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2014.12.02

客席に魔法をかける極上のエンターテイメント空間!「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!」ライブレポート

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『アイドルマスターシンデレラガールズ』のライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!」が11月30日、国立代々木競技場第一体育館で行なわれた。

『アイドルマスターシンデレラガールズ』のライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2ndLIVE PARTY M@GIC!!」が11月30日、国立代々木競技場第一体育館で行なわれ、大橋彩香、福原綾香、原紗友里、青木瑠璃子、五十嵐裕美、上坂すみれ、桜咲千依、大空直美、金子有希、鈴木絵理、高森奈津美、立花理香、東山奈央、渕上舞、牧野由依、松井恵理子、松嵜麗、松田颯水、三宅麻理恵、山本希望、佳村はるかが出演した。

今回のライブは、今年4月に舞浜で行なわれたファーストライブ以来となる『シンデレラガールズ』単独のセカンドライブ。会場は前回の舞浜アンフィシアターから大きく拡大し、一万人以上を収容。一日限り、一回公演の真剣勝負だ。ファーストライブに参加した面々にとっては前回以上のステージを作り上げる、このライブが初参加となる面々は一度のステージで自身が演じるキャラクターの魅力を大勢のプロデューサーに伝える。そんな意気込みと緊張感を感じる公演となった。

公演内では、1月からスタートするアニメの舞台が美城(346)プロであり、そこに所属する「シンデレラプロジェクト」のメンバー、島村卯月、渋谷凛、本田未央、赤城みりあ、アナスタシア、緒方智絵里、神崎蘭子、城ヶ崎莉嘉、多田李衣菜、新田美波、双葉杏、前川みく、三村かな子、諸星きらりの14人を中心に物語が描かれることが明かされた。
アニメ『シンデレラガールズ』は1月9日24時にスタートし、バンダイチャンネル、ニコニコ生放送でも配信されるほか、「Daisuki.net」にて全世界同時配信されるとのことだ。

 

まずは“元気に”おもてなし

それではライブの内容をレポートしていこう。開演前には「熱血乙女A」や「こいかぜ」といったおなじみの楽曲から、松田颯水演じる星輝子がカバーした「紅」など意外な楽曲までが次々と流され、開演前にもかかわらず早くも出来上がりつつあるムード。ゲームでもおなじみの事務員・千川ちひろのオープニングナレーションに続いて「お願い!シンデレラ」のイントロが流れ、ライブはスタートした。

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会場は縦長の体育館で、メインステージから会場中央の巨大な円形センターステージまで花道が伸びている構造だ。シンデレラの城と階段をモチーフにしたメインステージに21人の出演者=アイドルたちがズラリと並び、揃って腕を突き上げる姿は壮観かつ華やかの一言だ。今回の公演は全国、そして韓国の劇場にもライブビューイング配信されていることもあり、大橋の「全国のプロデューサーさん、本日は私たちシンデレラガールズたちのパーティへ、ようこそいらっしゃいました!」の挨拶でステージは幕を開けた。福原と原から明かされた今回のライブコンセプトは“おもてなし”。ファーストライブは「キュート」「クール」「パッション」の三属性ごとにステージを構成したが、今回は「元気におもてなし」「かわいくおもてなし」「超ハジけたおもてなし」「心からおもてなし」の4つのコンセプトを軸に構成。属性に関係なく、楽曲やパフォーマンスのタイプで4つのブロックを作る構成だ。

「かわいくおもてなし」のコーナーは、五十嵐、大空、立花、牧野、三宅、桜咲、東山、原、金子、鈴木、松田の11人による「We’re the friends!」からスタート。11人は歌いながら花道を楽しそうに移動。花道とセンターステージを広く使ってパフォーマンスを繰り広げた。全方向の観客に対応できるよう、2人ずつが背中を預けあってパフォーマンスするのだが、この曲に限っては11人。相方がいないシンデレラライブ初参戦の東山奈央は少し背中が寂しそうだったが、11人の先頭に立って堂々としたパフォーマンスを見せていた。

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「We’re the friends!」チームはそのままステージに残って、MCの自己紹介前半戦へ。人数が多すぎるため、自己紹介も2回に分ける構成だ。会場を血の海ではなくサイリウムの光の海に変えると宣言した桜咲、“サイキックテレパシー”でもももも、むーんとメッセージを送って会場を若干戸惑わせた鈴木、「プロデューサーさんはまゆのこと、好き?」と問いかけて熱烈なラブコールを受けた牧野、原宿といえばリア充の巣窟と煽りまくった松田など十一人十一色の個性的な自己紹介だったが、大きく盛り上がったのはやはり、「私がステージで大活躍するこの日がついにやってきたのよ!」と川島瑞樹のキャラ声で高らかに宣言した東山だった。

