INTERVIEW
2026.04.11
――そういった熱意は、活動を重ねられていくなかでより燃え盛っていくものですか?
KOTOKO そうですね。やればやるほど欲って出てくるもので。そもそも最初に着火した時点で私の炎って結構大きかったとは思うんですけど(笑)、活動するほど「次はここ」「次はこんなことを」みたいにやりたいことがどんどん湧いてくるんですね。そういう気持ちの途切れないタイプだったことも、長続きした理由かもしれません。モチベーションを長持ちさせるというのも難しいことだとは思うので、そこは一番自分を褒めてあげたい部分ですね。
田淵 僕も、アーティスト本人がその熱を持っているというのも結構大事だと思っているので、メンバーの中に最低1人は「続けるためにどこまで頑張れるか」とか「どれだけまわりを大切にできるか」を突き詰められるメンバーがいる必要があるという考えなんです。そういうことをもし環境を作る側が思っていたとしても、メンバーが誰もそれを考えていなかった場合対話が成立しないし、そういうふうにメンバー以外の誰かの熱量だけで走っていると、どこかで折れる瞬間が来てしまうから。逆にその熱量を持ったメンバーがいてくれると、スタッフも応援しがいがあるはずなんですよね。
KOTOKO そう。だから私、メンバー間の空気感を知りたいんですよ。MVを観る限り和気あいあいな感じがしていますけど、「私が一番になる!」みたいなライバル心ってあるのかな……というのは知りたくて。
飯塚 多分、想像以上にほんわかしていると思います。
KOTOKO あ、そうなんだ!
飯塚 各々が別の声優事務所に所属していたりするので、そういう面でもちろん「活躍したい!」みたいな気持ちは持っていると思うんですけど、DIALOGUE+に関してはもうなんだか家族だったりチームのような気持ちのほうが強いんです。仮に「このライブで一番歌をうまく披露したい」みたいに抜きん出ようとする気持ちがあったとしても、半分は自分のためでももう半分は「良いライブを作るため」だったりするんですよ。
田淵 これもキャリアによって落ち着いてきたようなところもあると思っていまして。バンドでもなんでもそうなんですけど、デビューして2年くらいでだいたい1回空気が良くなくなるじゃないですか?
KOTOKO あはは(笑)。
田淵 多分そういう時期って少しはあったと思うんです。それがどのタイミングだったのかはわからないんですけど抜けたというか、今では飯塚が言ったような関係性になっているんでしょうね。
KOTOKO その空気が悪くなる原因が個人的な好き嫌いとかじゃなくて、例えば「このステージをもっと良くしたい」と考えるなかでの意見がぶつかり合いみたいなものだったら、全然良いと思うんですよ。昨今は“戦わせない主義”が多いですけど、私は「戦ってナンボ」だと考えていまして。もちろん無理に戦えとは言わないですけど、やりたいことがあるがゆえのぶつかりというのは、チームを強くするという意味では必要なことかなと私は思うので、それを許容するようなスタンスが取れたら、もっと長く続くような気がします。
田淵 なるほど……DIALOGUE+ってメンバーごとに、「この子はここで超目立ちたいと思ってるけど、あの子はここに関してはそんなに思ってない」とか「この子は自分が目立たなくても、ユニットが輝けばいい、平和であればいいと思ってる」とかが、結構バラバラなんです。逆にそうではなかった場合、例えば「超目立ちたい!」みたいな人が仮に3人くらいいるような構図だったら表面化するギスギス感みたいな何かがあったのかもしれないですけど、不思議とバランスが取れているんですよね。
KOTOKO なるほど。今はちょうどいいという感じなんですね。
田淵 はい。あと戦わせないことに対して「いかがなものか?」みたいなことは、まさに僕もおっしゃるとおりだと思っています。でもDIALOGUE+でやっていることって「それぞれに向いているものを超やらせる」なんですね。アイドルとか声優さんのグループって「歌割りは平等にしてほしい」みたいな空気がありますけど、僕はそれには反対派で。レコーディングの中でパートによってはオーディション形式を取り入れたりして、「向いてる人に、向いてることをやってもらったほうがいいだろう」という考えなんです。なのでそういった意味で、それぞれの戦い方のベクトルが違うといいなとは結構思ったりしています。
KOTOKO そうそう。自分の強みを自覚して、「ここのポジションは私が取るわ」みたいなことをモチベーションにしていけたら、長く続くかな……と思ったりはしていたんです。きっとほんわかは皆さんも好きでしょうし、私も喧嘩はしたくないタイプだからすごくわかるんですけど(笑)、時にはそういう強い気持ちというのは、ユニットにおいてはそれぞれが持っているべきかなと思いますね。
――今KOTOKOさんからの質問をいただきましたが、逆に飯塚さんからKOTOKOさんに聞いてみたいことはありますか?
