リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2026.03.30

【連載】「学園アイドルマスター」初星学園3rd Singleリリース記念キャスト連続インタビュー:第4回目 薄井友里(姫崎莉波役)

【連載】「学園アイドルマスター」初星学園3rd Singleリリース記念キャスト連続インタビュー:第4回目 薄井友里(姫崎莉波役)

「学園アイドルマスター」(以下、「学マス」)が2026年5月でゲームサービス開始から2周年を迎え、この1月からは親愛度コミュ「#STEP3」で登場した新ソロ曲が3rdシングルとして順次リリースされている。リスアニ!では「学マス」2周年と3rdシングルリリースを記念したキャストインタビューを実施。新たな楽曲を中心にキャスト自身の成長も深堀りしていく。今回は、「36℃ U・B・U」でみんなをドキッとさせる、姫崎莉波役の薄井友里に話を聞いた。

【特集】「学園アイドルマスター」初星学園3rd Singleリリース記念キャスト連続インタビューはこちら

【特集】「学園アイドルマスター」初星学園3rd Singleリリース記念キャスト連続インタビュー

INTERVIEW & TEXT BY 千葉研一

“ドキッとポイント”を作りつつ、ベースは楽しく歌うこと


――まもなく「学マス」がサービス開始から2周年を迎えます。薄井さんにとってどんな2年間でしたか?

薄井友里 一言で言うと「とても幸せな2年間」でした。「学マス」が始まってから、本当にずっと楽しくて。もう2年経ったのか……という驚きもありますが、振り返ってみるとソロ曲はもちろんそれ以外の楽曲も歌わせていただきましたし、ライブもたくさんやらせていただきました。本当に密度の濃い2年間だったなと思います。

――それだけ密度の濃い2年間において、ご自身の成長についてはどのように感じていますか?

薄井 レコーディングやライブの機会をたくさんいただけているからこそ、ある地点で飛躍的に伸びたというより、緩やかに成長できているのかなと思います。特に感じるのはレコーディングですね。最初の頃はよくサビの部分で「ステージに立っているイメージを持って、もっと大きく。勢いや楽しい雰囲気を出して」とディレクションをいただいていました。ただ、当時はまだライブ未経験だったので、自分の中で想像して歌っていたんです。でも、この2年間でたくさん経験を積み、ライブを盛り上げてくださったプロデューサーさんの力で、自然とステージに立っているイメージや表現ができるようになりました。ライブでの経験をレコーディングにしっかりと活かせるようになったことは、とても大きな成長だと思います。

――ライブでの薄井さんはいつも笑顔を浮かべている印象があって、すごく楽しそうだなと感じます。

薄井 私、普段は結構緊張しやすいタイプだと思うんですが、応援してくださる温かいプロデューサーさんの前でライブをする時は、緊張よりも楽しさが勝つんです。演じるのも歌うのも踊るのも好きですし、ライブを見て楽しそうだと思っていただけたのなら、それは表現としてではなく、めちゃくちゃ素ですね(笑)。

――では、2年間で特にこれが大きかったと思うライブや楽曲を挙げるとしたら、どれでしょうか?

薄井 やっぱり最初に浮かぶのは、“初 TOUR”(“学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初心公演-”)です。つい最近のことのように感じるくらい印象深くて、一生忘れないと思います。私にとって初めてのライブで、歌もダンスもなにもかもがイチからの練習でしたので大変ではありました。でも、練習の時間すらも楽しかったんです。初めてプロデューサーさんと直接お顔を合わせる場だったこともあり、大変さを上回る楽しさがあったからこそ、こんなにも強く印象に残っているのだと思います。その後、1stライブ(“学園アイドルマスター The 1st Period Spotlight Star”“学園アイドルマスター The 1st Period Harmony Star”)など様々なステージに立たせていただいた時も、「こんなに大きなステージで、曲数もたくさんあって、私にできるかな……」と不安になることがありました。そんなときに「いや、“初 TOUR”を乗り越えられたのだから絶対に大丈夫」と自分を奮い立たせる、大きな自信に繋がっています。

――先日、京セラドーム大阪で開催された“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2025”(以下、“MOIW2025”)も、その気持ちで乗り越えられたと?

