代々木競技場で大熱狂のアニソンフェス!「ニッポン放送 ミュ~コミ+プラス Presents アニメ紅白歌合戦 Vol.3」レポート!

2014.02.10

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2014年1月19日(日)、東京・国立代々木競技場第一体育館にて『ニッポン放送開局60周年記念 LIVE EXPO TOKYO 2014 ニッポン放送 ミュ~コミ+プラス Presents アニメ紅白歌合戦 Vol.3』が開催された。

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人気声優/アーティストが集結しての大規模なライブイベントは12000人を動員。司会は前回と同じく、赤組代表のスフィア寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生)、白組代表の吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)が担当。出演者はスフィアは勿論のこと、浅沼晋太郎、上坂すみれ、OLDCODEX、GRANRODEO、竹達彩奈、ヒャダイン、ももいろクローバーZ。歌に企画にサプライズもありと、話題満載のステージを彩った。

イベントはいきなりのサプライズで幕を開けた。開演に先立ち行われたオープニングアクトにて、サイバーエージェント(番組・イベント協賛社)のスマホ向けゲーム『ガールフレンド(仮)』とコラボレーションしたスペシャルステージが展開。そこでサプライズ登場したのは声優の井上喜久子。恒例の「井上喜久子、17歳です!」と挨拶すると、12000人の観客から「おいおい!」の声が上がる。さらに名曲「学園天国」をダンスを交えて熱唱。大スクリーン上では、井上が声を担当するキャラクター「天都かなた」が曲に合わせて踊るという演出が行われ、イベントは冒頭から大盛り上がり。驚きの声と拍手が場内一体を包んだ。

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オープニングでは声優・田所あずさのレポートを交えつつ審査員の紹介が行われ、いよいよ歌合戦の本番がスタート!

白組のトップバッターとして登場したのはGRANRODEO。大人気アニメ『黒子のバスケ』第2期OPテーマ「The Other self」、続けて「デタラメな残像」を披露し、いきなり場内は大歓声で包まれる。MCでは本イベント初出演の感慨とともに「盛り上げに一役買いたいと思います!」と意気込みを語り、「偏愛の輪舞曲」「modern strange cowboy」「Infinite Love」をノンストップで熱唱。KISHOW(谷山紀章)のパワフルなボーカルと、e-ZUKA(飯塚昌明)の惚れ惚れするギタープレイが場内を大いに湧かせた。

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赤組のトップバッターを務めるのは上坂すみれ。1月8日に発売されたアルバム『革命的ブロードウェイ主義者同盟』の冒頭に収録されているインスト曲「予感」に合わせて登場すると、続けて「七つの海よりキミの海」(TVアニメ『波打際のむろみさん』OPテーマ)を披露。サビでは大きな「むろみ!」コールが湧き上がり、堂々たる振り付けでも楽しませてくれた。さらにアルバムのリード曲「革命的ブロードウェイ主義者同盟」の間奏部では圧巻のアジテーションを見せつけ、存在感たっぷりのステージとなった。

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そして歌だけに留まらないのがこのイベントの面白いところ。企画その1「変態音響監督」は、ラジオ番組「ミュ~コミ+プラス」・木曜日の名物コーナーのスペシャル版。リスナーから寄せられた台詞に対し、吉田アナがディープな設定を追加して、それを声優に読んでもらうという内容だ。今回は吉田アナが変態音響監督、豊崎愛生が助監督としてコーナーを進行していった。

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ステージには竹達彩奈、戸松遥、浅沼晋太郎、高垣彩陽の4人が登壇。読み上げた台詞のどれもが悶絶必至の内容だったが、中でも印象的だったのは竹達と戸松の掛け合い。“女の子もいける女の子”を演じる竹達に対し、“押しに弱い子”という設定の戸松。「風邪治すなら早く寝ないとダメだよ。お布団一緒に入ってあげようか?」(竹達)、「もう……ケンカ中なのに……ズルいよ」(戸松)は破壊力抜群。男女問わずひときわ大きな歓声が沸き起こった。

気を取り直して再び歌のコーナーへ。白組のヒャダインがインスト曲と共に登場し、格好良いダンスを披露すると、会場のサイリウムは一面の青色に染まる。続けて「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」(TVアニメ『日常』OPテーマ)のイントロが流れると、待ってましたとばかりに会場からは大歓声。最高にキャッチーな一曲で駆け抜けたあとは、シンセサイザーの前に座り、新曲「半パン魂」(TVアニメ『ガンダムビルドファイターズ』新ED曲)をしっとりと歌い上げる。間奏では客席中からハンドクラップが沸き起こり、会場が一つになっていた。

