リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

REPORT

2025.07.22

パシフィコ横浜でファンと過ごした熱いステージ――UniteUp!のワンマンライブ“sMiLea LIVE -Fly into the Uni:Birth-”レポート!

パシフィコ横浜でファンと過ごした熱いステージ――UniteUp!のワンマンライブ“sMiLea LIVE -Fly into the Uni:Birth-”レポート!

2025年1月にスタートした多次元アイドルプロジェクト『UniteUp!』のTVアニメ第2期『UniteUp! -Uni:Birth-』。その最終回「#12 結ばないと」では物語の集大成となるライブ“sMiLea LIVE -Fly into the Uni:Birth-”が開催された。そんなライブの熱が目の前に――!ファン待望の合同ライブの模様をレポートする。

■「UniteUp!ワンマンライブ“sMiLea LIVE -Fly into the Uni:Birth-”開催記念 ナナロクパシフィコがんばらないと!」連載一覧はこちら

【連載】UniteUp!ワンマンライブ“sMiLea LIVE -Fly into the Uni:Birth-”開催記念 ナナロクパシフィコがんばらないと!

TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 白石達也

ざわつく会場のライトが落とされる。スクリーンに映し出されたのはホテルの大浴場にいるPROTOSTARの3人。「ステージにこそ、アイドルにとって一番の絆がある」。大月 凛の言葉について考えていた清瀬明良は、LEGITの高尾大毅、JAXX/JAXXの春賀楽翔に相談をしたところメンバー3人で話をしろと言われたのだとか。凛の言葉へと想いを馳せるアイドルたちはそれぞれのユニットで集まり、自分たちが育んできた絆について語らう。そして見つけた答えはここ、パシフィコ横浜のステージに。アニメの彼らの「ステージ」の声と共に灯される眼前のステージの光。想いの結ばれる場所に、PROTOSTAR、LEGIT、JAXX/JAXXの11人が立つ。そして、アニメ最終話と同じ演出で彼らのライブが始まる――。

歌で結び、繋ぐ、PROTOSTARの絆

ユニット同士が互いに色づけ合う“シャッフル演出”のライブ。その幕開けはLEGITがプロデュースするPROTOSTARのステージ。劇中で観たライブへ向けた映像が流れると、彼らの意気込みが届く。「輝きたいと思っているんです。だってPROTOSTARだから!」と明良の決意が響き、舞台上にはPROTOSTARの3人が。腕を振り上げると舞い上がる薔薇の花びら。ダンサブルかつ艶ある「Galaxy Rose」で瑞々しい爽やかな魅力を放ってきたPROTOSTARの新たな一面を見せながら、清瀬明良役の戸谷菊之介、直江万里役の山口諒太郎、五十鈴川千紘役の平井亜門が一糸乱れぬアグレッシブなダンスパフォーマンスで魅せると大歓声が沸く。アニメのMCとまったく同じスタートに多次元アイドルプロジェクトの、二次元と三次元との融合を体感させる。アフレコでも普段のライブと同じように喋ってほしいと言われていたという彼らだったが、実際にライブ感たっぷりに再現されるMCの後、フロントに並んだところで「改めまして」とキャストの3人の表情となる。コール&レスポンスで観客と共に声をあげた自己紹介の後に歌のポジションに立つ3人。その立ち位置でここから歌われる楽曲が何なのかファンはわかった様子で、「ワァー!」と声があがった。響き出したのは「#1 もっとアイドルしないと」の中で開催された「新人メンズアイドルフェス」で披露した「Star Parade」だ。会場も一体となって「Wow Wow」と声をあげ、メンバーそれぞれの決めポーズには大歓声がステージへと降り注ぐ。笑顔いっぱいのステージからフォーメーションが変わり、静かにイントロが流れ出し、ステージに星空が浮かぶと悲鳴にも近い歓声に迎えられたのは「ゆめゆくの」だ。「#08 受け止めないと」で大切な出会いを果たしたPROTOSTARが「ランタン祭り」で歌い上げた、星に願いを込めて響かせた1曲。千紘が歌い手時代に歌っており、PROTOSTARの3人が歌ったことでも話題をさらった人気曲を、ステージに座りフロアに灯るペンライトの星々を見つめながら歌う戸谷、山口、平井の表情が印象的だった。

