REPORT
2026.09.16
DayRe:が、8月15日にワンマンライブ“LAWSON presents DayRe: Seasons Live ~夏の欠片Ⅰ~”を開催した。今年5月に1周年を迎えて活動2年目に突入したこの夏は7月から新曲を3ヵ月連続リリースし、また8、9月と“Seasons Live”と称したワンマンライブを連続開催するという精力的な活動を展開している。そんな“Seasons Live~夏の欠片~”の幕開け、タイトル通りの夏をテーマにしたとことん爽やかで熱いステージとなったこの日のライブから、昼公演の模様をレポートしよう。
TEXT BY 澄川龍一
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会場となったBLAZE GOTANDAの縦長のフロアには多くの観客が詰めかけ、開演前から早くもメンバーのイメージカラーのペンライトが灯されている。この日は昼夜公演共にSOLD OUTとなっており、改めて2年目に突入したDayRe:の勢いというものがギュウギュウのフロアからも見てとれた。ステージ上はDayRe:のロゴのバックドロップだけというシンプルなもの。5月のワンマンと比較してフロアとの距離の近いステージでどのようなパフォーマンスが見られるかという期待を感じる。
そんななか開演時刻を迎えると、暗転した会場に「Overture」が流れる。
ライブのスタートを促すように観客がクラップをするなか、ステージ上に橘美來、相川奏多、宮沢小春、夏目ここな、日向もかの5人がずらっと並ぶ。そして曲の終わりと共に彼女たちの視線は上空を見上げた。その表情はいずれも晴れやかで、どこか夏の青空を見やるようでもある。そんななかスタートしたのは、7月にリリースされたばかりの新曲「夏、声になる」だ。一瞬の静寂から爽やかなサウンドが鳴らされ、解き放たれたように5人が一斉にステージで躍動する。白を基調に統一されたこの日の衣装とも相まって、会場は一気に夏らしい爽快感に包まれた。ステージ上の5人はこれぞDayRe:らしい、ステージいっぱいに前後左右へと複雑なフォーメーションを展開。一方で爽やかなサウンドに対して個々の表情も笑顔たっぷりというこのライブを、そしてこの夏を存分に楽しもうとする期待感に満ちている。そんな楽しい雰囲気の中でもハイテンポなフォーメーションとマイクリレーも難なくこなすステージングが見られ、観客もそれに応えるように熱量の高い歓声を送る。この曲がライブで初めて披露されたのが7月10日の“Animelo Summer Live 2026 -Messenger-”でのフリーライブだったが、そこからリリースも経て、観客もサビでは息の合ったレスポンスやジャンプなどを返し、賑やかな雰囲気が会場を包み込んだ。そして終盤、この曲のハイライトでもある日向のソロから最後のサビというパートでは、ステージでも客席でもこの日一番の大ジャンプが見られ、早くもテンションが頂点に達する。そこまで各ソロで聴かせていたボーカルも最後はユニゾンへと変わり、相川と橘もアイコンタクトを交わしながら同じフレーズを歌う。この夏に生まれた、DayRe:の魅力が凝縮した1曲でこの日のステージは熱く幕を開けた。
そのまま次の曲へ、というところで相川、橘、夏目がステージ袖へと捌けたかと思えば、3人は浮き輪(橘)、水鉄砲(相川)、麦わら帽子とひまわり(夏目)を持って登場、入れ替わって袖に捌けた宮沢と日向も、それぞれパイナップル型のボトルとサングラス、ビーチボールを持って「青いリフレイン」へ。夏のライブらしい、実にお祭り感のあるステージへと変貌する。夏のアイテムと共に賑々しく5人も本当に楽しそうで、橘の浮き輪をステージ下へと落としてしまうハプニングもあるなど、まだ2年目のチャーミングで“楽しいDayRe:”が存分に見られた。
楽しさと賑やかな雰囲気のまま、「SPARKLE DAYS」のイントロが鳴るとまたピタっと揃ったフォーメーションになるのも面白い。途中インストパートでは観客と共に記念撮影が行われるなど、改めて夏っぽい遊び心たっぷりなステージが展開されたあとはそのままMCへ。「久しぶりに皆さんとお会いできるのを楽しみにしていました!」(夏目)、「すでにだいぶ暑いですけど、もっと熱々にできるようにがんばります」(相川)、「今日は皆さんと夏の思い出を作りに来ました!」(宮沢)、「この熱量を絶やさぬまま最後までお願いします!」(日向)、「これ(浮き輪)を落としたことで緊張も落ちた気がします!」(橘)とそれぞれが挨拶したあとは、夏目が「ここからは爽やかな夏を皆さんにお届けしたいと思います」と言って「名もなき青のハルモニア」へ。先ほどまでの熱気溢れるブロックから清涼感たっぷりなサウンドの中で、観客と共にゆっくり手を振る光景も印象的。そこから切ないピアノが聴かれる「プラチナ」では繊細な歌唱、特に宮沢のエモーショナルな声が響く一方で、依然として細かく複雑なステージングが展開されていく。そんな「プラチナ」の余韻の中で響き渡ったのは、DayRe:のものではない、しかし多くの人がよく知るイントロが勢いよく鳴らされる。その時点で察した観客が大歓声をあげるなか「HIGH POWERED」がスタート。言わずと知れた事務所の先輩ユニット・スフィアの人気曲だが、それをDayRe:がフレッシュかつ夏らしさいっぱいで披露。ボーカルはDayRe:の5人ならではの厚みがあり、お馴染みの力こぶやイカポーズを作るステージ上の5人はアグレッシブかつキュートに展開。夏にぴったりなサプライズギフトとなった。
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