REPORT
2026.02.27
Liella!が昨年末にリリースした“ラブライブ!スーパースター!! Liella! 7th LoveLive! ~Fly! MUSIC WORLD♪~”のテーマソング「OPEN THE G☆TE!!!」と、2・3期生が歌う「High!モチベーション」を収録したシングル。さらには彼女たちの3rdアルバム『Aspire』を引っ提げてのライブツアーとなる“ラブライブ!スーパースター!! Liella! 7th LoveLive! ~Fly! MUSIC WORLD♪~”の神奈川公演が2026年2月7日、8日にかけて開催された。出演したのは、伊達さゆり(澁谷かのん役)、Liyuu(唐 可可役)、岬 なこ(嵐 千砂都役)、ペイトン尚未(平安名すみれ役)、青山なぎさ(葉月 恋役)、鈴原希実(桜小路きな子役)、薮島朱音(米女メイ役)、大熊和奏(若菜四季役)、絵森 彩(鬼塚夏美役)、結那(ウィーン・マルガレーテ役)、坂倉 花(鬼塚冬毬役)の11人。その2日目の模様をレポートする。
TEXT BY 塚越淳一
オープニングムービーでメンバーが紹介されていくと、客席がメンバーカラーに染まっていく。ステージの真ん中にある扉が開くとLiella!の11人が登場! いきなり今回のライブのテーマソング「OPEN THE G☆TE!!!」を披露し、会場が熱狂に包まれる。衣装はライブのキービジュアル、そして「OPEN THE G☆TE!!!」のジャケットをモチーフにしたもの。ペンライトの光がキラキラと煌めく会場で、叶えたい夢がまだまだあるから未来へ進んで行こうと前向きなメッセージを発信すると、観客も“Wow wow wow wow wow”と大きな声を出してLiella!を後押しする。そして、大きなステージを広く使い「ユートピアマジック」を軽やかに歌っていく。まるでミュージカルを見ているかのようなステージング。カラフルでメルヘンなステージセットも相まって、楽しい《ミュージックワールド》を作り上げていた。
恒例のコール&レスポンスの自己紹介をしたあとのMCでは、この日の天気が雪だったことを受けて坂倉が、Liella!のライブはなぜか天気が悪いことが多いという話をすると、知らない間に雨女になってしまったという岬が悲しい顔をする。すると伊達が「大丈夫、私たちで晴らすから!」と言って、すぐさま安心させるやり取りが微笑ましい。そしてライブは「次のワクワク、一緒に探しに行こう!」と「What a Wonderful Dream!!」へ。この曲ではトロッコに乗って会場をぐるっと一周し、ファンの近くまで行って楽しんでいた。
続いて、2・3期生がステージに残り、2・3期生のみの新曲「High!モチベーション」を披露! マーチングバンド風のアレンジが印象的な楽曲なのだが、そのドラムによる軽快なリズムが前へ突き進む6人の気持ちを表し、1期生が安心するような息の合ったパフォーマンスを見せつけていた。
幕間のドラマパートのあとは、3rdアルバム『Aspire』のソロ曲を披露していくコーナーへ。トップバッターは、切り込み隊長、3期生の結那だ。しっかり息を吸い込み、ロックナンバー「ルカ」を歌っていく彼女。そのかっこいいステージングと真っ直ぐな歌声でオーディエンスを圧倒していく。激しいドラムとベースライン。そんな重低音に負けずに突き抜けてくる歌と、そこに込められた歌が好きというシンプルな感情。そこからウィーン・マルガレーテの想いが伝わってくるパフォーマンスだった。
そのバトンを受け取った伊達は「Over Over」で“夢みる気持ちを止めるな”と、みんなの背中を押す。“本気になるから泣くんだよ”という言葉もそうだが、本楽曲の歌詞には、心に響く言葉が詰まっている。それを歌で伝えていくと、会場からも大きな声が巻き起こっていた。その熱気を感じて「みんな最高だよ! ありがとう」と声を掛け、スキップしながら、ステージをあとにする。
岬が歌うのは、おしゃれなポップナンバー「Rhythm」。丸い飾りが散りばめられたスカートがとってもキュート。心地良いリズムに乗り、しなやかに踊りながらステージを左から右へ移動していく。間奏で魅せたキレのあるダンスや、気持ちのこもった歌声で、会場をうっとりさせていた。
