BATON=RELAYのリレーインタビュー:第2回目・ペイトン尚未(Banbina!!!!/高橋京子役)

2020.06.27

スマホ向けゲームを中心に、声優事務所・リレープロダクションに新人声優として所属する16人のメインキャラクターと、それを演じる16人のキャストが織り成す、新世代声優ヒロインプロジェクト『BATON=RELAY』。漫画家の若木民喜がキャラクターデザインを担当、作詞家のzoppをはじめ豪華クリエイターが楽曲を手がけるなど、声優を題材にした作品として注目を集める本作より、1stEP「Start me up/かけだしのモノローグ」、2ndEP「ミライ=バトン」が6月17日に同時リリースされた。

リスアニ!では、本誌「リスアニ!Vol.40」の特集記事に続き、キャストインタビューをリスアニ!WEBでリレー掲載。ゲームに登場する4つのユニット、April4、Banbina!!!!、Canaria、Daylightから、それぞれを代表して一人ずつに話を聞いていく。今回はBanbina!!!!より、「お姫さま」に憧れる普通の家庭で育った女の子・高橋京子役のペイトン尚未に取材。作品や楽曲に対する思い入れはもちろん、京子と同じく声優としての一歩を踏み出した自身の心情について語ってくれた。

――『BATON=RELAY』のゲームアプリが3月よりサービスを開始しました。まずは実際にゲームをプレイしての感想を教えてください。

ペイトン尚未 リリースされたその日にアプリを開いて、とてもキラキラしていて、とにかく感動しました。これから16人の女の子たちの成長を見られると思うとワクワクしたのを覚えています。オススメはメインストーリーです! 16人、それぞれ違った背景や目標が丁寧に描かれていて、黙々と文字を追ってしまいます。それからキャラクターが可愛い!「動いてる!」と心の中で叫びました(笑)。

――ペイトンさんは本作で、お姫さまになる夢を叶えたくて声優になった女の子・高橋京子を演じていますが、彼女はどんな女の子だと感じますか? 演じるにあたって心がけていること、自分と似ている部分などあれば教えてください。

ペイトン 私の演じる京子ちゃんは可愛くて、ツンデレで……真面目です。今までで一体どれだけお姫さまになるための努力を積み重ねてきたのか……とにかく意志の強い子です。「私も努力しないと…!」って京子ちゃんは教えてくれました。演じるときは必ず京子ちゃんが歌っている「Start me up」を聴いてから声を乗せます。自分と似ているところは、お姫さまに憧れているところでしょうか。私も非現実的なものを好むので、お姫さまになりたい!

――逆に自分にはない京子の特徴や魅力、憧れる部分はありますか?

ペイトン 憧れる部分はそうですね……お裁縫が得意なところです! 一度京子ちゃんになりたい!と思ってブックカバーを手縫いで作ってみたのですが……あまり上手くいかなくて。でも、やっている時はいつの間にか黙々と作業していました。

――『BATON=RELAY』には、ほかにもたくさんの個性的なキャラクターが登場します。ご自身が演じる京子以外で気になる女の子はいますか?

ペイトン 五条 咲(CV:たけだまりこ)ちゃんです! 咲ちゃんと京子ちゃんは、同い年だけど正反対な関係ですが、いつも二人でいるイメージです。これからも咲ちゃんには京子ちゃんの隣にいて欲しいと思っています。あと、咲ちゃんとは誕生日が一緒なんです!(※二人とも7月1日生まれ)。ちょっと自慢で運命を感じてます、勝手に。咲ちゃん、いつも京子ちゃんと仲良くしてくれてありがとう(母目線)。

――今回CD化される楽曲についても聞かせてください。リレープロダクションの16人全員で歌ったプロローグ曲第1弾「Start me up」は、どんな曲だと感じていますか?

ペイトン 初めて聴いた時に、詞も曲も綺麗だなって思いました。最初は静かに始まって、だんだん盛り上がっていくところが「本当に始まるんだ……」ってドキドキしました。お気に入りのポイントは“あなたと出会うミラクル”という歌詞です。ディレクターさんとの出会いを噛み締めて歌いました。

――これまで何度かステージで披露したこともあるかと思いますが、特別思い出に残っていることはありますか?

