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2026.08.23

ReoNa、オールスタンディングライブハウスツアー“ReoNa Live Tour 2026 De:TOUR-動脈-”開催!アグレッシブかつドラマチックなステージを見せた東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演をレポート!

ReoNa、オールスタンディングライブハウスツアー“ReoNa Live Tour 2026 De:TOUR-動脈-”開催!アグレッシブかつドラマチックなステージを見せた東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演をレポート!

ReoNaのお歌が血液となって体を循環し、心を熱く揺さぶる。全国6都市を巡ったオールスタンディングライブハウスツアー「ReoNa Live Tour 2026 “De:TOUR -動脈-”」は、静と動が同居する彼女の音楽の中でも、アグレッシブな“動”の要素がより前景化していた。来年3月には初のアリーナ単独公演2デイズを控えるなか、10月からスタートするもう1つのツアー“静脈”と対を成す形で今のReoNaを表現する今回の“動脈”ツアー。その3公演目、7月25日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行われたライブの模様をお届けする。

PHOTOGRAPHY BY 平野タカシ
TEXT BY 北野 創

“回り道”の先に広がっていた新しい景色

ReoNaがオールスタンディングのツアーを行うのは、2025年の「ReoNa ONE-MAN Live Tour 2025 “SQUAD JAM” 」以来のこと。その時の彼女は、神崎エルザ starring ReoNa名義の楽曲も多く交えながら、荒々しささえも感じさせるライブを届けてくれた。それから1年と数ヵ月が経ち、3rdアルバム『HEART』のリリースとそれに伴うホールツアー「ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART”」、さらに生まれ故郷の奄美大島での凱旋ライブ「ReoNa Free Live 2026 in 奄美大島“シマユイあまみ”」を経て、新たなタームに突入した今、ReoNaのお歌はどんなふうに色づくのか。1Fフロアは立ち見の観客でぎっしり埋まるなか、ライブは3rdアルバムの表題曲「HEART」のインストBGMと共に幕を開けた。

まずは荒幡亮平(key/バンドマスター)、山口隆志(g)、Ommyこと城石真臣(g)、二村 学(b)、比田井 修(ds)というお馴染みのバンドメンバーが観客のクラップに誘われながらステージに登壇。そして本日の主役・ReoNaが登場してお辞儀をすると、「“De:TOUR”、楽しもう」と告げて1曲目「Weaker」へ。バンドの熱を帯びた演奏と壮大なストリングス音源に後押しされながら、普段の穏やかな佇まいを脱ぎ捨てるように力強い歌声を届けるReoNa。観客も“ずっと”や“wowwow”といったパートを大合唱して心を1つにしていく。そこから性急かつ焦燥感を纏った「Believer」になだれ込み、荒幡の鍵盤を叩きつけるようなピアノソロもあって、会場のテンションはさらに一段上昇。絶望のなかで祈るように歌い上げるReoNaの姿には、孤高の美しさがある。

比田井がパワフルに叩き出すリズムがオーディエンスの熱気を保つなか、ReoNaと荒幡がエレキギターを手にすると、グランジ魂溢れる「GG」に突入。曲間で「歌って、踊って、騒いで、あなたと共に過ごすこの“回り道”。最後の最後まで楽しんだもん勝ちする準備はいいですか!」と、ReoNaとしては珍しく煽り文句を放って焚きつけると、スタンディングのフロアが一体となって声を上げ、全身全霊で今だけの音を遊び尽くす。そして「GG」と同じく『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』関連作品のために書き下ろされた新曲「CLUTCH!」を惜しみなく披露。ワウを効かせたギターをはじめ重厚なグルーヴが爆音で迫りくる骨太なロックンロールで、ReoNaの先導によるコール&レスポンスも熱狂を加速させる。

そのままバンドが伴奏を奏でるなか、ReoNaは今回のツアータイトル“De:TOUR”について、“回り道”という意味の言葉であること、同タイトルを冠したツアーは2022年以来2回目になること、その時は初の日本武道館公演に向けての“回り道”だったが、今回は来年3月の横浜・ぴあアリーナMM公演への“回り道”を意味することを説明。さらに発音は「ディトゥアー」であることを伝えると、今回はスタンディングツアーということで「実は神崎エルザから、とあるお歌を預かってきています」と明かす。「今日もガールズたち、いるよね?」との言葉を皮切りに会場のガールズとボーイズたちに呼びかけると、次に披露したのはもちろん現代を生きるガールズたちへの応援歌「Girls Don’t Cry」。グリーンのライトが鮮やかに色づくなか、ReoNaはアコースティックギターを弾きながら風のように爽やかで気持ち良い歌声を会場中に行き渡らせる。

続いてバンドメンバーの紹介を行うと、「この夏はアニメが豊作ですね」「私、ReoNaもお歌でアニメに寄り添わせていただいています」とアニメタイアップ曲の話題に。2026年夏クール、ReoNaは自身初となる2作品のアニメ主題歌を同時に担当。そのうちの1つが、これから歌うTVアニメ『追放された転生重騎士はゲーム知識で無双する』のED主題歌「Lv.1 職業:人間」だ。この楽曲には振りが付いていることもあり、「みんなと一緒に踊りたいと思います」と呼びかけて振付を練習することに。ReoNaはギターの山口を指名すると、彼と観客にわかりやすく振付をレクチャーしていく。それによると、猫ミミ、猫ヒゲ、猫パンチ、猫が顔を洗う仕草など、猫好きのReoNaらしく猫にちなんだ動きが多数取り入れられているらしい。みんなで一通り踊るとついに本番。ReoNaが「1つだけ準備させてもらいますね」と語ると、ステージ袖から小学生に扮したスタッフがやってきて彼女にメガネを手渡す。さらにバンドメンバーも子供向けの黄色い通学帽を被ると「Lv.1 職業:人間」をパフォーマンス。同曲のMVさながらのクールで不可思議な世界観が広がるなか、メガネ姿で踊るReoNaの動きに合わせて会場もみんなで体を動かしながら楽しむ。エレピを交えたグルーヴィーかつエレクトロニックなサウンドやささやくような歌唱アプローチなども含め、新たな扉を開いた1曲と言えそうだ。

最後はメガネを外して手に持ったまま、マネキンのように優雅なポーズをとって楽曲を締め括ると、そのポーズを維持したままバンドの演奏は次曲「シャル・ウィ・ダンス?」へと移行する(ReoNaが手にしていたメガネは小学生に扮したスタッフが回収していった)。この楽曲でももちろん会場はReoNaと共にダンシング。彼女は間奏で優雅なステップも披露し、舞踏会さながらの妖しくも優美なステージが繰り広げられていく。ダンスを取り入れた2曲を立て続けて、Zeppを盛り上げた。

次のページ:ReoNaが紡ぐ“愛の歌”、命と魂を迸らせた怒涛の後半戦!

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