――ここから、他の曲たちに関しても聞いていきたいのですが、「Wonder Wonder Style」は、歌詞の文字数が多くスピーディで、これぞQ-MHz!という楽曲でした。
伊達 この曲は青春感溢れる曲にしていただきたかったんです。歌詞を追っていくと、私の感覚とは真逆で、やってみないとわからないからとりあえずやってみようぜ!みたいな、学生っぽい感じなんですよね(笑)。それがQ-MHzさんの凄さだなと感動しました。私は、勢いで行きたいけれど、二歩手前で止まってしまうような性格なので、この曲のおかげで、自分の知らなかった歌声にも出会うことができました。これまでだと「自分じゃないのでこのテイクは使わないでください」と言っていたかもしれないのですが、全部を肯定してくれるような曲だったので、「これも私じゃん!」「未知だから何でもありじゃん!」と思えましたし、120%元気になれました。
――自分の普段の感じではないけれど、歌詞から受けた勢いをそのままにレコーディングをしたという感じだったんですね。
伊達 そうですね。だから、曲がかかっている時だけは無敵状態!みたいな感じでした(笑)。
――お客さんの前で歌ったら、絶対に盛り上がりますよね!
伊達 掛け声もあるので覚えてきてほしいです(笑)。今回のミニアルバムは、ライブ映えする曲が多いので嬉しいです。
――2曲目の「だってだってだってだって~」は、“だて”の汎用性の高さを示す曲でした。
伊達 本当にすごい曲なんですよ(笑)。これまでずっと、「私の名刺代わりになる曲がいつか欲しい」と思っていたんです。派手派手な、駆けずり回っているような曲調と、“だってだってだって”というわがままプリンセス感が合わさった、精神年齢低めの歌詞をヒャダインさんが書いてくださったので、すごく嬉しかったです。
――伊達さんがこういうわがまま人なんだと思われてしまうかもしれませんよ(笑)。
伊達 でも、こういった面もあるときもあるので(笑)。あれ食べたい!これ食べたい!みたいなことを心では思っています!私の心の叫びが入っているのかもしれないですね。
――ほとんど他責という歌詞が、最高に面白かったですが、歌い方も楽しい感じでしたね。
伊達 1曲の中で声色をがっつり変えたりしているので、耳に残ると思いますし、何と言っているんだろう?と、聴き返していただけたらなと思っています(笑)。
――確かに、何度か聴いていくうちに、「めちゃくちゃわがままなこと言ってるぞ!」と思うようになりました(笑)。でも、色んなニュアンスがあったので、声優としての力を感じる歌唱でした。
伊達 ニュアンスは大きく変えようという話はしていましたし、ライブを想定して作った曲なので、ライブではまた違った声で歌ってみようかなと思っているんです。毎回変わるよね、この曲!みたいな感じにしたくて。すごくぶりっ子で歌う日もあれば、クールでツンデレっぽくというのも合う曲だと思います。
――“だって だって だって”でコール&レスポンスできるのも、最高です。
伊達 苗字をこんなに言っていただけるなんて、嬉しい限りです(笑)。
――リード曲「⾃LOVE♡♡」は、個人的には、王道のアイドルソングだなと思いました。
伊達 平成のアイドルソングが大好きだったので、平成っぽい、ちょっと聴いたら懐かしいと思うような曲にしていただきたかったんです。キャッチーだけど壮大で、その中に遊び心もあって、良いとこ取りな欲張りな曲ですよね。この曲は恋愛をテーマに歌っているんですが、タイトルは自分ラブ。恋愛だけど、自分を愛してあげようというところで、今の時代にも刺さるし、私にも刺さる曲でした。歌っていて勇気をもらえます。
――恋した自分、大好きみたいな感じですよね。
伊達 自分自身に、私のことがかわいくてかわいくて仕方ないの!という感じが、女の子らしいというか。恋する乙女なんですよね。恋の相手は人でも物でも何でもいいと思っているんですけど、何かに夢中になっている女の子って、やっぱりキラキラしていますよね。私自身、夢中になれるって素敵だなと思っているんですけど、私はやっぱり歌に恋したいなと思っているんです。歌に関しては、本当に毎日考えるし、歌わない日も歌のことを考えているんですよね。そのことにもこの歌詞で気付いたので、歌に振り回される日があってもいいな、なんて思いました。
――歌を好きな自分を肯定できるのが良いですよね。しかもそれを「⾃LOVE♡♡」(みずからぶ)という言葉で表現してしまうのが、すごい。
伊達 そうなんです!それとそれがくっつくんだ!と思いました!
――平成アイドル好きということなので、レコーディングもスムーズに?
伊達 いえ、難しかったです(笑)。この曲がレコーディングの1曲目で、しかも王道という理想を詰め込んだ楽曲だったんですが、自分の本当の歌声は何なんだというところから始まったんですよね。なので、手探りなレコーディングではありました。
――でも、アイドル感はすごく感じられましたよ。
伊達 嬉しいです!
