タイ出身のアニソンシンガー・MindaRynの5thシングル「Way to go」が2月22日に発売された。表題曲はTVアニメ『神達に拾われた男2』とのタイアップ曲。さらにカップリング曲として彼女の新境地を感じさせる2曲も収録されている。「私のSeason 2の始まり」というこのシングルについて、MindaRynに語ってもらった。
INTERVIEW & TEXT BY はるのおと
――2月24日に予定されていた1stライブのことからお話をお伺いさせてください。残念ながら中止となってしまったものの振替公演も調整中だそうですが、今のお気持ちをお聞かせください。
MindaRyn 残念でしたけど、それ以上にファンの皆さんに申し訳ない気持ちのほうが強かったです。遠くから来る予定だった方や、プライベートの時間が無駄になってしまった方もいるでしょうから、発表したらどんな反応があるか心配もありました。でも発表後に皆さんから温かいメッセージをもらえてすごく安心して。今は振替公演ができるようスタッフさんがすごく頑張ってくれているので、今は「いつかできる」と信じながら、もっと熱いライブができるようMindaRynをアップデートさせていきます。
――では気を取り直して5thシングルの話です。表題曲は『神達に拾われた男2』(以下、神拾)のタイアップ曲ですが、同作にはどんな思いがありますか?
MindaRyn 私のデビュー曲は『神拾』のEDテーマで、今回『神拾2』のOPテーマを担当させてもらえたので、一緒に成長させてもらっているアニメだと感じています。そんな大切な作品があるのは嬉しいことです。
――「Way to go」は『神拾』の明るく癒される作風に合っている曲ですね。
MindaRyn すごく明るくて元気になれる曲です。「何があっても、自分のミッションや夢のために一緒に進んでいこう」というメッセージが込められた曲ですが、特に「一緒に」という要素が強いんです。だから「Let’s walk!」や「Hey! Hey!」といったファンと一緒に盛り上がれるパートが多くて、ライブで歌うのも楽しみです。
――だからタイトルも「Way to go」というフレーズなんですね。
MindaRyn はい。英語での褒め言葉というか、一緒に何かをしている仲間に「よくできた」「よく頑張った」みたいに声をかける際のフレーズです。
――歌詞には『神拾』とのリンクも感じられます。
MindaRyn “離れていてもずっと いつだって浮かぶ君のスマイル すぐそばにいる様”とかですよね。私もお気に入りのポイントです。『神拾2』では主人公のリョウマとヒロインのエリアリアちゃんが離れて過ごしているけど、お互いに応援していますからね。ただ、アニメだけでなく、MindaRynとファンの関係性にもリンクしていて、「私は自分の夢を追いかけているけど、この曲を聴いてくれている皆さんも自分の夢に向かって一緒に頑張りましょう!」という気持ちを込めて歌いました。「自分は1人だ」と感じる人もいるかもしれませんが、MindaRynがいますから。
――アッパーな曲より、こういう少し肩の力が抜けたような曲を歌う際にも難しさはありますか?
MindaRyn 激しい曲ではありませんが、私は元気や明るさといったパワーを込めたほうがいいと思ったので「Way to go」くらいのピッチだとそれが少し難しく感じました。例えば“この命が続いてゆく限り”の部分とか。あと「Way to go」に関しては私の曲では初めてラップに挑戦したので、「楽しい感じにしよう」とか「英語だけどしっかり気持ちを届けたい」など色々と意識しました。
――この曲が使われているオープニング映像はどうでしたか?
MindaRyn 『神拾』らしく、すごくかわいいですよね!それにイントロのギターに合わせてリョウマがギターを弾いているところを始め、曲のリズム感や歌詞に合った映像になっていて、アニメスタッフさんからMindaRynや曲への愛を勝手に感じています。
――CDジャケットの水色の背景やお団子ヘアは、『神拾』に登場するスライムのイメージからですか?
MindaRyn 合成されているゼリーボールはそうですが、お団子ヘアはこれまで私は髪を下ろしていたり、アップスタイルでもポニーテールが多かったのでまた違ったスタイルを見せたかったためです。ただ、言われてみればスライムっぽく見えますね。
――「Way to go」はMVも公開されていますね。
MindaRyn 「Way to go」という曲が「前に進もう」というテーマなので、私が前に歩いて色んな場所に行ったり、世界をカラフルにしていったりというコンセプトになりました。楽しさを全面に出そうとしていて、特に先ほど話したラップパートは凝っているのでぜひ観てほしいです。
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