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INTERVIEW

2025.04.18

メンバー全員が別方向の特攻隊長をつとめるバンド・夢限大みゅーたいぷに初タイアップ曲を収録した2nd Single「Hi-Vision」について聞く

メンバー全員が別方向の特攻隊長をつとめるバンド・夢限大みゅーたいぷに初タイアップ曲を収録した2nd Single「Hi-Vision」について聞く

次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!」のバンドの1つである夢限大みゅーたいぷ(通称「ゆめみた」)は、“夢(バーチャル)と現実(リアル)を飛び越える共同体(バンド)”を掲げて「夢現妄想世界」で2023年にデビュー後、仲町あられ(Vo.)、宮永ののか(Gt.)、峰月 律(Gt.)、藤 都子(Key.)、千石ユノ(DJ&Mp.)の5名で新しいバンド像を生み出している。そんな彼女たちの2nd Single「Hi-Vision」は初タイアップ曲「Hi-Vision」に加え、カップリングにメンバーをモチーフに制作された楽曲を収録。“夢限大みゅーたいぷ 定期公演「ぷれぱれ〜しょん!」”に“夢限大みゅーたいぷ 2nd LIVE「でぃすかばりー☆じゃーにー」”、“リスパレ!LIVE vol.2”出演などを経て、4月からは5ヵ月連続の対バンライブ“夢限大みゅーたいぷ 対バンライブ「えんかうんた~」”、5月には東名阪ツアーとなる“夢限大みゅーたいぷ 3rd LIVE「ふりーてぃんぐ もーめんと」”を控える5人が、新作を前に「ゆめみたのこれまで」と「ゆめみたのこれから」を考える。

INTERVIEW & TEXT BY 清水耕司
PHOTOGRAPHY BY 三橋優美子

夢限大みゅーたいぷの楽曲として成り立たせる仲町あられの力

――まずは、ゲーム「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」(以下、「VIRTUAL GIRL」)のテーマソングで初タイアップ曲となった「Hi-Vision」について。タイアップの話を聞いた時のことから伺いたいのですが……。

峰月 律 実はののちゃん(=宮永ののか)と私は、お話をいただく前から「VIRTUAL GIRL」に注目していたんですよ。「私たちと存在感が近いのでは?」というところで。

宮永ののか そうなんです。ライブ配信を行う女の子たちが登場するので。

藤 都子 シンパシーを感じたんだよね。

峰月 そう、「私たちも“VIRTUAL GIRL”だしな」と思いながら監視していました。なのでタイアップのお話を聞いた時はすごく嬉しかったです。

千石ユノ でも、コーラスも入ったMIX音源をもらった時、すごくキーが高かったので「ライブで歌うのは無理じゃないかな」と思ったんですよね。リリース音源ではメインボーカルであるあられがコーラスも歌っているんですけど、ライブでは私がコーラスを担当するので。しかもあられに聞いたら「元々はもっとキーが高かったんだよ」って言われて……。

仲町あられ 今よりも+2くらいキーが高かった。さすがにAは出ないということで今のキーにはなったんですけど、コーラスだとさらに3つくらい上のキーで歌っているので。

千石 しかも、途中にオクターブ下で歌うところもあって……。音域の広さにどうしたらいいものかと思いながら必死に練習して、ライブに向けて頑張ろうと思っているところです。

――つまり、「Hi-Vision」のレコーディングに参加したのは仲町さんだけなんですよね?

仲町 そういえば。いつもはなんやかんやみんなでわーわーやっている曲が多いのに。だから、収録の時に孤独感を感じたのかもしれない。

――「Hi-Vision」を歌ってみての印象もお聞きしたいです。

仲町 「Hi-Vision」にはどこか乖離感みたいなものを感じてはいましたね。それまでは等身大の自分で歌っていたのに、パラレルワールド感というか。「VIRTUAL GIRL」の世界に入り込んだゆめみたというイメージで歌っていました。

――これまでの楽曲と歌う時のイメージが違ったと。

仲町 そうですね。これまでは地に足がついた前のめりな楽曲ばかり歌ってきたのが、「Hi-Vision」は荒廃した世界にある高層ビルの上で風に吹かれているという感じで、ちょっと浮遊感もイメージしながら歌っていました。そして、速くて難しい。

 やっぱり歌も難しいよね。楽器も難しいんだから。

仲町 速くて細かいフレーズが多いよね。基本的にアクセントが裏ということもあってリズムを取るのは課題でした。

仲町あられ

――メンバーの皆さんは仲町さんのボーカルを聴いてどんな感想を持ちましたか?

宮永 ゆめみた感があると思いました。荒廃した世界だけどキラキラした印象というか……。

 我らがボーカルの仲町あられさんはキーが高くてもすごくきれいで力強い歌声で。今までの楽曲とはクリエイターさんが違うので雰囲気が違いつつも、あられちゃんの歌のおかげでゆめみたの曲になっているんですよね。それでいてゲームとも合っているというのが第一印象でした。

千石 最初に音源をいただいた時はまだイメージがついていなかったんですけど“ブシロード新春大発表会2025”であられの歌声が入ったOPムービーを観て、「夢限大みゅーたいぷでこの曲をやるんだ」という実感が湧きました。

峰月 「この声でしかこの曲は聴けないぞ!」というくらいにマッチしていましたね。夢限大みゅーたいぷ×「VIRTUAL GIRL」という印象で歌い上げてくれていると感じました。

―仲町さんはアナウンサー役で「VIRTUAL GIRL」に声優として参加されていますね。

仲町 はい。アフレコ前は「この世界のアナウンサーとは?」「緊迫感があると良いのではなかろうか」と思い、自分なりに掘り下げてアフレコに臨んだんですけど、「この世界に仲町あられがアナウンサーとしていたらという感じで」とお願いされて。

宮永峰月千石 へぇー。

仲町 なので「考えてきたものと違う」と(笑)。でも、ゆめみたとして初めての声優活動ということで、メンバーから「頑張って」と応援いただき自分なりに挑んできました。是非チェックしてもらえればと思います。

――歌う際に苦戦したポイントはありますか?

仲町 今までの曲と違ってゲームの世界観があるし、自分でそこを膨らませないといけないんですよね。その上でゆめみたのボーカルとして歌うことは結構難しかったです。ゆめみたメンバーの要素を自分で補完しなければいけない、ハモリまでの収録も仲町だけで完結していたので。

――お話を聞いていると、ボーカリスト・仲町あられとして歌うのではなく、ゆめみたの楽曲として仕上げる意識が強いように感じました。

仲町 そうですね、そこを上手く表現できたかはわかりませんけど。「みんなだったらどういう感じで演奏するのかな」ということも想像しながら録っていました。

――バンド練習はいかがですか?

千石 (宮永を見て)すごい顔をしている人がいる(笑)。

 過去イチ難航してる。

仲町 難しいよね。

千石 テンポをすごく落として練習しても、なんかみんな「?」みたいな。未来が見えてこない。

峰月 私も最初に聴いた時から「この疾走感を私がギターで表すことはできるのか」って思っていて。でも最近では1%くらい余裕が出てきました。前はプロデューサーさんに引っ張ってもらっていたんですけど、最近のバンド練習はメンバーで進められていて。やるべきことやできているところが見えてきている気はします。

宮永 プロデューサーさん的には自分たちで気づけるようになった方が良いという教育方針なんです。なので練習もメンバー主体で進めることが多いんですよ。

峰月 そんななか、最近は都子ちゃんがリーダーになってバンド練習を進めてくれているとは思いますね。

藤 都子

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