REPORT
2026.07.04
7月4日、大阪・なんばHatchにて、アニメ音楽メディア「リスアニ!」と大阪のラジオ局・FM802のラジオ番組「802 Palette(ハチパレ)」がタッグを組んだ新たな音楽メディア「リスパレ!」がプロデュースするライブイベント“リスパレ!LIVE vol.4”のDAY1公演が開催。菅原圭、多次元制御機構よだか、NELKE、NOMELON NOLEMON、BLUE ENCOUNTの5組が登場し、大阪の夏を熱く盛り上げた。
TEXT BY 北野 創
PHOTOGRAPHY BY ハヤシマコ
アニメ・ゲームカルチャー・ネットミュージック、そしてそれらの枠を越えた様々なアーティストの音楽の魅力を“文字(インタビュー記事)と波(電波)”で発信していくプロジェクト「リスパレ!」。通算4回目、2DAYS開催となった今回のライブイベントにおいても、同コンセプトのもと「リスパレ!」が今プッシュしたい注目アクトが勢揃い。なおかつDAY1公演は全ラインナップがバンドの生演奏によるステージだ。開演時刻、本イベントのMCを務める「ハチパレ」のパーソナリティ・豊田穂乃花が開幕宣言を行うと、いよいよライブがスタートする。
トップバッターを務めたのは、中性的かつ感傷を纏った歌声でインターネットを中心に支持を広げるアーティスト、菅原圭。ステージの前には紗幕が引かれ、そこに投影される映像と共に独自のステージを展開していく。立ち上がりに歌ったのは、自身が作詞・作曲を手掛けた代表曲「シトラス」。炭酸の泡に包まれながらメロウな歌を届けると、元気良く挨拶して、ファルセットにほろ苦い想いが滲む「crash」へ。初のアニメタイアップ曲となった「filled」(TVアニメ『雨と君と』ED主題歌)では、エレクトリックピアノを交えた温かなサウンドに乗せて優しい雨のような歌世界を広げていく。そこから、クラップでも盛り上げた和テイストの「遊霊婚」、ジャジーかつ陶酔感に満ちた「熱帯夜」で会場の熱を上げると、最後は最新アルバム『B.G.M.』でもラストを飾っていたディスコティックな4つ打ちナンバー「サヨナラトウキョウ」で締め。映像演出が合わさることでより楽曲の奥行きが伝わるライブだった。
続いて登場したのは、ボカロPとしても知られるクリエイターのツミキとシンガーソングライターのみきまりあによる音楽ユニット、NOMELON NOLEMON。最新アルバム『EYE』のオープニング曲でもあるオルタナティブなギターロック「カイカ」で世界にさよならを告げて晴れやかに幕を開けると、SNSでも人気を集めたライブの定番曲「SAYONARA MAYBE」では「一緒に踊って歌って!」(みき)と呼びかけ、大合唱で会場の気持ちを1つにしていく。そこから一転、「水光接天」(TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱』第1クールEDテーマ)では切なさの中に芯を感じさせる歌声で力強い意志を表現。MCではツミキが大阪出身ということで、関西人なら誰もが知っている551蓬莱のCMネタで盛り上げる一幕も。さらにこの日深夜に配信となる新曲「ユラリユレル」(TVアニメ『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』OPテーマ)をライブ初披露で届けて会場を喜ばせると、たゆたうようなメロディとドラムンベース調のサウンドが無重力へと誘う「ミッドナイト・リフレクション」(TVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』挿入歌)、ツミキがギターソロでも見せ場を作った「KILLERMOON」を畳みかけ、“世界を撃ち抜こうぜ”という歌詞通り自分たちだけの音楽で観る者たちの心を撃ち抜いた。
3番手は、アイドルやアニメ楽曲のクリエイターとしても注目を集める林 直大のソロプロジェクト・多次元制御機構よだか。ライブのレギュラーサポートを務める田淵智也(b、cho)と鈴木浩之(ds)と共にステージに登場すると、「多次元制御機構よだか発進!」(林)と告げて、自身初のアニメ主題歌となった「スターダスト・エウレカ」(TVアニメ『また殺されてしまったのですね、探偵様』OPテーマ)でスタートを切り、のっけからギラついたステージで会場を巻き込んでいく。続く「天國」では林はギターを置いてマイクとタンバリンを手にステージを自由に動き回って盛り上げたかと思えば、途中でギターを手にして鮮烈なプレイで会場をさらに焚きつける場面も。元々大阪でバンド活動をしていた林はFM802やなんばHatchにはたくさんの思い出があると語り、「大阪で作った曲をやります」と前置きしてセンチメンタルなミディアム「或星」を披露。そこからバンドや音楽に捧げた青春を詰め込んだようなパンクチューン「曲名」に雪崩れ込んで再びギアを上げると、ラストはリリースされたばかりの1stフルアルバム『LAPLACEL』からの新曲「コズミック・キャデラック」。キャッチーなだけでなく林の人柄が滲むロマンチックな楽曲、ステージの3人が全身全霊で熱を放射するようなアンサンブルが、バンドによるライブの醍醐味を凝縮したようなステージだった。
