REPORT
2026.06.04
曲明け、春日がドアの向こうへ去り暗転すると、影ナレのような形で流れ始めたセリフから朗読劇がスタート。明転ののち、戦隊ヒーローのようなポージングから改めて始まった朗読劇は、TVアニメのシリーズ構成・脚本を務めた吉田恵里香が脚本を担当。ケロッペ(CV:杉田智和)からの新衣装・ガーデニングフォームの支給をきっかけに、ドリーミードリーミーフラワー(前橋ウィッチーズが働く花屋)の新挨拶を考えていくストーリーで、“遊び”も散りばめた芝居を通じて5人の日常の1コマを描写していった。ちなみに朗読劇後に一礼の後にそれぞれドアへと向かう際、三波が両腕を広げてパタパタさせながら階段を上っていき、その姿からチョコへの没入ぶりがのぞいていた。
さて、ここからはライブ終盤戦。まずは「花たちはどんな夢を見る」のイントロと共に5人が再登場。冒頭、三波が力強くソロをとって場内をライブの空気に引き戻して始まったこの曲は、全員シリアスな表情でダンスと歌声に力を込めて披露。ここでは冒頭の三波に加え、1サビラストの百瀬や2コーラス目序盤の春日の歌声にも印象的なパワフルさが加わり、2サビ明けの間奏ではハードなビートにマッチするダンスもパキッと魅せて再びオーディエンスを熱してみせれば、続いて開演直前に流れた「FLOWER SUPER POWER」の生披露へ。跳ねるようなリズムを持ったポップなナンバーに乗せて、序盤から春日がソロでよりキュートさを立てたりと、直前とは全く違ったアプローチの表現をみせていく。ソロ曲ではスタイリッシュさを際立たせた本村も、この曲では2-Aメロ冒頭のソロでかわいさを前面に出し、続く2-Bメロでは咲川もキュートさを存分に発揮。そんな咲川の歌唱中には、他のメンバーがわちゃわちゃと配信用カメラにアピール。さらに大サビ冒頭ではここぞ!のタイミングで三波が高く跳ねるなどして楽しいステージの空気を醸成。ダンスは引き続き精度高く揃えつつ、輝く笑顔と共に盛り上がりをもたらしていき、本編ラストナンバー「天気雨ワンダーランド」へ。確かなダンスパフォーマンスもみせてさらに明るく観客を盛り上げにかかり、観客からは幾度も大きなコールやクラップが。そんな客席はもちろんステージ上も、2-Aメロで咲川のソロ歌唱中に春日がガッツリ顔を見合わせるなどしてさらに一体感がUP。最後は“それぞれのドア”の前で笑顔をきらめかせながら歌いきり、本編を締め括った。
そしてすぐさま客席からアンコールを求める「ま・え・ば・し!ま・え・ビシ・バシ!」の声が響き渡ると、スクリーンにはこの日初公開となった「FLOWER SUPER POWER」のリリックビデオが上映。こちらは公演後から公式YouTubeにもUPされているので、ぜひ御覧もらいたい。
それに続いて春日が登場し、「Shiny☆Shineなスカイブルー」の冒頭のソロを歌い上げると他の4人がドアから飛び出しアンコールのスタート。サンバ調の楽曲に乗せて、イントロから腕振りも交え、さらに1-Bメロではソロを歌唱しながら百瀬がクラップを煽ったりと、再び熱く盛り上げにかかる。一方で2-Aメロで一旦楽曲がレゲエ調に展開する部分では、本村が歌声で効果的にファニーさを盛り込み、彼女の歌声の魅力を感じられる1曲に。ダンスの面ではサビのテクニカルなステップを5人共乗りこなし、盛り上げながら見せてもいった。
