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2026.08.12

8年ぶりのステージで4人が魅せた絆――「うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVE ENDLESS JEWELS -XXXX-」最終日・千葉公演をレポート!

8年ぶりのステージで4人が魅せた絆――「うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVE ENDLESS JEWELS -XXXX-」最終日・千葉公演をレポート!

2025年に公開された『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』で、全国を熱いライブで彩ったQUARTET NIGHT。そんな彼らの8年ぶりとなる単独ライブが2026年6月に兵庫・千葉の2都市で行われた。『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』の最後に寿 嶺二が口にした「本当にこの4人で良かった」、そして黒崎蘭丸、美風 藍、カミュの「当たり前」という言葉に見た感動が、QUARTET NIGHTへの感謝と共に蘇るライブステージ。その最終日の模様をレポートする。

PHOTOGRAPHY BY 上飯坂一、小沼 高
TEXT BY えびさわなち

約8年ぶりとなりキャストライブステージはまさかの場所からキャストが登場!?


TVアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE』シリーズ(以下、『うた☆プリ』)のキャストライブステージであり、ST☆RISHの先輩グループであるQUARTET NIGHT。彼らの単独ライブとしては2018年以来、8年ぶりとなる「うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVE ENDLESS JEWELS -TABOO-」が6月13日、14日に兵庫・GLION ARENA KOBEで、「うたの☆プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVE ENDLESS JEWELS -XXXX-」が6月20日、21日に千葉・La La arena TOKYO-BAYで開催された。ライブ実施会場はもちろん、全国のライブ・ビューイング会場、そして千葉公演は配信でも視聴できるとあって、日本全国が期待感という熱気に包まれていた。

荘厳な館内SEが流れるLa La arena TOKYO-BAYは、開演時間が近づくと自然と「QUARTET NIGHT」コールが巻き起こる。OP映像は、『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』のライブの始まりと同じく、怪盗となった4人がターゲットである宝石に向かって駆ける姿が映し出された。アイドルたちに向けて、彼らの名を呼ぶ声が響く。会場が暗転すると、怪盗たちの姿は客席にあった。寿 嶺二役の森久保祥太郎と美風 藍役の蒼井翔太がアリーナ後方の扉から、そして黒崎蘭丸役の鈴木達央とカミュ役の前野智昭は2階スタンドの上手と下手、それぞれの扉から登場し、客席を用心深く見渡しながらメインステージへと悠然と歩を進める。

メインステージに揃い、指を3本立てるQUARTET NIGHTのハンドサインで決めた4人。始まりは「QUARTET★NIGHT」だ。躍動感がありながら壮大に響くナンバーに4人の歌声が重なり、オーディエンスはその歌声を存分に浴びる。そこには4色のライトの光が揺れ、「QUARTET NIGHT!」と熱い歓声が響いた。

このライブを楽しみにしていたと語る4人に歓声が送られると、ここからステージは“あの日”のライブへ。緑色に染まった会場に放たれた嶺二の「Seize me if you can」。夜の都会を思わせるモダンさがありながら嶺二らしいポップ感も散りばめられた1曲を軽やかに歌い上げる森久保。スクリーンに映し出される言葉がコールされ、一体感が生まれた。続いたのは蘭丸の「Force & Faith」だ。妖しさと低音で轟くようなラップが印象的なエモーショナルなロックがワインレッドの光の揺れる会場を震撼させていく。鈴木の伸びやかな歌声を響かせる場面では、観客の歌声も重なった。バトンを受け取った藍の「Wandering in a maze」はデジタルビートに染まるダンサブルでスリリングなナンバー。蒼井によるキレキレのダンスと弾むビートに透明感ある歌声が重なると、会場はダンスホールへと変貌し、ラベンダー色一色に。ラストはカミュが歌う「Do you know who I’m」。絵画の中から登場した“あの日”のステージを彷彿とさせる前野の登場シーンに歓声があがるなか、シンフォニックなエレクトロサウンドに王者感ある歌声が、アイスブルー一色となった会場を支配する。警備員に扮したシャイニングダンサーズと共にダイナミックなパフォーマンスでフルコーラスを響かせると、オーディエンスのハートという宝石を4人は華麗に奪っていった。

