和テイストを取り入れ新たなRAS像を提示した、TVアニメ『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』OPテーマ「EXIST」をリリース!RAISE A SUILENインタビュー

母性が滲む新機軸のバラードと、RASの魅力全開のアッパーチューン

――カップリング曲についてもお聞かせください。まず「Embrace of light」は同じく『擾乱』のEDテーマ。これまた今までのRASにはなかったタイプの、荘厳なパワーバラードに仕上がっています。

Raychell 「EXIST」が『擾乱』のキャラクターたちの最初の頃の生き様だとしたら、この曲は物語の後半で見えてくるキャラクターたちの成長が感じられる楽曲だと思います。「EXIST」とは真逆の楽曲で、オープニングが“影”とするならエンディングは“光”。レコーディングでも「母性を出して歌ってください」とディレクションしていただいたので、愛を込めて、優しく、柔らかく、温かく、をテーマに歌わせていただきました。今までのRASの煽るようなサウンドとは全然違いますね。

倉知 今までが「フォー! 行くぜー!」っていう感じだとしたら、この曲は「みんないいんだよ、おいで……」みたいな感じですよね。包み込むような優しさを感じました。

――母性を意識して歌われたとのことですが、それこそRaychellさんはRASの中でお母さん的なポジションと言われているじゃないですか。

倉知 そうなんです!

Raychell 私、生んでないんだけどなあ(笑)。でも、そういうふうに言われてます。

倉知 その意味でこの曲は、キャラクターとかを背負っていない状態のRaychellさんの存在に近い楽曲だと思います。「おいで~、おにぎりあるよ~」って(笑)。

Raychell それ、食べ物で釣ってるだけじゃん(笑)。たしかにさっきも「玲鳳ちゃん、食べる?」って聞いたけど。

倉知 美味しかったです!(笑)。

――歌詞やサウンド面でお気に入りのポイントはありますか?

Raychell この曲は1サビの後にいきなりDメロの部分がくるんですよ。そういう展開の曲は初めてだったので、最初は「これで合ってますか?」と確認したぐらいで。(この楽曲を作編曲した)藤田(淳平)さんは意図してこの構成にしたとおっしゃっていましたけど、今までにない展開が印象的で素敵だなと思いました。

倉知 私はサビ頭の“命を共に結び合うように”のところです。この部分は私たちのコーラスが厚めに入ってるんですけど、こういう柔らかい声を何声も重ねたコーラスは、今までのRASにはあまりなかったので、すごく印象に残っています。

Raychell そういえばなかったね。「Beautiful Birthday」も「REIGNING」も結構はっきりと発音してるし。

倉知 そうなんですよ。あそこまでふんわりしたホーリーな感じのコーラスはなかったなあと思って。

――しかも“命を共に結び合うように”という歌詞の部分で、Raychellさんの声と皆さんの声が合わさる良さと言いますか。

Raychell 共に生きてるっていう感じがしますよね。私は一番最初にレコーディングしたんですけど、みんなが歌入れして完成したものを聴いたときは感動した記憶があります。

倉知 エモいよ~! ここはエモポイントです!

――もう一曲のカップリング曲「OUTSIDER RODEO」は、スマホゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」で2月に登場したばかりのナンバー。Raychellさんの歌と紡木さんのラップの応酬もかっこいい、RASらしさ全開のアッパーなミクスチャーロックです。

倉知 「ガルパ」のストーリーに寄り添った楽曲なので、その内容に合わせてドラムとギターがより映える楽曲になっています。これまでにも「ガルパ」のストーリーに沿った楽曲としては「mind of Prominence」がありましたけど、キャラクターを背負っているからこその曲がまた増えて嬉しいです。ほかの2曲がRASの新たな一面を開拓した楽曲だとしたら、この曲はRASとしての安心感のある曲で、ライブのイメージもしやすかったですし、早くみんなと盛り上がりたいですね。でも、演奏の技術面では難しいところも多くて……きっとRaychellさんのベースも大変なことになっていると思います(笑)。

Raychell この曲はみんなで合わせるリフが多いし、ビートも今までにない刻み具合と速さなんですよ。特にドラムとギターはヤバいぐらいにかっこいいです。RASのなかで一番技術のある二人(小原莉子と夏芽)でも大変だと思うぐらい難度が高くて。私たちは5月からツアーも控えているので、「うちらについてこい!」っていう曲ですね。

倉知 色んなイベントへの出演も決まってますから。この初夏を駆け抜ける楽曲になるかもしれないですね。

――歌詞もRASらしくて、“自分を自分の好きなように生きてゆけ”や“お前は生まれた日から完璧さ”“精一杯愛せよYourself”など、力強い言葉が満載です。

Raychell チュチュが“自己犠牲なんてクソ食らえ Go away! 自分を愛で愛で”ってラップするのがハマってますし、そこにレイヤも「そうだよね」って言っている感じが想像できるというか。キャラクターたちもドンと構えて演奏してるんだろうなって感じますね。「私たちを信じてついてきなよ」っていう。

ライブバンドとしてのRASが見据える、この2021年初夏と未来への展望

――また、本作のBlu-ray付生産限定盤には、2019年12月29日にLINE CUBE SHIBUYAで開催されたライブ“THE CREATION~We are RAISE A SUILEN~”の映像をフルで収録。こちらの見どころについてお聞かせください。

倉知 ちょうど“ラウクレ(Rausch und/and Craziness)”(2019年11月~12月に幕張メッセ国際展示場4~6ホールで開催されたRoseliaとの合同ライブ)を終えたあとで、体も温まっていてライブの感覚が冴えてる状態だったのと、年末の雰囲気もあって、いつも以上に熱く尖ったライブだったんじゃないかなと思っていて。それは私たちの気持ちもそうですし、お客さんの盛り上がりもそうで。会場もお客さんとの距離が近くて。

Raychell すごく近かったよね。「DRIVE US CRAZY」は動画撮影OKだったし。あと、このライブのときは来場者の皆さんにバングルライトを配ったんです。それが楽曲と連動して光っていたので、その景色も美しかったですね。これは映像じゃないと観れないので、ぜひ確認してもらいたいです。

倉知 お願いします!

