INTERVIEW
2025.06.10
――そのように個性豊かな5人が、5月5日の“LAWSON presents ミュージックレイン3期生 ユニット名&デビュー曲お披露目会”(以下、“お披露目イベント”)を経て、DayRe:としてのユニット活動をスタートさせたわけですが、このユニット名はメンバーの皆さんで話し合って決めたらしいですね。
相川 はい。私たちとスタッフさんたちで何回か会議を行って決めました。それこそ5人組という部分に焦点を当てたアイデアだとか、色んな案が出たなかで、まずテーマとして定めたのが“日々”でした。私たちは「3期生の朝も140(いっしょ)」(DayRe:公式X(“お披露目イベント”以前はミュージックレイン3期生公式X)で平日の朝7時に更新される音声コンテンツ)をやらせてもらっていて、メンバーそれぞれ曜日担当が決まっていますし、メンバーカラーもそれに由来したものなんです。定期的に開催しているイベントの名前も“日々荘3号館”(以下“日々荘”)なので、まず「“日々”をテーマにしたユニット名にしよう」という話でまとまって。そこから宮沢が出してくれた案が“DayRe:”でした。
宮沢 元々、マネージャーさんが出していた別の案で“Re:”の入った名前があったのですが、それがいいなあと思って考えていたなかで、「“Daily”と“Re:”をくっつけるといいかも!」と思いついたんです。“毎日(=Daily)”と“返信(=Re:)”を合わせることで、毎日皆さんの身近な存在でありたい気持ちと、いただいた応援を色んな形で返せる存在でありたい、という想いを込めています。“Re:”には“繰り返す”や“再び”という意味もありますし、ファンの皆さんもポジティブに受け止めてくださったみたいで良かったです。
――改めてユニットで活動することについて、皆さんはどのように受け止めていますか?それこそ橘さんは“お披露目イベント”の夜公演のMCで「この5人でユニット活動するのが夢だった」とお話ししていましたが。
橘 私は元々、スフィアさんがきっかけでミュージックレインという事務所を知って、最初は声優を志してオーディションを受けたのですが、やっぱり心のどこかで、先輩方のアーティスト活動やユニット活動を見て「良いなあ」という気持ちをずっと持っていました。でも、オーディションの面談時から「ユニット活動はしません」と言われていたので、「ユニット活動のことは口にしてはいけないのかな?」と思って、みんなにも話していなかったんです。
相川 イベントで突然そういう話をし出したので、「えっ?そうだったんだ」って驚きました(笑)。
橘 私もあのイベントで、みんなにも話していなかったことに気付いて、自分でびっくりしたんです。多分、自分の心の中に秘めていたんだと思います。でも同期の5人で“日々荘”や番組で一緒に活動するなかで、私は5人でいる心地良さを感じていたし、1人1人に支えてもらっているので、もしユニット活動を行うにしてもこの5人でやりたい気持ちがずっとあって。「2人とか3人で分かれるのは嫌だなあ……」って勝手に寂しくなったりしていました(笑)。
――では、5人でのユニット活動のお話をいただいた時は相当嬉しかったのでは?
橘 はい!すごく嬉しかったんですけど、みんながどう思っているかはわからなかったので、心の中でどんちゃん騒ぎしていました(笑)。表に出して「イエーイ!」って喜ぶのもどうかなと思って。
夏目 そうだったんだ!
日向 私はユニット活動のお話を聞いた時、嬉しさよりも先に驚きがありました。それこそ私も「ユニット活動はやらない」と聞かされていたし、これまでも小説投稿サイト「monogatary.com」さんの企画で5人で歌う曲をリリースしたり(ミニアルバム『~まだ見ぬ青を探して~時々カルテット』収録曲「青いリフレイン」「名もなき青のハルモニア」)、「もしかしてユニット活動をやるかも……?」みたいなタイミングが何度かあったんですけど、その時も特にそういう話はなかったので。なので「もうユニット活動はないかな……?」と思っていたんです。
宮沢 私ももなと同じように、もうユニット活動はないだろうなと思っていましたし、今までもミュージックレイン3期生として5人での活動を行っていたので、(ユニット活動が決まった時に)最初は「ユニット名が付くことで何が変わるんだろう?」と思いました。今までとこれからをどう差別化していくのかという意味で、自分の中に戸惑いが少しあって。でも今考えると、これまでの延長線上で私たちらしい5人でいることがミュージックレイン3期生であり、これからのDayRe:なんだなと思います。これまでもみんなに対して“仲間”という気持ちはあったけれど、とはいえ“同期”という意味での繋がりでしかなかったところを、5人で1つのユニットと定義づけしてもらえて嬉しかったです。
夏目 私もみんなと同じで、「ユニット活動はやらない」とずっと言われていたので、最初は本当にびっくりしました。でも、私たち個人を好きな方だけでなく、5人セットで応援してくださっている方もたくさんいるなかで、5人で活動できる場所を事務所が用意してくださったのがすごく嬉しくて。私も5人でいる時は肩の力を抜いて私らしくいられるので、これからも楽しみながら頑張っていこうと思いました。
相川 これはメンバーの誰も覚えていないと思うんですけど、事務所に入った頃、マネージャーさんから「同期とはいえライバルでもあるので、特別仲良くする必要はない」みたいなことを言われたんですよ。
――わかりますが、かなりドライな意見ですね(笑)。
相川 そうなんです(笑)。私はその言葉がずっと頭の中に残っていて、なおかつ私たちが活動を始めた時期がコロナ禍と重なっていたこともあって、お仕事の場以外で5人だけで会う機会をあまり作ることができなくて。なので、ユニット活動は5人でいることを許可された気分が強いというか、「あ、5人でいいんだ」という気持ちがあります。別にみんなのことをライバルだとは思っていなかったですけど、「ああ、ライバルと思わなくていいんだ!」いうのがありました。
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