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そしていよいよスフィアの番。「Non stop road」が流れるやいなや、場内のサイリウムは紫・ピンク・オレンジ・緑の4色に彩られる。続けて爽やかなサマーチューン「Now loading…SKY!!」を披露し、さらに「MOON SIGNAL」では会場を一面の赤色に染め上げた。

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2009年2月に結成を発表したスフィアは間もなく活動5周年を迎える。MCで「スペシャルなことをやりたいです」と語ると、聞き覚えのあるイントロが流れ、場内からは熱烈な大歓声。なんと名曲「ライオン」(May’n/中島愛)のスペシャルカバー! 2人ずつ向き合ってステージに立ち、生歌でハモリを交えながら送る圧巻のカルテット。アニソン好きなら誰もが興奮を抑えきれない光景を前に、会場はまさしくハイライトを刻む。最後は『勇しぶ』EDテーマの「Sticking Places」で締め、紅組司会の貫禄を見せつけた。

ここでステージには見慣れない姿の男性が。その正体は、架空のヴィジュアル系ロックバンド「Mark Oss Amal」(マルクオサマル)のssisy と allyが登場。本当にどこかに実在しそうな振る舞い(笑)とトークもそこそこに、披露したのはロボットアニメの主題歌メドレー。「翔べ! ガンダム」「マジンガーZ」「魂のルフラン」「創聖のアクエリオン」「DAYS」「リトルグッバイ」「空色デイズ」「トライアングラー」と名曲の数々をバンドアレンジで歌い上げ、演技にライブにと持ち前の器用さが光るステージで楽しませてくれた。

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続いて紅組の竹達彩奈がデビューシングルの「Sinfonia! Sinfonia!!!」と共に登場し、PVのようにストリングスの音に合わせてタクトを振った。MCでは、前回の出演時は緊張でいっぱいだったことに触れ、「今回は全てを覚えて帰りたいです」と意気込む。自身が憧れの声優と公言する丹下桜が作詞した「マシュマロ」、軽快でオシャレなパーティスカ「週末シンデレラ」、そしてコール&レスポンスが楽しい「ライスとぅミートゅー」を歌い、可愛らしさいっぱいのパフォーマンスを見せてくれた。

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2度目の企画コーナー「140文字のハートストーリー」は、「ミュ~コミ+プラス」・木曜日のもう一つの名物コーナー。リスナーからツイッターで寄せられた小さな物語を、“音声表現のプロ”である声優が朗読するという内容。吉田アナ戸松遥の司会のもと、寿美菜子、浅沼晋太郎、上坂すみれ、豊崎愛生が登壇し、中でも豊崎が読み上げた「こたつで憩う犬」のストーリーは、吉田アナに「声優さんって凄いね!」と言わしめる完成度だった。

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そしてサプライズゲストとして、なんと声優の立木文彦が登場! 自身が碇ゲンドウ役として出演した『新世紀エヴァンゲリオン』OPテーマ「残酷な天使のテーゼ」を歌い、渋さの中に情熱を込めた大人のボーカルで客席を魅了。MCでは、前回の公演で緒方恵美(碇シンジ役)がゲスト出演したことを踏まえ「親子出演ですね」と吉田アナ。エヴァ好きにはたまらない趣向だ。そして歌だけでなく、立木にはもう一つの大役があった……。

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ここで満を持して登場したのはももいろクローバーZ。立木文彦の生ナレーションによる「Z伝説 ~終わりなき革命~」で会場のボルテージは再び最高潮に! 15日に左すねの骨折を発表した佐々木彩夏はラジオ型ロボットの着ぐるみを着て、玉井詩織の押す台車に乗せられてステージに登場。骨折した左足部分のパーツには“故障中”シールが貼られていたが、「歌で頑張ります」と一礼。他のメンバーが激しく踊る脇で、まさにロボットのように上半身を動かしながら精一杯歌っていた。

この日のももクロはアニソンセットリスト。「みてみて☆こっちっち」、「ピンキージョーンズ」、さらにカバー曲「Believe」(玉置成実)を続ける。ラストの「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」では、再び佐々木が台車に乗って花道を通り、中央ステージで他の4人が彼女を囲む。その真ん中で歌う佐々木の姿からは、メンバーをフォローし合う5人の絆が感じられ、会場は笑顔で包まれていた。

白組のトリはOLDCODEXYORKE.のライブペイントと共にovertureの「prayer」が流れ、会場は一転してロックの空気に染まり始める。続いてTVアニメ『黒子のバスケ』第2期EDテーマの「WALK」、『Free!』OPテーマの「Rage on」と人気曲を立て続けに披露し、辺り一面からの大歓声!

