさせるライティングのなか、軽快で心を爽やかにするメロディをかわいいパフォーマンスが彩っていく。2人のカラーで階段が光る演出も素敵で、最後に近づいて頭に手をやる姿も熱くなるもの。これまでとこれからを担う2人の姿は、ユニットの絆だけでなく色んな意味で心に響くもの。息ぴったりで仲睦まじい2人の様子を見て、104期で新たに櫻井が加わった時からの2人の関係や歩みを思い起こす人もいただろう。
そして、DOLLCHESTRA。夜景が映るスクリーンをバックに披露した「AWOKE(105期Ver.)」では、野中と葉山がキレのあるダンスをかっこ良く決める。ワルツ調のパートをみんながクラップで盛り上げると、凛々しい表情と歌声で自分たちの色で魅了していった。日替わり曲「KNOT(105期Ver.)」では、冒頭の叫びで客席のスイッチを入れると、クラップ全開で一緒になって楽曲の世界を作り上げていく。セリフ調パートもドキッとさせられるものがあり、時折みせるちょっと口角を上げた表情にも気持ちがこもる。最後も「いくよ!」と2人が叫び、ラスサビは魂の歌声を突き上げていた。歓声とどよめきが残る会場で、DOLLCHESTRAパートラストは「パラレルダンサー(105期Ver.)」。星がきらめくなかで、優しい歌声を聴かせる2人。息の合った振付はお互いの信頼感も伝わってくるもので、2人の表情もにこやかで心を潤してくれる。2人の呼びかけに会場の「OK!」の声も響き渡っていた。
さらに、みらくらぱーく!は、「ド!ド!ド!(105期Ver.)」で会場を熱狂の渦に。それぞれの期でメンバーが変わっても、彼女たちの最高に楽しい盛り上がりは普遍。105期の菅と来栖の組み合わせもバッチリで、みんなのコールも全開で会場一体となっていた。日替わり曲「ココン東西(105期Ver.)」では、また違った楽しさを届ける2人。ライトやレーザーが会場にきらめき、賑やかに楽しい空間が広がる。ゲームをイメージしたちょっとコミカルな演出もありつつ、花道を通ってセンターステージに移動すると、さらにセンターステージの外周を走り回りながら会場中に手を振って盛り上げていた。2人は互いの顔を見て頷き、みらくらぱーく!パートを「ジョーショーキリュー(105期Ver.)」で締め括る。青空に紙飛行機や風船がスクリーンに飛び交い、爽やかで気持ちの良い歌声を響かせていく。来栖が菅の方に手を乗せて笑顔を浮かべたり、お互いの顔をみて“ひとりじゃない”との歌詞を噛み締めたり、随所で2人の絆も感じられ、曲後に抱き合う姿に大きな歓声があがっていた。
そのまま楽しいリズムを刻んで105期の他の6人が姿をみせると、楡井の「みんなの近くに行って、“いったん”盛り上がっちゃいましょう!」との言葉から、「いったん(105期Ver.)」をトロッコに乗って披露。コールを響かせるオーディエンスにマイクを向け、笑顔がさらに広がっていく。続く「STEP UP !(105期Ver.)」でも投げキッスをするなど、ハイテンションなナンバーに合わせてサービス精神旺盛に楽しむ8人。「まだまだ行くよ~!!」との叫びでボルテージをさらに上げ、大盛り上がりでライブ前半を締め括った。
休憩時間を利用して会場内で放送された「蓮ノ空 校内放送」では、前日同様「花咲けばモノまねる」「お互いのイメージをとーひょー☆スター」のコーナーを実施。この日は全問正解とまではいかなかったものの、やはりお互いよくわかっているようで、これまでの歩みや活動の積み重ねが感じられる。不正解だった質問を1つ紹介すると、「お互いのイメージをとーひょー☆スター」のコーナーで、自身のイメージを「良い意味で大胆」「良い意味で慎重」の2択から「慎重」を選んだ楡井だったが、他のキャスト全員が選択したのは「大胆」。他のキャストからどう見えているかというのは実に面白く、なによりわちゃわちゃとやり取りするのは音声からも様子が目に浮かぶほど楽しいものだった。
そんな休憩時間が終了し、後半戦がスタート。後半戦は105期の8人による「アイドゥーミー!」から。通称“蓮ノ三連華”と呼ばれる103期生(花帆、さやか、瑠璃乃)のパートから始まるこの曲。楡井、野中、菅の熱い歌声に呼応するように、他の5人が登場して歌い上げていく。この3人と5人とのフォーメーションだけでなく、ユニットの相方同士がペアになったフォーメーションなど曲中の動きも注目で、後半戦もすごいステージになると確信させる始まりとなった。