曲明けのMCでは、新曲「天気雨ワンダーランド」の振付について「Meteor Shower」の振付が入っていることも明かされ、場内には驚きのどよめきが。またソロ曲リレーの話題では互いが互いを称え合いつつ、春日が「(出順が)最後だから、みんなの曲を聴いて最高のテンションで出られるからめっちゃ楽しい!」と“役得”について笑顔で語ってもいた。そして「前橋ウィッチーズは誰も、置いていきません!みんなで一緒に、前橋へと進んでいきます!」と春日が意気を上げ、改めてコールアンドレスポンスで盛り上がったところでラストナンバー「激情≒愛情」がスタート。リズムに合わせたポージングから始まったアッパーチューンで、最後にまた一盛り上がりを起こしていく。サビ後半のダンスなど見せどころは押さえつつオーディエンスを引っ張っていき、2-Bメロのラストには1人ずつ順に拳を掲げれば、Dメロ前にはエアギターを決めたりと、ステージ上の5人自身もエモーショナルさを爆発させるようなステージを展開。また歌唱の面でも、1サビでの少々ラフめな咲川のボーカルワークはこの曲の雰囲気・テイストに非常によくマッチしたもの。大サビ最後の百瀬のロングトーンはラストにして一段と気持ちよく突き抜けていた。こうして見どころ・聴きどころ満載のアツい1曲で、楽曲披露を終えた。
そして5人の魔女見習いが“それぞれのドア”を通って次なるライブの地・大阪へ向かうと、スクリーンにはなんと特報映像が!活動2周年記念ライブの開催や劇場版総集編のタイトルが『劇場版前橋ウィッチーズ~魔女見習いのエモエモリーズ~』に決定したこと。またその劇場版と2周年記念ライブへ向けた新曲制作や、それらを収録したミニアルバムの発売決定と、とにかく新情報が盛りだくさん。パフォーマンスに加えて最後に最後に先々の展開でも歓喜をもたらして、東京公演は大団円を迎えたのだった。
前半ではこれまでの披露を通じて磨いてきた技術やチームワークもみせつつ、後半ではそれを土台にした進化した表現をもって、ソロとしてもグループとしても今だからこそみせられるパフォーマンスで惹きつけてくれた前橋ウィッチーズ。まさにこのライブは、“未来”へのわくわく感を高めるものとなったと言っていいだろう。終演時に新情報が発表されたように、彼女たちの活躍はまだまだ続いていく。これからも物語と音楽・ライブといった様々な展開を通じて胸が熱くなるような瞬間を次々に届け、私たちの心を揺さぶってくれるはず。そんな期待を自然ともたらしてくれる、素晴らしくエモエモな公演だった。
“『前橋ウィッチーズ』ライブ STRAIGHT! REACH!! CHEER!!!”東京公演
2026.05.24@ZeppDiverCity(TOKYO)
<セットリスト>
M01.スゴすぎ前橋ウィッチーズ!
M02.推せる想いをぶつけちゃお?☆
M03.シャボン・テンション!
M04.You Are My World
M05.Meteor Shower
M06.夢よ、咲け!
M07.今は小さな蕾でも
M08.ユメミ誇レ!ユメ咲キ踊レ!
M09.モノクローム⊂ヴァイオレット / 新里アズ(CV.咲川ひなの)
M10.邁進↓↘→Step by Step / 上泉マイ(CV.百瀬帆南)
M11.フワフワの約束 / 三俣チョコ(CV.三波春香)
M12.湿原の騎士/ 北原キョウカ(CV.本村玲奈)
M13.ぐんぐん、進もっ!? / 赤城ユイナ(CV.春日さくら)
M14.花たちはどんな夢を見る
M15.FLOWER SUPER POWER
M16.天気雨ワンダーランド
EN1.Shiny Shineなスカイブルー
EN2.激情≒愛情
●作品情報
劇場版前橋ウィッチーズ~魔女見習いのエモエモリーズ~
2026年秋公開配給:バンダイナムコフィルムワークス
(C)PROJECT MBW
関連リンク
『前橋ウィッチーズ』公式サイト
https://maebashi-witches.com
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