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INTERVIEW

2026.06.24

【連載】テンカラット×ミュージックレイン 新人発掘・プロジェクト「OPALIS」 「俳優・声優を目指すあなたへ……」 第1回 窪塚愛流×夏川椎菜インタビュー(前編)

【連載】テンカラット×ミュージックレイン 新人発掘・プロジェクト「OPALIS」 「俳優・声優を目指すあなたへ……」 第1回  窪塚愛流×夏川椎菜インタビュー(前編)

今年春より、俳優をメインとする芸能事務所「テンカラット」と、声優・アーティストをメインとするプロデュースカンパニー「ミュージックレイン」がコラボレーションし、俳優、声優、アーティスト活動までハイブリッドに活躍する才能を発掘し、2社が共同でタレントを育成する「OPALIS」プロジェクトが始動。6月24日からは、全国規模の大型オーディション応募がスタート。そこでリスアニ!では、業界で今注目を集める「OPALIS」プロジェクトにフォーカスした連載をスタート。

第1回目は、テンカラット所属でドラマ、映画で活躍中の俳優・窪塚愛流さんとミュージックレイン所属の声優&アーティスト・夏川椎菜さんの対談の前編をお届けします。「OPALIS」オーディション参加者の参考にもしてもらいたい、俳優・声優の演技の違いなど業界の先輩としての経験談を語ってもらいました。

INTERVIEW & TEXT BY 阿部美香

俳優と声優が語り合う、それぞれの“演技”のスタートライン

――今回は「OPALIS」オーディション参加者にとっては憧れの先輩であるお2人に、お仕事にまつわるお話をしていただきたいと思います。ちなみにお2人は、今日が初対面だとか?

夏川椎菜 はい、そうなんです。窪塚さんのご活躍は存じ上げていましたが、実際にお会いして……スタイルの良さにも驚いてしまいました!

窪塚愛流 いや、そんな……(照)。

夏川 声優をやっていると、俳優さんとこうしてお話できる機会はあまりないので、色々なお話が聞けると思って、楽しみにしていたんです。

窪塚 僕もありがたいことに、声のお芝居をさせていただく機会があるのですが、とても難しいと感じているところです。なので、夏川さんにもお聞きしたいことが色々あります。

夏川 お答えできるように頑張ります(笑)。

――今、窪塚さんがおっしゃったことにも関係しますが、窪塚さんは俳優として、夏川さんは声優として“人物を演じる”表現活動をされています。 “演技をする”こととしては同じに見えますが、やはり俳優としての演技と、声優としての演技には、違いがあると感じますか?

窪塚 感じます。ある作品で声優としてのオーディションを受けたとき、ドラマや映画で自分がやってきたことが、しっくりこなくて。画に合わせてセリフを合わせることもそうですが、テンションのコントロールも上手くいかなかったです。声優さんは、何をどう意識して取り組んでいるのかが、僕にはわかっていなかったので、声優さんってすごいな!と思いました。

夏川 確かに難しいですよね。声優としてお芝居をする場合は、キャラクターがどういう表情をしているかも、どういう仕草をしているかも画として決まっていますし、キャラクター同士のやり取りの間も、どういう掛け合いをするかも全部決まっている。そういう意味では、結構、全体を俯瞰していないといけない場面が多いんですよね。だから、熱のこもった芝居をしていても、ちょっと一歩引いている自分がいないといけないタイミングはかなりあるかなって思いますね。

窪塚 それをできることが、すごいです。声だけの芝居を経験して、「抑えてお芝居をする」ということが、僕にはあまりなかったのだと、気づかされました。

――感情を込めるだけ込めれば、いい声のお芝居になるというわけではないんですね。

夏川 はい。大切なのは“感情を爆発させているように聞かせる”ことなんですね。マイクの前で、実際に演じ手の自分が感情を爆発させてしまうと、体が動いてしまって声がマイクに上手く乗らなくなってしまうという、技術的なものもあります。声のお芝居は、演じている本人が泣いていなくても、泣いているように聞こえれば、それが正解!という世界なので、体を使って演じる俳優さんのお芝居とは、違いはかなりあると思います。

窪塚 マイクの使い方にも、良い悪いがあるのですか?

夏川 ありますね。マイクまでの距離も含めて、声がきれいに入る位置というのがあるので、なんとなくそこを意識しながら立つんですけど……アフレコは1つのスタジオにだいたい4本くらいマイクが立っていて、それを10人とか、多いときには20人とかの役者で分け合って、入れ代わり立ち代わりお芝居するんです。だから悠長にはやっていられなくて(苦笑)。マイクの前に入ったら、一息つく間もないくらい、すぐにセリフを喋り出さなきゃいけない。それだけ瞬発力が求められますし、技巧的なお芝居が必要な場面も多いと思います。

次ページ:想像を膨らませて感情を引き出す俳優力、感情を制御しながら”感情を伝える”声優力

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