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2026.03.25

レーベルメイトによる意外なコラボレーションで魅せまくる!「P’s TRIVAL 01」レポート

レーベルメイトによる意外なコラボレーションで魅せまくる!「P’s TRIVAL 01」レポート

3月8日、ポニーキャニオンのアニメソングレーベル・P’s Recordsによるライブイベント“P’s TRIVAL 01”がなかのZERO大ホールで開催された。P’s Recordsの手掛ける実験的なスリーマンライブシリーズである“P’s TRIVAL”。レーベルメイトという仲間(TRIBE)にしてライバル(RIVAL)でもある3組(TRI)のアーティスト・グループが競演することでどんな化学反応が起きるのかを試す(TRY)ことをコンセプトに掲げている。その記念すべき第1回となった今回の公演には内田真礼DIALOGUE+立花日菜の3組が出演した。

TEXT BY 成松 哲
PHOTOGRAPHY BY 池上夢貢

幕開け早々、エクスクルーシブなパフォーマンスが連発!

竹達彩奈「Little*Lion*Heart」、三森すずこ「Traveling Kit」、花澤香菜「Cipher Cipher」など、P’s Records所属アーティストたちの楽曲の数々が開場SEとして流れるなかのZERO大ホールは大盛況。多くのアーティストのファン、そしてレーベルのファンが詰めかけていた。

そしてレーベルのもうひとつのライブシリーズ“P’s LIVE!”の第2回のテーマソングにして、内田真礼、DIALOGUE+、立花日菜、石原夏織、鬼頭明里、久保ユリカ、竹達彩奈、土岐隼一、花澤香菜、harmoe、三森すずこが歌う「明日へ鳴らすリフレイン」が流れ出したところで、ライブはスタート。上空でミラーボールが乱反射するステージに姿を現した内田真礼が、TAKE(FLOW)作詞・作曲のトライバルなEDMナンバー「歌詠鳥」をドロップ。この日の公演とP’s Recordsの新ライブシリーズの幕を開けた。

モダンなリズムに2人のダンサーと共にステップを踏みながら、“つくし たおやか 遣らずの雨 可惜夜なら”と、そのトラックとは裏腹な古風なリリックを歌い上げる内田がパスするマイクを受け取ったのはDIALOGUE+だ。「歌詠鳥」の大サビでステージに合流した彼女たちは、内田とオーディエンスと共に“Wow Wow Wow”と大合唱すると、そのまま田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)作詞・作曲、kz(livetune)編曲の「僕らが愚かだなんて誰が言った」をノンストップで連射。内田の楽曲に負けず劣らぬビートを背に力強いボーカルと練度の高いフォーメーションダンスで魅せ、その終盤には客席へと繰り出してさらなる盛り上がりを煽ってみせた。

パワフルでラブリーでクールな声を聴かせまくった立花日菜

そんなDIALOGUE+から「今日のトップバッターは立花日菜!」とマイクをリレーされた立花は、ドラム、ベース、ギター、キーボードからなる、この日のサポートバンド・P’s Bandと2人のダンサーを従えて、昨秋リリースの1stフルアルバム『HOLIC』の1曲「Unbalance Addiction」で自身のステージをスタート。かわいらしくもタフにラップしたかと思えば、強烈な2ビートに乗せて高速で言葉を畳みかける巧みなボーカリゼーションを披露した彼女は、「あらためまして、立花日菜です!」「まだまだ声出せますよね?」とシャウトして「わたしクエスト」をパフォーマンス。エレクトリックな原曲を爽快感溢れるギターロックに翻案するバンドセットのライブならではのアレンジで客席の大きな「ハイ! ハイ!」コールを誘っていた。

そのP’s Bandを「すごくすごいんです!」とユニークながらも説得力十分なレトリックで賞賛した立花は、草野華余子 作詞・作曲の「Dear my Soleil」と阿部真央 作詞・作曲の「恋のハイテンション」というラブソングをかわいく2連発。その彼女とP’s Bandのグルービーで心地よいプレイにオーディエンスは時に小気味よくクラップを贈り、また時にはリズミカルにペンライトを振っていた。

続くMCタイムで立花は開口一番「ここでこの方をお呼びしたいと思います」と内田をステージに招き入れる。そして内田を前にした立花が「今日も美しい」と切り出せば、内田が立花に笑顔を向けながら「かわいいね」と返す、なんともノンキなやり取りをした2人は、レーベルの先輩・三森すずこの「ユニバーページ」をカバーする。すると、ツインボーカルに4ピースバンドという原曲とは大きく異なる編成でのプレイながら、オーディエンスはビビッドに反応。客席からリズミカルなコールが贈られると、内田は「さすがみもりん、浸透力が違うな」と目を丸くしていた。

「ピンクだ!」と今さら立花の髪色に驚き、そのステージに「カッコよくて好きです」と最大の賛辞を贈った内田がステージをあとにしたところで、彼女のライブは終盤戦。「いいでしょ? 真礼さんの隣で歌えて」と客席を煽って笑顔を誘うと、バラエティ豊かなセットリストで自身のステージを締め括る。スタイリッシュなダンスロック「I’m GAME!」ではその冒頭、ハイトーンボイスを響かせてみせ、80’sライクなシンセ使いが面白い「コントロールキー・コンジャンクション」では一変、その電子音によく似合うコミカルな歌声でオーディエンスを踊らせる。そしてこの曲を“chu chu chu”と締め括った彼女は、PandaBoY作詞・作曲・編曲の「Pink Twinkle Wink」をラストナンバーにセレクト。性急なダンスビートと立花のラブリーな歌声で魅せるこの曲のアウトロ、ダンサーと入れ替わるようにDIALOGUE+が登場。ステージの8人は“きゅるきゅるりん”とかわいく声を揃えると、その直後、ライブのオープニング同様、DJミックスかのようにやはりPandaBoYが制作する「CUTE♡CUTE♡CUTE♡」へとリレーした。

「CUTE♡CUTE♡CUTE♡」は立花とDIALOGUE+メンバーも出演するスマートフォン用ゲームでありTVアニメ『CUE!』のキャストからなるユニット・AiRBLUEの楽曲。その後のMCでスケジュールがタイトだったこともあり、原曲とは歌割りが異なる今回のバージョンに苦戦したと苦笑いした立花だったが、その乙女ハウスナンバーを文字どおり“CUTE♡”に歌い上げ、客席をダンスフロアへと変身させていた。

声優アーティストグループのトップランナーとしての意地と実力が火花を散らすDIALOGUE+

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