続けて「#09 挑まないと」でPROTOSTARが「リリースバトル」で勝利を掴んだ1曲「Astro Dreamers」へ。跳ねる軽快なビートに心が踊り出すような1曲に、オーディエンスも跳ね、そしてライトを大きく揺らす。「めっちゃ楽しい!」とメンバー。ここまでのライブの感想を伝え合う。「PROTOSTARは良い曲ばかりだな」と平井が言えば、「『Galaxy Rose』は難しいダンスだった」と山口。「雰囲気も違うよね。笑顔じゃないけど決め顔をやったよ」と戸谷。4年やってきたことへの想いや育んできた絆の深さ、そして「UniteUp!」への愛の深さの見える3人にフロアも笑顔でいっぱいに。4年という時間を歩んできて変わったもの、変わらないもの。そんな変化を歌ったメロウな1曲「ほんねのうた」が響く。「#04 里帰りしないと」のEDテーマであり、3人の優しい歌声が柔らかく溢れ出す1曲を切々と歌い上げる。そんな彼らの歌声をオーディエンスもじっと聴き入っていた。そんな空気を一瞬にして変えたのが、「#08 受け止めないと」のEDテーマで、畳みかけるビッグビートで3色のラップが目まぐるしく行き交うポップチューン「Keep it high」。一気にダンスフロアと化したパシフィコ横浜。赤と黄、青のペンライトの光が激しく揺れるなか、トップバッター・PROTOSTARの灼熱ステージは会場を熱と笑顔で彩った。

何度でも熱くなれるLEGITの音楽が結ぶ絆

映像はJAXX/JAXXのインタビューから。PROTOSTARに続いたのはJAXX/JAXXのプロデュースによるLEGITのステージだ。「ぶつけさせてほしい。LEGITの全力を!」と大毅の声で暗転。ステージにはベンチと街頭。TVアニメ「#12 結ばないと」のステージが再現される。ピアノの音が響き、都会的なR&Bチューン「Feel Like A Child」が鳴り出す。歌うようなベースの旋律と鼓動にも似たドラムのビート、そこに軽やかに艶めく歌声を響かせる高尾大毅役の助川真蔵、二条瑛士郎役の森蔭晨之介、東郷楓雅役の坂田隆一郎に、フロアの視線は釘付けに。普段はアグレッシブで熱を帯びたヒップホップチューンでラップと共にダンスも魅せるイメージの強いLEGITが、フェイクも交えたボーカルで甘さと大人な表情とをみせる1曲。初めて3人で一緒に作詞をしたというナンバーを、観客はペンライトを振りながら存分に味わった。PROTOSTARと同じくアニメでのライブのMCからスタートすると、自身での自己紹介はコール&レスポンスで会場と共に声をあげる。3人での作詞のことなど裏話を話しながら楽しそうな様子にLEGITの“絆”を感じさせた。「この後も新曲だったり、みんなが聴きたいあの曲、色々待ってきていますので、テンションブチあげていきましょう!」と坂田が叫び、響き出したのは「DOPE」。会場からも「Get it,Get it,Get it! DOPE!」と声があがる「#02 決めないと」のEDテーマであるこの曲。スピーディに交錯していく3色のラップとメロディアスなパートとで緩急をつけながら、LEGITらしいダイナミックなダンスと共にフロアの熱を上昇させていく。原作でもリアルでもステージパフォーマンスとライブ力には定評のあるLEGIT。その象徴のような1曲のイントロが響き、フロアは歓喜の悲鳴に包まれる。そう、「FIRE」だ。「俺たちと最高に熱くなってくれますか!?」と助川が声をあげると歓声は一層大きくなる。重厚なビッグビートが轟くと覇気の宿る歌声が会場を席捲していく。「お前ら、ぶちあがっていくぞー!」と叫ぶ森蔭に大歓声が応える。ダンスホールと化した会場に続けて轟いたビートでオーディエンスのテンションは更にヒートアップ。今や彼らのライブのマストチューンである「ON MY WAY」。ファンにとっては“待ってました”と言わんばかりの1曲で3人それぞれがダンスブレイクでの熱いパフォーマンスを見せ、フロアからはコールも沸いた。

3人でのサウナ事情(!?)を語らうMCの後にはLEGITの“お祭りソング”である「MATSURI」へ。オーディエンスはLEGITからのコールと振付レッスンを受け、いざ本番へ。リズミックながら唸りをあげるギターと共に跳ねるボーカルがご機嫌なナンバーで、オーディエンスも声をあげ、「La la la」と歌い、息もぴったりに振付で会場の熱を集約すると、ラストは「What I Say」!「#03 証明しないと」での「リリースバトル」で披露されたLEGITのウェッサイナンバーだ。魂の叫びを聴かせるようなラップが、彼らの意思を強く印象付ける。都会的なサウンド感に泥臭いまでのラップが熱い1曲で「LEGIT、ここに在り!」と火をつけるステージをオーディエンスの目にしっかりと刻み付けたのだった。