ペイトン この曲の思い出は……去年“Animelo Summer Live 2019 -STORY-”で(野外の)けやきステージに立たせていただいたときに、本番一週間前から意識しちゃって、家でずっと歌詞と踊りを確認したことです。私を選んでくださったので、絶対に失敗出来ない、したくないって気持ちが強くて、小さな窓ガラスに自分を映して練習したことを今でもはっきりと覚えています。こんなの、努力のうちに入らないのでしょうが、とにかく必死だったんでしょうね(笑)。その甲斐あってかステージでミスをすることなく無事にパフォーマンスできました! それからも振りを忘れないように今でも確認しています。いつ「披露して」と言われても完璧にこなせるのがプロだと思うので。

――では、プロローグ曲第2弾「かけだしのモノローグ」はどんな曲になりましたか? お気に入りのポイントなどを教えてください。

ペイトン 「Start me up」が始まりの歌だとしたら……「かけだしのモノローグ」は少し葛藤も見える歌だと思います。“誰かと比べられたり 私を否定されても 逃げないで自分を信じよう”、ここがお気に入りです。声優というお仕事じゃなくても、誰だって他人と比べられるし、自分を否定されることだってあると思います。そんな時に自分を信じられたらいいなと思います。

――この曲に関して、特別印象に残っていることを挙げるとすれば?

ペイトン この曲の思い出は、初めて聴いた時に声優としての私とピッタリ重なったことですかね。憧れはあったけど、自分が本当に声優になって、夢なんじゃないかとふわふわしてた時に聴いて「最初はみんな同じ気持ちなんだ」って安心しました。いつも通っている通学路もなんだか眩しくて、頬が緩むような。夢現だったのが現実になった気分でした。

――そして2ndEPには、ゲームアプリの主題歌「ミライ=バトン」が収録されます。ゲームのメインストーリーにも寄り添った内容ですが、この曲にはどんな魅力を感じますか? 歌入れでこだわったことなどあれば教えてください。

ペイトン 「声優」と「ディレクター」。この関係を思い浮かべながら歌いました。タイトルに「ミライ」とある通り、未来に向かってバトンを渡していく……そんな気がして、この曲を歌う時はつい言葉に力が入ってしまいます。いつか絶対ライブでみんなにバトンを渡したいです。それから、この曲を初めて聴いた場所が学校帰りの電車の中だったんですね。満員電車で、窓の方を向いて立っていたんです。そうしたらイヤフォンから“ガラスに映る弱い自分 please go away”って聴こえて……。声優としてはまだまだ未熟な自分なのでこの歌詞がすごく胸に刺さって。「なんで私は……」と気負いを感じていた時期だったので特に。なので今でもこの歌詞の部分は(自分のパートじゃないけれど)大事にしています。

――今のお話にも繋がりますが、『BATON=RELAY』は新人声優をテーマにした作品ということで、本作をきっかけに声優としての道を本格的に歩み始めたペイトンさんの気持ちにも重なる部分がたくさんあるかと思います。『BATON=RELAY』の楽曲や物語に共感を覚えることはありますか?

ペイトン メインストーリーの京子ちゃんのように、私も一時期自分の中で気負いを感じていたんです。幼少期に外見も性格も声も否定されてばかりだったので、それがトラウマでとにかく自信がなかったんです。特に自分の子供っぽい声質が嫌いだったので、事務所でお世話になっている人に初めて「声優やってみない?」って言われたときは正直びっくりしました。「なんで?こんな声なのに?」って(笑)。

――自分の声にコンプレックスがあったけれど、周囲の薦めで『BATON=RELAY』のキャストに選ばれたわけですね。

ペイトン ずっと疑問を抱いたまま京子ちゃんの声を担当することになって、またびっくりしました。役を演じることが決まってもあまり自信が持てなかったのですが、ある日、こんなんじゃダメだって気づいたんです。自分の声を否定するということは、それは京子ちゃんの声も否定することになってしまうのでは……と考えるようになって、私の大切な存在をそんなふうに思ってしまうのではダメだって。

――キャラクターの声を担当することの責任を自覚するようになったと。

ペイトン 本当に、京子ちゃんには教わってばかりです。それからは周りに追いつけるように毎日発声練習などをやって……まだまだ演技はヘタクソですが、少しは声優になれたかなって思えるようになりました。長々とネガティブな話をすみません……(笑)。こんな葛藤があったから、今歌わせていただいている曲を大切にできるし、これからも大切にしたいです。

――素敵なお話をありがとうございます。さて、今回のCDには各ユニットの楽曲も収められています。ペイトンさんが担当しているユニットの楽曲についてもお聞かせください。

ペイトン 私たちのBチームこと「Bambina!!!!」は全員中学生のキャラ(五条 咲、高橋京子、千歳つくし、椛坂冬華)なので、とにかくお子さま気取りで歌わせていただきました。「ビバフィーバーバンビーナ」はコールするところが多いので、ライブでみんなの声が聞こえたらテンション上がっちゃいますね(笑)。「四葉のクローバー~10000分の1の君~」はやっぱり“これを待ってたんだ オーライ!”という歌詞がめちゃめちゃ好きです! 「まだまだ行けるぞ!」「自分の中でこの夢を待っていたでしょ!?」ってエールを送ってくれるんです。今は頭の中でペンライトの宇宙をイメージしながら練習しています。いつか絶対に実現したい!