そして、103期生がそれぞれセンターを務める楽曲やソロ曲を次々と披露していく。さやかのセンター曲「はじまりの羽音」では、大人っぽくかっこ良いメロディに乗せてまた違った表情をみせる。野中のソロのかっこ良さや、他のキャストがしゃがむなかで闊歩する姿など、彼女の魅力にキャストのハーモニーも美しく響いていた。瑠璃乃のセンター曲「Echoes Beyond」でも、菅のかわいいソロパートに他のキャストが加わっていく。2番が105期の相方である来栖のソロから始まるのも物語を感じるもの。ずっと並び歩んできた楡井、野中も次々と菅に力を与えるようであり、全員の声が合わさって会場に広がるのも美しい。
ラストは階段でポーズを決めると、そのまま花帆のセンター曲「チャーミングな花束を!」。笑顔の花が広がっていくように、ソロパートに合わせてスクリーンにはメンバーカラーの花が1本ずつ増え、最後に色とりどりの花束になる。この演出は何度見ても素敵で、そんな演出をバックにみんなで円を作って歌い踊る姿、楽しそうに笑い合うのが蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブなんだと胸が熱くなるものだった。
続いては、アルバム『103rd Graduation Album ~Full Bloom Memories~』の新規楽曲を披露するソロ曲ゾーンへ。まずは野中が村野さやかのソロ曲「Bless you!」で凛としたかっこ良い歌声で魅了する。ステップもダイナミックで、熱い伴奏に負けないパフォーマンスはさすが。階段を駆け下りてキックを決めると、曲の後半には晴れやかな気持ちを溢れていて、客席にマイクを向けると「Bless you!」の声がこだまする。歌い終えた表情もかわいく、やり切った感がいっぱいに溢れていた。
“最高に楽しい1日”を体現したのは、菅による瑠璃乃のソロ曲「ミジンコトランスフォーメーション」。さやかのイメージカラーである氷青色から、一気に瑠璃ピンクへと会場が変化させ、瑠璃乃の世界へとみんなを連れて行く菅。タイトルのインパクトは強いが、込められた想いは胸に響くものであり、ちょっと下を向いてからキッと前を向いて、想いを噛み締めるように歌い上げていく。2番以降はスタンドマイクからハンドマイクに持ち替え、パフォーマンスのラストでは「こんなステージで歌えるようになりました!」「みんな本当にありがとー!!」と思いの丈を叫んでいた。
3人目は楡井。花帆を象徴するおひさま色に染まった会場で、ソロ曲「プレイリスト/「あの日」を披露。会場を見渡す表情は本当に嬉しそうで、歌い上げる声も動きのキレも走り抜けてきた彼女の成長を感じるもの。間奏では手を振ってステージを走り回ると、みんなの声援が彼女の気持ちをさらに押し上げていき、会場がどんどん盛り上がっていく。ラストに花道を走る彼女はまさに“笑顔の天才”である花帆そのものであり、輝く笑顔が咲き誇っていた。
さらに、楡井、野中、菅の3人が並び立ち「ペレニアル」を歌い上げる。彼女たちを最初からずっと見てきた人も最近見始めた人も、お互いの顔を見て頷き合う表情や大ジャンプも決める3人のパフォーマンスに培ってきた絆が伝わってくるだろう。集まってお互いの肩に手をかけるシーンも、105期では最上級生となり卒業を控えた彼女たちだからこそ、かけがえのないものだ。
そして、Day.2の本編もいよいよラストスパート。映画のワンシーンがスクリーンに映し出される。映画は102期生である先輩たちと105期のメンバーそれぞれとの関係性が、106期生となる錦上マイカ(CV.星宮じゅりあ)と令沢 葵(CV.朝陽花菜)の目線で描かれたが、ここからはその102期生との絆も感じられる、花帆の願いから実現した夢のステージが繰り広げられていった。
まずは、ステージに歩み出てきたEdel Noteの2人が「EdelinieN」を披露。手を取り合ったり、立ち位置を変えたりしながら、2人の世界をステージで表現していく。手にキスをするシーンでさらに気持ちを込めると、後半は高音を突き上げて想いを拡散するように歌い上げていった。
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