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INTERVIEW

2015.02.09

ネオ渋谷サウンドユニット・ORESAMAスペシャルインタビュー!最終回の第3回ではカップリング曲とORESAMAの未来について訊く!

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――楽曲のお話を色々とお伺いしてきたんですけれども、2014年12月6日にORESAMAも出演した「YASHIBU」というイベントがありましたが、ここに集まったようなアーティストやグループから、シンパシーを感じることはありますか?ここ最近は音楽シーンというものが昔ほど多くない中で、皆さんがサウンド的にもマインド的にも近いものがあって集まっているとしたら、それが新しいシーンなのかもしれないと思うのですが、いかがでしょうか。

小島 今回の出演者も結構80年代テイストのあるORLANDさんとか、give me walletsさんとかで、歳も近くて、やっぱ同じように80年代に憧れがあるのかなとも思ったりします。でも80年代と言いつつ違うことをやっているので、シンパシーというか「どんどん盗んでやろう」みたいな、「そういう方法があるんだ」「それ次ちょっと曲に取り入れてみようかな」とかそういうことを思ったり。すごく大好きなアーティストなんで、そこは実際共演させていただいて思ったところではありますね。

――音楽的にもそうですが、同時代的なものや共感できるポイントは皆さん持ってらっしゃったりするんですか?

小島 ORLANDさんとかgive me walletsさんのPVって80年代寄りなんですよね。ORLANDさんは昔の映像っぽい感じのオシャレ感っていうか。でも僕らはutomaruさんのポップな感じで、同じ年代に意識が向いていたとしても、また違う。でもなんか格好良いんですよ、やっぱり。オシャレでポップっていう所で共通してるのはあるなと思います。

ぽん そうだね、同じフィールドに居るけど方向性が違うっていうのがすごく面白いなって思います。ステージングとかも盗めるとこ盗みたいなと思いますね。ORLANDさんとか、自分たちの見せ方をわかってるなっていうのをすごく感じます。

――ビジュアル的な見せ方や映像的な部分でもオシャレ感やシティ感を感じるんですよね。ORLANDやPARKGOLFやSeihoもそうですし、荒々しい、ワイルドな感じのグループじゃなくて、音楽的にもすごく洗練されたものに憧れを持った人たちが集まったイメージがあるんですよ。今そういったものに憧れるムードというのはあるのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

小島 僕らの周りだけかもしれないですけど、やっぱりメタルバンドとかは少ないですね。ゴリゴリのロックバンドって。ロックバンドでも何かオシャレ感があったりシティポップ感があったりしてますよね。そういうトレンドというか流れがあるんですかね。

――特に2.5Dであったり、2.5Dが入っているPARCO自体が実はそうなのかもしれないなと思うんですよね。PARCOって80年代まさにポップカルチャーの最先端、発信基地だったので、そこに今2.5Dがあるというのも素敵な接点だなと思います。皆さんが80年代という自分が生まれる前のカルチャーに憧れていて、2.5Dというキーワードの下に、かつてその発信基地だったPARCOに集まっている。そこで自然に皆さんがやっていることが音楽シーンになったら良いな、なんて思ったりしています。

小島 ああー、そうですね。

――そして今後の展望についても是非聞かせていただきたいです。2015年の近い展望と、すごく遠い目標みたいなものをお聞きしたいのですが、2015年はいかがですか?

小島 2015年は曲をもっと世に出したい、リリースしたいと思いますね。まだ「オオカミハート」と、そのカップリングだけだと出し切れていない部分もあるので、そういう所を出して、ORESAMAってこういうのだよねというのを確立したい、皆に見てもらいたいというのがあります。

ぽん 私ももっともっと沢山の人にORESAMAの音楽を聴いてもらいたいなと思います。

――長期的な部分で言うとORESAMAの目標はどういう所なのでしょうか?

小島 「J-POPといったらORESAMA」というのを一個大きいテーマとして挙げてるんです。僕ら世代からしたら80年代ってまだ生まれてないので、新鮮に格好良いと思ってくれる。僕らより上の世代の人にはちょっと懐かしくて良いなと思って欲しいなと。「ハイブリッド・ネオ・ポップス」っていう言葉を浸透させたいなと思ってるんですけど、新旧の融合だったり、映像とか、今回はアニメでしたけど、アニメももちろん映像作品プラス音楽というのでORESAMAが関われたらというのもありますし、最終的には最初に言った「J-POPっていったらORESAMAだよね」というトレンドを作れたら目標達成になるんじゃないかなと思います。

――J-POPという枠の中でも「今はORESAMAだよね」というポジションを築くということですね。ぽんさんは長期的な目標はいかがですか?

ぽん 同じです。あわよくば「世界にJ-POPを」っていう感じでやりたいと思います。

小島 今回デビューと同時にORESAMAをアルファベット表記にしたんですけど、それは海外に向けるっていうテーマもあるからで、ORESAMAとしてはJ-POPで海外に勝負してみたいというのがあるので、何年後かわからないですけど、やってみたいですね。

――J-POPに対するそこまでのこだわりというのはどういったことからなのでしょうか?

小島 これはもう、J-POPで育ったからですよね。もう本当にJ-POPばっかり聴いていたというのもあるので。まあもちろん洋楽も大好きですけど、ORESAMAはJ-POPじゃないですかね。

――「僕たちはJ-POPです」と言い切れるくらいの帰属意識を持っている人たちはミュージシャン、アーティストの中でも意外と少ないだろうなと思います。

小島 結構「洋楽格好良い」って言う人いるじゃないですか。周りにも、友達にも居ます。「J-POP?え?ダサくない?」みたいな。そこで恥ずかしがらずに超ドポップなJ-POPをやるって格好良いと思うんですよね。そこは譲れないです。

――本当にポップなものを作るのって実は一番難しいですからね。ポップという言葉は要するに一般大衆という意味ですから、不特定多数の人たち皆に良いと思わせる音楽を作るということですからね。始めからそういった目的を持ってやっているグループというのはすごいなと改めて思いました。ORESAMAって言いながら視野がすごく広いなと(笑)。

ぽん 確かにそうですね(笑)。

――でも海外でも「ORESAMA」ってウケる感じしますよね。「Kawaii」とかって皆今通じるじゃないですか外国でも。

小島 「Kawaii」の次は「ORESAMA」が(笑)。流行らせます!

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Interview by 冨田明宏
Text by 大用尚宏(クリエンタ)


 ●ORESAMAプロフィール

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ぽん♀:ボーカル・作詞
小島英也♂:作曲・プログラミング・ギター

●CDリリース情報
ORESAMA「オオカミハート」

NOW ON SALE

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★初回限定:アニメジャケット仕様

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★通常盤ジャケット
価格:¥1,300+税
品番:VPCG-82325

<収録曲>
01.オオカミハート(TVアニメ『オオカミ少女と黒王子』EDテーマ)
02.カオでしょ
03.全然気にしてないから僕のことは気にしないで
04.オオカミハート(TV EDIT)
05.オオカミハート(Instrumental)
●配信情報
iTunes
レコチョク
■配信限定シングル情報
『オオカミ少女と黒王子』のEDテーマ「オオカミハート」とOPテーマ「LOVE GOOD TIME / SpecialThanks」を2 IN 1 にした配信限定シングルも12月3日同時発売。今話題のハイレゾ音源も要チェック!
配信サイト:レコチョク、iTunes、ドワンゴ、music.jp、Amazon MP3
Hi-Res 配信サイト:mora、OTOTOY、e-onkyo

(c)八田鮎子/集英社・「オオカミ少女と黒王子」製作委員会

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