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INTERVIEW

2026.05.03

DIALOGUE+主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”開催記念 短期連載![第6回目 沢口かなみ×田淵智也×守屋亨香 鼎談]

DIALOGUE+主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”開催記念 短期連載![第6回目 沢口かなみ×田淵智也×守屋亨香 鼎談]

DIALOGUE+初となる主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!!”。昼の部「DAY stage」は“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”と題し、リスアニ!が全面協力し、KOTOKO、青木陽菜をゲストに迎えたステージとなる。
そんな記念すべきDIALOGUE+の初主催音楽フェスの開催に合わせた短期連載、第6回目はDIALOGUE+の総合プロデューサー・田淵智也と、DIALOGUE+の結成当初から振付やダンスレッスンを担当するコレオグラファー・沢口かなみ、そしてDIALOGUE+メンバー・守屋亨香による鼎談を敢行。沢口だからこそ語れる“最初のレッスン”で8人から感じたことや“今”のDIALOGUE+のライブ作りやリハーサルにまつわるエピソードに加え、田淵と共に語る守屋を含めたメンバーの成長への期待など、この3人の関係性ならではの言葉をたっぷりお届けする。

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【連載】DIALOGUE+主催音楽フェス“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”開催記念 短期連載!

デビュー曲から「初心者なので簡単にしてください」は一切なかった(沢口)

――沢口さんはリスアニ!には初登場ということで、まずは改めて現在のDIALOGUE+のライブ作りやパフォーマンス作りにどのように携わられているかを教えていただけますか。

沢口かなみ DIALOGUE+は全曲で振付を担当していまして、ライブの時には例えば曲と曲との繋がりをどうするかとかを決めて……というところを基本的に全部やっています。あとはレギュラーのレッスンも、活動が始まってからずっと継続して担当していますね。

――レッスンの頻度は、最初から今まで変わらずですか?

沢口 そうですね。最初からずっと週2を続けているという(笑)、声優ユニットにしてはかなりすごいことをやらせてもらっています。

守屋亨香 だから、ジムに行ったりしなくても大丈夫なんです(笑)。

沢口 あははは!(笑)。

守屋 それくらい、自然とすごい量の運動ができているので(笑)。

田淵智也 え、でもケガしたことはないの?

守屋 ないです!きょん(※守屋の愛称)、小さい頃からケガしたことないんですよ。

田淵 すげえ。体力って才能だからなぁ。

――小さい頃から、割とわんぱくだったんですか?

守屋 そうですね。地元が長野の田舎のほうなので、木登りや川に入ったりして遊んだり……そういう遊びばかりしていました。

田淵 運動はしてたの?

守屋 いや、してなかったんですけど……ただ、夏にだけ急に出現する陸上部というものがありまして。

沢口 何それ?(笑)。

守屋 多分何かの大会に合わせてできるんだと思うんですけど、体育の授業で足が速かった子だけが選ばれていまして。それには入っていました。

田淵 じゃあそこでだけ、運動やってたんだ。その部活では何をやってたの?

守屋 100m走や短距離です。

――さて、ここからは改めてDIALOGUE+についてのお話をお聞きしたいと思います。まずはデビューにあたって沢口さんは、パフォーマンス面ではどんな課題があったと、当時思われていましたか?

沢口 それが、メンバーのうち緒方(佑奈)以外は基本的にダンスをちゃんとやったことのない子たちだったので、「何が課題」というよりも「とりあえず、一生懸命やるしかない」状況だったといいますか。なので、課題みたいなものは活動の中で見えてきたような感じだったんです。でも、デビュー曲の時から「初心者なので簡単にしてください」みたいなことは一切なかったので、振付を作る時にも特に気を使わず……だから最初は「踊ったことのない子たちにしては難しいもの作っちゃったな。まぁ、やるしかないか!」みたいなスタートでしたね(笑)。

田淵 逆に「簡単にしてください」っていうのは、結構言われるんですか?

沢口 だいたい言われます(笑)。そうなるとどうしても気を遣いながらになっちゃいますし、それでこちらで振付を簡略化したとしても、「もうちょっと削ったほうがいいのかな?」みたいになって……自分が思う「この曲に合った、作るべきものを作る」ではなくなっていくような感覚があるんですよ。

田淵 となると、仮にそういうことを言われなかったとしても、「声優ユニットのデビュー曲だし、こんなもんかな?」みたいなブレーキって自動的にかからなかったんですか?DIALOGUE+の時は。

沢口 かかりませんでした。曲が「はじめてのかくめい!」だったので、「この曲で、簡単な手振りとかにはならないよね?」と思って(笑)。だから思い切って1回好きなように作ったら「やりすぎです」みたいなことを何も言われなかったので、「じゃあやっちゃえ!」と。

田淵 なるほど。でも、声優でダンス経験のない子がたくさんいると「踊れるようになるまでレッスンにどれくらいかかるんだろう?」みたいな考えって思い浮かびません?

