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INTERVIEW

2026.04.10

sajou no hana・sanaが“自分の言葉”で歌い始めた理由――TVアニメ『姫騎士は蛮族の嫁』EDテーマ「シルベキコト」が示す新しい世界への一歩

sajou no hana・sanaが“自分の言葉”で歌い始めた理由――TVアニメ『姫騎士は蛮族の嫁』EDテーマ「シルベキコト」が示す新しい世界への一歩

作詞を通して見つめ直した自分自身、“優しさ”という芯

――今作「シルベキコト」のタイトルにちなんで、sanaさんが今「知るべきこと」や勉強したいことはありますか。

sana 真面目なところで言うと「言語」をちゃんと勉強したいです。海外のライブに出させてもらう機会が増えて、今は台本を読む形でやらせてもらっているのですが、いつか現地の言葉で直接想いを伝えたいという気持ちが強くなりました。日本に来ている観光客の方とかでも、少しでも日本語を話してくれると嬉しくなるじゃないですか。なので台本を見ずとも喋れるようになりたいです。

――それ以外では?

sana お料理です。これは毎年言っている気がしますけど(笑)。

――普段、料理はされるのですか?

sana 全くしないです。買うのが得意です。お弁当大好き(笑)。自分で作るとしてもサラダくらいで、カットされた野菜を買ってきてドレッシングをかけるだけ。麺を茹でるのが限界です。そこからまたソースを絡めたりとかするのがめんどくさくて。しかも以前、麺を茹でようとして燃やしてしまったことがあって……。

――えっ!? 茹でている最中に燃えたんですか?

sana そうなんです。小さいお鍋で無理やり茹でたら火が移ってしまって。そんなことばかりなんです(笑)。自分の将来が心配なので、料理もしっかりお勉強したいなと。誰か教えてください、私が作れるものを。

――自分からは、頑張ってください、としか言えないです(笑)。話を変えて、作詞のお話をもう少し詳しくお伺いしたくて。昨年にリリースした「THE IOLITE」と「溺愛」(ゲーム『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 水と光のフルランド』主題歌)から作詞を始めたわけですが、実際に取り組んでみて改めて気づいたことはありますか?

sana 作詞を始めてから、自分の中にはいろんな自分がいるんだなと感じ始めました。考え方ってその日の体調とかでもすぐ変わってしまうじゃないですか。自分がすごく強くて逞しい時もあれば、なよなよしている時もあるし、頑張って強くいようとしても、お家に帰るとショボンとなってしまうこともある。私、すごく日替わりな人間だなと思いました。自分自身を言語化していくのが難しいなと感じているので、もっと深掘りするために自分と向き合う時間を増やせたらと感じています。

――そのように日々気持ちが変わるなかでも、これだけは譲れないという考え方や価値観、自分の「芯」のようなものはありますか?

sana 自分で言うのも変ですが、私はすごく「優しい人間」だと思うんです(笑)。正しく生きることに真面目すぎて、誰かを傷つける言葉を使う人が理解できないし、そういう場面を見るだけで自分もダメージを受けてしまうくらい傷つきやすいんです。でも、「ずっと人に優しく生きていれば、最後には絶対に自分が勝つ」と信じていて。そのために優しさを振り撒くようにはしてます。

――逆に言うと、この世の中において最終的に勝つのは優しさであると信じているわけですね。

sana はい。絶対に勝つと思っているし、そこは曲げられないところです。人に厳しくしたところで、良い結果なんて生まれないと思うんです。舐められやすい考え方かもしれませんけど、最終的には優しさが世の中において一番強い。そこだけは曲げずに、自分の音楽を通しても伝えていけたらいいなと思っています。

――素敵な考え方ですね。作詞の話に戻しますが、昨年は声優としても活躍している岬なこさんの楽曲「SHINE BRIGHT REVOLUTION」に歌詞を提供していましたよね。

sana そうなんです。もともと仮歌を担当していたり、コーラスに参加していたのですが、岬さんがsajou no hanaの曲を聴いてくださっていたみたいで、そのご縁でお話をいただきました。すごく素敵で著名な声優の方なので、いまだに信じられないんですけど(笑)。

――そういう経緯があったんですね。やっぱり自分の曲を書く時とは違いますか?

