竹達彩奈、久野美咲のサプライズ登場から5周年新曲まで、全36曲を詳細レポート。「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」さいたまスーパーアリーナ公演初日レポート

int-161016-main

『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」さいたま公演初日が10月15日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

『シンデレラガールズ』単独では初のSSA公演初日には、一ノ瀬志希役の藍原ことみ、二宮飛鳥役の青木志貴、速水奏役の飯田友子、佐々木千枝役の今井麻夏、白坂小梅役の桜咲千依、藤本里奈役の金子真由美、高森藍子役の金子有希、相葉夕美役の木村珠莉、橘ありす役の佐藤亜美菜、中野有香役の下地紫野、堀裕子役の鈴木絵理、宮本フレデリカ役の髙野麻美、小早川紗枝役の立花理香、五十嵐響子役の種﨑敦美、松永涼役の千菅春香、上条春菜役の長島光那、向井拓海役の原優子、龍崎薫役の春瀬なつみ、佐久間まゆ役の牧野由依、大和亜季役の村中知、姫川友紀役の杜野まこ、大槻唯役の山下七海、塩見周子役のルゥティン、片桐早苗役の和氣あず未、サプライズゲストとして輿水幸子役の竹達彩奈、市原仁奈役の久野美咲が出演した。

今回はテキストベースで可能な限り全曲にコメントをいれていこうと思うので、長文におつきあい頂けると幸いだ。

int-161016-001-c001

346プロのアシスタント・千川ちひろが前説を「このお城から生まれるたくさんの魔法に包まれますように。開門の時間です!」と締めくくると、オープニングがわりの「3つのお城の寓話」は三船美優、森久保乃々、佐藤心らライブに参加していないキャラクターが担当した。やがてステージ上の3つの尖塔がクール、キュート、パッションに染まり、きらびやかなお城の映像の前をたくさんのアイドルたちの影が横切っていく。「私たち、シンデレラガールズです!」の声とともにライブはスタートした。

オープニングナンバーは『デレステ』1周年記念曲「BEYOND THE STARLIGHT」。驚いたのは、ステージに登場した24人のアイドル全員が、ひとつとして同じものがない個別衣裳を着ていたこと。『デレステ』のSSR衣裳を再現しているものがあれば、『シンデレラガールズ』の初期衣裳に近いものもあり。共通しているのはキャラクターのイメージと演者をつなぎながら、それぞれの演者にとてもよく似合っていることだ。「Snow Wings」では24人の出演者がポジション移動してステージ中央にぎゅっと集まる演出があったのだが、密集すると華やかさと個性の豊かさがとても際立つ。個人的には青木志貴と長島光那の並びのキャラクター再現度の高さに目が釘付けだった。

金子有希、和氣、杜野、鈴木、山下のパッションチームによる「Flip Flop」は、「Yeah! Woh!」と口々にコール&レスポンスしながらセンターステージに向かっていく姿がとても楽しく印象的で、杜野はあのまま会場中を回りたかったと語っていたほど。ソロの一番手は種崎の「恋のHamburg♪」! ピンクのかわいらしい衣裳でハンバーグを焼くヘラをふるう姿はとてもキュート! 料理小道具を楽曲に取り入れる感じは765プロ我那覇響の「しあわせのレシピ」を思い出す感じ。生「お料理、得意なんです!」も、ハンバーグを軽やかにひっくり返す仕草もとてもかわいらしい。そう来たか、と思ったのが立花とルゥの「青の一番星」。バルコニーに登場した和装の2人は、センス片手に和のコラボ。立花はセンスをパンと構える仕草がものすごく絵になる。映像にも赤と白の花が咲き、舞いながらステージを移動する姿はどこまでも優雅で、歌い終えたルゥは「羽衣小町いぇーい!」。立花にとってはずっと一緒に何かやりたい組み合わせだったそう。

とにかく圧倒されたのが、青木志貴の「共鳴世界の存在論」。のびやかなボーカルやサビで燃え上がるような感じ、ヘッドバンギングめいた動きやマイクアクションなど、色々と語るべきところはあるのだけれど。結局のところ、その姿や所作が「二宮飛鳥そのものである」ということに尽きる。交差させた腕を左右にすっと開いた中から瞳をうつむかせて顔を出す…といったベタな仕草がとにかく絵画のように絵になるのだ。ノイズの中、炎の中、モノトーンの中、背後の映像がめまぐるしく変わる中青木志貴の存在だけが鮮やかで。ラストのケレン味たっぷりの「さぁ、行こうか」の一言でトドメを刺されたのだった。

int-161016-001-c002int-161016-001-c003

さいたま初日で多かったのが、ソロ曲を3人編成で歌って新たな魅力を出すパターン。髙野の「き・ま・ぐ・れ Cafe au lait!」には鈴木と種崎が参加した。間奏では3人が街行く人たちの手を取りダンスを優雅に踊る。高野の歌い方は楽しくユーモラスでもあるのだが、どこか優雅な気品がある感じがいい。3rdライブではステージに登場した大坪由佳がパンを食べて話題をさらったが、今回は和氣と村中が登場。和氣が村中をコミカルに追い回し、最後は軽機関銃を持って追いかけていたのには目玉のおまわりさんもびっくりだった。

牧野の「エヴリデイドリーム」には下地と長島が参加。ステージ上の尖塔から現れた3人がバルコニーで歌い出す。牧野は満面の笑顔で、神戸も含めてまゆの「危うさ」よりも「かわいらしさ」を前面に出している感じ。下地の緊張しながらもキビキビとした動きが中野有香らしくてとてもいい。落ちサビは3人揃って歌うのだけど、唯一まゆソロの「あなた見てるそれだけで」のパートには普段以上にたっぷりと抑揚をきかせた感じで、メリハリのつけ方がプロだなと感じた。あいかわらず小梅らしくて素晴らしかったのが桜咲の「Bloody Festa」。マント姿のダンサーたちを従えて、抑えたトーンをサビで一気に開放する響きが気持ちいい。間奏の音楽や演出がおどろおどろしい空気になる中、にこっとかわいい笑顔になるのがとても小梅イズムを感じた。

金子の「お散歩カメラ」には今井麻夏と春瀬が参加。センターステージで遊びまわる子どもたちと一緒にお散歩するイメージ。驚いたのは、ダンス番長のイメージがある大人の女性の今井麻夏が、この曲では駆け回る子どものように見えたこと。表情を含めた役者のすごさ、かわいさを引き立てる水兵セーラー風の衣裳、そして隣に立つ金子の長身とのバランスも一役買った結果だろうか。そろってシャッターの「カシャ!」でキメ。春瀬のナチュラルな子供らしさには脱帽するしかない。そして、「お散歩カメラ」の癒やしの空気を引き継いだのが、木村の「lilac time」。色とりどりの花が舞うようなステージで、映像にも様々な種類の花弁が描かれる。おだやかな癒やしの空気は「お散歩カメラ」にも通じるのだが、心持ち内股な女性らしい立ち姿から軽やかに地面を蹴る仕草が入ったりと、ちょっと活動的なニュアンスが入るのが色の違いだろうか。

int-161016-001-c003int-161016-001-c004

「明日また会えるよね」は後方からトロッコならぬカボチャの馬車で登場。上手は立花、下地、牧野、下手は種崎、髙野、藍原、金子真由美。説明不要に楽しいし、後方の座席にいると、間近にアイドルたちが登場するのはやはりテンションが上がる。下地も「SSAライブと聞いてトロッコに乗りたいと思ってたんです」と嬉しそう。ステージではその後「トロッコじゃなくて馬車!」というツッコミが入り、トロッコって言ったのは誰だ? という流れになったのだが、そのトークの流れはあまり収集がつかず。ああ、トークが想定外の転がり方をした時には話が収まらないぐらいには今日のメンバーはフレッシュなんだな…とようやく感じて逆に安心した部分もあった。それぐらいパフォーマンスの水準が高かったのだった。