続いて登場したNELKEは、ソロアーティスト/クリエイターとして活躍していたRIRIKO(vo、g)を中心に結成された5人組バンド。「アニメソングになったソロ時代の楽曲をNELKEで」(RIRIKO)と宣言すると「その未来へ」(TVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』OP主題歌)を届け、どこまでも遠くまで広がるようなスケール感のある世界観で魅了する。そこからバンドメンバーを紹介しつつ、「声出せるよな、リスパレ!」(RIRIKO)と檄を飛ばし疾走感溢れる「バイバイアクター」へ。さらに締めの吠えるような歌声も印象的だった「ステレオタイプヒロイック」、エネルギッシュに高まっていく演奏と歌声が熱狂空間を生み出した「カレンデュラ」を連続で畳みかけ、会場のボルテージはどこまでも上昇していく。時おりギターを高く掲げて弾き歌うRIRIKOの姿もカリスマティックで華がある。MCを挿み、メジャーデビュー曲「Bouquet」で“まだちっぽけだけどちゃんと綺麗だ”と歌い上げて音楽の花束を届けると、「最後の1曲で1つになってくれますか、なんばHatch!」(RIRIKO)と呼びかけて、間もなく配信リリースされるEP『In Liminal』より先行曲「Greedy!!」をパフォーマンス。メンバーと向かい合って心から楽しそうに歌う様子も眩しく、クラップで会場を1つにしてライブを締め括った。
DAY1公演のトリを務めたのは、数々のアニメやドラマ作品のタイアップを担当する熊本発のエモーショナルギターロックバンド、BLUE ENCOUNT。「余力残しても意味ないからリハからいっちゃうよ?」(田邊駿一)と「バッドパラドックス」をフルで演奏してリハーサルから会場をアチアチに温めると、ライブ本編ではアンセミックな「FREEDOM」(TVアニメ『BANANA FISH』第2クール OPテーマ)を初っ端から披露。会場中から「Wow~♪」と歌う声がこだまする。そして「大阪よろしく」と手短かに伝えると「DAY×DAY」(TVアニメ『銀魂゜』OPテーマ)へ。ブレイクダウンするパートを含め、緩急のあるアンサンブルでオーディエンスの気持ちを否応なしに乗せていく。さらに「アニメのイベントです。なので今日私たちがやる曲はアニソンしかありません!」と高らかと宣言し、ストレートな歌声とロックサウンドがハートを揺さぶる「Survivor」(TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』OPテーマ)、「ライライラライラ♪」と大合唱が巻き起こった「VS」(TVアニメ『銀魂』ポロリ篇OPテーマ)と立て続け、会場中がコブシを突き上げて最高潮の盛り上がりに。その後、田邊がアニメや作品の主題歌を手掛ける時は死に物狂いで楽曲を書いていることを伝えると、「これからもアニソンをやっているやつを徹底的に愛してください」「これから音楽でもっと繋がりたいです」(田邊)と熱いメッセージを届けて「ポラリス」(TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期 第1クールOPテーマ)で会場の気持ちを1つにしてフィニッシュ。結成22年、いつまでも変わらぬ熱いスピリッツに溢れたステージングで“リスパレ!LIVE vol.4”DAY1公演を結んだ。
本日行われた7月4日(土)公演のセットリストは次のとおり。
<セットリスト>
菅原圭
M1-1. シトラス
M1-2. crash
M1-3. filled
M1-4. 遊霊婚
M1-5. 熱帯夜
M1-6. サヨナラトウキョウ
NOMELON NOLEMON
M2-1. カイカ
M2-2. SAYONARA MAYBE
M2-3. 水光接天
M2-4. ユラリユレル
M2-5. ミッドナイト・リフレクション
M2-6. KILLERMOON
多次元制御機構よだか
M3-1. スターダスト・エウレカ
M3-2. 天國
M3-3. 或星
M3-4. 曲名
M3-5. コズミック・キャデラック
NELKE
M4-1. その未来へ
M4-2. バイバイアクター
M4-3. ステレオタイプヒロイック
M4-4. カレンデュラ
M4-5. Bouquet
M4-6. Greedy!!
BLUE ENCOUNT
M5-1. FREEDOM
M5-2. DAY×DAY
M5-3. Survivor
M5-4. VS
M5-5. ポラリス
●イベント情報
「リスパレ!LIVE vol.4」

2025年7月4日(土)・5日(日)
開場 15:00/開演 15:45(予定)
【会場】
なんばHatch
http://www.namba-hatch.com/index.php
【出演者(50音順)】
7月4日(土):
・菅原圭
・多次元制御機構よだか
・NELKE
・NOMELON NOLEMON
・BLUE ENCOUNT
7月5日(日):
・藍井エイル
・DIALOGUE+ リスパレ!Special DJ set(稗田寧々、飯塚麻結、村上まなつ)
・茅原実里
・棗 いつき&藍月なくる
・陽高真白
・岬 なこ
【チケット】
1階スタンディング:¥8,250(税込)
2階指定席:¥9,350(税込)
1階スタンディング 学割チケット:¥7,150円(税込)
2階指定席 学割チケット:¥8,250円(税別)
※入場時ドリンク代別途¥600が必要
【学割チケットについてのご案内】
「学割チケット」の対象は大学生/高校生/中学生/専門学生となります。
「学割チケット」ご購入の方は、イベント当日の入場時に顔写真付き学生証のご提示をお願いいたします。
学生証に顔写真がない場合、顔写真付き身分証を合わせてご提示いただきます。
これらをご提示いただけない場合、ご入場をお断りさせていただきます。
その際はチケットの払い戻しも行いませんので、予めご了承ください。
【チケット当日券】
下記サイトにて当日券の販売を行います。
https://l-tike.com/lispale/
※販売は17:45まで
※会場販売はございません
「リスパレ!」公式サイト
https://funky802.com/lispale/
「リスパレ!」公式X
https://x.com/lis_pale
ポータルサイト「リスアニ!」
https://www.lisani.jp/
ラジオ番組「802 Palette」
https://funky802.com/site/blog/1625
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