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2025.07.24

ぼっちぼろまる、主催ライブ“ぼろぼろ金メダル”完遂!弾き語り&バンドの2編成で大いに楽しませたファイナル公演レポート

ぼっちぼろまる、主催ライブ“ぼろぼろ金メダル”完遂!弾き語り&バンドの2編成で大いに楽しませたファイナル公演レポート

2025年3月からスタートしたぼっちぼろまる主催ライブ“ぼろぼろ金メダル”。同イベントは彼と親交がありリスペクトするバンド/アーティストを招いた5ヵ月連続のツーマンライブシリーズで、タイトルの「金メダル」と掛けて全公演「金」曜日に開催された。さらにファイナルは「ぼっちぼろまる(弾き語り)×ぼっちぼろまる(バンド)」と称した2編成ワンマンという大盤振る舞い。Spotify O-WESTに集まった観客を多種多様な方向性から大いに楽しませた。

TEXT BY 沖さやこ
PHOTOGRAPHY BY ATSUSHI

心の奥にある感情を素直に差し出す弾き語り

オープニングムービーとして“弾き語りぼろまる”と“バンドぼろまる”による一触即発の(?)フェイスオフ対談の模様が流れると、先攻である弾き語りぼろまるがアコギを抱えてゆっくりとステージに現れる。ぼっちぼろまるは昨年6月よりゲストを招いた弾き語り&トークライブ「ぼろ語り」を定期的に開催しており、その腕を磨いてきた。1曲目は「ダメニンゲンぱれーど」。優しいアルペジオに乗せて一言一言に感情を吹き込むように歌声を響かせると、観客も一音一音を逃さぬようじっくりと聴き入った。

「アイウェア・ラプソディー」をストレートなストロークで届けると、弾き語りぼろまるは「バンドぼろまるさんに一切負ける気はない」「今日は弾き語りぼろまるが金メダルを獲る」と意欲を燃やす。そして「ぼろ語り」を始めてから様々な気づきを得たこと、弾き語りライブは観客の気持ちがダイレクトに伝わってくることに触れ、この場で弾き語りを披露できることへの感謝を告げた。

弾き語りライブを繰り返すなかで生まれたという「猫のレコード」では、繊細なコードワークと軽やかかつ人懐こいボーカルでもって会場をロマンチシズムで満たす。「バケモノの恋」はアルペジオのリフレインを効果的に用い、弾き語りという枠組みながらサウンドに緩急を作った。「珈琲牛乳」ではソフトなギタープレイと歌声で楽曲の物語を丁寧に描く。ノスタルジックな優しい音色が、じんわりと心に染み入った。

ぼっちぼろまるは以前よりライブで自分の感情を伝える難しさを感じていたことを明かし、それをより強く伝えられる方法は何だろうかと考えた結果、弾き語り&トークライブを企画するに至ったという。「ぼろ語り」では自分の内なる感情と向き合いながら、観客の心に意識を向けられたのかもしれない。さらに「今日はみんなに自分の気持ちが届いている気がする」「こんな(表情が一切変わらない)見た目の僕でも気持ちを届けられるんだから、音楽は素晴らしい」と喜びを語ると、フロアからも拍手が起こった。

制作当時の率直な思いを綴った「なんとなく」は素直で飾らない雰囲気に観客も手拍子を乗せ、ラストの「アソボー行進曲」ではぼっちぼろまるの呼びかけによりさらに溌溂としたクラップやシンガロングが巻き起こる。この1年間、自身の掲げた目標に向かってひたむきに弾き語りを磨き続けてきたぼっちぼろまるの真摯な思いが花開いたステージだった。

チームプレイでフロアを沸かすバンド編成

「金メダルチャレンジ」と称した幕間ムービーの後は、後攻のバンドぼろまるが登場する。ナオ(Gt)、OK bass(Ba)、くるみ(Key/Cho)、ゴブリエル(Dr)という定番・安心のサポートメンバーが揃うなか、エレキギターを抱えたぼっちぼろまるはポップなギターロックナンバー「タワースピーカーストリート」でのびのびとライブをスタートさせた。「ぼっちぼろまると愉快な地球人たちです!」と自己紹介を挟むと、ヒットソング「おとせサンダー」へ。前のめりな演奏で音楽を存分に楽しむ5人に触発されるように、観客も笑顔でポジティブな感情を解放する。

ぼっちぼろまるはハンドマイクスタイルにチェンジすると、新曲「タタリダンス」、キャッチーなミクスチャーバンドサウンドの「鎌倉STYLE」と時に踊りながらステージを動き回り、時に腕を左右に振るなどして観客のテンションをさらに上げる。バンドメンバーは勢いと手堅さを併せ持つたくましいグルーヴで楽曲をドライブし、くるみはコーラスやタンバリンなどでも彩りを加えるなど、カラフルなバンドサウンドが高揚を誘う。途中“シャッターチャンスタイム”として設けられた写真撮影時間では、ぼっちぼろまるが完璧な表情管理とビジュアルの良さを最大限に発揮しており、和気あいあいとしたムードが広がった。

弾き語りぼろまるへ賛辞を送りながら「やっぱりライブはゴリゴリいきたいですよね!?」とバンドならではの強みで闘志をあらわにすると、アッパーな「イケてるパーカー」、バンドメンバーのソロ回しも映えるグルーヴィーな和ロック「百人一鬼」と熱量を上げ続け、「まだまだ踊れますか!」と呼びかけるとディスコナンバー「NE-CHU-SHOW」とツインボーカルのエモーショナルなロックナンバー「ハロ」と強度の高いアニメタイアップソングをたたみかける。バンドのライブだからこそ作り出せるダイナミックな演奏と、観客とともに音楽を楽しみたいという純粋な思いがはちきれんばかりにきらめいていた。

次のページ:「ぼろぼろ金メダル」に込めた思い

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