薮島が歌う「Sky Linker」は情熱的なロック。スパニッシュな間奏でのフラメンコの雰囲気を取り入れたダンスやエネルギッシュなボーカルが、真っ赤に染まった会場に見事にマッチ。“負けんな! 絶対!”という彼女が演じる米女メイらしい言葉も、会場に力強く響いていた。
続いて登場したのは3期生コンビの結那と坂倉。2人共メインの衣装でステージに登場すると、魅惑的なダンスと歌で「FANTASTiC」を表現していく。1年生ながら貫禄すら感じるステージには2人のかっこ良さと頼もしさがみなぎっていた。
再びソロコーナーへ。印象的で美しい旋律のリフが響き渡ると、青山がベンチに腰掛け「結び葉」を優しく歌う。“真っ青な空”と歌うところではスクリーンが青空になり、そこに手を振る。この曲は亡き母への手紙を感じさせる歌詞なのだが、今幸せに包まれている葉月恋の気持ちが感じ取れたし、優雅に踊りながら表情豊かに歌う青山のステージングも素晴らしかった。
続いて、ここまでソロ曲を歌ってきた5人がトロッコに乗って「1.2.3!」を披露。それぞれがソロ衣装を纏っていたので個性がばらばら。それでも、気持ちは1つなんだというのが伝わってきたし、会場のみんなとも“1.2.3!”と声を合わせ一体感を創り上げていた。
会場の興奮が冷めやらぬなか、サングラス姿で登場したペイトンが、いきなりムーンウォークを披露! 会場が湧く中、「Just woo!!」を自信たっぷりに歌っていく。私は私に夢中で、私に恋しているんだと宣言するこの曲にぴったりの、自信みなぎるパフォーマンス!スパンコールの衣装もステージの光を反射し、彼女を輝かせていた。
鬼塚冬毬の初ソロ曲「ワイルドカード」を歌う坂倉。「不思議の国のアリス」を彷彿させる衣装も印象的で、スクリーンの映像と連動してポーカーフェイスでトランプを操っているようなダンスもクールだった。ただ、そんな表情と内心は裏腹で、歌詞から冬毬の姉者への深い愛情が感じ取れるのもかわいらしい。
少しの静寂のあと、ステージから放たれる優しい光に会場が包まれていく。そしてスポットライトがステージを照らすと、寝そべっていた大熊が起き上がり、「LiLiA」を歌い始める。透き通った歌声、切なさすら感じさせるダンス、そして美しいライティングに、グッと引き込まれるパフォーマンスだった。センターで歌うことを経験した四季の中に生まれた感情を、しっかりと表現する歌唱も素晴らしい。
チャイナドレスをモチーフにした衣装で登場したのはLiyuu。切ないバラード「ファンダメンタル」を、ステージセットに座りながら披露していく。色んな壁を乗り越えて、自分の進む道を決めていった唐可可の想いがよぎる。歌の途中、澁谷かのんや平安名すみれをはじめとしたLiella!のメンバーの映像が映し出され、中国語で、“第一次在无数的未来中找到了我自己”と、未来への決意を感じる歌詞を歌う瞬間は、本当に感動的だった。
続いて、1期生の5人が、アリーナ席(※横浜アリーナではセンター席という名称だが、あえてここではアリーナ席と表記)の周りをぐるっと一周する花道で「探して!Future」を歌っていく。それぞれソロパートでカメラ目線で歌っていくのもキュートで、会場を盛り上げて次のソロ曲へ繋げる。
ガーリーな衣装で登場した絵森がスマホを手にしながら歌った「パステルコラージュ」。スマホに保存されているLiella!のメンバーたちとの大切な思い出の写真がスクリーンに映し出されていく。とてもポップな曲調なのだが、鬼塚夏美がメンバーたちとの何気ない日常をどれだけ大切にしていたのかが伝わってきてグッと来てしまう。
ソロコーナーの最後に登場したのは鈴原。生徒会長を引き継いだ桜小路きな子の冒険が、これからも続いていくんだなと感じられる「てくてく日和」を、ミュージカルのようなダンスとハキハキとした歌声で披露していく。曲の最後には、私たちが付いてるよというように2期生の3人が登場してバックダンサーを務める。4人の絆を感じさせる仕掛けと最後に肩を寄せ合う演出が最高だった。
そのまま2期生の4人で「POP TALKING」を披露。4人での歌割りとなったが、ラップ調のやり取りが普段の4人のやり取りそのままのようでほっこりする。続いてLiyuu、ペイトン、鈴原、大熊、絵森、坂倉でお祭りソング「Chance Day, Chance Way!」を披露、会場をがっつり盛り上げた。
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