続いては「スペシャルブロック」。DAY1でも披露したコミック「学園アイドルマスター GOLD RUSH」発の「かちドキ」(飯田)や、リアル脱出ゲームとのコラボ「人狼潜む文化祭からの脱出」のために作られた「SEARCH RIGHT」(伊藤、薄井、松田、春咲、陽高、天音)で盛り上げていくと、次曲のイントロで大きなどよめきが起こる。DAY1では「CRYST@LOUD」を披露していたが、ここで流れてきたのが「VOY@GER」のイントロだったからだ。コラボゾーンは同じ曲なのかな、と思わせてからの嬉しい展開にプロデューサーたちのテンションは更に爆上がりとなった。
「VOY@GER」は、2021年に登場した「アイドルマスター」シリーズ5ブランドのメンバーによるTHE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!が歌う楽曲。「CRYST@LOUD」と同様に「学マス」が世に出る前、キャストとして選ばれる前だった可能性も高く、自分が「アイドルマスター」の一員になるとは思っていなかった頃の楽曲だ。それだけに、この曲を「学マス」のメンバーが歌うことは胸が熱くなるもので、今回は七瀬、花岩、陽高、天音の4人がキラキラ輝く表情と歌声で見事に歌い上げていった。MCで、この曲を歌えて光栄だったと話した花岩だが、「VOY@GER」の歌詞に“I must go 君と見た夢の続き”とあるのも感慨深いものだろう。
更に、DAY1で「GO MY WAY!! -藤田ことね cover-」を披露したことで期待が高まっていた次の曲として「エージェント夜を往く-有村麻央 cover-」のイントロが流れ、会場は大歓声に包まれる。「エージェント夜を往く」の有村麻央カバーは、3月6日発売の「学園アイドルマスター GOLD RUSH」第5巻特装版の付属CDに収録される楽曲であり、フルバージョンはこの時点で未公開。いち早く、しかもライブで聴けることの喜びと、何より七瀬が表現する麻央らしいかっこ良さが「エージェント夜を往く」に新たな魅力を加え、会場の熱気とテンションは更にアップ。センターに立って歌う姿は強さと美しさを兼ね備えていた。
そして、この日もゲーム「ワンス・アポン・ア・塊魂」の素敵ソング「カタマリオンザドゥン」を長月、小鹿、飯田がコミカルな演出と共に披露して、ライブを盛り上げる。ちなみに、「カタマリオンザドゥン」のコーラスには手毬とことねも参加しており、夢の3人バージョンでの披露となった。いつかこの3人バージョンも配信してもらいたいところだ。
DAY2もライブ本編の最終ブロックへ。ステージではバンドメンバーの準備が整い、「生バンドブロック」として熱い楽曲たちが生バンドで披露された。まずは、ユニット衣装に着替えたBegraziaの3人(松田、春咲、陽高)が「Star-mine」で熱く感動的なステージを披露。バンド演奏との相乗効果で、更に咲き誇るような晴れやかなパフォーマンスをみせると、そのまま会場にはギターのハウリングが響く。そこに「あのね」の声が。小鹿が、この繋ぎを考えた人は天才と口にしていたように、熱い流れを受け継いで披露したのは「Luna say maybe」だ。「あのね」も原曲よりも強気成分を高めたそうで、そこも今回ならでは。目を閉じて集中した彼女が放つ気持ちのこもった歌声が、聴くものの心に痛いほど届く。みんなのクラップを聴く小鹿は、涙が溢れんばかりに更に気持ちが入った様子で、アレンジを加えたという落ちサビから高らかに響かせるロングトーン、暗転したなかでみせた満面の笑みもまさに手毬のそれだった。
すると今度は、長月と天音が「Howling over the World」を熱唱。2人が演じる咲季と燕はゲーム内のコミュでも相性の良いところを見せていたが、高音を歌う長月と低音の強さをみせる天音のハモリは素敵で、2人の熱く滾らせる声が会場を貫くように響いていく。Dメロで向かい合って手を伸ばし、そこから背中合わせになって歌う姿もクールで、天音が曲後に話していたが、本番では見つめ合った時の長月の目力がすごかったという。長月もレッスンだとなかなか真っ直ぐ見られなかったが本番ではガン見したそうで、やはり本番はプラスαが生まれるのがライブの醍醐味だろう。
続いては、小鹿、花岩、薄井による「ENDLESS DANCE」。DAY1では伊藤、湊、川村が歌っていただけに、歌唱メンバーによる味わいの違いでも楽しませてくれた。小鹿の陶酔するような格好良さやラストフレーズでの気合いの声はもちろんのこと、花岩の「かかってこーい!」の叫びはまさにリーリヤの表情が目に浮かぶようであり、この曲をライブで歌うのが2度目という薄井はかっこ良さのなかにお姉さん味も感じるなど、個性が新たな魅力を生んでいた。