沢口 それはですね……声優さんもアイドルも色んなグループを見てきたからわかるんですけど、本人たちに「やるぞ」という気持ちさえあれば、できるんですよ(笑)。

田淵 おぉ、良いこと言う(笑)。

守屋 そう!気持ち気持ち!

沢口 「練習時間も取れないし、これくらいに抑えましょう」という制限によってできなくされているのであって、やればできるんです!

田淵 まじで良いこと言う。それ、太字にしよう。

守屋 大切なとこですから。

田淵 でも本当にそうですよ。それは作曲家の立場でも、キー設定や息継ぎの有無なんかを考慮するのに通ずるところがあるから。

沢口 そう。もし私の振付が、例えば「ダンサーが踊る」みたいな振付だったら「いや、この体の動きはできないよね」みたいなことは出てくるでしょうけど、私の振付はあくまでも歌って踊る人がやる動きの範囲内なので……だから、できるんです。やろうとすれば(笑)。

田淵 そう。その「やろうとすればできる」っていうのは、DIALOGUE+の始まり的にはすごく重要な要素なんです。

――ただ、経験のないなかでその振付が来た守屋さんとしては……?

守屋 もう、絶望ですよ。

沢口 あははは!(笑)。

守屋 ただ私、小さい頃からダンスに興味はあったんです。小学生くらいの時にはダンスを習いたくて、友達の行っていたところに体験レッスンで一緒に行かせてもらったんですけど……その時「自分、ダンス向いてないやん!」って頭抱えちゃったのを覚えてます。それからはずっとダンスには触れてこなかったんですけど、DIALOGUE+のきっかけになる『CUE!』のオーディションより前にも、歌って踊るコンテンツのオーディションを受ける機会がありまして。ただその時は、目の前で大きな「×」をつけられたんです。

沢口 わー……!

守屋 それくらい踊れてなくて、「私はできないんだ……」ってなっちゃって。

沢口 それはトラウマだ。

守屋 それから色々あって『CUE!』のオーディションがあって、それから「ユニットをやるよ」となって初めていただいた「はじめてのかくめい!」が、曲も振付ももうすごくて!それが全然踊れなくてとにかく練習したんですけど、私だけじゃなくて他のメンバーも全然踊れていなかったので、その時は「週2のリハだけじゃ足りない!」ということでメンバーだけで練習をしたりもしていました。他のメンバーの事務所のレッスン室を借りたりして……。

田淵 アツいなあ。

守屋 それでも下手くそではあったんですけど、私は「他のメンバーのほうが上手だ」と思っていたので、最初の頃は「なんとかついていこう!」という感じでしたね。

――ご自身としても、まずは「とにかくやらなきゃ!」という感じだった。

守屋 ですね。あとは、ちょっと「仕事」と思っている部分もありました。やっぱり「ユニットやりたいです」と言って入ったわけではなかったし、ユニットのオーディションを受けたわけでもなかったので。でもだからこそ、「とにかくやらなきゃな」という感じでしたね。

――一方、田淵さんは音楽面のプロデュースから関わられて、徐々に深く携わられていくなかでライブ等を通じてパフォーマンスを目にする機会も増えたと思います。そのなかで感じた成長や、最初に「これは良いな」と感じたことはどのようなところでしたか?

田淵 やっぱり歌はやればやるほど成長はしていくので、それは日々感じることはありましたけど、「全曲踊る」というのがアツいなぁと思ったんですね。でも、曲を作るだけの立場では気付かなかったことがあって。

――それはどんなことでしたか?

田淵 曲を作ってもすぐライブができるわけじゃなくて、振付やフォーメーションを覚える時間が必要になるので、そこから逆算して「音楽はどれくらい前から作っておかなければいけないのか?」を考えなきゃいけない……ということに改めて気付いたんです。だから一旦「全曲まあまあ複雑なフォーメーションで踊るって、現実的には無理では?」と思ったりもしたんですよ。「だからみんなやらなかったり、簡単な手振りになるんだろうな」と思いました(笑)。でも逆に言えば「こっちがそれを踏まえて提案したり曲を作ったりすれば、できるんだな」ということにも気付けて。それはすごく勉強になりましたね。

次のページ:2023年のZeppツアーから、ライブを心から楽しめるようになりました(守屋)

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