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REPORT

2026.08.07

声優アーティストたちが熱狂の渦を巻き起こした“Shibuya LOVEZ OPENING SERIES「Lantis DAYZ」”DAY.1レポート

声優アーティストたちが熱狂の渦を巻き起こした“Shibuya LOVEZ OPENING SERIES「Lantis DAYZ」”DAY.1レポート

2026年6月27日にこけら落としを迎えたばかりのライブホール「Shibuya LOVEZ」。その開業を記念したイベント“Shibuya LOVEZ OPENING SERIES「Lantis DAYZ」”が2日間にわたり開催された。本稿では、熱狂に包まれた初日公演の模様をレポートする。レーベル最初期の所属アーティストから、開催の10日前にデビューしたばかりの“末っ子”までが集結したDAY1。そこで鳴り響いたのは、これまでの歩みが今日へと繋いできた音楽の足跡。その軌跡を肌で感じられる特別な時間となった。

TEXT BY えびさわなち

スペシャルコラボ目白押し!繋がる、仲間との歌声

文化の集まる東京・渋谷で存在感を放つ、完成したばかりのライブホール「Shibuya LOVEZ」。期待感という喧騒に包まれた満員の会場に、Lantisからデビューしたばかりの広瀬裕也によるナレーションに続き、照明が落ちる。バンドが重厚で鋭い音のオープニングSEを響かせると、最初のアーティスト・寺島拓篤が登場し、大歓声が起きた。
TVアニメ『転生したらスライムだった件』の映像を背にOP主題歌「Nameless Story」を高らかに歌い上げると、フロアからは「オイ!オイ!」とコールが巻き起こり、一気に熱が席捲する。「“Lantis DAYZ”ですよ。Lantisの毎日が立ち上げから今、ここまで繋がったということですよ!」と語る寺島。彼が初めてLantisを意識したのは2001年のTVアニメ『ジーンシャフト』、そして高崎 晃の音楽からだったという。「それがここに繋がっていて……。1番手でしょ?俺がLantis!」と声をあげると、拍手喝采が湧いた。そんな感謝を告げ、今年15周年を迎えるTVアニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』のED主題歌「sunlight avenue」で眩しい陽の光を感じさせ、TVアニメ『拷問バイトくんの日常』のED主題歌「明日天気になぁれ」を響かせる。天気が危うかったこの日の空を吹き飛ばすような“晴れ”ソングに観客は熱気を高めていった。

ここでスペシャルコラボとして森久保祥太郎が登場。「おれパラ」のメンバーでもある2人が歌うのは、寺島の楽曲「Buddy, steady, go!」だ。特撮ドラマ『ウルトラマンタイガ』のOPテーマを、ウルトラマンタイガの声を担当する寺島と、その父・ウルトラマンタロウの声を担当する森久保が歌うとあって会場は歓喜に包まれる。轟くロックンロールにペンライトが揺れ、コールと歌声が混ざり合う大きな塊が、その熱気で会場を圧倒した。

暗転からライトが灯ると、ステージには畠中 祐が立つ。寺島&森久保からバトンを受け取るように鳴り出したのは、特撮ドラマ『ウルトラマンZ』の後期EDテーマ「Promise for the future」だ。自身もウルトラマンゼット役を演じるだけに、思いの滲む力強いボーカルが伸びやかに広がり、フロアのペンライトを大きく揺らす。一転してTVアニメ『憂国のモリアーティ』2クール目OP主題歌「TWISTED HEARTS」では、重厚で耽美なイントロで悲鳴にも似た歓声があがる。静かなる炎を思わせる歌声がアニメ映像と重なり、作品の記憶を蘇らせて観客を魅了した。「“Lantis DAYZ”来てくれて、ありがとうございま~す!」と声をあげると、ハイテンションなMCに客席から「フゥ~~!」と歓声が湧く。「次が最後の曲ということで……」と告げると、「え~~~⁉」と惜しむ声が響いた。「だってフェスだもの!」と笑顔を見せる畠中が最後に歌ったのは「HISTORY」だ。2027年にアーティスト活動10周年を迎える彼の歩みと、ファンへの感謝を刻んだアニバーサリーソング。気持ちを確かめるように歌い上げるダンスチューンが、フロアを眩しいほどの優しさで満たした。

畠中がステージを降りると、中央に古川 慎が姿を現す。そのシルエットに歓声があがるなか、鳴り出したのは「本日モ誠ニ晴天也」だ。TVアニメ『啄木鳥探偵處』のOP主題歌であるレトロなジャズロックを、艶めく声で伸びやかに響かせると、「オイ!オイ!」とコールが湧き、熱気が高まった。「フェスの時期だからね。この“Lantis DAYZ”というフェスに参戦させていただきました」と挨拶。今回は自身が参加した3マンライブ〈Lantis MENS GIG “A・C・E”〉のメンバー(古川、畠中、仲村宗悟)が揃っていること、諸先輩方やアイドルマスター SideMの出演が嬉しいと笑顔を見せると、会場から歓声が上がった。続いて、自身が主演するTVアニメ『ワンパンマン』第3期ED主題歌「そこに有る灯り」を披露。ロードムービーのように一歩一歩を踏みしめる力強いバラードに、観客はじっと聴き入った。そこからガラリと空気を変えた「Catch Me If You Can」。エッジの効いた鋭いギターリフと躍動するビートに、古川は、がなるような魂の歌声を重ねる。激しく煽られたフロアから慟哭にも似た声があがり、会場を熱気が席捲した。

