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2022.10.18

【ライブレポート】水瀬いのり、ツアー“Inori Minase LIVE TOUR 2022 glow ”を無事完走!自身3度目となる横浜アリーナ公演をレポート

【ライブレポート】水瀬いのり、ツアー“Inori Minase LIVE TOUR 2022 glow ”を無事完走!自身3度目となる横浜アリーナ公演をレポート

水瀬いのりが4thアルバム『glow』を引っ提げて開催した“Inori Minase LIVE TOUR 2022 glow”。そのツアーの後半戦となった横浜アリーナ公演は無観客を含めると自身3度目のステージ。過去の横アリライブより自分らしくステージに立つことができたと語っていた当日の模様をレポートする。

幸せで溢れた3度目の横浜アリーナ

時計の針とピアノの音、そこからベース、ギター、ドラムと音が重なり世界が広がっていくと、自然と心が高鳴っていく。この「sunrise glow(overture)」からシームレスに1曲目の「僕らだけの鼓動」が始まるというオープニングは、今年7月にリリースされた4thアルバム『glow』と同じ流れだ。大きなステージセットの頂上に登場した水瀬いのりは、力強く歌いながら階段を降りてくる。チェックの衣装も鮮やかでかわいらしい。そしてこの曲から、僕らの物語が始まっていく。

「横浜アリーナ、みんなで一緒に盛り上がっていきましょう!」と声をかけると、「Step Up!」では大きなクラップが巻き起こる。「Catch the Rainbow!」では、“ここにいるから! みんながいるから!しあわせ”という彼女の書いた歌詞がステージと客席の架け橋になる。水瀬も、途中で「ありがとう!」と言いながらステージを左右に歩き、ファンと目を合わせてコミュニケーションをとっていく。みんなが幸せそうな表情をしている景色を見て、この時この空間で、会場にいた全員が幸せを共有していることが伝わってきた。

音楽隊を率いるように歌った「Wonder Caravan!」のあとは、用意されていた椅子とテーブルで、手紙を書きながらながら「風色Letter」を歌っていく。最後に手紙をポストに入れるというストーリーを添えることで、曲が立体的に聴こえてきて新鮮だった。こういうフォークソングっぽい曲調も、彼女によく似合うのだと、改めての発見もあった。

いのりバンドの紹介を挟み、夏っぽい衣装を着て登場した水瀬。アルバムの新曲「We Are The Music」では、赤と白のストライプのスカートをひらひらさせたり、体でリズムを感じたりしながら歌っていく。サビのワイパーも多幸感溢れていた。グルービーな「Melty night」では、夜の景色になり、眠れない夜に部屋で歌っているという演出で聴かせる。ラストのフェイクも実に聴きどころだった。

そしてライブは夏ゾーンへ突入していく。アコギと歌だけでスローに始まった「夏の約束」では、シャボン玉の演出が心をウキウキさせてくれた。印象的なリフが頭に残る「八月のスーベニア」は、水瀬の低音の魅力が感じられる曲。青春を振り返るような情景が見える歌詞が特にいいのだが、時に感情をグッと込めて歌うところが心に刺さった。

幕間映像は、文化放送で放送中のレギュラーラジオ『水瀬いのり MELODY FLAG』の出張版を放送。佐倉綾音と大西沙織という仲の良い2人からの悩み相談に辛口コメントを交えながら答えていく。改めて、水瀬と彼女らが何でも言い合えるような存在なのだということが伝わってきた。

次ページ:水瀬いのりが教えてくれた“歌の力”

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