飯塚 たくさんあります。ちょっと待ってください……(※メモを確認する)。
KOTOKO おっ。まとめてきたのね?
飯塚 はい。ここまでのお話の中でも既にいくつも聞けたんですけど……KOTOKOさんにとって、一番の「これがしたい」ってなんですか?人によって願望や目標って様々だと思うんですけど、KOTOKOさんが「何のためにやっているのか?」という理由のようなものって……難しければ一番じゃなくてもいいんですけど。
KOTOKO なるほど。確かに“一番”というとすごく難しいんだけど、やっぱり突き詰めると「ファンのため」になるかな。私は聴いてくれる方がいることって奇跡だと捉えていまして。この仕事に就く前にすごく思っていたのが……「歌に対してお金を払ってもらえるって、すごくない?」ということで(笑)。わざわざ現場に来て高いお金を払って自分の歌を観てくれることって、奇跡だと思うんです。だから、それを絶対に裏切りたくなくて。「これはもう、なんとしてでもお返しをしなければ!」という気持ちとか、そこに対する責任感みたいなところが一番大きいかな。……答えに、繋がっているかな?
飯塚 ありがとうございます。繋がっていました。私自身も「できるなら、なんでもやります!」という気持ちで取り組んでいますけど、やっぱり人数がいると得意・不得意が出るというか。もちろん「各々が得意なところを担当して、総合的に良いパフォーマンスができたり良いユニットになれたら」とは思うんですけど、やっぱり全員でせーので同じことをしているというのは変わりないので、それぞれに「この子はこういうことがしんどい」みたいなことがあるのも受け止めたい部分もあるんです。でも……やっぱり「“一番”って何なんだろう?」というのを、全員で1つ持ちたいなとすごく思っていて……(涙)。だけど大事にしたいことってたくさんあるから、「何を一番大事にしたらいいのか?」をみんなで今考えているんです。それをこれからも考え続けたいなと思っていたので、お聞きしました。
KOTOKO アーティストって聴いてくれる人がいないと成り立たないという、職業であることも不思議なくらいのジャンルなので、そこへの感謝はやっぱり一番かなとは思う。でも、人数が多いからそれぞれの価値観があって、方向が違うというのもすごくわかるから……こういうふうに「長く続ける」というテーマで話すと、「じゃあ、どこまでなの?」というのが一番ネックになってくるような気がするんだけど、短いスパンの目標さえ合わせて考えられれば全然良いんじゃないかなと思います。
――目の前の、1つ1つの目標について同じ方向を向ければ、というか。
KOTOKO そうですね。私はさっきもお話ししたように、1つ物事が終わるたびに次の短期的な目標を見つけるんですけど、同時に大きな目標も持っていて。その2本立てみたいな形で進んでいっているんですね。それって、8人であっても同じようなことが言える気がしていて。例えばこの先30年とかを考えた時にどうなりたいか?というのはそれぞれ全然違うかもしれないけど、「今の期間、1つの物事に向かっていけるチームである」のも紛れもない事実じゃない?その短いスパンの目標さえみんなで一丸となって向かえれば、今8人であることの意義はあるはずだから、ここは勇気を持ってお互いの意見を言い合ったらいいと思う。
――あくまで「長期的な目標は違うかもしれない」ということは前提に。
KOTOKO はい。気は遣うだろうけど、お互いどんどんさらけ出したらいいのかな、と思います。
飯塚 ありがとうございます。でも、そういうことについても、前よりは話せるようになってきてはいまして。
KOTOKO ちなみに私も20代と30代はすごく自我が強い時期で(笑)、“嫉妬心”というものにすごく強く苛まされたりと精神的にすごくきつい時期があったんですよ。
飯塚 そうなんですね……!