古川からバトンを受け取った仲村宗悟がステージへ。爽やかなギターの音色から始まる「imitation」に、オレンジのペンライトが揺れた。苦い恋を歌う伸びやかなボーカルとグルーヴ感たっぷりのビートに、観客は跳ねながら身を委ねる。Lantisのアーティストが一同に会する貴重な機会を楽しみにしていたと笑顔を見せた仲村。このフェスの魅力を語るなか、不意に「さっきアイドルマスター SideMの人たちとお話をさせてもらったら、意外にいい人たちでした」と言って、会場に大きな笑い声を起こす一幕も。続く「WINNER」はチルでシンガロングな1曲。アニメ『ブルーロック』のED主題歌であるこの曲を、クラップが響く中でソウルフルに歌い上げる。スクリーンに映る潔 世一たちの映像が、さらに世界観を深めていった。「みんなが一緒に歌ってくれたの、バッチリ聞こえたよ」と笑みを浮かべた仲村。最後はTVアニメ『ヒロイン?聖女?いいえ、オールワークスメイドです(誇)!』のED主題歌「ハンドメイド」を披露。軽快でカラフルなサウンドに乗せて、楽しそうにダンスする姿が印象的だった。

自身のパートを終えてもステージに残る仲村。ここでスペシャルコラボとして古川と畠中が呼び込まれた。2024年開催の〈Lantis MENS GIG “A・C・E” 2024〉で生まれた「Never-ending」の披露だ。「やるぞー!」と気合いを入れ、3人で声を合わせてコールすると、透明感と爽快さを滲ませた眩いロックンロールを繋いでいくように歌う。ポジティブな思いに満ちた1曲の中盤、さらなるゲストが登場。Lantisの“末っ子”である広瀬裕也が呼び込まれ、爽やかな4色のボーカルで歌い上げると、フロアは大きな感動で包まれた。

デビューアーティストにアイドル、最初期アーティストまで。魅せた後半戦!

そのままライブは広瀬のステージへ。「7月8日にアーティストデビューしました!」と声を上げると、歓声と拍手が湧く。「今日は皆さんに“広瀬、いいじゃん”と思ってもらえるパフォーマンスにします!」と意思表明し、1stアルバム『Focus』のリード曲「Velvet Parade」を響かせた。Jazzin’ parkが手掛けた都会的なフロアミュージックだ。ダンサブルなサウンドと抑揚あるメロディを甘いファルセットを交えて歌い、ダンスブレイクでも魅せてオーディエンスの赤いライトを揺らす。佐伯youthKが手掛けた「Primal Dance」では、アタックの強いベースとドラムのビートが絡み合う。グルーヴ感たっぷりのメロディとキレのあるラップという、広瀬の歌声の二面性を楽しませた。「普段の自分とは違う、かっこいい面をたくさん出せるアーティストを目指しています」とマニフェストを掲げると、最後の曲は「五つ目の季節」。ポップで色彩豊かなラブソングを表情豊かに歌うと、観客も左右にライトを振って、忘れられない景色を紡ぎ出した。

カラフルな広瀬のラストナンバーに続いたのは森久保だ。轟くラウドなヘビーロックに、フロアの空気はガラリと変わる。2018年のLantis移籍10周年に誕生した灼熱の1曲「FIRE」が会場を圧倒。重厚な音に、オーディエンスも拳を上げて応え、アグレッシブな歌声がフロアを駆け巡った。「音楽をやる者、楽しむ者にとって最高の遊び場がここに誕生した!LOVEZ、ありがとー!」と、新設された会場について語る森久保。「次世代の後輩たちのパフォーマンスはすごいね!」と、ここまでの出演者へ称賛も贈った。続いてハイスピードなクラップを誘いながら「Breathing」へ。ゲーム『Side Kicks! beyond』のテーマ曲であるデジタルロックナンバーに、フロアからは「オイ!オイ!」と息の合ったコールが巻き起こる。最後はTVアニメ『天晴爛漫!』のED主題歌「I’m Nobody」。哀愁と情熱が入り混じるブルースは、「自分は何者でもない」ともがいていた下積み時代へと思いを馳せながら描き出した1曲だ。何者かになりたい人の背中をそっと押す、熱い応援歌を届けてステージを締めくくった。

カラフルなペンライトが揺れる、フェスはアイドルマスター SideMのターンへ。最初に登場したのは、菊池勇成(蒼井悠介役)、山谷祥生(蒼井享介役)による双子ユニット・Wだ。元気が弾ける「VICTORY BELIEVER」のイントロが響いただけで、フロアから割れんばかりの歓声が湧く。「キックオーフ!」とサッカーボールを蹴り出して見せると、会場は黄色い光に包まれて大合唱となり、軽やかでパワフルなユニゾンに会場が揺れた。