――「Lazy Sunday」は、今作の中では、少し脱力した感じのボーカルで、印象的でした。
伊達 ゆったりほんわかしている曲ですよね。日常生活の中で、BGMとして音楽をかけることが多いので、日常に溶け込むような楽曲が1曲欲しかったんです。なので、「Lazy Sunday」は、聴いていてまったくストレスがない曲になっています。こんなに角が1つもないマイルドな曲ですが、私の声質は良くも悪くも尖っているんですよね。強いというか。結構全部強く歌ってしまう癖があって、それが私らしいと言われたら、それはそれでありがたいんですけど、この曲は、そのテンションで歌うとアンバランスで、何か違うんです。なのでレコーディングは苦戦しました。ふんわりとした声質で歌った時に、やっぱり「自分ではないな……」と思ってしまったんですが、ブースの外で聴いてくださっているスタッフさんたちが「それもあなたの声だから、自信を持っていいよ」と言ってくださったので、この曲も新たな自分と出会えた曲だと思います。
――ソロとしてやるので、新たな歌声をたくさん見つけられたほうがいいのかなと思ったのですが。
伊達 その考えに至るまでに時間がかかってしまったんです。「私はこうじゃないといけない」「こうしないと受け入れてもらえないんじゃないか」という変な型があって……でも今はそれはいらないんだなと思えています。
――「出来損ない CONTINUE」は、サウンドがヘビーで、ロックなかっこいい曲でした。葛藤しながらというところも、伊達さんらしさに繋がっているなと思いました。
伊達 感情を乗せやすかった順の上位曲でした。アーティストデビューさせていただくけれど、葛藤や悩みは尽きなくて、「何でこれができないんだ」「もう辞めてしまおうかな」と思う瞬間もあって。でも、そういった悩みって生きていれば、皆さんあることだと思うんです。だから「自分はこういう気持ちなんです」というより、「みんなそうだよね!」と、みんなの想いも込めて歌いました。あと、声の圧も、私は圧強めで歌うことを考えていたんですが、「Lazy Sunday」を経てのレコーディングだったので、あえて力を抜いてみても、この歌詞に合っていてダーク色を強めてくれるのではないかなと思いました。
――かなり緩急が出ていますよね。それと感情のニュアンスも良いなと思いました。想いを込めて、強さを出すところでは出す。それでいてかっこ良さも追求しているところが素晴らしかったです。あと、2回出てくる“なんで?”のセリフ部分のニュアンスを変えているところも良かったです。
伊達 ありがとうございます。そこは相談して決めたところで、もっと強く言う想定をしていたんです。最初は悲しそうに、切ない感じで言って、2回目はもっと感情を込めて言おうと思ったんですが、「2回目は、あえて感情ゼロにしてみよう」という話になったのでやってみたところ、ホラー映画とかで出てくる「感情がない子供の顔は一番怖い」みたいな感じになって(笑)。レコーディングをしながら作っていった曲でもありますね。
――すごく無垢な状態で言われている感じがして、確かに、ちょっと怖いかもしれないですね。
伊達 この曲は、作詞と編曲をしてくださったみちるさんがスタジオに来てくださって、“なんで?”のディレクションや、抜いてみた感じの指示をしてくださったので、それも大きかったと思います。
――自分の芯があることが大事ですが、色んな人のディレクションやテクニックを取り入れていくのも、ソロの醍醐味ですよね。
伊達 そうですね。だから本当に型っていらないんだなと思いました。
――さて、このミニアルバムを引っ提げての2DAYSワンマン“伊達さゆり 1st LIVE 「Party!Party!!Party!!!」”が、4月11日と12日にEX THEATER ROPPONGIで開催されます。どんなライブになりそうですか?
伊達 初めてのワンマンライブで、今は色々と準備をしているところですが、当日になってみないと自分がどういうテンションになるのかわからないんですよね。ただ、『Party!Party!!Party!!!』というタイトルを付けた時にスタッフさんたちと話していたのは、今楽しいと思えなかったとしても、このタイトルにしたら、楽しいと思えるように、自分なりに頑張れるような気がするよね、ということで。今までは「どうせ自分なんて」と思っていたけれど、自分で『Party!Party!!Party!!!』と付けたんだから、楽しまないと損だし、楽しむためにはどうしよう?と考えるはずから、そういう自分の性格までもを考慮して付けたタイトルでもあって(笑)。だからライブはとにかく楽しみたいです!楽曲も声出し曲がたくさんあるので、参加して良かったと少しでも思ってもらえるようなパーティにしたいです。なので、参加してくださる方には、ライブでなく、パーティに出かけるような気持ちで来てほしいなと思っています!
――ちなみに、ライトの色は濃いピンクでいいのでしょうか?
伊達 アーティストカラーを決めようかなと話してはいたんですけど、このままだと濃いピンクになるような気がしています。リリースイベントでも皆さんピンクを振ってくれているので、1stライブは、濃いピンクにしてみようかなと思っています!
●リリース情報
『Party!Party!!Party!!!』
発売中
【初回限定盤/CD+16Pブックレット+封⼊特典】

価格:¥6,270(税込)
品番:LVDA-1001
【通常盤】

価格:¥2,970円(税込)
品番:LVDA-1002
<CD>
01. Wonder Wonder Style
作詞・作曲・編曲: Q-MHz
02. だってだってだってだって
作詞・作曲・編曲:前山田健⼀
03. 自LOVE♡♡
作詞:⼭崎寛子 作曲・編曲:大久保薫
04. Lazy Sunday
作詞:⼭本メーコ)Hifumi,inc.) 作曲・編曲:佐⾼陵平
05. 出来損ないCONTINUE
作詞:みちる 作曲:堀江晶太 編曲;みちる、篠崎あやと
06. First Feelings
作詞:伊達さゆり 作曲:渡辺 翔 編曲:岸田勇気
●ライブ情報
伊達さゆり 1st LIVE「Party!Party!!Party!!!」
[日程]
2026年4月11日(土)17:00 開場/18:00 開演
2026年4月12日(日)15:00 開場/16:00 開演
[会場]
EX THEATER ROPPONGI
伊達さゆりHP
https://sayuridate.jp/
伊達さゆりX
https://x.com/SayuriDate
伊達さゆりInstagram
https://www.instagram.com/sayuridate_official
伊達さゆりYouTube
https://www.youtube.com/@sayuri.date.official
Launch Vehicle X
https://x.com/launch__vehicle
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