KOTOKO 自分の向上心とその嫉妬心のバランスが取れなくて、「とにかく上手くいかない」とずっとイライラしていたんです。8人いて年代も若干違ったら、やっぱり心身のバランスみたいなものの波も一緒ではないはずだから、そこは田淵さんがケアしてあげてほしいところかな、と思います。
田淵 はい。やっぱり全員のモチベーションが維持できるようにしないと続かないだろうから、そこは本当に頑張って見ていくべきですよね。あと僕は、環境として「健やかである」ことも大事にしているんですよ。健やかじゃないと多分「やりたい」と思えないでしょうから。
――その近い目標の1つに、この“DIALOGUE+Festa!!”もなると思います。なので最後に、お互いのステージに期待することや楽しみにされていることを一言ずつお願いします。
KOTOKO 私はさっき言ったように「1位になりたい」欲がすごく強くて、どこへ行っても「このフェスの1位取って帰るぞ!」っていうつもりでステージに立っているんです(笑)。ステージに立つ以上、どんなキャリアであってもライバルだと思って挑ませていただくので……ガチンコ勝負で、頑張りましょう!
飯塚 はい!私たちも最初は「フェスとか対バンって、どういうものなんだろう?」というところから始まって。そのなかで色んな目的が見えてきて……「今日来たお客さんに、<すごくいい日だった!>と思ってもらいたいな」とか「やっぱ、うちらが一番でしょ!」とか(笑)、色んな気持ちがあるんです。ただ、私たちからしたら自分たちが開くライブにKOTOKOさんが「1位になってやる!」という気持ちで出演してくださることにはもう感謝でしかないので……私たちも、負けません!
KOTOKO よぉし!受けて立つ!(笑)。
田淵 僕、今日の対談を経たことで「セットリストちょっと考え直そうかな?」と思ってしまって……。
KOTOKO あはは(笑)。
田淵 今ちょっと一瞬、ヒヤヒヤしてます。それくらいのガチンコ勝負って、僕も今回のフェーズですごくやりたかったことで。「それぞれが一番かっこいいライブをやっている姿」を見られたら、それが何よりなんです。それにやっぱり、僕が心を込めて作っているDIALOGUE+の音楽を、僕が強く影響を受けてきたKOTOKOさんというレジェンドアーティストや、そのファンに観てもらいたいという想いも強いし、逆に「ワンマンじゃないから行くのやめようかな」というDIALOGUE+ファンにも「いや、これは観ておいたほうがいい!」という、そんな意義ある対バンにしたいので……だからこそ、セットリストに迷いが出てきているんです(笑)。あとはKOTOKOファンとして「何聴けるかな?」っていうのも、わくわくしちゃう。
KOTOKO あははは!(笑)。
田淵 でも今日お話ししてきたようなKOTOKOさんの歴史や、今まで切り開いてきたものを30分で感じられるようなセットリストであったらいいな、と思っていて。許されるなら、僕はゲームソングが飛び出してもいいなという考えなんですよ。そういうKOTOKOさんを……「見せたい」と言ったらちょっと偉そうですけど、そんな想いでいますね。
KOTOKO あ、「見せたい」で大丈夫ですよ(笑)。
田淵 あはは(笑)。逆にKOTOKOさんは、こういう時ってゲーソンだと何をやられるんですか?筆頭でやるのはやっぱり「さくらんぼキッス」とか?