「元気におもてなし」コーナーでソロの先陣を切ったのは、大橋彩香の「S(mile)ING!」!オープニングにふさわしい元気いっぱいのステージングで、4人のダンサーと共にステージに笑顔の花を咲かせた。大きなステージでのトップバッターはあまり経験がなく、緊張したという大橋だったが、興味深かったのはラストの「愛をこめてずっと歌うよ!」の歌い上げ。舞浜などクライマックスで歌唱するときは情感豊かに、どこまでも伸びるような余韻が印象的だったが、今回はすっきりとキレの良い歌唱で、勢いと「元気に」を大事にするとこうなるのかという感じ。頬に指を当てた最後のキメは、大橋の今日一番の笑顔だった。

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佳村はるかは「TOKIMEKIエスカレート」のイントロと共に、「やっほー、美嘉だよー!」とセンターの円形ステージに登場。メイン、センターの両ステージ、そして花道の各所にも出入口が用意され、様々な場所からテンポよく次の演目がスタートするのはアイマスライブの大会場仕様だ。ハートでデコった金のリボンでかわいく髪をまとめた佳村は、ステージ正面のカメラをまっすぐに見つめてのパフォーマンスが印象的。ライブビューイングを見ているファンは想いを込めて見つめられてドキドキしたはずだ。ラストは「みんな行くよー!」のアピールに応えて、客席が身体で“T・O・K・I・M・E・K・I”の人文字パフォーマンス。この曲のお約束が浸透したことに佳村もにっこりだ。

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続いては佳村演じる城ヶ崎美嘉の妹、城ヶ崎莉嘉を演じる山本希望の「DOKIDOKIリズム」。花道中ほどから登場した山本だが、大会場にも物怖じせず、元気いっぱいに早口や合いの手を繰り出していくのは彼女の持ち味だろう。サプライズがあったのはこの曲の盛り上げどころである「助けてお姉ちゃん!」のフレーズで、なんと先ほどステージに立ったばかりの佳村が“妹を助けに”登場!姉妹揃ってかわいく「うぉー!」の叫びをあげたが、佳村は山本に振り付けを習いながら一生懸命練習していたとのことだ。

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「りーな史上最高にクールでロックなパーティ、スタートだぜ!」と登場した青木瑠璃子は「Twilight Sky」を披露。前回の舞浜では客席が青とオレンジのサイリウムで夕暮れ空を再現したが、今回はアリーナがオレンジ、スタンドが青に染まって一万人以上の夕暮れが出現。ステージに登場した青木も少しの驚きと嬉しさを隠せない様子だった。青木の長身とダイナミックな動き、そして高潔で伸びのいいボーカルはやはり大会場でこそ抜群に映える。インタビューでは間奏で速く走りすぎるとギターソロが長くなって大変だから、などと韜晦していた青木だったが、本番では“見えないギター”を奏でながらメインステージを疾走し、ひらりと一回転。スライディングで膝をつきながらの大熱演を見せた。何回かやって吹っ切れたとのことだが、本番になると突き抜けて本気のパフォーマンスを見せる姿は粋でかっこいい。魂を込めた「アイラブユー!」の叫びも最高にロックだった。

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そして「元気」でもてなすコーナーなら欠かせないのが、原紗友里の「ミツボシ☆☆★」!!センターステージから登場した原は、花道を歩きながら無尽蔵の元気とエネルギーを客席にぶつけていく。『シンデレラガールズ』だけを見に来た一万人以上の観衆が捧げるオレンジに360度を包まれ、テンションを高め合っていく様子はまさに宇宙の真ん中で輝く太陽のようだ。8人のダンサーと共にキビキビと踊る様子は大会場ならではのスケール感。舞浜の時は最初は視線をどこに置くかの迷いも見えたが、今回客席を包まれ笑顔で見回す様子は自信にあふれ、千両役者の趣だ。最高に気持ちよさそうな「鳴り響く歓声ッ!」はこの客席を前にしたからこそ出てきた叫びだろう。

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コーナーの締めは、12月24日発売の「Passion jewelries! 002」より金子、鈴木、松嵜、松田が一足早く「絶対特権主張しますっ!」を披露。円形ステージのドーナツの輪っか状の部分がゆっくりと回転する上で見せる4人のパフォーマンスは元気そのもの。4人と客席の「絶対絶対!特権特権!」の掛け合いは底抜けにハッピーだった。

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