続けてライブは「Solo Song Stage」へ。トロッコに乗った森久保が楽しさを隠せないとばかりに歌声に笑顔を滲ませ、オーディエンスと共に歌った嶺二の「ワンダフルSMILE」では、キラキラと発色する眩いポップチューンの弾むビートが会場を揺らした。ソロ曲のバトンは藍に渡る。温かみある「紡ぐ日常(メロディー)」ではダンサーを率いて軽やかにステップを踏み、表情豊かに歌う蒼井にオーディエンスの視線は釘付け。ハイトーンなボーカルが優しく響き渡り、観客を包み込んだ。そしてステージには前野の姿が。鳴り出したのはカミュ「Romantic days」。甘さのある優しい歌声で会場のファンを包み込み、ロマンティックを差し出していくと、アイスブルーの光は喜びを隠せず大きく揺れた。最後はスタンドマイクが置かれたセンターステージに鈴木が登場。蘭丸の「WINNER」が轟くと「オイ!オイ!」とコールが湧き、まるでライブハウスの様相に。疾走するビートに艶めく歌声が重なり熱気が会場中を席捲していった。『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』の「アイドルソング」のカップリングで紡いだ極上の時間にオーディエンスは歓喜の声をあげ、アイドルたちの歌声を堪能した。

ソロ曲で楽しませた後にはQUARTET NIGHTの4人で歌うことが予告され、1人、また1人とステージに呼び込まれていく。全員で声を合わせてタイトルコールしたのは「QUARTET CROWN」。情熱的なラテンエレクトロのスリリングなメロディを、艶あるユニゾンとセクシーさあるダンスで魅せる。哀愁と情緒が滲むナンバーに4色の光が色を添えると、続いて披露されたのはエッジの効いた疾走デジタルロック「Ready Steady Race!」。4人の歌声がレースさながらに交差していくチェイスの緊迫感が宿る1曲を、トロッコで会場を駆けながら歌う。視線を投げた場所から歓声があがっていくなか、オーディエンスも共に歌っていた。センターステージの4人がスタンドマイクの前に立ち、情感たっぷりに歌い上げるドラマチックなミディアムバラードの「SONG LETTER」では、噛みしめるようなボーカルに合わせたダンサーのパフォーマンスがより楽曲の切なさを強めた。

圧倒的な歌唱力で織り上げられる極上の歌の後には、16名に及ぶシャイニングダンサーズの紹介を挟んで“これぞQUARTET NIGHTの決定版”という勢いを持った「THIS IS!」がコールされる。レーザー光線が飛び交う会場にトランスのデジタルビートが響くと、圧巻の4人のユニゾンから王者感ある4色の歌声へと繋がっていく。激しく揺れる光が熱を放つ会場に、アグレッシブなメロディが駆け巡っていくなか、肩を組んだ4人。“四人はいつでも隣に”と嶺二の歌う部分では、前野が森久保にマイクを差し出すなどQUARTET NIGHTの絆が見えると、オーディエンスからは割らんばかりの大歓声が湧いた。