――ほかのユニットの曲で、特におすすめの曲を1曲選ぶとすれば?

ペイトン 全部素敵な曲で大好きですが……April4の「四月のDreams come true」が好きです! 「制服」や「教室」など学校を連想させるワードが散りばめられていて、いいねぇ~青春だねぇ~と思って聴いています。私これでも16歳ですが……(笑)。キラキラとした爽やかな曲が好みというのもありますが、April4の4人の先輩方の声の溶け合いがすごく好きで、リピートしてしまいます!

――3月に予定されていた1stライブは、新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止になりましたが、今後『BATON=RELAY』を通じてやりたいこと、みんなで実現したい夢や目標についてお聞かせください。

ペイトン もちろん、いちばんはライブです! 成長した私を見てほしい、というのもありますが、単純にファンの皆さんに会いたいからです。しばらく面と向かって会えてなくて、ファンの皆さんの存在ってこんなに大きかったんだって気づかされました。ライブが実現した時にみんなに「おお……」って思ってもらえるように、私のこと、そして『BATON=RELAY』のことをもっと好きになってもらえるように、頑張ります。いつになるかわからないけど、絶対できると信じていますので。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)


●リリース情報
BATON=RELAY 1st EP
『Start me up/かけだしのモノローグ』
発売中


品番:VVCL-1469
価格:¥2,200+税

<CD>
01. Start me up
作詞:zopp 作曲:渡辺 翔 編曲:前口 渉
02. かけだしのモノローグ
作詞:zopp 作曲:小内喜文 編曲:前口 渉
03. 四月のDreams come true
作詞:zopp 作曲・編曲:Atelier LadyBird
04. ビバフィーバーバンビーナ
作詞:zopp 作曲・編曲:奈須野新平、福田淳平
06. 金糸雀
作詞:zopp 作曲・編曲:馬渕直純
07. Daylight Sinfonia
作詞:zopp 作曲・編曲:岩見直明
08. Start me up -Instrumental-
09. かけだしのモノローグ -Instrumental-
10. 四月のDreams come true -Instrumental-
11. ビバフィーバーバンビーナ -Instrumental-
12. 金糸雀 -Instrumental-
13. Daylight Sinfonia -Instrumental-

BATON=RELAY 2nd EP
『ミライ=バトン』
発売中


品番:VVCL-1485
価格:¥2,200+税

<CD>
01. ミライ=バトン
作詞:zopp 作曲・編曲:秋浦智裕(onetrap)
02. MAJI de MAGIA
作詞:zopp 作曲・編曲:石黑 剛
03. 四つ葉のクローバー~10000分の1の君~
作詞:zopp 作曲・編曲:佐々倉有吾
04. TADAIMA
作詞:zopp 作曲・編曲:長橋健一(onetrap)
05. 月光アイ歌
作詞:zopp 作曲:渡辺 翔 編曲:前口 渉
06 君は君だ
作詞:zopp 作曲・編曲:前口 渉
07. ミライ=バトン -Instrumental-
08. MAJI de MAGIA -Instrumental-
09. 四つ葉のクローバー~10000分の1の君~ -Instrumental-
10. TADAIMA -Instrumental-
11. 月光アイ歌 -Instrumental-
12. 君は君だ -Instrumental-

作品情報
「BATON=RELAY(バトン=リレー)」
ジャンル:声優活動ディレクションゲーム
App Store、Google Playにて配信中

<バトン=リレーとは?>
BATON=RELAY(バトン=リレー)は【声優活動ディレクションゲーム】です。レッスンに、オーディションに、収録に―声優としての、大切な日常。そんな毎日からそれぞれの『なりたい自分』を目指す、“声のヒロイン”たちを導いていくゲームです。

キャラクターデザイン:若木民喜
メインシナリオ:しめさば
ゲーム内アニメ総監督:椛島洋介

豪華クリエイター陣が描き出す個性的な声優たちと充実のオリジナルアニメーションが織りなす、本作ならではの「声がつなぐ物語」を体験してください。

©BATON=RELAY Project All Rights Reserved.

関連リンク

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人