更に、「暴れる準備はいいか!」とこの日も天音が「理論武装して」をぶちかまし、殻を破った燕がみせる激アツで荒々しいロックステージを展開する。DAY1と同じではつまらないと思ったそうで、間奏にはゲームで燕がやっていたような煽りで煽りまくる天音。イヤモニを外して歓声を聴いたらものすごかったと振り返っていたほど、会場のボルテージは最高潮に。最後に口角をあげて軽く声を上げるのもかっこ良かった。
そんな激アツで昂るステージを受けて、次は私を見なさいと言わんばかりに登場したのは陽高。荘厳なメロディから「Our Chant」のカリスマ感溢れるパフォーマンスで圧倒していく。強さと自信をみなぎらせた姿から、一瞬弱気な表情を見せたかと思いきや、ラップでさらに気合いを入れるのも、聴くものの感情を揺さぶるもの。そこから「命じます!」と顎をクイッとさせて放つ姿は、王者たる「一番星」そのもので、ゾーンに入ったような圧巻のステージをみせる陽高。ラストに陽高が手を突き上げると、背後のバンドメンバーもみんな手を突き上げてポーズを決めていた。
そして、DAY2でも最後の曲に行く前にはお馴染みのやり取りがあり、初星学園校歌「標」でDAY2のライブ本編を締め括る。晴れやかな表情を浮かべて歌い上げるメンバーたちのなかで、この日のフェイクパートを担当したのは松田。佑芽のソロバージョンはまだリリースされておらず初披露となったが、元気と気合いたっぷりの感じがいかにも佑芽らしく感じた。
アンコールまでの時間には、今後の告知が行われ、ゲーム内の次のSTEP3が花海咲季であることや、今年8月~11月にかけて“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”が開催されると発表された。福井、福岡、岩手とまわり、「学マス」単独では最大級の会場となるKアリーナ横浜でのファイナル公演ということで、プロデューサーたちから大喝采が沸き起こっていた。
どよめきが続く会場に、アンコールで登場したのは、ユニット「ゆめぱしー」の2人(伊藤、川村)。それぞれのテーマカラーで彩られたステージで、並んで歩く姿やちょっとした仕草、やり取りがかわいさ全開。この日も「みちなるひろがる」でかわいらしく微笑ましいステージをみせ、プロデューサーたちの幸せな気持ちを満タンにしていった。
そのまま、ステージ上段に並んだ長月、小鹿、飯田の3人が最初のフレーズを歌い、全員がステージに集結して「初」を披露。“初星音楽祭”の2日間で個々の成長は随所に感じられたが、「学マス」全体としての成長を常に感じられるのは、始まりの曲である「初」だろう。プロデューサーたちに手を振る表情には嬉しさが溢れ、安定感や表現力を増した歌声、ハーモニーが“初星音楽祭”を彩っていた。そして歌い終わり、メンバーから挨拶。“初星音楽祭”が本当に楽しかったことや、豪華な内容だったこと、終わってしまうのが寂しいこと、今後への意気込み、そしてプロデューサーたちへの感謝をそれぞれの言葉で口にする。最後に挨拶した長月は「これからも一緒に大きな夢を叶えていきましょう!」と呼びかけていた。
2日間の想いを込めて、「初星音楽祭」を締め括るのはもちろん「Campus mode!!」。13人全員で歌う「Campus mode!!」は感動もひとしおで、全員が繋ぐバトンはこれからの未来へと続いていくと確信させてくれた。13人のハーモニーでいうと、13人目として天音が加わったことも大きい。燕の格好いい低音は全体を引き締めると同時にアクセントとなっており、重要なパーツがはまった感じもする。そんな素敵なハーモニーを響かせ、プロデューサーたちと一緒に最後まで盛り上がった。そして、いつもの言葉を叫び、プロデューサーたちに手を振って会場を後にしていくメンバー。天音は歩く姿も背筋が伸びて燕らしいな、などと思っていると、長月と飯田が最後にもう一度挨拶しようとあわあわし始める。それを少し離れて小鹿が眺めながら、小首をかしげながら笑っていた。あれだけのパフォーマンスをみせてくれた彼女たちだが、普段はこんなふうにわちゃわちゃ仲良くしているのを感じさせるひとコマであり、だからこそ切磋琢磨してこれからも成長していくのだろう。今年は2ndライブや発表された新たなライブツアーも控えているが、どんなステージを見せてくれるのか楽しみに待ちたい。
