第6回 シングル「Absolute Soul」インタビュー第2弾鈴木このみ×奥井雅美 スペシャル対談!

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2月18日にリリースされた鈴木このみのニュー・シングル「Absolute Soul」には、初回盤・通常盤ともに異なるデュエット・バージョンが収録されている。そこで彼女の相方を務めるのは、なんとあの奥井雅美。それぞれ攻守を切り替えたバージョンはともに必聴だ。そこで今回は、デュエットのきっかけからこれまでの繋がりや裏話まで含めた、スペシャル対談をお届け。ぜひこの対談をふまえたうえで、再度デュエット・バージョンも味わってみてほしい。

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――今回鈴木さんのシングル「Absolute Soul」の2曲目に奥井さんとのデュエットが収録されています。最初お話を伺った際に非常に驚いたんですが、鈴木さんも奥井さんの楽曲を聴かれたり間近でステージングをご覧になっていたと思います。

鈴木このみ はい。初めて生でソロの歌を聴かせていただいたのが、台湾での“ANISAMA WORLD”で。リハーサルの時点で本当にすごくて「どうやったらあんな声が出るのかな?」って思うぐらいだったんです。なので、いざデュエットできると決まってからは、レコーディングまですごくドキドキしてました。

――台北のあと、埼玉での“ANISAMA WORLD”でも共演されていましたね。

奥井雅美 一緒にやったね、「Get along」。
鈴木 はい。そのときは自分にとってフェスものでの初めてのトップバッターということで、二重のプレッシャーがありまして(笑)。あとは、自分が生まれる以前の曲を歌わせていただくという。
奥井 そうなんですよ。びっくりするね(笑)。
鈴木 すごいご縁だなと思って、責任感を持ちながら本番を迎えたんですよ。そしたら本番前に、ステージ裏で手をバーッて振ってくださったのが見えて、すごくホッとしたんです。

――一方奥井さんは、鈴木さんの歌声にどんな印象をお持ちでしたか?

奥井 「上手やなぁ」って。今の子は気軽にカラオケにも行けるし音に触れる機会も多いから、自分たちの頃の“上手い”っていうのとは、またちょっと違うじゃないですか?だから、最初に聴いたときは「良い意味で“今どきの子”の完成形だな」って思いましたよ。もちろん、まだまだこれからどんどん変わっていくとは思うんですけどね。

――ちなみに先ほど話に出たステージ上の共演では、奥井さんとしては鈴木さんをリードするような感覚はありましたか?

奥井 いや、むしろ逆ですね。「Get along」のときは、このみちゃんは絶対一生懸命練習してくるだろうなって思ってたし、声もツルツルしてるじゃないですか? だから林原(めぐみ)さんと自分で歌ったこの曲で足は引っ張れない、って思いましたよ。そこで何かあったらかっこ悪いし(笑)。

――そんなステージでの共演もあっての今回のデュエットですが、このバージョンは表題曲よりもよりヘヴィなアレンジになっているので、鈴木さんの歌声もだいぶ変化しているのでは?

鈴木 そうですね。表題曲のバージョンと比べて、かなりワイルドな感じになっていると思います。

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――そもそも原曲自体にも掛け合いの多い曲ですが、それが自分ひとりで2人分の歌唱から奥井さんとのデュエットになって変わった部分はありましたか?

鈴木 まずキーがだいぶ下がったので、原曲では裏声で行っていたサビのラスト部分も地声で出せるようになって、その分表現も変わってくるなと思って注意して歌いました。あとは、奥井さんと交代交代で歌うので、ちゃんとバトンタッチをできるように、というのも意識しました。

――では、奥井さんは楽曲を聴いたときにどんな印象でしたか?

奥井 最初原曲を聴いて「こんな高いのムリ!」って思って(笑)。自分が調子いいときにいちばん高いところが出る程度に下げてもらったんです。実は本当は私が先にレコーディングする予定だったんですけど、ノドの調子が悪くて順番が入れ替わったんですよ。さっきも言ったように彼女の声はツルツルだし練習も重ねてくるので、それにちゃんと応えられるように万全の声に戻るまで待っていただいて。だからもし私が予定通り先に歌を録っていたら、またちょっと違うものができていたかもしれないですね。

――じゃあ、鈴木さんが先に録られたんですね。

鈴木 はい。しかもこの曲は掛け合いの部分を入れ替えたバージョンがあるので、1曲まるっと録りました。

――おふたりの歌声で、楽曲の攻撃力も非常に増した印象があります。

奥井 アニメがバトルアクションものだもんね。作品を観て、より理解も深まりました。

――逆に鈴木さんは、このあと奥井さんが歌うことを想定して歌うわけじゃないですか。やっぱり緊張しましたか?

鈴木 レコーディングする前に「これ、奥井さんに送るよ」って言われて(笑)、それで「今日1日めっちゃ頑張らねば!」って気合いが入ったんです。すっごく緊張しましたけど、ライブみたいにちゃんとふたりで歌っている絵が見えるように歌いました。

――それを受けて、奥井さんはどう感じられましたか?

奥井 若い人が全力でガーン!とぶつかってくる感じがして、期待を裏切らないいい歌声でしたね。その一方で、私の歌い方は酸いも甘いも噛み分けたようなものなので、そこの違いはすごくよく出ていると思います。

――なるほど。では逆に、奥井さんが歌われた音源を聴いたときの鈴木さんの心境はいかがでしたか?

鈴木 実はありがたいことに、レコーディングも見学させていただいたんですよ。もう本当に、レコーディングというよりもライブを観ているかのような感じがしました。自分にはない深みや歌の足し算引き算をすごく感じて、自分もこういうふうにもっといろんな技術を磨いて歌えたらいいなって思いました。

――実際に間近での奥井さんのレコーディングを見られたのは、貴重な体験ですね。

鈴木 ただ実は、レコーディングを拝見しているときに、実際ライブでふたりで歌うことになったときは奥井さんの歌声に合わせたほうがいいのか、それとも自分の個性を全力で出したほうがいいのか、ちょっと悩んだんです。でも先に全力で録っていたものとの出来上がりを聴いてみたらいい感じだったので、迷いも晴れましたしすごくうれしかったです。

――ちなみに、レコーディング現場では合間に何か音楽の話をされたりするんですか?

奥井 それはなかったですね。
鈴木 話でというよりは、スタッフさんが「奥井さんが歌っているエネルギーやパッションを直接感じることが、いちばんの勉強」ということで、こういう機会を設けてくださったんですよ。
奥井 でもその前にはごはん食べに行ったりとかしたよね。交流自体は前からいろいろしてました。

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