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MCではボーカルのTa_2(鈴木達央)が「本当の白ってさ、自分の拳を突き上げて、声出して一緒に盛り上がるのが白だと思うんだよ」「一瞬でいいから、サイリウムを降ろして拳を出してもらってもいい?」と客席に語りかける。それに応じるかのように、白の灯りが一つまた一つと消え、突き上げられた拳の数がどんどん増えていく。その後の3曲「#4」「Stargazer」「flag on the hill」の間は、サイリウムの光ではなく客席から伸びた腕が大きくうねり続け、ジャンプあり、肩組みありと、ロックフェスさながらの光景が広がっていた。

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白組の全公演が終わり、その熱狂の余韻が冷めやらぬ中、OLDCODEXのライブペンディングについて触れた吉田アナ。そこに赤いつなぎを着て塗装屋に扮した浅沼晋太郎が登場し、「吉田さんもやりましょうよ」と提案。まさかのドッキリ企画で、吉田アナはされるがままに赤いペンキをぶちまけられ(白組の司会なのに!)、会場は笑いの渦で包まれた。

サプライズはさらに続く。紅組の最後を締め括るのは、なんとももクロ&スフィア、一夜限りのコラボユニット“ももいろスフィア”。披露したのはTVアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』EDテーマ「マジLOVE1000%」。実は両グループ共に石川ゆみ氏が振り付けを担当している、という接点を持つももクロとスフィア。お楽しみ企画とはいえパフォーマンスの完成度は高く、サビではコールに合わせて場内が大きく波打つ。一度きりで終わってしまうのがもったいないほどのステージとなった。

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イベント最後に、審査員を務めたアメリカ最大のアニメイベント「Anime Expo」CEOのMarc Perez(マーク・ペレズ)氏、ヨーロッパ最大の日本文化紹介イベント「Japan Expo」のイベント日本代表のFabrice Buon(ファブリス・ビュオン)氏、漫画家の咲良(SAKURA)氏、そして弊誌『リスアニ!』副編集長の澄川龍一ら4人による審査が行われた。その結果はイベントの白熱そのままに2対2でまさかのドロー判定となり、最後は観客の拍手による判定で紅組が勝利。5時間を超える見どころ盛りだくさんのイベントは大興奮のうちに幕を下ろした。

Text by 山中貴幸


”ニッポン放送 ミュ~コミ+プラス Presents アニメ紅白歌合戦 Vol.3”SET LIST
2014.1.19@東京・国立代々木競技場第一体育館

M01 学園天国 / 井上喜久子(サプライズゲスト)

~オープニング・審査員紹介~

M02 The Other self / GRANRODEO
M03 デタラメな残像 / GRANRODEO
M04 偏愛の輪舞曲 / GRANRODEO
M05 modern strange cowboy / GRANRODEO
M06 Infinite Love / GRANRODEO
M07 予感(Instrumental) / 上坂すみれ
M08 七つの海よりキミの海 / 上坂すみれ
M09 革命的ブロードウェイ主義者同盟 / 上坂すみれ

企画1「変態音響監督」

M10 hyadainwarrior / ヒャダイン
M11 ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C / ヒャダイン
M12 半パン魂 short / ヒャダイン
M13 Non stop road / スフィア
M14 Now loading…SKY!! / スフィア
M15 MOON SIGNAL / スフィア
M16 ライオン / スフィア
M17 Sticking Places / スフィア
M18 アニソンメドレー / 浅沼晋太郎
M19 Sinfonia! Sinfonia!!! / 竹達彩奈
M20 マシュマロ / 竹達彩奈
M21 週末シンデレラ / 竹達彩奈
M22 ライスとぅミートゅー / 竹達彩奈

企画2「140文字のハートストーリー」

M23 残酷な天使のテーゼ / 立木文彦(シークレット)
M24 Z伝説 ~終わりなき革命~ / ももいろクローバーZ
M25 みてみて☆こっちっち / ももいろクローバーZ
M26 ピンキージョーンズ / ももいろクローバーZ
M27 Believe / ももいろクローバーZ
M28 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 / ももいろクローバーZ
M29 prayer / OLDCODEX
M30 WALK / OLDCODEX
M31 Rage on / OLDCODEX
M32 #4 / OLDCODEX
M33 Stargazer / OLDCODEX
M34 flag on the hill / OLDCODEX
M35 マジLOVE1000% / ももいろスフィア

~エンディング~

<審査員>
Anime EXPO Marc Perez
Japan EXPO Fabrice Buon
リスアニ! 澄川龍一
咲良

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