学園アイドルマスター 初星音楽祭
2026年2月28日(土)、3月1日(日)@京王アリーナTOKYO
<セットリスト:DAY1>
01. わかし・さわがし・スカパンク/初星学園
02. 古今東西ちょちょいのちょい/七瀬つむぎ、薄井友里、天音ゆかり
03. 雨上がりのアイリス/Re;IRIS
04. Fighting My Way/長月あおい
05. Choo Choo Choo/陽高真白
06. Superlative/春咲暖
07. Feel Jewel Dream/七瀬つむぎ
08. Kira Kira/湊みや
09. ナイワ/七瀬つむぎ、薄井友里、陽高真白、天音ゆかり
10. 憧れをいっぱい/伊藤舞音
11. Sweet Magic/七瀬つむぎ
12. 歌声は君いろ/薄井友里
13. Unhappy Light/小鹿なお
14. 桜フォトグラフ/長月あおい、花岩香奈、湊みや
15. かちドキ/飯田ヒカル
16. SEARCH RIGHT/伊藤舞音、薄井友里、松田彩音、春咲 暖、陽高真白、天音ゆかり
17. CRYST@LOUD/花岩香奈、湊みや、川村玲奈、春咲暖
18. GO MY WAY!! -藤田ことね cover-/飯田ヒカル
19. カタマリオンザドゥン/長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル
20. Star-mine/Begrazia
21. アイヴイ/小鹿なお
22. 極光/花岩香奈
23. 理論武装して/天音ゆかり
24. The Rolling Riceball/松田彩音
25. ENDLESS DANCE/伊藤舞音、湊 みや、川村玲奈
26. 標/初星学園
27. みちなるひろがる/ゆめぱしー
28. がむしゃらに行こう!/初星学園
29. Campus mode!!/初星学園
<セットリスト:DAY2>
01. わかし・さわがし・スカパンク/初星学園
02. キミとセミブルー/七瀬つむぎ、湊みや、薄井友里
03. Yellow Big Bang!/飯田ヒカル
04. SUPREMACY/長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル、花岩香奈、湊みや
05. Let’s GO!! ICHI-NO-NI!!/伊藤舞音、川村玲奈、松田彩音、春咲暖
06. Ride on Beat/湊みや
07. 白線/花岩香奈
08. ミラクルナナウ(゚∀゚)!/七瀬つむぎ、湊みや、川村玲奈
09. 金の斧、銀の斧、エメラルドの斧/松田彩音
10. ときめきのソルフェージュ/伊藤舞音
11. コントラスト/川村玲奈
12. L.U.V/薄井友里
13. カクシタワタシ/湊みや
14. ヨルニテ/春咲暖
15. Boom Boom Pow/長月あおい
16. かちドキ/飯田ヒカル
17. SEARCH RIGHT/伊藤舞音、薄井友里、松田彩音、春咲暖、陽高真白、天音ゆかり
18. VOY@GER/七瀬つむぎ、花岩香奈、陽高真白、天音ゆかり
19. エージェント夜を往く-有村麻央 cover-/七瀬つむぎ
20. カタマリオンザドゥン/長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル
21. Star-mine/Begrazia
22. Luna say maybe/小鹿なお
23. Howling over the World/長月あおい、天音ゆかり
24. ENDLESS DANCE/小鹿なお、花岩香奈、薄井友里
25. 理論武装して/天音ゆかり
26. Our Chant/陽高真白
27. 標/初星学園
28. みちなるひろがる/ゆめぱしー
29. 初/初星学園
30. Campus mode!!/初星学園
「学園アイドルマスター」公式サイト
https://gakuen.idolmaster-official.jp/
「学園アイドルマスター」公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC2dXx-3RXeeP8hA5AGt8vuw
「学園アイドルマスター」公式X
https://x.com/gkmas_official
【公式】アイドルマスター ポータル
https://idolmaster-official.jp/
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