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2026.07.31

MyGO!!!!!、過去最大規模のワンマンで描き出した“つなぎ目”の向こう側――“MyGO!!!!! 9th LIVE「つなぎ目の向こうに」”DAY2レポート

MyGO!!!!!、過去最大規模のワンマンで描き出した“つなぎ目”の向こう側――“MyGO!!!!! 9th LIVE「つなぎ目の向こうに」”DAY2レポート

「ありがとう」――一期一会の感謝を込めた2日間のフィナーレ

鳥の鳴く声と穏やかな波の音が流れるなか、燈がノートを1ページずつめくるように言葉を紡いでいく幕間映像に続いては、紗幕が取り除かれてライブは次のページへ。まずは9th LIVEでライブ初披露となった骨太なミディアムロック「残痕字」を、まばゆく輝くライトをバックに背負いながら届ける。楽曲の歌詞と先ほどの幕間映像の言葉がリンクしているため、歌がより鮮明に心に響く。続く「掌心正銘」では、2番で燈がステージにひざまずきながら感情を爆発させるように表現。最後は立ち上がって希望の手を差し出すように歌い、1曲の中で感情の遷移とストーリーを描き出す。スクリーンの映像も、最初は救いを求めるように差し出された1本の手が、最後はメンバー5人のイメージカラーで描かれた5本の手で締め括られ、MyGO!!!!!の歩みと絆を象徴する一幕となった。

そこから一転、照明によって派手に色づくステージのなかでギラついたステージを見せたのが「砂寸奏」。リズムセクションによる強靭なグルーヴと2本のギターが放つワイルドな轟音、そして燈の“握りしめた熱を 轟かせて”という歌詞そのままに心の中の熱を放出する歌いっぷりはロックスピリッツ溢れるもので、特にラスサビでの“鳴らせ”といいうオーディエンスにコールを呼びかけるようなシャウトでは、かつてない程の感情の高ぶりをさらけ出す。ここまでの歩みを経てきた今の燈とMyGO!!!!!だからこその成長と進化の表れだったように思う。

MCで「やっぱり夏のライブは楽しいよね~」(愛音)という話から、1st LIVEや5th LIVEなど、これまでの夏に行ってきたライブを振り返ると、その流れから燈がそれぞれに違った景色や思い出があることを語り、「今日もこうして曲がり角に立つ。どちらかに選べなくても。行方がわからなくても。また明日に向かって、踏み出していく」と告げて、次曲「聿日箋秋」へ。オルタナロック的な熱を帯びながら抜けの良いアンサンブルは夏らしさも感じさせるもので、本楽曲では定番となっている愛音と楽奈がステージ中央に集結してギターソロを弾く演出も。クライマックスに向けて熱演が続く。

そして愛音にスポットライトが当たると、お馴染みのギターフレーズと共にMyGO!!!!!の原点となる最初のオリジナル曲「迷星叫」へ。会場が一気に沸き立つなか、そよが演奏しながら立希のそばに近づいたかと思えば、愛音はステージの右ウイングへとダッシュ、楽奈は燈に近づいてギターの弦を触らせるなど、5人がより伸び伸びと自由に演奏を楽しむ姿が眩しい。そこから晴れやかな2ビートパンク「壱雫空」へと雪崩れ込み、一点突破の解放感に満ちたアンサンブルで雨上がりの青空を描き出すと、ついにライブ本編のラストナンバーに。

MyGO!!!!!のナンバリングライブでは、各公演のタイトルと紐づく表題曲でライブ本編を締め括るのが恒例になっている。今回その楽曲にあたるのは、3rd Album『致並跡』の1曲目に置かれた新曲「羅永線」。「永く遠くへ」(立希)、「今日に叶えきれなくても」(そよ)、「夜を跨いでいく」(楽奈)、「つなぎ目を追い越して」(愛音)、「君と僕を行き交う放物線」(燈)と、メンバーが順番に同曲の歌詞を口にすると、MyGO!!!!!の本領発揮と言える爽快なパンクロックが放たれる。ステージの下部にラインのように走る光の軌跡。スクリーンの真ん中に線が引かれて上下2等分でメンバーを映す映像。それはメンバー同士、あるいはMyGO!!!!!と観客を分かち、そして繋ぐ境界線を意味するのだろう。その“つなぎ目”が5人の奏でる音楽によって溶け合い、縫い合わされていく。燈の歌声とメンバーたちのコーラスが会場に降り注ぎ、最後は会場が一体となって“La la la”と声を合わせて歌い、大団円を迎えた。

