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INTERVIEW

2017.01.23

RAB(リアルアキバボーイズ)のじゆう帳! 第3回 ゲスト:PENGUIN RESEARCH Part2:マロン&ムラトミ×新保恵大&柴崎洋輔 編

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――コラボと言えば、来月にはRABとPENGUIN RESEARCHの2マンがありますね。PENGUIN RESEARCH側として、ダンスとのコラボはどんな表現になりそうですか?

新保 僕もバンドを始めてから結構長いんですけど、ダンスユニットとの2マンって初めてなんですよ。対バン……なのか?(笑)。

――確かに2マンではありますが、対「バン」ではないですね。

マロン 「対バン式2マンイベント」とは言っているんですけど、僕らはバンドではないので(笑)。

新保 これがどうなるのか、すごく楽しみです。今までに経験したことがないことが色々できるんじゃないかなと思いますね。

ムラトミ 生演奏で踊りたいですね。生音は踊っている時の感情が変わるし、お客さんにもきっといつも以上に感情を伝えられるんじゃないかなと思います。それが楽しみですね。すごく力がもらえると思います。

マロン 僕らはデータの音で踊る場合が多いんですけど、やっぱり本当に鳴っている音で踊るっていうのは全然違いますね。体から震えるというか。そこら辺のケミストリーはどうなるかなと思います。

新保 RABさんって色々なアニソンで踊られているじゃないですか。その動画を見ていると、どの曲も良い意味でRABさんのものになっちゃってますよね。なので「これはPENGUIN RESEARCH喰われんじゃねえか!?」というのがすごくあります(笑)。コラボしたら俺らとか、後ろにいるただの黒子みたいになっちゃうんじゃないかって。負けないように頑張ろうと思います。でも本当にすごいですよね、あの世界観。どんな曲もRABさん一色になっちゃう。

マロン ありがとうございます!

新保 それこそ『君の名は。』の「前前前世」も踊っていましたけど、あれも完全にRAB色になってましたね。

マロン 世界観をぶち壊さなければならないと思いまして(笑)。

ムラトミ 良い意味でね(笑)。

マロン 最後のオマケとか、ビール飲んでますからね。

新保 毎回あのオマケがすごく好きです(笑)。

マロン 「オマケが本編」って書かれてます(笑)。

ムラトミ なんか本当に、良い感じのケミストリーになると良いね。俺らは「面白いと思ったら、やっちゃおうぜ!」という感じなので、変なネジがハマると本当ヤバイんですよ。それを上手いこと抑えつつ……。

新保 いやいや、抑えずにやっていきましょう!

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――新保さんと柴崎さんはドラムとキーボードということで、なかなか動いたり前に出てきたりはし辛いですよね。それがダンスとどのようにコラボするのか楽しみです。

新保 ……踊る?

全員 (笑)。

柴崎 じゃあもうショルキーで(笑)。

新保 前に出て踊りたいですね(笑)。

マロン じゃあ僕らも楽器を……できない!さすがに間に合わない(笑)。

――「ジョーカーに宜しく」など、自分たちの曲をRABが踊っている動画を見てどんな感情が生まれましたか?

新保 「ジョーカー」に自分が持っていたイメージと世界観が、完全に上書きされましたね(笑)。あれはすごいなと思いますよ。音的には何も変わってないのに、視覚的な部分だけで全然違うものになってるなっている。

マロン いやー、嬉しいです。普通にありがとうございます。

柴崎 「ジョーカー」のダンスはクールですよね。

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マロン RABであんなに格好良いのは珍しいですよ。曲に引っ張られた感じがありますね。格好良い曲なんですけど、ただひとつだけあの動画でもったいないことがあって……ムラトミさんがけいたんさんの足踏んでるシーンがあるんですよ(笑)。

全員 (笑)。

マロン 「せっかく格好良いのに踏んじゃってるよー!」と思いましたね。あれだけはちょっと曲を表現し切れなかったです(笑)。

――そういう部分の撮り直しをしたりしなかったりというのは、どういう判断なのでしょうか?

マロン 何回か撮っても、完璧なものって中々ないんですよ。5人全員が最高の動きをしているものは中々なくて、その中からどれが一番良いかというバランスで選んでいます。「ジョーカーに宜しく」の場合は本当に世界観というか全体のバランスがバチコーン合ったのはあれだ、みたいな感じでした。多少揃ってなくても全員のパッションがヤバイ時は、それを選んじゃうこともあります。

――因みにあの動画について、振り付けはどういう流れで作られているんですか?

