2018年放送のTVアニメ『ゾンビランドサガ』に登場して以来、ライブや佐賀県PR大使など幅広い活躍を繰り広げてきたフランシュシュ。2025年に公開となった劇場版『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス(以下、ゆめぎんがフェスティバル)』の勢いを借り、5年ぶりとなる単独ライブ“ゾンビランドサガ LIVE~フランシュシュゆめぎんがフェスティバル~”を、4月4~5日に横浜・ぴあアリーナMMにて開催。会場を佐賀にする勢いで盛り上がり、さらなる大発表も行われた千秋楽の模様をレポートしよう。
TEXT BY 斉藤直樹
PHOTOGRAPHY BY Hajime Kamiiisaka
好天に恵まれたこの日のぴあアリーナMMは初日に続いて満員御礼。2021年以来となるフランシュシュの単独ライブはDAY1も大盛況に終わり、この日も場内は開園を待ち望むファンの期待の空気に満ちていた。そして会場が暗転し、ライブの幕開けを飾ったのは……「前回のゾンビランドサガライブは!」との源さくら(CV:本渡 楓)のハイテンションなナレーションだった。
その内容は2021年に開催された“ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ 佐賀よ共にわいてくれ~”で映画化が発表されるも4年間続報がなく、その間もフランシュシュは佐賀県のPRを中心に様々なイベントで活躍。そして待望の映画が2025年に公開されるといったもの。そして昨日行われたDAY1の映像が流れ、「世界よ!これがフランシュシュだー!」「たくさんのゾンビィ(フランシュシュのファンネーム)が集まったここは昨日からずっと佐賀! いいえ、佐賀をも越えてもはや銀河!なのです!」とのさくらのゲキにファンは大歓声で応え、いよいよライブ本番の幕が開いた。
『ゆめぎんがフェスティバル』のラストを飾った、世界の人々がフランシュシュのライブを見ている映像と、これまでのリアルライブの様子がクロスオーバーしていくオープニング映像が流れ、これが終わると同時にスクリーンが落ちる。すると満月を背にフラッグを掲げて、階段状に勢ぞろいするフランシュシュがステージに登場!『ゆめぎんがフェスティバル』でフランシュシュが宇宙人たちへ反攻の狼煙を上げるシーンを再現した演出に場内の熱気も一気に沸き上がった。
そしてオープニングを飾るナンバーは『ゆめぎんがフェスティバル』のクライマックス、SAGAアリーナのライブシーンで披露されたライブにおいては初披露となる「悠久ネバーダイ」だ。映画とほぼ同じ衣装を纏い、アニメのライブ映像とシンクロしながら“逆境からの再起”と“逆襲”という『ゾンビランドサガ』ならではのテーマを熱く歌い上げた。
クライマックスには花道を練り歩いて、アリーナ中央の円形ステージでパフォーマンスを締め括ったフランシュシュ。そのままステージ外周に並んで輪になって送る二曲目は、『ゆめぎんがフェスティバル』内のライブでラストを飾った「またたく宇宙(ソラ)に憧れて」。劇中のライブをリアルで再現するかのようなハーモニーとダンスのコンビネーションを、映画の映像とシンクロさせながら披露。クライマックスはファンとクラップを合わせて共に盛り上がり、まさに映画のラストを体感させるようなライブの幕開けとなった。
「皆さーん!おっはよーございまーす!」と『ゾンビランドサガ』でおなじみの挨拶をさくらが叫ぶと、場内のゾンビィ全員が「おっはよーございまーす!」と返し、フランシュシュメンバー全員が大喜び。「すごい盛り上がりで鳥肌が止まらない」「もうフィナーレの気分」と語りながらMCがスタートし、ファンの声援を期待して仕掛けたフラッグでの登場や、ライブ初披露の「悠久ネバーダイ」ではファンが映画に合わせた声援をぱっちり決めてくれたことに感動したなどと、スタートから最高に盛り上がれたことに感謝の言葉を送る6人。続く自己紹介では、最後まで全力で盛り上がってこの場所を佐賀にして帰ろうと話し、『ゆめぎんがフェスティバル』のライブ衣装をベースにした今回の衣装の名前を決めようとして、何故か「ゆめぎんがパラシュート」になったところで再びライブがスタート。
続いても『ゆめぎんがフェスティバル』からのナンバー、オープニングでフランシュシュが子供向けステージで披露した「冒険ズンドコドン!」がスタート。劇中で子供たちと盛り上がったメンバーの名乗りやダンスのパフォーマンスを見事に再現した。曲が終わるとスクリーンにはゾンビィ0号・山田たえ役の三石琴乃が登場。映画の感想やファンへのメッセージ、そしてフランシュシュの6人への応援の言葉を送った。
さらに5年前のライブはコロナ禍で声出しNGだったことに触れ、山田たえがコール&レスポンスをやりたいということでスクリーンに登場。「オイース!」「ゲーソ!」「フーランーシュシュー!」などの個性的なフレーズでファンとコール&レスポンスを繰り広げ、再び6人へとバトンタッチしてのライブパートがスタートした。
「ウィー!アー!フラーンシュシュー!」そんな叫びと共にメンバーがステージになだれ込み、それぞれがトロッコに乗り込んでスタートしたのはメンバー紹介ソング「We are FranChouChou!」。それぞれのキャラクターに合わせたメロディラインに乗せて他己紹介をしていくナンバーを、アリーナを回りながらファンの間近で熱唱。そしてラストは佐賀から世界に向けてみんなとがんばる気持ちをパワフルに歌い上げた。
続いて二階堂サキ(CV:田野アサミ)が「わたしたちがフランシュシュだー!」、ゆうぎりが(CV:衣川里佳)「みんなー、合いの手ありがとうござんすー!」と叫び、続けてサキが再び「おいおい、でもまだまだ足りないんじゃねーか?いけんのかー!?」と場内の空気をさらに熱くするように煽る。そしてここからなだれ込んだ次の曲は佐賀県唐津市からの依頼で誕生した「すきっちゃん!からチュッ」。実写の唐津市の名物・名所映像にアニメのフランシュシュが登場するというPVと共に、唐津市の魅力を織り込んだリリックをハイテンションに歌い上げるフランシュシュならではのナンバーに場内のテンションも一気に上がり、ラストを締め括ったさくらの「チューッ!」には大歓声が巻き起こった。
星川リリィ(CV:田中美海)の「まだまだいくよー!」とのゲキと共に始まったのは、昨年リリースされたぱちんこ『Pゾンビランドサガ』のための新曲「七福大祭典」。合体して2人乗りになったトロッコに乗り込んだメンバーが、パチンコの演出映像と共にスモークを巻き散らしながらアリーナを巡り、パワフルな歌声とシャウトを響き渡らせる。そしてクライマックスにはメインステージに戻り、みんなで考えて振り付けに盛り込んだというパチンコを打つ様子やスリーセブンのジェスチャーを交えたパフォーマンスで、ライブ前半戦を最高の盛り上がりで締め括った。
ここまでの6曲全てが単独ライブ初披露曲となった前半戦を振り返る6人。フランシュシュとしては久々の声出し可能ライブだったので、トロッコの機会を増やしてみんなの近くに行きたかったとのこと、そして大きな声援を送ってくれるファンの表情もしっかり見えて楽しかったことを語り、ライブは中盤戦へと突入した。
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