共に旅を始めよう。JAXX/JAXXの音が紡ぐ絆

続いての映像はJAXX/JAXXについて語るPROTOSTARから。JAXX/JAXXの仲の良さを見せたいというPROTOSTARの想いに応えるように「きっとこの一瞬が、色褪せない宝物になる!」という楽翔の声からJAXX/JAXXのステージは幕を開けた。静かなステージに立つ5人。ダダッと足を踏みしめる音と重々しいステップ。クールな表情を崩さないままにイントロが響くと、劇中の“sMiLea LIVE -Fly into the Uni:Birth-”に同じく「RAYS」からライブは始まった。ダンスチューンながら、ボーカルを紡いでいく“聴かせる”ナンバー。伸びやかなボーカルと共に呼吸をぴったりに合わせたシンクロダンスで魅せれば、フロアはそのビートに身を委ねるようにライトを振り体を揺らす。会場みんなで声を合わせた「チャオッピー☆」でステージの5人も、フロアの観客も笑顔にする。JAXX/JAXXポーズも決めると、初めてのダンス曲でのパフォーマンスについても感想を話す。唐突にコール&レスポンスへと突入し、がちゃがちゃとした空気でファンを驚かせる辺りもまた、彼らの仲の良さが伝わる。「JAXX/JAXXといえばバンドでしょう」と春賀楽翔役のmasaが言うと、喋っていた彼らの後ろにバンドのセットが。何も考えずにJAXX/JAXXの音楽を楽しむことが、ただ1つの彼らのライブのルールだと告げ、大歓声に迎えられるなか響き出したのは「IN&OUT」。「#05 見つめないと」のEDテーマであり、楽翔が「はる賀」として弾き語りしていた1曲がバンドバージョン、しかも生演奏で聴けるとあって、ファンの拍手も大きなものに。軽やかに歌うような若桜 潤役の坪倉康晴のベースと艶めく旋律で彩る桂 ほまれ役の下前祐貴のピアノ、力強く楽曲を支えるように叩き出される香椎一澄役の馬越琢己のドラム、そしてmasaの歌声に寄り添い、歌い上げるリフを奏でる森ノ宮奏太役の高本 学のギターが紡ぐ音がフロアに染み渡っていった。

間髪入れずに続いたのは「STORM’s EYE」。会場は大合唱にクラップに、とサウンドをより力強いものへと変えていく。バンドの音が席捲するなか、「Wow Wow」とオーディエンスの歌声が重なって会場が1つとなって歌を響かせる様は圧巻。masaが楽翔と作った1曲「どうにでもなれ!」のアッパーなビートで熱い演奏と会場いっぱいの歌声とでJAXX/JAXXらしい一体感が浸食するパシフィコ横浜。演奏しながらも視線を合わせ、呼吸を合わせ、コンタクトを取りながら楽曲を奏でる5人と、フロアから歌声をあげる観客の“絆”を感じる瞬間だった。そして、音楽で繋がるステージの歌「A.P.P.L.E.」が畳みかける。なんと今回はバンド演奏で聴かせるスペシャルバージョンだ。音が鳴り出した途端、フロアからは大歓声が。5人のボーカルを繋いでいきながら、躍動感たっぷりのロックンロールを掻き鳴らすJAXX/JAXXに、オーディエンスの熱気はヒートアップ。ラストは「後悔があったって何度だってはじめられる」と歌う「Sailing Story」だ。「#06 見つけないと」のEDテーマであり「リリースバトル」でJAXX/JAXXが歌い上げたポジティブなパワフルチューンに会場からはクラップの音が響き、大きな音の塊となったサウンドがパシフィコ横浜を震わせた。「楽しい」と高本、「最高だ」と坪倉が言えば「楽しすぎた……」と馬越も続く。観客の「最高!」の声に「良かった」と下前も笑顔を見せる。バンドアイドルユニットの彼らの、バンドとしての真価とファンとの一体感という熱を帯びたパフォーマンスが心に火をつけるような、そんなステージだった。

次のページ:Anelaの登場とファン歓喜の「Unite up!」13人ver.

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP