セブンスの伝説の扉が開く。「Tokyo 7th シスターズ」ニュー・シングル「SEVENTH HAVEN」リリース記念・茂木伸太郎総監督×水瀬いのりスペシャル対談!

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ニコとセブンスシスターズの100%のかっこよさを表現したい

──そういう姿勢もそうですけど、現場での情報と直感を元に現場で対応していく水瀬さんのスタイルって、茂木さんの作り方とすごくフィットするんじゃないですか?

茂木 さっきも言いましたけど、根本的に似てるなとすごく思いますね。収録もすごくスムーズですよ。演技はもちろんね、歌に関しては正直彼女に何か言うことはないんです。収録のとき、(「SEVENTH HAVEN」の作曲とディレクションを担当した)kzさんがすごくにこにこしてたんですよ。うわー、こんなにうまくなったんだと。すごく楽だとkzさんも話してましたね。水瀬さんは勘の良さが抜群なんですよ。

水瀬 (恐縮して)ありがとうございます……。

茂木 ほんとにほんとに。

──「SEVENTH HAVEN」は水瀬さんが最初にレコーディングしましたけど、技術のある人が一番手だとやりやすいのはあるんでしょうか。

茂木 一番大きいのはスケジュール的なことなので今回そうなったのは偶然ですけど、最初にレコーディングする人が楽曲の世界の定着につきあってくれるとすごくやりやすいのはあります。自分たちがこれが作りたかったというイメージそのものを彼女が表現してくれたので。

──最初にレコーディングするのって水瀬さんはどうですか?

水瀬 私は最初好きです(笑)。大勢で歌う曲の後ろの収録番って、前に録った方に(ボーカルの各フレーズの)お尻の尺を合わせる作業がすごく難しくて、私それが苦手なんです。どれぐらいで切るのかな、を常に考えないといけないので。

──表現70%、尺合わせに30%頭をつかうような。

水瀬 別のことを一緒に考えないといけないんですよね。エンジニアさんとかには、お尻が長くなる分には切って調整できるよと言っていただくんですけど、気持ち的に駄目なんです。スパっと合わせたいじゃないですか。だからラストの収録とかは緊張するんですけど、今回はど頭だったので。もちろん自分がみんなのベースになるんだって緊張もちょっとはあるんですけど、ニコルにふさわしくみんなを引っ張っていける歌をうたおうと、ニコの100%のかっこよさを表現するぞと思って歌いました。

──「SEVENTH HAVEN」、本当かっこいいですよね。

水瀬 かっこいいです!曲を聴いたときからすごいなと思いました。これを歌えるのはすごくうれしい、レジェンドチームで、セブンスシスターズで良かったって思いました。

──茂木さんは「SEVENTH HAVEN」の楽曲がkzさんから仕上がってきてどうでした?

茂木 kzさんへの信頼は元から揺るがないものがあったんですね。だから僕が作りたいもののイメージやビジュアルを詰め込んだ企画書をお渡しした後はお任せしていたので、期待と不安の狭間で待っていました。

──不安もありましたか。

茂木 実は「SEVENTH HAVEN」の楽曲の上がりが結構締切ギリギリだったんですよ。もしそこでイメージのズレがあったらリテイクになるわけですけど、キャストさんの収録スケジュールは決まっていたので、もうドキドキですよ(笑)。ただ一発目が来たとき、事務所さんから「これは(楽曲的に)やりすぎかもなので……修正はすぐできます」とメールが来たんです。でもkzさん本人は「茂木さんはこれは絶対OKだ!」と言い張ってたらしくて(笑)。実際に聴いてみたらもう、即OKですよ。イメージ通りでありつつ、イメージを超える120%で。kzさん自身、これだけのものはなかなかできないという達成感があったみたいです。

──そこにセブンスシスターズの6人の歌声が乗ってどうでしたか?

茂木 全然別物に変わりましたね。kzさんの仮歌もすごくかっこよかったんですが。

水瀬 すごくかっこよかったです。

茂木 ただ原曲だと一人用の歌にも感じてどうなるんだろうと思ったんですが、6人の歌声が合わさったときのパワーが本当にすごくて。一緒にミックス作業をしているときのkzさんがうきうきというか、本当に自信ありげだったのが印象に残っています。ヤバイよを連発してましたね。仮歌より100倍良くなりました。

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──水瀬さんは収録はいかがでしたか?

水瀬 今回は声の出し方、歌い方もキャラクターに寄せることよりは、自分なりにかっこいい歌い方をしてほしいって言われたんです。ニコの声と、私自身が声を張ったときの歌声は違うので、そういう意味では楽でした。リズムに乗ったり、こういう表現もできるかな、というのをいろいろ試して、あ、今のはうまくできたんじゃないかな? と思ったりしながらだったので、すごく楽しかったです。

──その時は自分だけの歌声だったわけですが、6人揃ったセブンスシスターズの曲として改めて聴いてどうでしたか?

水瀬 みんながかっこいいを意識して歌っているので、今までの2曲とはぜんぜん違う波形というか。音楽は耳で聴くんですけど、「SEVENTH HAVEN」は身体に来るというか。ひとつひとつの歌声やリズムが頭の中に刺さってくる感じは初めてでした。この刺激的な感覚は、このかっこいい曲があってこそだなって思いました。同時に過去の彼女たちのまだ描かれていない時間がどんな感じだったんだろうってドキドキにつながる曲だと感じました。世界を壊してしまいそうな6人の破滅的で創造的な、危うさだったり心地よさだったりの両面というか……簡単には表現できないすごい楽曲だと思って、痺れました。

──茂木さん、伝わってますね。

茂木 あはは。今それを言おうと思ったんです(笑)。本当にそんなに詳しく説明していないのに、全部正解なんですよ。やっぱりすごいなぁと思って聞いていました。これを伝えたいですってことを正確に受け取ってくれる方と話すのってすごくうれしいんです。もちろん、感じ方を人に委ねている表現もありますし、こう受け止められるのかって楽しさもあります。でも、こちらが届けたいと思うものをしっかり受け止めてくれる方がニコルを演じる役者さんとしていてくれるのは、うれしいし楽しいですよ。

──本当に水瀬さんとニコルだからこそハマった、ここしかないバランスというか。(春日部)ハルちゃんがここまでわかっちゃったらきっと駄目ですよね。

茂木 そう駄目なんです。未来のある子たちはどう変わっていくか誰にもわからないんですね。セブンスシスターズは定められた終わりがある存在だからこそ、こうして伝わってくれていることが重要なんです。

──ニコと水瀬さんが出会ってくれて良かった。

茂木 運命的なものを感じますね。オーディションでよく水瀬さんを選んだって思います。自分を褒めてあげたいです(笑)。でも変なこと言っちゃいますけど、そのときに見えたんですよね、彼女の奥底にあるなんか普通じゃないものが。ナナシスのキャラデザ&イラストを制作してくださっているMKSさんと始めてお会いしたときも同じ感覚でしたけど。

──「SEVENTH HAVEN」の収録のやり取りの中で、お2人が印象に残っていることってありますか?

水瀬 私さっき言った通り英語が苦手なんですけど、今回の2曲は英語の発音のカッコよさも大事だと聞いていたので、ほんとどうしようと思って(笑)。

茂木 ごめんなさい(笑)。

水瀬 でも音楽を作っていく中で、カッコイイ発音のほうが絶対キマるだろうなと思ったので、自分なりのカッコよさを考えながら歌って。そこはあまり注意されなかったから良かったなと思いました。あとは何かな。結構現場で「ここも歌ってみますか?」みたいに、歌詞割りとは違うところにも挑戦させてもらいました。今回は何かを言われたというより、言われることが本当に少なかったので、あ、皆さんとイメージするものが同じで、同じ方向を向いて歌えてるのかな、と感じたのがうれしかったです。だからもっともっとカッコよくしてブースの皆さんに返そうと、ちょっと2回目はちょっとニュアンスを変えてみたり、なるべくいろんないい素材をお渡ししようと思ってました。

茂木 ありがたいです。ここも歌ってみますか、の話はたぶんカップリングの「FALLING DOWN」の話ですね。(「FALLING DOWN」作曲の)小野さんももっと歌って歌ってとノリノリでしたよ。

──茂木さん的に収録で印象的なポイントはありますか?

茂木 Seventh Heavenの後半に「1、2、3、4、5、6、Seventh Strike Back!!」って台詞を継いでいくパートがあって、そこのニュアンスについてはかなりkzさんがこだわって僕にいろいろ聞いてくれましたね。

水瀬 何パターンか録りました。

茂木 「Seventh Strike Back!!」のフレーズも激しいのもあったんですけど。

水瀬 ウィスパーもありました。

──当日現場で聴いたときは力強いバージョンだったのが、完成版ではささやくようになってましたね。

茂木 最終的に3パターンぐらいあって、kzさんとミックス時にかなり悩みながら詰めました。実は僕kzさんともカッコイイの感性がすごく近いんですよ。ためしにウィスパーとロボットボイスを組み合わせてニコルとミトを両端に振ってみたら、ドンピシャに格好良くて、すぐそれに決まりましたね。

──水瀬さん的にあの台詞や煽りの収録はどうでした?

水瀬 ……すごく恥ずかしかったです(笑)。

茂木 あ、そうなの?(笑)。

水瀬 私自身はこんな(静かな)性格なので、「ヘイ!」とか言ったことがないので恥ずかしかったです。普段生きていてヘーイとか言わないじゃないですか。

茂木 普通に生きている分には言わないね。

水瀬 だからどうやったらサマになるかすごく悩みました。

──キャラクターの台詞のテンションの高さと、歌の中の煽りのテンションの高さはまた違う?

水瀬 そうなんです、歌の中で煽るのすごく恥ずかしくなっちゃうんです私。だから「ワン!」とかも言った後、ブースの外から返事が来ないとすごく怖くなるんですよ(笑)。でも無事かっこいい感じになっていたので、感動しました。ワン、ツー、のつながりもそうですし、「Seventh Strike Back!!」のささやきの瞬間だけ音がなくなる感じがうおーなんなんだこれ! って思って、言葉の立ち方がすごいなと思いました。

──「SEVENTH HAVEN」はライブだと絶対にまたひとつ化ける曲ですよね。

茂木 僕もそう思います。ファーストライブの時点では僕とお客さんの持っているセブンスシスターズの情報量に違いがあると思うんですが、次のライブでは前回とは違うセブンスシスターズをもっとはっきり出せると思うんですよ。だから演出やポーズ、ダンスも含めて、いろいろとまた違う感じの希望は出すし、ファーストとは違うものになると思います。

──ダンスは激しくなるんでしょうか?

茂木 激しさというよりは個性というか、よりセブンしシスターズらしさを出すものになるとは思います。

水瀬 不思議とこの曲を歌っているときは、ライブで歌うことがすごくイメージしやすいんです。それはきっとファーストライブという経験があればこそだと思います。ニコたちはもちろん、これを歌っている6人の姿もイメージできて。私この曲で「シニカル」という言葉を知ったので、そういう表現も見せたいというか、キラキラした今までの絵を一度壊したいというか。今回セブンスシスターズは音で今までのイメージを破ったので、ステージパフォーマンスで今までのイメージを壊すのは役者である私たちだなと思うので。次のライブがあればシニカルさを出して、皆さんが前に行きたい気持ちと裏腹にちょっとのけぞるような、そういう気迫というか、女の子もここまでできるんだということを表現したいです。堂々と強さを出していきたいと思います。

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──最後にメッセージをお願いします。

水瀬 セブンスシスターズとしてCDを出すのは初めてですし、カップリングやカラオケも入るのは初めてで、とてもうれしいです。このカラオケも是非聴いてほしいと思います。

茂木 歌いたくなっちゃうよね。

水瀬 私がイメージしていたレジェンド、セブンスシスターズ像を大きく塗り替えるような楽曲になっているので、皆さんも私が感じた鳥肌を感じてほしいです。そういう作品と楽曲に関われていることが、幸せだなと思います。みんながどう受け取ってくれて、どんなステージを望んでいるかがすごく気になるので、たくさん感想をいただけたらなと思います。

茂木 このCDの楽曲は、最初からイメージを強く持って作ってきました。ビジュアルのMKSさん、作曲のkzさん小野さん、動画を制作してくださったyama_koさんもそうですし、水瀬さんたちキャストの皆さんたちみんなで協力し合って良いものができたと思っています。個人的には自分なりの「カッコイイ」を全て詰んだつもりなので、共感していただけたらうれしいです。

Photography By 小賀康子 Interview&Text By 中里キリ


●リリース情報
セブンスシスターズニューシングル
「SEVENTH HAVEN」
2月24日発売

【初回限定盤】
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品番:VIZL-934 価格:¥1,800+税
※セブンスシスターズ キャラクターシンボルピンバッジ付
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(全6種のうち1種ランダム封入)

【通常盤】
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品番:VICL-37143 価格:¥1,200+税

<CD>
1.SEVENTH HAVEN
2.FALLING DOWN
3.SEVENTH HAVEN -OFF VOCAL-
4.FALLING DOWN -OFF VOCAL-
5.What is truly 2030?? (ドラマトラック)

●ライブ情報
Tokyo 7th シスターズ 2nd Live 16’→30’→34′ 『INTO THE 2ND GEAR』
8月21日(日)
【神奈川】パシフィコ横浜国立大ホール
*チケット発売日など詳細は後報にて発表

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