REPORT
2025.12.20
HoneyWorksプロデュースの人気アイドル・monaのキャラクターボイスを担当する夏川椎菜によるリアルワンマンライブ第2弾、“LAWSON presents 夏川椎菜 as mona 2ndワンマンライブ 君を幸せにするのはわたし♡”が、2025年11月29日、立川ステージガーデンにて昼夜2公演で開催。“LAWSON presents HoneyWorks 10th Anniversary 夏川椎菜 as mona ワンマンライブ#超絶あざといファンサしちゃうぞ♡”から約1年ぶりのステージでは、ライブ初お披露目となる新曲2曲に加え、あっと驚くHoneyWorksファミリーのカバー曲も。monaのキュートな歌声と“モナカ”(※monaファンの呼称)の熱いコールが響き合った昼公演の模様を振り返ろう。
PHOTOGRAPHY BY 江藤 はんな (SHERPA+)
TEXT BY 阿部美香
2024年12月4日、同じ会場でmonaとモナカがリアルに出会った記念すべき1stワンマン“LAWSON presents HoneyWorks 10th Anniversary 夏川椎菜 as mona ワンマンライブ#超絶あざといファンサしちゃうぞ♡”から約1年。この日の立川ステージガーデンには開演前からたくさんのモナカが集い、BGMとして流れるmonaナンバーに早くもペンライトを小さく振りながら、穏やかな冬の風に当たった頬を上気させ彼女の登場を待っていた。ピンクの法被と団扇を身につけたモナカ、monaと同じボブヘアにリボンをつけた可愛いモナカ、1stワンマンのライブTシャツを着込んだモナカ……客席のカラフルな装いと、あらゆるところにピンクのアイテムが散りばめられたステージセットを見るだけでもワクワクした気分になる。
昼公演の開演時間である15時、拍手に迎えられお馴染みのバンドメンバーであるギターのOjiと中西、ベースのkyo、キーボードの宇都圭輝、ドラムのAtsuyuK!がスタンバイ。客電が落ち、ステージの大きなスクリーンにムービーが流れる。これまでmonaが歌ってきたMVのビジュアルが次々に流れ、ライブロゴが映し出されると同時に、客席に向かってライトが飛ぶ。ステージの中央、新曲「お兄ちゃんエチケット♡」でmonaがつけていたネコ耳がデザインされた扉から、いっぱいの光を浴びてmonaが登場。歓声の中でスタートしたオープニングナンバーは「#超絶かわいい」だ。monaのキュートな歌声と“君の大好きな人はだーれ?”との問いかけに、客席全員から「超絶かわいいmona!」の大きなコールが放たれ、「盛り上がっていくよー!モナカー!」とmonaも応えて叫ぶ。最高の盛り上がりでお互いの気持ちを交換したあとは、ドラマティックな「ビュティホ」へ。ピンクのライトに包まれてクラップが鳴り響く。ライブの一場面を切り取り、アカペラパートでファンへの想いを熱く歌い上げるmonaに大歓声が贈られる。
ニコニコしながら「みんな元気だねー!」と手を振って「君を幸せにするのはー?monaでーす!」と元気に挨拶。「私がモナカの前で歌って踊るのは1年ぶり。もうみんな幸せそうな顔をしているけど、間違いじゃないですよね?」「大事な日だから晴れて良かったー!」と嬉しそうに笑う。「今日は初めてのモナカにも、2回目のモナカにも、楽しんでもらえるセットリストを組ませていただきました」と話して、この日のための新しい衣装を紹介。monaが着ている白と爽やかなブルーでデザインされたドレスは、彼女がデビューした時の衣装を豪華にバージョンアップした、思い出の詰まったものだ。
そして「自己紹介してもいいですかー?」と呼びかけ、「あざとくっても許してね?(OK!)わがまま言っても許してね?(OK!)だって私は~?(You’re my angel!)あなたのハートに笑顔をお届け!あなたの天使!m・o・n・a、monaで~す!よろしければ名前だけでも覚えてってください!」とお馴染みのフレーズを掛け合ってからスタートしたのは、アイドルmonaが世に出る出発点となったハイテンポの「私、アイドル宣言」。「行くよ、モナカー!」の明るい呼びかけにモナカが沸き立ち、ピンクに染まった客席が左右に波を打つ。そして次に届けられたのは……この日最大のサプライズ、イントロで大きく会場がどよめいたCHiCO with HoneyWorks曲のカバー「決戦スピリット」だった。客席が赤いペンライトに染まり、激しくアクションするバンドと共に“ロック”を身に纏ったmonaが大きく手を振り上げてオーディエンスを煽り、キュートにシャウトしていたのも新鮮だ。いきなりのカバー曲だったが、モナカのコールもバッチリ。雄々しい大合唱が鳴り響いた。
興奮冷めやらぬ客席に、息を切らして汗を光らせながら「ビックリしたよね、みんな!」と笑うmona。「決戦スピリット」はスポーツなど何かと戦っている人に刺さる歌詞。そんな曲の出だし“プレッシャーそれがどうした神様の助けはいらない”という歌詞に触れて、真っ直ぐな気持ちを語る。「みんなは私の曲が大好きで、かわいいところを見たくて来てくれてるけど、もしイメージと違ったらどうしようとか、本番で失敗しちゃったらと思うと、たくさんのプレッシャーがあります。こうしてステージに立つと、バンドもモナカのみんなもいてくれるから1人じゃないけど、神様は助けてくれない。信じることができるのは自分のここまでの努力や、あるかどうか分からない自分の才能。自分を信じてやらなきゃという熱いメッセージが、アイドルとしてこうしてステージに立つ土壇場の気持ちにすごく似てるなと共感してました。CHiCOさんは尊敬しているアーティストなので、『決戦スピリット』をこの場で歌えて嬉しかったし、光栄でした」
グッズを手にしているモナカとも交流し、「(みんなの)愛を感じますね」と嬉しそうなmonaだが、「私を愛してくれる人なんて、いないんじゃないかって思ってた時期もありました。アイドルになって少しずつ強くなっていく私を感じてもらえたら嬉しいです」と言葉を重ねる。そして静かに歌い始めたのは「ホントノワタシ」。
monaの曲が聴く人の心に残るのは、アイドルであるmonaと17歳の女の子・成海萌奈、その両方の気持ちを包み隠さず歌に添えて届けてくれることだ。弱い自分、醜い気持ちを抱えてしまう自分……。でも、そんな自分がいるからこそみんなに誇れるアイドルであるために、ファンのみんなに笑顔と愛を届けるために一生懸命に努力してmonaは自分に負けない自分を作り上げてきた。そんな想いを証明してくれたのが、等身大の「ホントノワタシ」と、次に歌われた「誇り高きアイドル」と「不屈のアイドル」だった。どんなに苦しく辛いことがあっても、monaの理想の“アイドル”をみんなに届けたい、何があっても負けたくない。バンドの音に支えられながら力強く歌い上げるmonaの声は、誰よりも気高く、何よりも真っ直ぐにハートに響いた。
内面を映し出す3曲を晴れやかな表情で歌い終えたmonaがステージを一度後にすると、monaバンドがインストゥルメンタルのセッションを始める。この日選ばれたナンバーは鳴海萌奈として彼女の姉・鳴海聖奈(CV:雨宮 天)とデュエットしていた「シス×ラブ」だ。この楽曲も、mona(=萌奈)の人生には欠かせない1曲。切なさが迫るアレンジになったmonaバンドのエモーショナルな演奏に拍手が起こる。そして、そのアウトロで衣装を着替えたmonaが再びステージへ。
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