続いてCafé Paradeの狩野 翔(神谷幸広役)、天﨑滉平(東雲荘一郎 役)、古川 慎(アスラン=ベルゼビュートⅡ世役)、児玉卓也(卯月巻緒役)、小林大紀(水嶋 咲役)がステージへ。フォーメーションを組んだだけでファンから歓声があがる。披露されたのは、彼らのカフェへと誘うようなファンタジックな楽曲「Café Parade!」。その軽やかで元気な歌声は、会場を多幸感とワクワク感で満たした。
2ユニットによるトークを経て、最後の曲へ移ろうとしたその時、「仲間がいますので!」とDRAMATIC STARS・天道 輝役の仲村、Jupiter・天ヶ瀬冬馬役の寺島がステージへ。大歓声に会場が震撼する。ライブ前日に12周年を迎えたアイドルマスター SideMが最後に届けたのは、原曲は16ユニット、総勢49人が歌う「Beyond The Dream」だ。この日は9人での披露となったが、全アイドルの存在を感じさせる元気な歌声で、キラキラと眩しい軌跡を会場に刻み付けた。

アイドルたちの一体感あるステージからバトンを受け取ったのは、イベントのトリを務める緒方恵美だ。登場を告げる映像に大歓声が送られるなか、バンドが骨太な音を紡ぎ出す。1曲目はPSPソフト『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』のEDテーマ「再生-rebuild-」。ひりつくような緊迫感を突き破る力強いボーカルを響かせると、フロアは深紅に染まった。「Lantis最年長アーティスト、緒方恵美です!」と挨拶。レーベルの初年度から所属している彼女が続いて披露したのは、カバーアルバム『アニメグ。』に収録された「残酷な天使のテーゼ」だ。曲名が告げられると、会場には歓喜の悲鳴が巻き起こる。緒方の代表作であるTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌が、原曲とは一味違うアレンジで凛とした美しい旋律で響く。そこに乗る透明感ある伸びやかな高音の歌声が印象的だった。ラストは“頑張る女の子への応援歌”として、TVアニメ『ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる』のED主題歌「セレンディビティ」を披露。疾走感あるロックンロールに「オイ!オイ!」とコールが湧き起こり、会場のハートをわし掴みにする熱気の中で、緒方のステージの幕が閉じた。

イベントの最後は全出演アーティストがステージに集結。緒方の「Try Out, Go On!」を全員で歌い上げる。観客は出演者たちと共に追っかけパートの練習を行い、“Lantis DAYZ”DAY1の一体感を紡ぐ準備は万端だ。そして迎えた本番。歌を繋いでいく出演者たちと、それに合わせる観客の声が重なり合い、会場は大きな歌声の塊に包まれる。爽やかでポジティブな思いに満ちたストレートなロックンロールがフロアを駆け巡り、総勢14名とSOLD OUTでパンパンになった客席が響かせた応援歌は、新たな“遊び場”を最高の熱気で包み込んだ。
“Lantis Days”の冠のもと、声優アーティストが集結し、レーベルのこれまでとこれからを感じさせた初日。オーディエンスの胸に未来への火を灯し、2日目へと熱いバトンを渡したのだった。


Shibuya LOVEZ OPENING SERIES「Lantis DAYZ」

〈DAY1セットリスト〉
M1. Nameless Story/寺島拓篤
M2. sunlight avenue/寺島拓篤
M3. 明日天気になぁれ/寺島拓篤
M4. Buddy, steady, go!/寺島拓篤×森久保祥太郎
M5. Promise for the future/畠中 祐
M6. TWISTED HEARTS/畠中 祐
M7. HISTORY/畠中 祐
M8. 本日モ誠ニ晴天也/古川 慎
M9. そこに有る灯り/古川 慎
M10. Catch Me If You Can/古川 慎
M11. imitation/仲村宗悟
M12. WINNER/仲村宗悟
M13. ハンドメイド/仲村宗悟
M14. Never-ending/仲村宗悟×畠中 祐×古川 慎×広瀬裕也
M15. Velvet Parade/広瀬裕也
M16. Primal Dance/広瀬裕也
M17. 五つ目の季節/広瀬裕也
M18. FIRE/森久保祥太郎
M19. Breathing/森久保祥太郎
M20. I’m Nobody/森久保祥太郎
M21. VICTORY BELIEVER/アイドルマスター SideM(W)
M22. Café Parade!/アイドルマスター SideM(Café Parade)
M23. Beyond The Dream/アイドルマスター SideM
M24. 再生-rebuild-/緒方恵美
M25. 残酷な天使のテーゼ/緒方恵美
M26. セレンディピティ/緒方恵美
M27. Try Out, Go On!/ALL

関連リンク

Lantis DAYZ 特設サイト
https://www.lantis.jp/dayz/

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