センターステージに登場した山下は、「Radio Happy」でセンターステージとダンサーを最大限に活用。腰の高いスタイルの良さと、笑顔のまま軽やかにダンスをこなし、甘くよく通る歌声が突き抜けてくる圧倒的なスペックの高さとアイドル性は、昔アイマスライブに初めて戸松遥が登場した時の本物感を思い出す。軽快でコミカルな楽曲なのだが、畳み掛る歌唱に客席が応えていく響き合いは、なんだか神々しいアンセムのようにも聞こえる。以前山下が出演した公録ミニライブでは「Radio Happy」は披露されず残念だったのだが、初公開がこのステージでよかったと思えた。

あまりにもタイムリーだったのが杜野の「気持ちいいよね 一等賞」。メインステージ中央に杜野がポップアップし、スクリーンに野球風の背景が映し出されると、3rdライブでのユッキvsきらりの野球対決を思い出さずにいられない。強打者・杜野ユッキと対峙するのは、原こと向井拓海ことヤンキーだ。原のチェンジアップを杜野のバットが捕らえると、ボールは一気にスタンドへ! 現実の野球では広島が日本シリーズに進出したが、シンデレラガールズの世界では「キャッツ」のフラッグが勝利にはためいたのだった。ダンサーたちもシンデレラ球団のユニフォームにポンポンで応援し、とことん楽しくハッピーなステージだった。

int-161016-001-c006int-161016-001-c007

前半戦のひとつのクライマックスとなったのが和氣の「Can’t stop!!」。イントロがわからなくても、音と会場の光のやたらバブルな空気感から「Can’t stop!!」だとわかるのがすごい。他のアイドルたちもジュリアナ扇子片手にダンサーとして参戦していたが、山下と立花のバブル感あるパラパラと扇子の似合い方は出色だった。この曲とダンスは他のアイドル陣からも大人気で、桜咲までが参加したいと希望していた。「きみにいっぱい☆」は、再び馬車曲で、上手前方から金子有希、原優子、鈴木、春瀬が、下手前方から木村、杜野、和氣、山下が後方に馬車型トロッコで移動していた。

下地の「恋色エナジー」は初披露なこともありソロで。伸びやかで芯のあるボーカルが特徴で、歌詞に合わせてちょっとふてくされた感じが非常にかわいい。とても面白かったのは間奏の空手の型演舞で、空手の型の正拳突きから落ちサビの想いを込めたソロ…なんてつなぎは後にも先にも初めて見た。下地自身も「空手の型を皆さんの前でできて嬉しかったです。やるからにはしっかりやらないとと練習していたので…!」と気合の入った披露だったようだ。

立花の「花簪 HANAKANZASHI」には、牧野と種崎が参加。ソロパートの歌い継ぎや、指に絡めたリボンを優雅に流す仕草など、牧野の存在感が大きい。両側で強い個性を出してもステージが成立するのは、センターに構える立花の艶やかな存在感があればこそ。扇子、紅葉、和傘にどをかたどった和の紋様がスクリーンに入り乱れる中、三様の個性が感じられる一曲だった。

int-161016-001-c009int-161016-001-c010

ビジュアルやダンスなど、さまざまな形でアピールしたアイドルたちだったが、ことキャラクターボーカルという分野で圧倒的な存在感を見せたニューカマーが「秘密のトワレ」を歌った藍原ことみだ。艶のあるボーカルの説得力は、一ノ瀬志希の世界が香り立つよう。「やりきった」と語る藍原の地声は結構低めなので、悪戯っぽい高音の志希ボイスは完全に演技のたまもの。憑依した姿と普段とのギャップに共演者も感服だった。「咲いてJewel」は馬車トロッコ曲。記者席の前は青木、長島、ルゥ、千菅が通過していったが、近くで見ると改めて再現度が半端ない面々だ。

鈴木の「ミラクルテレパシー」には和氣と山下が参加。こういう音もテンションも高い楽曲には山下の甘さと抜けの良さを併せ持った声はすごく合う。一方の和氣の持つ空気の華やかさも負けてはいない。警察っぽいアイドル衣装は往々にしてミニスカポリス的な安っぽさが出てしまうのだが、仕立ての良い生地に効果的にラメを使ってアイドル衣装として成立させるバランスが素晴らしい。そして鈴木演じるユッコのサイキックとスクリーン演出はとても相性がよく、サイキックスロットで絵柄が合いそう→絵柄が一個ずれる→サイキック不正行為でサイキックナインセブンを達成! というコミカルな見せ方をしていた。ダンスのラスト、鮮やかな三色の衣裳の3人が並んでキメる姿がとても絵になっていたのも印象に残った。

「ミラクルテレパシー」チームが指差すあたりから、その人物がせり上がってきた時の空気はちょっと忘れられない。面白いのは、あまりに広いので、最初は誰が上がってきたのかわからない人、そしてあっけにとられて反応できなかった人が多かったこと。実際、サプライズで登場した本人も、最初の数瞬反応がなくてヤバいと思ったとのこと。「To my darling…」で登場したのは、『シンデレラガールズ』関連イベント初出演の竹達彩奈だった。ものすごく顔が小さい、そんなことにシンプルなアイドル性を感じる。輿水幸子の人気も相まって待ち望まれていた出演だけに、会場は唸るような喜びと驚きの歓声が断続的に続く感じ。手を振りながら左右にゆったりと歩きながら手を振る様子は超正統派アイドル。落ちサビをちょっとかすれながらも歌いきった竹達は口元に手をそえてにこっ。絵になりすぎるステージだった。そんな竹達がステージに残り、アイドルたちがズラリと登場すると「Near to You」に。センター・竹達彩奈の絵はとても新鮮だ。村中が「サプライズで登場はカワイイカワイイ幸子ちゃん!」と煽るとノリノリの幸子節で応えていた竹達だったが、素の感想では「サプライズって緊張するね! イヤモニ越しでもうおーって歓声が聴こえていて」と興奮の色を隠せない様子だった。

int-161016-001-c011int-161016-001-c012

ここからの3曲は、実は3rdライブと同じ曲の流れ。まずは「Absolute NIne」は木村、原優子、ルゥ、藍原というCDオリジナルメンバーからの選抜。4人に絞ったことで、それぞれの個性が感じられやすい。木村が意外にパワーボイスというか、疾走感のある楽曲を力強く歌っているのが印象に残った。衣裳的に良かったのがルウで、和装束の袖のはためきがこの曲だとものすごくかっこいい。元をたどれば『シンデレラガールズ』第4回総選挙上位アイドルが歌った楽曲だけに、同選挙1位のルゥ、2位の木村が目立っているのは感慨深い。もちろん原優子、藍原という強烈な個性がおとなしくしているはずもなく、「Absolute Four」と言いたくなる個性の競演だった。

演出としてもっともソリッドで引き込まれたのが、飯田の原曲に青木と千菅が加わった「Hotel Moonside」。最近のアニソンクラブシーンで『シンデレラガールズ』の枠を超えてホットな楽曲だ。純白のスクリーンウィンドーが幾つも並ぶ中でダンサーたちのシルエットが影絵のように激しく舞い踊る。いつの間にかその中に飯田が、青木が、千菅が入りこんでいる演出だ。「シルエットで見せる」という演出に、飯田と青木の何頭身あるんだ? というスタイルの良さは効果的。楽曲としての強度を千菅がさらに高め、これはまさに3人だから歌えた「Hotel Moonside」で、飯田自身も「2人の力強い声が力になった」と語っていた。

3rdライブからの1年間の時間と、物語の経過を感じさせたのが、佐藤の「in fact」だった。去年の佐藤は橘ありすが憑依したようで、その背中ははかなく、消えてしまいそうだったのを覚えている。今年の「ありす」は去年よりもずっと力強くしなやかで。並行世界の中でキャラクターをどう解釈するかはプロデューサーの数だけ存在すると思うが、少なくとも佐藤の中にいるありすが『デレステ』の物語や多くのキャラクターとの関わりの中で変化し、成長してきたことがはっきりと感じられた。それでいて「なぜ」の一言が胸に迫る切実さでしみこんでくるような、ありすの本質的なところはきっと変わっていないはずだ。

立花と牧野の「あいくるしい」は、オリジナルメンバーの歌唱がようやく実現した。高らかな歌い上げとキュートさを高いレベルで両立する感じは流石牧野で、オリジナルメンバーの面目躍如だ。タイトル通り、誰かを想う苦しさや切なさもはらんだ詞の世界だが、牧野はあえて華やかに笑う。この笑みの意味はじっくり考えてみたいが、当の牧の自身は「やっと歌えましたね~」とほんわかした感じだった。

int-161016-001-c013int-161016-001-c014

「生存本能ヴァルキュリア」は10人編成のスペシャル構成。意外な一面を感じたのが金子有希で、挑みかかるようなパワフルなステージング。藍子も舞台で必要となればおだやかな一面以外も見せてくれそうだものな、などと思いながら見ていた。それから今井麻夏の腰を滑らかにグラインドさせるような攻め攻めのダンスにも美しさを感じた。意外な組み合わせだったのが「Lunatic Show」で、桜咲のパートナーの松田颯水にかわり、金子真由美と村中が参加。狂気成分が控えめな分元気さに寄せたチューニングで、今日限りの味として楽しいステージだった。

畳み掛けるような『デレステ』ユニット曲タイムは「Tulip」から。藍原、飯田、ルゥ、髙野の4人が見せるステージングは大人100%なのだが、髙野だけはソロ曲とのギャップが大きすぎてつい2度目してしまう。きっと作品世界の宮本フレデリカファンも同じ思いをしているのではないだろうか。ステージのセンターにあたる位置のスクリーンで城ヶ崎美嘉のキャラクターモデルが踊っていると、二番からは中の人・佳村はるかが登場するのでは…? と思ってしまうのは、神戸公演で炎陣に安野希世乃がサプライズ参加したイメージが残っているからだろう。手のひらで踊っている気がしなくもない。続く「純情midnight伝説」は原優子、金子真由美、千菅、村中の4人編成。こちらももちろんサプライズはなかったが、安野がいない分、原優子がぐいぐい引っ張っていく感じだったのが印象に残った。

そして、予想外のサプライズで頭をぶん殴られたのが「ハイファイ☆デイズ」だ。サプライズの可能性を予想していた2曲が何事もなく終わり、拍子抜けしたところでステージが明るくなると、この曲らしい明るく元気な子どもらしい背景をバックに、今井麻夏と、春瀬と、ここにいるはずがない久野美咲がいる。普通にいる。全く予想外のサプライズだったが、久野が一声発するだけで仁奈がいる! と会場全員が認識する感じだ。聞いている側が笑顔になってしまうような彼女の歌声を聞くと、これが「ハイファイ☆デイズ」に足りなかった最後のピースであることがはっきりとわかった。

久野はそのままステージに残ると、「みんなのきもち」へ。「仁奈でごぜーますよ! もりあがってるでごぜーますよ!」と盛り上げると、ステージには大勢のアイドルやダンサー、きぐるみが登場し、「友達たくさんさみしくねーです!」。驚いたのは、初披露、サプライズにも関わらず会場のコールと盛り上がりが完璧だったことで、とても好ましく感じられた。歌い終えた久野は緊張しながらも楽しそうな様子だった。

int-161016-001-c015

本編ラストナンバーは「GOIN’!!!」。アニメ13話で歌われた楽曲のため、初ライブ組にはそれほど縁が強い楽曲ではないかもしれないが、だからこそこのオレンジ一色に染まる大観衆を彼女たちも経験したのは良かったのではないかと思う。

アンコールではいくつかの発表がされた。主だったところは
・サイコミで『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』連載のスタート
・ソロCDシリーズ「CINDERELLA M@STER」46~48のリリース決定
・第5回シンデレラガール総選挙上位アイドルによるシングルCD「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Take me☆Take you」を11月16日にリリース
・11月19日に「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5th Anniversary Party ニコ生SP」を開催。参加方法や詳細はMobage版ゲーム内で告知中。

といったところだ。続いてアンコールでは『シンデレラガールズ』5周年記念新曲「EVER MORE」が初披露された。壮大なサウンドの中、過ごした5年の年月と思い出を懐かしく振り返るようなテイスト。それでいてサビはこれから、まだ見ぬ先の光を力強く求めていくようで、節目の楽曲にふさわしく感じられるものだった。

int-161016-001-c016int-161016-001-c017

メンバーの挨拶を挟んで、ラストの楽曲はもちろん「お願い!シンデレラ」。初ライブ組、竹達や久野といったサプライズ組、そして他のメンバーの区別なく、抱き合い、手を叩き合って最高のライブを讃え合ったのだった。新しい力が中心になって作り上げたライブは、『シンデレラガールズ』にとって大きな意味があるものになるはずだ。

Text By 中里キリ

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」
さいたま公演初日 2016.10.15.さいたまスーパーアリーナ
セットリスト
M01:BEYOND THE STARLIGHT (THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
M02:Snow Wings (THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
M03:Flip Flop(金子有希、鈴木絵理、杜野まこ、山下七海、和氣あず未)
M04:恋のHamburg♪(種崎敦美)
M05:青の一番星(ルゥティン、立花理香)
M06:共鳴世界の存在論(青木志貴)
M07:き・ま・ぐ・れ Cafe au lait!(髙野麻美、鈴木絵理、種崎敦美)
M08:エヴリデイドリーム(牧野由依、下地紫野、長島光那)
M09:Bloody Festa(桜咲千依)
M10:お散歩カメラ(金子有希、今井麻夏、春瀬なつみ)
M11:lilac time(木村珠莉)
M12:明日また会えるよね(藍原ことみ、金子真由美、下地紫野、髙野麻美、立花理香、種崎敦美、牧野由依)
M13:Radio Happy(山下七海)
M14:気持ちいいよね 一等賞(杜野まこ)
M15:Can’t stop!! (和氣あず未)
M16:きみにいっぱい☆(金子有希・木村珠莉・鈴木絵里・原優子・春瀬なつみ・杜野まこ・山下七海・和氣あず未)
M17:恋色エナジー(下地紫野)
M18:花簪 HANAKANZASHI(立花理香、牧野由依、種崎敦美)
M19:秘密のトワレ(藍原ことみ)
M20:咲いてJewel(青木志貴・飯田友子・今井麻夏・桜咲千依・佐藤亜美菜・千菅春香・長島光那・村中知・ルゥティン)
M21:ミラクルテレパシー(鈴木絵理、和氣あず未、山下七海)
M22:To my darling…(竹達彩奈)
M23:Near to You(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
M24:Absolute NIne(藍原ことみ、木村珠莉、原優子、ルゥティン)
M25:Hotel Moonside(飯田友子、青木志貴、千菅春香)
M26:in fact(佐藤亜美菜)
M27:あいくるしい(立花理香、牧野由依)
M28:生存本能ヴァルキュリア(今井麻夏・金子真由美・金子有希・木村珠莉・佐藤亜美菜・千菅春香・長島光那・原優子・春瀬なつみ・村中知)
M29:Lunatic Show(桜咲千依、金子真由美、村中知)
M30:Tulip(藍原ことみ、飯田友子、ルゥティン、髙野麻美)
M31:純情midnight伝説(原優子、金子真由美、千菅春香、村中知)
M32:ハイファイ☆デイズ(久野美咲、今井麻夏、春瀬なつみ)
M33:みんなのきもち(久野美咲)
M34:GOIN’!!!(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
EC01:EVER MORE(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
EC02:お願い!シンデレラ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)

関連リンク

この記事を書いた人