アンコールは、MyGO!!!!!楽曲のなかでも屈指の軽快さを誇るライブの定番曲「影色舞」でスタート。グッズTシャツをアレンジして各々のイメージカラーをワンポイントにあしらった衣装に着替えた5人は、ステップとクラップでも盛り上げながら会場をダンサブルに揺らせる。その後のアンコールMCでは、キャスト陣が改めて挨拶を行い、本ライブの追加公演となる“MyGO!!!!! 9th LIVE「つなぎ目の向こうに」 – 神戸再景編 -”の開催や、2026年秋に9th Singleをリリースすることを告知すると、それぞれライブの感想を伝えてラストナンバーへ。

DAY1公演では7th Singleの表題曲「往欄印」が最後を飾ったが、MyGO!!!!!が2日間を締め括る楽曲として選んだのは、2nd Singleの表題曲「音一会」。ポエトリーリーディングの要素とパンクロックの熱が交差する、MyGO!!!!!独自のスタイルを確立した楽曲であり、“君”と出会えた感謝の気持ちを伝える、ストレートで熱い一曲だ。迷いながら進んできたからこそ巡り会えた5人、迷子のまま前に進む5人だからこそ奏でることのできる音楽。“あの夜”を越えて、“つなぎ目”の向こう側で、晴れやかに音の交歓を楽しむMyGO!!!!!の想いに共鳴して、会場の気持ちもひとつに繋がっていく。燈が笑顔で高らかと歌い上げる“「ありがとう」”という言葉には一片の迷いもない。間奏で燈は手を前に真っ直ぐ差し出すと「この先も、みんなと一緒に見たい景色があるから!」と迸る想いを伝え、銀テープの発射と共にラスサビへ。最後のフレーズ“「ありがとう」”は燈ばかりでなく観客も声を上げて歌い、そのまま“Wow wow”と大合唱。なかには隣と肩を組んで歌っている人も多くいる。そんな美しい景色のなかで、MyGO!!!!!の5人は輪になってお互いを見ながら、コブシを高く掲げてライブを締め括った。

1st LIVEでリアルバンドとして本格始動してから約4年、MyGO!!!!!は今やアリーナ規模の会場をもひとつにする求心力を持ったバンドに成長した。だが、彼女たちにとってはこのライブもまた“一瞬”のうちの一つに過ぎない。「羅永線」の歌詞に倣うなら、一瞬一瞬を積み重ねて一生になることを誓った彼女たちの迷い道は、この先も“永く遠く 広がってく”のだ。つなぎ目の向こうに広がるMyGO!!!!!の青い景色に、これからも期待したい。



MyGO!!!!! 9th LIVE「つなぎ目の向こうに」DAY2公演セットリスト
2026.07.19 @ 神奈川・ぴあアリーナMM

オープニングアクト
一家Dumb Rock!
M1 Keep on Riddim
M2 ホーミー・タイッ!!

MyGO!!!!!
M3 孤壊牢
M4 明弦音
M5 処救生
M6 歌いましょう鳴らしましょう
M7 証命讃歌
M8 輪符雨
M9 エガクミライ
M10 静降想
M11 残痕字
M12 掌心正銘
M13 砂寸奏
M14 聿日箋秋
M15 迷星叫
M16 壱雫空
M17 羅永線

EN1 影色舞
EN2 音一会

©BanG Dream! Project

関連リンク

MyGO!!!!!
オフィシャルサイト
https://bang-dream.com/mygo

オフィシャルX
https://x.com/bang_dream_mygo

オフィシャルYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@bang_dream_mygo

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