内田真礼「+INTERSECT+」レビュー

2017.06.21

みずみずしく弾けるポップ・サウンドが爽やかな疾走感を巻き起こす5thシングル。《内田真礼+ZAQ+上坂すみれ》のコラボレーションによるカップリング曲「魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー feat.上坂すみれ」も収録!

1月にはミニアルバム『Drive-in Theater』をリリースし、2月には国立代々木競技場で2DAYSのライヴ公演を成功させた内田真礼。デビュー3周年を迎える2017年のリリース第2弾となるのが5枚目となるシングル『+INTERSECT+』。

作詞と作曲は、TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』ではアーティストとしてのデビュー曲となったオープニング主題歌のみならず、内田真礼が演じる小鳥遊六花らによるエンディング主題歌、また挿入歌やキャラソンなど多くの楽曲を手がけたZAQが担当。そしてカップリング曲では盟友・上坂すみれもヴォーカル参加。《内田真礼+ZAQ+上坂すみれ》という三者の感性が音楽で交差(INTERSECT)するコラボレーションとなった。

「+INTERSECT+」

カラフルなシンセの音色が鮮やかに弾け、ギターが爽やかさを連れて進み出す、華やかなラブソング。リズミカルなサウンドが、あともうちょっとの気持ちを後押しするかのように疾走感を巻き起こし、幸せなエンディングへと導いていく。ふたりの距離が次第に縮まっていく様子を女子目線で描いたZAQの歌詞からは優しさがあふれる。期待と不安が入り交じる心の内を映す歌声が明るい表情を見せ、開放感を放つその瞬間がみずみずしく光る。

クリエイターズ・ユニット“eyelis”のメンバー・増田武史によるアレンジが、ZAQのメロディが持つポップ感をさらに引き立たせており、ハイレゾでは音のキレやアクセントの明瞭さが楽曲のメリハリ感をさらに強めている。

“愛を込めて この歌を君に贈りたい”のフレーズがZAQから内田真礼へのメッセージのように思えたり、ヴォーカルにはZAQっぽい歌い回しを感じさせる部分もあったりと、相手へのリスペクトといったものも感じられるこの曲。それぞれのステージに立ち、活動を行なってきたお互いの再会を祝すような温かい雰囲気も伝わってくる。

「魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー feat.上坂すみれ」

『中二病でも恋がしたい!』や『アイドルマスター シンデレラガールズ』などの作品で共演、またプライベートでも内田真礼と仲のよい上坂すみれがヴォーカル参加。7月12日にリリースされる上坂すみれのシングル『踊れ!きゅーきょく哲学』には「最先端△ガール feat. 内田真礼」が収録と、レーベルを超えて両者の交流は活発だ。

顔を合わせればいがみあってばかりの「姫」と「魔女」。でも実はそれぞれ互いの境遇や生き方に憧れている、そんな対照的なふたりの心情がポップなサウンドに乗って綴られており、キラキラとしたゲームミュージックみたいなファンタジー・サウンドの「まあや姫」と、ダークな雰囲気を醸し出し、妖しげなオーラを放つロックによる「魔女すみぺ」が交互に主張を繰り返しながら、展開を続ける。

決まり切った人生を送り、どこか満たされずにいる姫の気持ちを歌う内田真礼と、自由気ままに生きているけれど一人で寂しい魔女の嘆きを代弁する上坂すみれとの丁丁発止のやりとりが痛快で、活き活きとしたふたりのヴォーカルが実に魅力的。ツッコミやセリフの挿入、エール交換のような互いの愛称の連呼なども含めて、架空のキャラソンといったテンションの高い仕上がりとなっている。

内田真礼
+INTERSECT+

ポニーキャニオン
2017.06.21

FLAC・WAV 48kHz/24bit

ハイレゾの購入はこちら

e-onkyo music
mora

 収録曲

 1.+INTERSECT+
   作詞・作曲:ZAQ  編曲:増田武史

 2.魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー feat.上坂すみれ
   作詞・作曲・編曲:ZAQ

 3.+INTERSECT+ (Instrumental)

 4.魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー feat.上坂すみれ (Instrumental)

この記事を書いた人