――宣伝上手ですね(笑)。

Raychell ライブ内容で言うと、まず「SOUL SOLDIER」がこの日に初披露でした。それとRASの新しい第一歩のカバー楽曲として「DEPARTURES」も初めて披露しました。「DEPARTURES」は冬の曲なので、時期的にもすごくピッタリで。しかもバングルが綺麗だった~。

倉知 ね~! すごかったですよね。あの景色は一生忘れないです。

Raychell それこそ“ラウクレ”でライブをしたあとだったので、お客さんもRASの曲のノリ方や暴れ方がわかっていて、お客さんとの距離もすごく近づくことが出来た感覚があったんですよ。だからメンバーもみんなすごくいい顔をしていて。で、この後にやった“Craziness”(2020年2月に静岡エコパアリーナで開催されたライブ)もいい顔をしてるんです。新型コロナウイルスで色々な規制がされる前の2つのライブは、私たちの気持ちもすごくノッてて、本当に最高だったんですよ。

倉知 新型コロナウィルスが流行する前は(お客さんが)声を出せましたからね。

Raychell で、私はこのライブのとき、メンバーへの感謝の気持ちが溢れてしまって、「R・I・O・T」のときに思わず言っちゃいました。

倉知 も~! あれ急に言うんですもん、良くない!(笑)。ビックリしちゃって。「チェルさん~! (涙で目が)滲んで演奏ができないじゃん!」って(笑)。

Raychell 私もRASってすごくいいなあと思いながらライブをした映像なので、ぜひ観てもらえたらと思います。

――そのグッとくるシーンもBlu-rayには収められていますからね。さて、今回のシングルでは和テイストなどを取り入れて、新しいRAS像を提示されましたが、今後、お二人がRASとしてさらに挑戦したい曲調や音楽的要素があればお聞かせください。

倉知 私はジャズです。「BanG Dream!」のバックバンドをさせていただくことがあるのですが、ハロハピさんは結構ジャズテイストの入った楽曲があって。

Raychell たしかに。「ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!」とかね。

倉知 そういう楽曲をやらせていただくなかで、ジャズっぽいテイストの楽曲がすごく好きだなあと思って。RASとどう組み合わせればいいのかわからないですけど、いつかできればいいなあと思います。

Raychell でもチュチュだったらやりかねないよね。ジャズとEDMサウンド。それを5弦ベースと7弦ギターで弾くんでしょ? ありそう!

倉知 言うだけなら自由なので言ってみました(笑)。

――Raychellさんはいかがですか?
Raychell 全部英詞の曲もやってみたいですね。そうすれば海外でももっとたくさんの方に伝わると思うので。

――ありがとうございます。では最後に、この先のRASとしての活動に対する意気込みをお聞かせください。

倉知 夏までに本当にたくさんのライブが決まっていて、アニメの枠に捉われない音楽フェスにも出させていただくので、どの現場でもRASのことをしっかり知ってもらえるように音楽を届けたいです。紡木吏佐ちゃんとも話していたんですけど、私たちのバンドにはチュチュがいるので、初めてRASの楽曲を聴く人に対しても盛り上がり方を先導できる強みがあると思うんです。なので色んなバンドさんが出る場でもみんなが楽しめるライブをしていきたいです。あとはツアーも含めて公演数も多いので、今から体力づくりを頑張って、毎日2ステージでもいけるぜ!っていうぐらいタフになりたいです!

Raychell それはヤバいなあ(笑)。RASのデビュー曲「R・I・O・T」には“世界へと憑依する”という歌詞があるのですが、そこに私たちの夢であり目標がすべて記してあって。そこから今回の「EXIST」に行き着いたので、これを機にRASの楽曲をたくさん聴いていただければと思います。あとはライブ! 私たちはしゃべったらポンコツですけど(笑)、ライブではかっこよく見せるので、ぜひ私たちのサウンドの楽しさや暴れる感覚を浴びに来てもらえたらと思います!

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)


●リリース情報
「EXIST」RAISE A SUILEN
4月21日発売

【Blu-ray付生産限定盤】

品番:BRMM-10372
価格:¥7,150(税込)

【通常盤】

品番:BRMM-10373
価格:¥1,650(税込)

<CD>
1.EXIST
2.Embrace of light
3.OUTSIDER RODEO
4.EXIST -instrumental-
5.Embrace of light -instrumental-
6.OUTSIDER RODEO -instrumental-

<Blu-ray>
・THE CREATION~We are RAISE A SUILEN~
1.A DECLARATION OF ×××
2.DRIVE US CRAZY
3.ヒトリノ夜
4.1/3 の純情な感情
5.激動
6.EXPOSE ʻBurn out!!!ʼ
7.DEPARTURES
8.Takin’ my Heart
9.Invincible Fighter
10.UNSTOPPABLE
11.HELL! or HELL?
12.SOUL SOLDIER
13.DRIVE US CRAZY
14.R・I・O・T

●作品情報
TVアニメ『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』
日本テレビ 毎週火曜深夜 放送中
Hulu他で配信中

🄫BanG Dream! Project
🄫擾乱製作委員会

関連リンク

RAISE A SUILEN アーティストページ
https://bushiroad-music.com/artists/raise-a-suilen

「BanG Dream!」公式サイト
https://bang-dream.com/

TVアニメ『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』公式サイト
https://joran.jp/

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