ムラトミ マロンが作ったよね、確か。

マロン 「ジョーカー」は僕が作りましたね。聴いた時にまず思ったのが、『デュラララ!!』の世界観もあって喧嘩っぽい感じ。カラーギャングの戦いみたいな。だんだん人が加わって共闘したり、もうひとりがソロで入ってきたらまた喧嘩が起こったり、最終的にひとつになって……みたいなイメージで作りました。

――自分でストーリーを作っていく感じだったんですね。

マロン RABとしてはアニソンを視覚的に表現して、より良いアニメを知ってほしいなという気持ちなんですよ。お力になれていたらすごく嬉しいです。

――因みにPENGUIN RESEARCHのお二人は、何か最近のアニメは見られていますか?

新保 主題歌を担当させていただいた『ReLIFE』は全部見ましたね。ただ僕は昔から、自分の好きな物を繰り返し見るタイプなんですよ。ジブリがすごく好きなので、『紅の豚』とか『もののけ姫』とかは何回も見ちゃいますね。

ムラトミ ジブリ作品だと何が一番好きなんですか?

新保 これが結構、年齢と共に変わって来るんですよ。

マロン ああー、わかるわかる!

ムラトミ それね、それねー! 中学生の時だと、俺は『耳をすませば』が好きでしたね。

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新保 あれもまた、人の心を殺していく(笑)。素晴らしいですよね。

マロン 『ラピュタ』もすごく好きなんだけど、『紅の豚』も好きなんですよ。

新保 『ラピュタ』は最高ですね。『紅の豚』は昔はわからなかったんだけど、ちょっと歳を取ってから良さがわかるようになりました。

ムラトミ 『紅の豚』は見たことあるんですけど、ちっちゃい時だったから面白さがわからなかったんですよ。それでマロンに「じゃあ今見た方が良いですよ」って、同じようなことを言われました。

新保 確かにそうですね。大人向けに作られているので、今見たらまた全然違いますよ。

マロン 宮崎監督の趣味が結構入っているんですよね。

新保 そうですね。宮崎さんが大好きな飛行機の物語なので。

柴崎 僕はちょうど『千と千尋の神隠し』が見たいなと思って、ここに来るまでのBGMに流しながら来ました。

マロン ああー『千と千尋』も良いですよね。

新保 『千と千尋』は世界観がすごく好きですね。オリジナリティというか、水の上を列車が走っていく風景とかめっちゃ良いよね。

マロン 『もののけ姫』の後にあれを作るというのが、またすごいですよね。

新保 小学校の頃は、家帰ったらまず『もののけ姫』を一周するみたいな感じでした。小学校の頃は友達が近くにあんまり居なくて、ひとり遊びが上手になったんですよ。当時『遊戯王』が流行っていて、自分で『もののけ姫』のキャラクターをカードにして、自分で能力を考えたりしていましたね(笑)。

マロン そういう小学生居ましたよね。自分でマップを作ったり、バトルえんぴつを改造したり(笑)。

ムラトミ あったあった!

新保 そういうオリジナリティのある遊びをしていました。

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――新保さんはセリフを覚えるほど『もののけ姫』を見たそうですね。

新保 今はもう細かくは覚えてないですけど、小学生の頃は常に『もののけ姫』を見ながら生活していたので覚えてましたね。もう流しながら『もののけ姫』ごっこをしている感じで、あんまり画面を見てはいないんですよ。セリフを言いながら役になりきって、ひとりで遊んでました。……寂しい小学生ですね(笑)。
ムラトミ 俺、あのセリフがめっちゃ好きです。「こわやこわや、エボシ様は国崩しをなさる気だ」。

マロン ムラトミさんはリハの途中途中で結構言うんですよ。「こわやこわや」って(笑)。

新保 ジコ坊、すごく好きなんですよ。めちゃくちゃ良いキャラしてて、ちょっとゲスなんだけど何か憎めない感じがあって。あのキャラは良いですよね。

マロン そういえば最近知ったんですけど、最初に出てくる「兄様!」って言う子いるじゃないですか。あれって妹じゃなかったんですね。

新保 あ、許嫁なんですよね。

マロン そうですそうです。最近ツイッターに書いてあって知りました。

新保 カヤとアシタカは許嫁で、結婚する予定だったんですよ。でもアシタカは旅立たなくてはならなくなって、あれが今生の別れだった訳です。

マロン 許嫁と知った途端、よりあのペンダントをサンに渡したことが……(笑)。

新保 「おい!」ってなりますよね(笑)。

マロン 「妹だったらまだいいけど!」と(笑)。

新保 そこら辺は色々と事情が複雑なんですよ。

――思いがけずすごい豆知識が飛び出しましたね。

マロン でもまあ、ここで語ることではないなと(笑)。

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