薄井 はい。でも、“MOIW2025”は楽しすぎて、緊張はそれほどしなかったです。初めてのドームでプロデューサーさんの数に圧倒されちゃうかな?と思ったんですが、そんなこともなくて。逆に、笑顔を向けてくださる人数が増えるからこそ、より楽しいと思えました。先輩方と一緒にステージに立てたのも本当に楽しかったです。

――成長でいえば、前回のインタビューで、歌う時は“お姉さん”に対する固定概念にとらわれすぎて、“年下のお姉さん”をどう表現するのか苦労したと話していました。2年経ち、その表現に関してはいかがですか?

薄井 そうですね。もちろん、もっともっと突き詰めていきたい気持ちはあります。ですが、莉波ちゃんは「見てくれているファンの方々と一緒にステージを心から楽しむアイドル」だと思うんですね。だから、最近のレコーディングでは、「お姉さんにしなきゃ」と考えすぎないようになりました。要所要所に聴いてくれているみんなをちょっとドキッとさせる“お姉さんポイント”を入れつつも、アイドルとして活動することを心から楽しんでいる表現を一番のベースにして歌っています。

「36℃ U・B・U」では莉波からプロデューサーの手を

――ここからは3rdシングルを中心に、楽曲のことを聞いていきます。まずは何と言っても表題曲の「36℃ U・B・U」。またとても良い曲がきましたね。

薄井 良い曲ですよね!音源を初めて聴いた瞬間に、「あ、神曲だ」と思いました。これまでのソロ曲も全部素敵でしたけど、ここに来てまたすごくいい曲を莉波ちゃんはいただけたなって。楽しく歌えるだろうなと思いましたし、みんなをドキッとさせる“お姉さんポイント”を入れられそうなところもたくさんあったので、早くレコーディングしたかったです。

――「STEP3」発表の生配信(学園アイドルマスター「初星学園HR STEP3 姫崎 莉波」)のなかで話していたように、曲のテーマは「弾ける」「殻を破る」。莉波自身の成長を受けて、薄井さんはこの曲をどのように捉えましたか?

薄井 これまでは心の中で悩んだり葛藤したりする部分が多く、莉波ちゃんは「プロデューサーくんに手を引かれて動き出している子」という印象がありました。でも、「36℃ U・B・U」では逆に、莉波ちゃんの方からプロデューサーくんの手を引いている印象といいますか、より自発的に動きながらも、それに臆していない。むしろ、楽しんでいるんです。莉波ちゃんを表現する時に、よく「お姉さんだから、もう少し余裕を持って」とディレクションをいただくのですが、そうやって自分から楽しんでプロデューサーくんの手を引いて歩き出している姿こそ、まさに意識しない自然な余裕なんだろうなと感じました。

――最初のソロ曲「clumsy trick」では“はみ出したい”というフレーズが有名になりましたが、心の中での願望でしたからね。それが本作では、“ここからは君の番”だと駆け引きをする感じがあって。

薄井 そうなんですよ。

――歌詞を書かれたのはSoflan Daichiさん。作曲・編曲の伊藤 翼さんがXで「この作詞家最強」と書いていたのも、歌詞を読むと納得です。

薄井 本当にそう思います。メロディも大好きですが、歌詞もすごく刺さりました。読んでワクワクしましたし、実際に歌っていても楽しくて。この曲は個人的にただ楽しむために聴くことも多くて、そのたびに歌詞最高だなと思っています。

――公式Webラジオ「初星学園放送部」では好きなフレーズがありすぎると話していましたよね。改めていくつか好きなフレーズを教えてください。

薄井 そうですね……まずは、“私からモーションじゃ王道すぎるでしょ?”です。今までなら「私から行きたいのに……」となっていたのが、「私からじゃつまらないから、そっちから来てよ」みたいな感じになっていて。それってすごくお姉さんだし、ドキッとするし、歌っていても楽しいし、すごく好きなフレーズです。“君にとって 私は一体何なの?”というところも大好きです。ゲームで莉波ちゃんをプロデュースしている身からしても、「プロデューサーくんにとって莉波ちゃんってどういう存在なの?」と思うんですよ。その気持ちにマッチした、莉波ちゃんとプロデューサーくんの関係性をすごく表しているフレーズだなと思います。ライブで歌う時は、思いっきり感情を込めて歌い上げたいです。他にも、“やればできる子 素直でよろしい”はすごくお姉さんドキッとポイントだなと思って、好きなところですね。

――“やればできる子 素直でよろしい”は文字だけだと、ちょっと上からの発言にも見えますが、莉波らしいお姉さんらしさがあって。

薄井 莉波ちゃんの場合は上から目線ではなく、頭なでなでしながら言っている姿が想像できますよね。

――どのフレーズも、「STEP3」のコミュを読むと更に感じるところが大きくなりますね。

薄井 はい。「STEP3」も本当に良いお話になっています。魂を込めて演じたので、まだ見てない方はぜひ見ていただきたいです。

――MVのコメントなどでも書かれていましたが、タイトルの「36℃ U・B・U」は読み方を変えると「36度9分(CUBE)」になりますよね。そこは気づきましたか?