KOTOKO そうですね。やっぱり動画サイトを通じて、ゲームを知らずに曲だけ知っていたり、後追いでゲーソンだと知ったという方もすごく多いタイトルですし。それに、自分の名刺代わりの1曲のうちの1つでもありますからね。私は歌う曲のジャンルが広いので“自分の顔”がいくつもあるように思っているんですけど、その中の外せない顔の1つというのもあります。
田淵 実は鼎談の前にセットリストがどんなものになりそうかをお聞きしていたんですけど、きっとKOTOKOさんの音楽を昔から聴いていた人からしても大喜びの選曲になっているように思うんです。さっき言ったように、ちゃんとその歴史を感じられたうえに「こんな曲まで聴けちゃっていいんですか!?」となる予感もあるので……本当に、僕みたいな人は全員来たほうがいいです。なかなか観られない選曲になっていると思います。
●イベント情報
会場:Spotify O-EAST(東京都渋谷区道玄坂2-14-8 2F)
日程:2026年5月10日(日)
<1部>
“DIALOGUE+Festa!! DAY stage -Collaboration with リスアニ!-”
開場:13:45 開演:14:30
出演:DIALOGUE+、KOTOKO、青木陽菜
DIALOGUE+バンド
Guitar:佐々木侑太 / Bass:黒須克彦/ Keyboards:今井 隼 / Drums:鈴木浩之 / Manipulator:篠崎恭一
<2部>
“DIALOGUE+Festa!! NIGHT stage”
開場:18:15 開演:19:00
出演:DIALOGUE+、パスピエ、多次元制御機構よだか
DIALOGUE+バンド
Guitar:佐々木侑太 / Bass:黒須克彦/ Keyboards:今井 隼 / Drums:鈴木浩之 / Manipulator:篠崎恭一
※開場・開演時間は変更となる場合がございます。
●チケット情報
各部1階スタンディングチケット ※整理番号順入場
価格:8,800円(税込)
各部2階座席チケット ※座席指定
価格:9,300円(税込)
1階グッズ付き通しチケット ※整理番号順入場
価格:18,800円(税込)
2階グッズ付き通しチケット ※座席指定
価格:19,800円(税込)
※別途ドリンク代(600円)がかかります。なお通しチケットをお持ちの場合でも部毎にドリンク代がかかりますので、予めご了承ください。
※女性・子供優先エリアは1階スタンディングエリアに設置いたします。
女性・子供優先エリアをご希望の方は、スタンディングチケットをお申し込みください。設置エリアに関しては当日のご案内となります。
【グッズ付きチケット特典】
ラバーバンド2個セット(幅24mm)
※グッズ付きチケットのグッズは、公演当日に会場にてお渡しします。配送や公演終了後はお渡しできません。
※整理番号順入場
※別途ドリンク代(600円)がかかります。
※女性・子供優先エリアは1階スタンディングエリアに設置いたします。設置エリアに関しては当日のご案内となります。
【チケット一般発売】
対象チケット 各部 1階スタンディングチケット
販売期間 2026年4月11日(土)10:00 ~ 各公演開演時間まで
枚数制限 お1人様 各公演 4枚まで
発券方法 アプリ(電子チケット)
きゃにめお申し込みページ
https://ticket.ponycanyon.co.jp/pc/334
イープラスお申し込みページ
https://eplus.jp/sf/detail/3349890001-P0030045P0030046P0030049P0030050?P6=001&P1=0402&P59=1&block=true
※先着受付(予定枚数に達し次第受付終了)
※申し込み、販売期間、発券方法、手数料、注意事項等の詳細は各プレイガイドをご確認ください。
詳細はこちら
https://dialogue-music.jp/live/20260510_festa/
【出演者へのプレゼント・お花について】
出演者へのプレゼント、花束、フラワーアレンジメント(籠花)につきましては大変恐縮ながら、主催者都合によりお受取は辞退させて頂きます。予めご了承ください。
フラワースタンドのみお受付させて頂きます。
フラワースタンドを手配される際は、以下の点を必ずお守りください。
1.配達着日時指定
指定到着日時は、公演の当日午前中指定にて、生花店または宅配業者に必ずご指示ください。
2.回収指定
両公演いずれも、公演終演後に御祝花・フラワースタンドのお引き取りをしていただきますよう、生花店・造花店または宅配業者へ必ずご指示をお願いいたします。
なお、当日の回収可能時間は同日21時00分頃とお伝えください。
3.大きさ
フラワースタンドについては、底辺(スタンド足部分)が40センチ×40センチ、高さが180センチ以下のものでお願いいたします。
4.その他禁止事項
フラワースタンドのみ受付となります。
スタンド用札に「住所」「電話番号」が記載されたものは会場に飾れません。
上記、指定時間外にお届けの場合は、お受取りいたしかねます。
フラワースタンドの会場内(会場敷地内の場外も含む)での設置場所についてはご指定いただけません。
渋滞などによる配達のトラブルや会場内の都合により、会場に設置できない場合がございますので、あらかじめご了承ください。
5.送付先
2026年5月10日(日)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-14-8 2F Spotify O-EAST 気付
DIALOGUE+ライブ事務局
【公演・場内注意事項/禁止事項について】
・チケットの営利目的、転売目的での利用は禁止いたします。万一引き換えされたチケットの不法販売・複製・偽造等が発覚された場合、そのチケットは無効となりご入場をお断りさせていただきます。
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・他のお客様のご迷惑、視界の妨げとなる行為と判断した場合は、スタッフより注意させていただきますので予めご了承ください。
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・ホール内における物品およびホール自体の器物破損については、運営、会場側は責任を負いません。
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