sana 自分の曲の場合は、とりあえず自分自身と向き合えばいいですけど、他人に書くとなったらどうすればいいのかわからなくて。「なこちゃんにこういう曲を歌って欲しいな。こういう歌詞を歌うとかわいいだろうな」と妄想を膨らませて書いていきました。でも、sajouの曲を書くよりも気持ちとしては楽だったかもしれないです。

――ということは、自分の曲の時はあまり気楽に書けない?

sana 書けないですね。とりあえず病むので(笑)。あと、書いていると「これを書いたら私のことがばれてしまうかも……?」と思って、恥ずかしさが出てくるんですよね。でも、なこちゃんの曲なら“君と私が最高のMilky way”みたいなキラキラした言葉も使えるので、楽しく書かせていただきました。自分の曲だったら絶対に歌えないので(笑)。

――今後も機会があれば作詞や歌詞提供はやっていきたいですか?

sana ぜひやりたいです。男性が歌う曲の歌詞も書いてみたいですね。自分とは性別が違うからこそ、いつもとは違うもっと強い言葉や、自分が歌う時には選ばないような表現が使える気がして。かっこいい歌詞を書いてみたい。その誰かに提供した曲をセルフカバーするのも面白そうですよね。自分で歌うとしたら使わないような言葉も歌える気がするので。「Breakout!」とか。

――それくらいは自分の曲として歌っても大丈夫だと思いますけどね(笑)。最後に今後の予定についてお聞かせください。まず4月19日には、渡辺 翔さんの音楽家活動20周年を記念したライブイベント“Sho Watanabe 20th Anniversary Fes.2026 supported byリスアニ!”に出演されます。

sana 翔さんには私が『モブサイコ100』の主題歌でデビューする前からお世話になっているので、記念すべきイベントに呼んでいただけて嬉しいですし光栄です。素晴らしいアーティストの皆さんに負けないような、力強いステージを見せたいと思います。

――同イベントには岬さんも出演されますし、翔さんが手掛けた岬さんとsanaさんがお二人で歌うコラボ曲「Push the Trunk」もあるので、期待してしまいます。せっかくなので翔さんにメッセージもいただけますでしょうか。

sana 翔さんへのメッセージかあ。そうですねえ……翔さん、終わったら美味しいご飯を食べに連れて行ってください(笑)。私も翔さんもシャイなので、ぜひ一緒にご飯を食べながらいろんなお話をしてみたいです。

――そして7月には関東3か所を巡るライブツアー「sajou no hana LIVE TOUR 2026 “VIBRANT”」を開催。どんなツアーにしたいですか?

sana ツアーは去年も行ったのですが、夏にやるのは今回が初めてになります。“VIBRANT”は英語で“いきいきとした・活気に満ちた”という意味や”響き渡る”という意味もあるので、夏のライブのタイトルにぴったりだなと思ってこのタイトルにしました。私の普段の生活からはあまりでてこないイメージの言葉なので、だからこそステージの上では力強く元気にいきたいという願望も込めています。ソロになってからライブの回数が増えて、いろんな場所でやることによって新しいお客様との出会いもありますし、私は緊張して毎回初日みたいな気持ちでステージに立ってしまうのですが、それが逆に楽しくて。新曲もいろいろお届けできそうなので、最高の夏の思い出をファンの方と作れたらいいなと思っています。

――sanaさんにとって、ライブステージとはどのような場所になっていますか?

sana お客様からパワーをいただく場所であり、それ以上の愛を返していくための大切な場所です。今はデジタルが主流の時代ですけど、やっぱり目の前で聴いてくださる方の笑顔や、時には涙を流している姿を見ると、「ああ、私たちの音楽はちゃんと届いているんだな」と実感できる。その温かさが、今の私の支えになっています。なのでぜひライブに遊びに来てください!


●配信情報
sajou no hana
「シルベキコト」
配信中

関連リンク

sajou no hanaオフィシャルサイト
https://sajounohanasana.com/

sajou no hanaオフィシャルX
https://x.com/sajounohana

sajou no hanaオフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCleWyL3f1xJU3Huj7NzRE5Q

sanaオフィシャルX
https://x.com/sajounohanasana

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