REPORT
2026.06.11
今年で11周年を迎えたメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』。そのスタート当初から2つの柱として並び立ってきたPoppin’PartyとRoseliaが国内では5年ぶりに合同ライブを実施。お互いの個性を見せつけるような楽曲とパフォーマンス、更には合同ライブならではのコラボレーションと、両バンドの積み重ねてきた時間と絆が築きあげた魅力に溢れた5月3日東京・有明アリーナ公演の様子をレポートしよう。
TEXT BY 斉藤直樹
PHOTOGRAPHY BY ハタサトシ
2021年8月に新型コロナ禍で声援などに制限があるなかで行われた、富士急ハイランド・コニファーフォレストでのPoppin’PartyとRoseliaの合同ライブ“BanG Dream! 9th☆LIVE「The Beginning」”。それ以来ファンが5年間待ちに待った二度目の合同ライブとあって、満員御礼の有明アリーナは期待に満ちた空気で熱く盛り上がっていた。ステージ上には両バンドのロゴが並び立ち、それぞれのイメージカラーのライティングが照らし出される。そして開演が近づいてきたことを知らせるように鳴り響くインストゥルメンタルに場内は湧き上がり、メロディに合わせてウォームアップするように振られる、ファンそれぞれの推し色のペンライトが場内を埋めつくした。スクリーンに「夢は続いていく」と映し出され、双方のキャラクタービジュアルと共にOP映像が流れる。
夢の幕開けを飾ったのは、Roseliaのデビュー曲「BLACK SHOUT」だが、ボーカルの湊友希那(Vo./相羽あいな)の隣にはPoppin’Partyの戸山香澄(Gt.&Vo./愛美)の姿が。2人のデュエットと「DREAMS GO ON」の掛け声の幕開けから始まり、合同ライブならではのオープニングに会場のボルテージも一気に最高潮へ。ラストではRoseliaの音楽に対する覚悟を熱いデュエットで歌い上げた。曲が終わるとスクリーンにはRoseliaのメンバー紹介映像が流れ、Roseliaのステージからのスタートに。吹き上がる炎の演出と迫力の演奏と共に始まった1曲目は、運命に翻弄されながらも歌うことを止めない激情を紡いだ「Requiem for Fate」。オペラを思わせるような独白を交えながら、友希那の叫ぶような歌声と迫力のロングシャウトが場内を震わせて熱い声援が送られた。続けざまに畳み掛けるようなギターと共にスタートしたのは、迷いや葛藤を前にしても揺るがないRoseliaの信念を歌う「Steadfast Spirits」。氷川紗夜(Gt./工藤晴香)と今井リサ(Ba./中島由貴)がステージ両端に移動して、ファンの間近でパワフルな演奏を繰り広げ、友希那はコールを受けながら茨の道の中でも世界へと音で挑むRoseliaの覚悟を力強く歌い上げた。
「こんばんは、Roseliaです。今日はPoppin’Party×Roselia 合同ライブ“DREAMS GO ON”に来てくれてどうもありがとう」ライブ恒例の挨拶とソロ演奏を交えたメンバー紹介から始まったMCコーナーでは、スタートから熱く盛り上がってくれるファンへの感謝や、5年ぶりの合同ライブへの想いが語られる。そして話題は「どんなグッズが欲しいか」へと移り、友希那は「歴代衣装のグッズがほしい」とリクエストすると、紗夜がライブの歴代アクスタを全部揃えているからと強火ファンぶりを告白。さらに宇田川あこ(Dr./櫻川めぐ)は「バンバンBanG Dream!シールがほしい!」とリクエストしたところで、再びライブパートへ。
「当たり前のように隣にあって支えてくれた、あなたたちと出会えたこの奇跡に……」。友希那の語りと共に始まったのは、発売されたばかりの「Fear Nothing」のカップリング曲「Talk to My Tone」。ライブ初披露曲のサプライズに場内から大歓声が湧き上がった。リサが長く寄り添ってきたベースと向き合い、“好き”という想いを改めて確かめたバラードナンバーをメンバーとのデュエットで歌い上げる。サビでは友希那のパワフルなハイトーンが響き渡り、スクリーンにはそれぞれの色で輝く波紋が重なり合い、やがて5人並びの映像になるという情感溢れる演出も加わり、曲が終わると場内は大きな拍手に包まれた。続いてスクリーンに映し出されたのは、劇場版『BanG Dream! Episode of Roselia Ⅱ : Song I am.』の劇中ライブシーン。それに合わせて始まったのは表題曲の「Song I am.」だ。スクリーンとリアルのRoseliaがシンクロしながら、自分たちの音楽で新たな世界へ羽ばたいていこうと強い想いを歌い上げていく。観客へと送り続けるように、友希那はステージを歩きながら熱唱。ラストはお立ち台に片足を乗せてのロングシャウトで締め括った。ライブで音と共に常に伝えてきたRoseliaの「覚悟」を歌った曲が続いたセットリストのラストを飾るのは、「FIRE BIRD」のアンサーソングとして書き下ろされた「ROZEN HORIZON」だ。Roseliaの名を背負い、5人で羽ばたき続けようという想いを力強く歌い上げる。ライブで友希那がファンへと毎回問いかける「Roseliaにすべてを賭ける覚悟はある?」に、自ら応えるようなロングシャウトから「すべてを賭ける覚悟、今此処に…!」と力強く歌うと、場内は大歓声に包まれた。互いの覚悟を測るように、友希那はファンを見据えるような力の込もった視線で場内を見渡しながら歌い、クライマックスは他の4人のソロから友希那に繋ぎ、ラストもファンのコールを受けながらのロングシャウトで熱いステージを駆け抜けた。
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