薄井 気づきました。実は最初に気づいたのは私ではなく、倉本千奈役の伊藤舞音ちゃんなんです。舞音ちゃんってお話や言葉をすごく深く考え、咀嚼できるタイプで、彼女に「この『36℃ U・B・U』って「36度9分」ってことかな?」と言われたんですよ。それで私もハッとなって、大地さん(「学マス」プロデューサーの佐藤大地)に聞いたと思います。

――“36度ニブい”という歌詞は「36度2分」にかかっているでしょうし、上手いなと思います。そして、その歌詞を見事に活かしているのが伊藤 翼さんによるメロディです。鳴らしている音や楽器も多彩で引き込まれますが、聴いた印象やお気に入りの部分を教えてください。

薄井 メロディもすごく良いですよね。今までの莉波ちゃんの楽曲の中でもテンポが速めで、歌っていても聴いていても、自然と曲の世界観に入り込んで一緒に楽しめるなと感じました。特にお気に入りなのは、“「ねえねぇ、ちょっとおでこ貸して♪」でラブもデコっちゃう?”の2回目のところ(Dメロ)です。ここは音もちょっと変化するので、レコーディングでも「印象づけたいよね」と話して録ったんですよ。あとはやっぱりサビですね。歌ってみるとキーが高いですけど、それ以上に楽しい気持ちになりました。

――レコーディングのことを、さらに詳しくお聞かせください。

薄井 全体としては、プロデューサーくんの手を引いて、かつ楽しく歌うことをイメージして歌いました。そのなかで特にこだわったのは、今話した“「ねえねぇ、ちょっとおでこ貸して♪」でラブもデコっちゃう?”の部分です。このフレーズは曲中に2回出てきますが、「莉波ちゃんは『STEP3』で成長したから、あまり余裕のないところを見せないほうがいいのかな?」と思い、最初はお姉さんムーブといいますか、余裕のある感じで歌ってみたんです。そうしたら、「ここは印象付けたいフレーズだし、莉波はお姉さんの魅力だけじゃなく、高校生としての等身大なところも魅力。今までのような余裕のない感じを出しちゃっていいんじゃないかな」とディレクションいただきました。恥ずかしい話ですが、実は最初に歌ったとき噛んでしまったんですね。でも逆に、「いや、その感じもいいです。そのまま使いたいくらい」と言ってくださって。それくらい莉波ちゃんがまだ余裕を出し切れていないところをしっかり表現していこうとなり、何度も録り直してこだわったポイントです。

――この曲はゲーム内のライブシーンもまた秀逸です。こちらはご覧になっていかがでしたか?

薄井 楽曲を聴いた時から私なりに色々想像を膨らませていたのですが、私の想像をはるかに超越する素晴らしいライブシーンでした。いきなり「ステージの上からじゃなく、教室から始まることもあるんだ!」と驚かされましたし、スマホでメッセージを送る演出も「待って!これって私(プロデューサー)に送っているんじゃないの?」と想像してしまうような距離の近さがあって。細かなところでは、ストラップにトルソーくんがついているのも感動しましたね。ステージに上がってからも、「え?カメラ何台設置されているの?」と思うくらいカメラワークがすごかったです。しかも、「clumsy trick」の時は、花道のトルソーくんに向かって莉波ちゃんがアップになる印象深い演出があったのですが、そういった演出も惜しみなく使われていて。LEDモニターを使って、色んなシチュエーションで莉波ちゃんを近くに感じられるんです。初星学園にライブを配信する環境があるかわかりませんが、配信で見ているファンが大喜びするような演出もすごく多くて。良い意味で「本当にズルい!莉波お姉さん!」という感じでした。ラストに向けて熱がどんどん上がっていって「36度9分」になる演出もすごく素敵だなって思います。

――ライブでの披露も楽しみです。

薄井 そうなんですよ。ライブシーンがすごすぎて、リアルのステージで表現させていただけるときは演出がどうなるんだろうって思いますね。私はハードルを高く設置していただけると燃えるタイプなので、私も頑張らなきゃと気合いが入りました。

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP