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REPORT

2026.09.04

ここまでの経験のすべてが詰まった、今の5人だからこその“イイ味”詰まったツアー千秋楽!“i☆Ris 11th Live Tour 2026~VINTAGEイイ味出てます~”東京公演 夜の部レポート

ここまでの経験のすべてが詰まった、今の5人だからこその“イイ味”詰まったツアー千秋楽!“i☆Ris 11th Live Tour 2026~VINTAGEイイ味出てます~”東京公演 夜の部レポート

いざ横浜アリーナへ!新曲含め充実のパフォーマンスが期待を高めた終盤戦

まずは、ステージの階段上に登場した茜屋による、「予感の途中 Prod. ☆Taku Takahashi (m-flo)」から。お洒落なシティポップに彼女ならではのクリスタルボイスを乗せて、2階席・3階席も含めた客席中へと視線も配りながら、涼やかかつ切なく響かせていく。サビなどのキーが高い部分ではファルセットも駆使し、きれいさを際立たせた歌声がまた、この曲の切なさを一層引き立たせていく。大サビに入ると若干強さが増した歌声が想いの膨らみも感じさせ、最後までじっくり聴かせて観客を音楽の世界に浸らせてくれた。その空気を切り裂くように、疾走感あるユーロビート「TIMELESS POWER feat. MOTSU」で登場したのが芹澤。サウンドのもつハードさに負けない力強さもある歌声をもって、低音部にはぐっと太さをもたせ、音域の高くなるサビではその強さや太さはそのままに空間を貫くような歌声を響かせていく。またこの日はタッグを組むMOTSUが不在だったものの、大サビ前のラップの一部を自ら歌うなど、1人だからこその取り組みも盛り込んだ披露に。さらにラストを尻下がりに歌い上げることで色気も感じさせた、非常に濃い表現の詰まった1曲をみせていった。

これで全員がソロ曲披露を完了。再び「Queens Bluff」から5人でのステージに戻るが、この曲もまた、単に歌うだけではない。実はこの曲、今回のツアーのためにリアレンジされたバージョンでの披露となる。まず5人はスタンドマイクを前にし、バラード調のスローテンポにアレンジのなされた楽曲にハーモニーも美しく重ねながら歌唱。自身のボーカルのもつ魅力を、アッパーチューン以上に伝わりやすい形で直接観客へと届け、生歌をもってその実力を再認識させていく。次第にアレンジが原曲寄りに変わっても、スタンドマイクを用いた艶やかなパフォーマンスと共に魅せ聴かせていき、2サビ明けからはV字型のフォーメーションを取ってダンスも披露。歌声にも力強さを増させてスタイリッシュに決め、そのままメタル調のナンバー「Romantic Showdown」へ。そのなかで久保田は序盤のソロ歌唱中をはじめ随所で不敵な笑みを浮かべれば、大サビ直前のセリフもまさに“カケグル ”った、楽曲世界に没入したパフォーマンスを披露。また1サビ後半でのファルセットも用いた茜屋の歌声が、余計にこの世界の苛烈さを引き立たせるかのように美しく響く。そして終盤、大サビ最後のロングトーンを力強く歌い上げた芹澤は、後奏中のバトルロイヤル展開を経ての“勝者”として高笑い。この日のそれには恐ろしささえ感じる迫力があり、会場中の視線を釘付けに。ちなみに曲明けには、楽曲冒頭に茜屋の衣装のパールが弾けたことが明らかに。全員でそれを回収しながらMCを繰り広げると、若井が「衣装もVINTAGEになってきたってことやな」とツアーの千秋楽ならではの言葉でまとめる。

さて、ライブもいよいよラストスパート。その若井の「最大級の“馬鹿騒ぎ”できますか!?」との呼び掛けを皮切りに、「あっぱれ!馬鹿騒ぎ」からラストブロックがスタート。この日も客席からは凄まじいボリュームでコールが上がれば、それを受けてメンバーも時折歌詞のアレンジも入れつつ、サウンドや歌詞に合わせた歌唱表現を、そのコールや曲に埋もれないよう色濃く織り交ぜて楽しませてくれる。そして2サビ明けの間奏では、音源通りのコーレスに続いてリピート時にそれが加速。さらに、カセットテープの早回しのような超絶倍速コーレスも交えた“馬鹿騒ぎ”で共に盛り上がると、こちらも人気曲「ドリームパレード」へと突入。リリースから10年以上を経たこの曲も、今もつテクニックを生かしながら、瑞々しさ溢れる歌声と煌めくパフォーマンスで披露。間奏部分の脚上げやラインダンスも美しく決めて、要所はきれいに、それでいてエネルギッシュに魅せつつ盛り上げ未来へと虹の橋を架けるような1曲とすると、ラストナンバーは山北の曲振りに続いて5人で“Sweet!”の言葉をリレーし、最後は声を揃えてタイトルコールしたツアーテーマ曲「Sweet(×5) Vintage!」。ロカビリー調のアメリカンロックには、ソロパートに茜屋が盛り込んだボーカルのがなり成分や、語尾を跳ね上げさせるような若井の唱法が実によく似合う。また猛々しく“鋼のメンタル”のフレーズを歌った久保田や“カサブタたち”のフレーズをうるうるするように歌ってから力強くそれを跳ね除けた芹澤など、技術的な部分以外にも実に表情豊か。それを束ねるように、時にキュートに時に力強い歌声を響かせる山北の姿は、パフォーマンスも含めてまさにグループの先頭に立つかのようにも見えた。そして最後は5人の手振りで会場が一体となり、ライブ本編を締め括ったのだった。

5人の降壇後、すかさず客席からはアンコールを求める声が。そしてメンバーの影ナレ主導で“i☆Risコール”が1つにまとまると、逆光に包まれたステージに5人が舞い戻り、ワンマンライブではこの日が初披露となる新曲「Welcome to あざとさワールド」からアンコールはスタート。ハードなビートのダンスチューンに乗せ、フォーメーションを次々に入れ替えながら歌声にもパフォーマンスにも力強さを宿していくi☆Ris。2-Aメロでは茜屋が歌声をざらつかせて力や熱のこもり具合を感じさせつつ、各サビ中盤のソロでは担当メンバーがそれぞれのあざとさを込めて惹きつける。加えてAメロ部分などではファンから大きなコールを起こせば、サビの冒頭では振付に合わせてファンもジャンプするなど、しっかり観客に熱を与える1曲としても披露してみせた。
そしてファンをバックに「目指せ!横浜アリーナ完売!!」のプレートを乗せたケーキと共に記念撮影を行うと、いよいよツアーを締め括る1曲へ。芹澤の「私たち14周年で、私たちの愛情もどんどん深くなっていくんで、皆さんの愛情も釣り合わせてもっと深くなってはくれませんか!?」との言葉を導入に、ラストナンバー「ツリアイ」が始まる。昨年生まれたこの曲に、またもフレッシュさを感じさせるパフォーマンスと歌声を乗せて披露していけば、2サビ明けの間奏では芹澤が自撮り棒を使って5人をフレームに入れて“思い出”の1枚を撮影。直後若井が「これからまだまだ、みんなと思い出、作ろうねー!」とファンとの思い出作りの“約束”も結び、全楽曲の披露を終えた。
そして山北が最後に、その横浜アリーナ公演を迎えるにあたって「大人になると夢を見ることを忘れがちですけど、『そんなことはねぇぞ!』と我々がみんなに伝えたいし、みんなもこっちにそう伝えてほしい!」と伝え、歓声のなか本公演は、そしてi☆Risにとって11回目の全国ツアーは幕。降壇直前の山北の「i☆Risと一緒に今後の人生も、楽しみましょー!」の言葉と共に、次なる大舞台・横浜アリーナへと歩を進め始めたのだった。

ツアーファイナルのみ日替わり曲として“ViVa i☆Ris”の楽曲を披露しつつ、その他の楽曲についてはツアーを通じてさらに高めた練度を発揮し、まさに“全公演チケット完売”に恥じない充実のライブをみせたこの日のi☆Ris。
前述したとおり、i☆Risは11月3日にデビュー14周年ライブを横浜アリーナにて開催する。“声優とアイドルの活動を両立するハイブリッドユニット”として奮闘し続ける彼女たちは、いつしかぴあアリーナMMを満員にできるほどの存在へと成長。そのなかではきっと、辛い出来事でダメージを負うこともあったはず。しかしそれも糧にして歩み続けた彼女たちだからこそ、今纏えている魅力も確かに存在している。だからこの“VINTAGE”というタイトルは、今のi☆Risにはドンピシャすぎる言葉だったのだ。
このツアーを通じて、i☆Risはまた新たな“イイ味”を得たことだろう。それが遺憾なく発揮されるのが、11月の横浜アリーナのはず。いつだって最高を更新し続ける5人のパフォーマンス、味わわない手はないはずだ。


“i☆Ris 11th Live Tour 2026~VINTAGEイイ味出てます~”【夜公演】
2026.07.19@立川ステージガーデン
<SET LIST>
M01. DIVE TO LIVE(VINTAGE ver.)
M02. アルティメット☆MAGIC
M03. Dream☆Land
M04. ハチャメチャ×ストライク
M05. ぷいしか勝たん!(山北早紀 ソロ)
M06. わん!わん!わんだふぉー(久保田未夢 ソロ)
M07. WA!(若井友希 ソロ)
M08. 鉄腕ガール
M09. 夢へのヒトカケラ
M10. ビバ☆アイドル!
M11. ハートビート急上昇
M12. パズル
M13. 愛 for you!
M14. 予感の途中 Prod. ☆Taku Takahashi (m-flo)(茜屋日海夏 ソロ)
M15. TIMELESS POWER feat. MOTSU(芹澤優 ソロ)
M16. Queens Bluff
M17. Romantic Showdown
M18. あっぱれ!馬鹿騒ぎ
M19. ドリームパレード
M20. Sweet(×5) Vintage!
EN1. Welcome to あざとさワールド
EN2. ツリアイ

●ライブ情報
i☆Ris 14th Anniversary Live ~FANTASISTA~
2026年11月3日(火・祝)
開場17:00/開演18:00
[神奈川]横浜アリーナ

チケット一般発売中
・ローチケ
https://l-tike.com/iris/
・イープラス
https://eplus.jp/iris/
・チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/iris-ka/

関連リンク

i☆Risオフィシャルサイト
https://iris.dive2ent.com/

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