大興奮による歓声が湧き続けた前半を終え、過去2回の単独ライブの懐かしい映像をスクリーン上で見せ、幕を開けた後半戦は再び『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』のステージへ。静けさが占拠した会場に怪盗たちが手にした宝石にまつわる過去の物語へと誘うアイドルたちの声が。アイスブルーに染められたステージに道化師の衣装をまとった前野が姿を現し、カミュの新境地を見せた「氷道化師-Ice Pierrot-」が響く。躍動するバンドの音にストリングスが奏でる重厚なゴシックナンバー。スウィングするメロディに、切なさを滲ませながらも軽やかな歌声が放たれると、観客の声が追いかけるように湧く。道化師が見せるエンターテインメントショーのようなゴージャスなステージに続いたのは和装風な姿の森久保が歌う嶺二の「零-Zero-」。憂いを帯びた表情で切々と歌い上げるエモーショナルなミディアムポップチューンを、指先まで美しさを意識したようなパフォーマンスで魅せた森久保。憂いある嶺二の新たな一面を見せたこの楽曲は、美しく響くファルセットが紡ぎ出すドラマチックさがあり、会場から湧く「マイボーイ」「マイガール」のコールの熱気が重なる様は印象的だった。深紅の会場に噛みつくように響いた蘭丸の「Black Panther」ではうなりをあげる鈴木がスクリーンに映し出され、オーディエンスの視線を奪う。地響きのようなビートにダンサーと見せるしなやかな動き、そして獣の獰猛さを内包した慟哭のラップが轟き、蘭丸へのエールのようなコールが会場を震撼させ、ステージから打ち上げられるファイヤーボールがその眩さと熱風とで灼熱の時間を彩った。“あの日”のライブを蘇らせるステージのラストはハイチェアに座った蒼井が歌う藍の「Am I a fairy or?」だ。スクリーンに浮かぶ鳥かごの中で妖精が目覚めるように、空へと手を伸ばす場面から始まる歌は、優美な弦楽器の旋律がハイトーンの美しい歌声に寄り添う。眩い光の中で羽ばたくようなダンスパフォーマンスと優しく紡がれるピアノの旋律が叙情的に会場へと広がっていった。

グリーンとワインレッドのフラッグを手にしたダンサーがステージへ。重々しいビートと「Woy!Woy!」の声が会場を浸食する。唸りあげるギターがラウドに響く嶺二と蘭丸が歌う「The RUN to the RAY」だ。パワフルで攻撃的なヘビーロックで魂の歌声を奏でる森久保と鈴木に観客の拳も高くあげられた。フラッグを振り力強く歌った2人による灼熱のロックンロールの後にはピコピコのファンシーなシンセサイザーのエレクトロが鳴り出す。そう、藍とカミュが歌う「God Love警報発令」だ。ハートマークが飛び交うあざとかわいい一曲を蒼井と前野がトロッコに乗って会場を巡りながら歌い上げる。コールを重ねるオーディエンスは、2人が繰り出すハートに大きな歓声をあげた。

「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX デュエットアイドルソング」から2曲を届けると、スクリーンには巨大な宝石が映し出され、会場の4色の輝きを吸収していく。光の集合体となると、宝石は4本のマイクへと姿を変え、それを手にしたQUARTET NIGHTの4人が、決意の思いを告げながら、ステージに登場。挑戦的で緊迫感を滲ませたアッパーチューン「TABOO NIGHT XXXX」で誓いのキスを交わすLa La arena TOKYO-BAYのボルテージは一気に最高潮へ。クラップの音の響くなか、重厚なユニゾンからアグレッシブなラップの応酬へ。雄々しい歌声のままにマイクスタンドを蹴り上げる4人に大歓声が湧いた。

「これが最後の曲」と告げられ、「え~~~っ!?」と悲嘆の声。TABOOへの挑戦だ、と音楽の向こう側へとオーディエンスを連れていくアグレッシブチューン「JINN-Ω-RAY」へ。スクリーンが4分割され、彼らの姿が映し出されると臨場感は増していき、その息遣いまでも届きそうだ。「不可能などない」という力強い声に会場の熱気が沸き立つ。鋭く響くエッジの効いたストリングスと畳みかけるようなバンドの音、そしてパワフルなユニゾンがQUARTET NIGHTならではの情緒を滲ませるなか、暗転する会場。「QUARTET NIGHT!」の掛け声が会場を揺らすほどの大きさで響き、その力を受けた4人の体に稲妻が走る。限界の先へと進みだす歌声が響き渡ると、最高潮の熱気を帯びたまま、本編のステージが幕を下ろした。

次のページ:涙のアンコールではサプライズのアカペラ歌唱も!

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